ロレックスは1905年に創業されたスイスの老舗高級腕時計メーカーである。時計業界の歴史を変えたという発明と、数々のプロフェッショナルや著名人が愛用していたことなどから、世界中にその名が知れ渡るようになった人気の高いメーカーだ。
モデルや年式によっては希少価値の高いものもあるため、資産価値のある金無垢ともなれば買取価格はかなり高額になることもある。そこで、ここでは金無垢ロレックスの買取価格を徹底調査して紹介したい。
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ロレックス買取 金無垢とは？
金無垢とはその言葉通り、混じりけのない金である「純金」を言う。本物の金を使用して製造された品物には、国によってその純度が保証された検定マーク（ホールマークとも呼ぶ）が刻印されている。
純金には通常「K24」や「Au99.9」という刻印がされているが、時計で無垢という場合は大抵「K18」のいわゆる「18金」と呼ばれるものが普通である。金メッキやゴールドとその他の素材のコンビでない場合に、金無垢と呼ばれることが多いのだ。
ロレックスの時計にもこの18金が用いられており、金と混合するシルバーや銅、プラチナ、パラジウムなどの分量によって異なる色味の素材ができる。
ロレックスにはイエロー、ピンク、ホワイト3色のいわゆる金無垢モデルが存在している。ブランドによって配合が異なるため、同じイエローゴールドという名前が付いていても色味が少しずつ異なる場合がある。
尚、高級時計のほとんどは切削というケースを削って成形する方法で作っているが、ロレックスは金属を何度もプレスしてケースを成形する鍛造という方法で作っているため、切削で成形した時計よりも目が詰まっていて表面が滑らかなのが特徴である。
この鍛造という方法は切削よりも専用の設備や高度な技術を要しコストがかかるため、ここにもロレックスの時計が高価である理由が伺える。
査定依頼時のポイントと買取相場
では、ロレックスの主な金無垢モデルの買取相場はどのくらいか、ここでは具体的なモデル名と品番などを挙げて説明したい。
買取業者に持っていく前に確認するポイント
最初に、前提として買取に持って行く時に抑えておきたいポイントだが、まず時計を箱に入れて持ち込むことである。できれば、内箱と内箱をきれいな状態で保管するための外箱が揃っていることが望ましい。
箱の状態も破れたり剥がれたりなどの損傷がなく、なるべくきれいな方がいい。ロレックスの革の箱は湿気の多い場所に保管しておくと、上蓋が張り付いて剥がれてしまうことがあるので、保管する際に乾燥した場所に置くか紙などを挟んでおくと張り付きにくいだろう。
また、保証書は保管しておき、査定してもらう際には必ず持って行くことだ。高級時計にはコピー品なども流通しているため正規の保証書が重要な意味を持ち、買取業者の中には保証書がないと買取を行わないところもある。
もし、正規店ではなく並行輸入店などで時計を購入した場合には、正規店の保証書と併せて並行輸入店の保証書も持っていると尚いいだろう。
そして、購入した際にもらったタグや取扱説明書や保証書を入れるケースなども、一緒に持ち込むことが大切だ。さらに、購入時に外してもらったコマなどがある場合は、外したままでいいので箱に入れて持って行くのを忘れないことが重要である。
その他にも、ロレックスの場合、裏蓋の緑色のシールや保護シールなどを剥がさずに取っておく人もいるが、それは買取業者によって査定額に影響があるかどうかは様々である。
金無垢ロレックスの買取相場
以上の事を踏まえた上で、すべて揃っていることが前提で買取価格を言うと、デイトナ（116528）は約240万円である。なお、インデックスやベゼルにダイヤモンドが入っていたり、希少なモデルだったりすると300万円近くなることもある。
次に、サブマリーナ（116618）はブルーの方が人気のため買取価格が高く、約220万である。ちなみに、型番号についてだが、ブルーの場合6桁の数字の後に“LB”と表記され、ブラックの場合は“LN”と表記される。
既に、生産が終了しているGMTマスター1（16758）の買取価格は、ブレスレットまですべてオリジナルと踏まえた上で約200万円である。
GMTマスター2（116718）は約230万円だ。
そして、ヨットマスター（116681）は販売時の価格も他モデルよりも高いことなどから、少し買取価格が上がり約350万円である。
スカイドゥエラー（326938）は人気などの理由から少し価格が下がり約310万円となる。金無垢のデイトジャスト（116238）は流通量が少なくなってきており珍しいため、約220万円～約300万円の買取価格が付きそうである。
デイデイト（118238A）はダイヤインデックスのものが約200万円で、後続機のデイデイト2（218238A）になると約240万円になるだろう。6桁の数字の後に“A”と表記のあるものはインデックスにダイヤが用いられているモデルである。
他にも、チェリーニは先に述べたように他モデルに比べて買取価格があまり高くはなく、金無垢の物でも100万円前後が相場だ。
これらの買取価格は付属品がすべてきれいな状態で揃っていて、更に時計の状態もよくオリジナルであることを前提としているため、付属品や時計の状態によっては買取価格が低くなることもある。買取査定は加点方式ではなく減点方式なので、できるだけ購入した時に近い状態で査定に出すのがおすすめだ。
ロレックス買取 企業別の買取金額
次にロレックス買取について、企業別に買取金額をチェックしていくこととしよう。
jrs
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
まずは、腕時計買取業者として非常に有名なjrsについて詳しく見ていくことにしよう。こちらの買取業者は、買い取った腕時計の販売もおこなっているため、中間コストがかからず、高価買取に定評がある。
買取価格
- ・レディデイトジャスト Ref.179178 → 1,654,000円
【クチコミ】
一番高値で買い取って貰えた。愛想もとても良かった。
引用：Google Map
企業情報
- 住所
- 奈良県奈良市高天町38-6 木村 ビル1階
- マップ
- Googleマップ
カイトリマン
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
海外メーカーの腕時計を専門に買取しているのがカイトリマンだ。時計買取の激戦区、東京・渋谷に店舗を構えているだけあり、高価買取実績が多い。
買取価格
- ・レディデイトジャスト Ref.179178 → 1,000,000円
【クチコミ】
事前の予想額より高く買い取りしてもらえました。返却の場合も送料も査定料も無料との事で良心的だと思います。
事前の電話問い合わせで聞いた概算は他店とそれそど変わらない印象でしたが、実際の査定額が概算を上回った事に驚きました！ (中略)なかなか高級時計を売ることはないですが、また機会があれば利用したいと思いました。
引用：【買取】カイトリマンの口コミ・評判 - 高価買取査定ならウリドキ
企業情報
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷3丁目18-4
- マップ
- Googleマップ
クォーク
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
クォークはロレックス専門の買取店だ。ロレックスを専門に買い取っているため、当然ではあるが、このメーカーの腕時計を高値で売れる販路を持っている。そのため、中古買取の際に高価買取をしてくれる可能性が高いのだ。
買取価格
- ・レディデイトジャスト Ref.179178 → 1,150,000円
【クチコミ】
目いっぱいの査定額を出していただけました。その際は本部のようなところにお電話されており、それによって相場を調べたようでした。
流石ロレックス専門店。足元を見たような交渉では無く、事前見積もりのほぼ上限で買い取って頂いた。マイナス査定を探す様な不快さも無く、気持ち良く売却出来ました。ロレックスの売却を考えておられるなら、お勧めです。
企業情報
- 住所
- 大阪府大阪市中央区難波3丁目5-1 ナンバ一番ビル1F
- マップ
- Googleマップ
ロレックス買取で高値が期待できるモデル
ロレックスには大きくわけてスポーツモデルとラグジュアリーモデルがあるが、そのすべてのモデルに金無垢を使用したものがあるかと言えばそうではない。ここでは、金無垢を使用した主なモデルを紹介したい。
コスモグラフデイトナ
まず、かの有名なポール・ニューマンが愛用したことでも有名な、現行品で唯一クロノグラフ機構を搭載したコスモグラフデイトナがある。
デイトナは1961年の発表以降、その精度の高さと耐久性と洗練されたデザインにより、数々の著名人から愛されてきた。2006年には新型のデイトナも登場し、それまでのモデルが生産終了となったため価格が高騰しているモデルでもある。
中でも、相場が上がり続けているのが、宇宙から地球へ飛んでくる鉱石、いわゆる「隕石」を文字盤に使ったモデルである。それには「空のもの」を意味するメテオライトという名前が付けられており、天然の素材を使用しているため同じ模様がふたつとないのが特徴だ。
サブマリーナ
次に、1953年に登場したダイバーズウォッチのサブマリーナにも金無垢モデルが存在する。ダイヤルがブルーのモデルは流通量が少なくなっていて高騰している。
また、アンティークロレックスには、インデックスを縁どるイエローゴールドの面が大きく、夜行塗料の部分が小さいのを海の岩場に生息するフジツボにたとえて、フジツボダイヤルと呼ばれているモデルもあり、これも人気が高いため希少価値がある。
GMTマスター2
また、1957年に登場したGMTマスターと1983年に登場したGMTマスター2にも金無垢モデルが存在する。（GMTマスターは既に生産が終了しており、現行品として残っているのはGMTマスター2のみとなる）。
GMTマスターもロレックス唯一のGMTウォッチで、回転ベゼルと24時間針を組み合わせて第2時間帯を表示する機構の時計である。2は短針が単独で動くため、第3時間まで表示することができる。GMTマスターは主にドレスウォッチで使用されることの多い、5連式のジュビリーブレスレットの付いたものの人気が高い。
ヨットマスター
更に、1992年には自家用クルーザーやヨットでリゾートを楽しむセレブ向けに作られた、金無垢のヨットマスターが登場している。ヨットマスターは1997年に18KYGとステンレススティールのコンビモデルであるロレゾールが発表されるまで、金無垢のモデルしか存在していなかった。
スカイドゥエラー
また、2012年には第2タイムゾーンと年次カレンダーなどの複雑機構を搭載した、スカイドゥエラーという金無垢のモデルを発表している。こちらも発売当初は金無垢モデルしか存在しておらず、2017年に18KWGとステンレススティールのコンビモデルが発表されている。
デイトジャスト
そして、3針にデイト表示のみというスタンダードな形のデイトジャストにも、ドレスウォッチらしく無垢のモデルがある。
他にも、同じくドレスウォッチで日付と曜日表示機能が搭載されているデイデイトには、ステンレススティールのモデルが存在せず、金無垢かプラチナといった貴金属を使用したモデルばかりである。
チェリーニ
最後に、ロレックスの中でもそのエレガントなデザインから異彩を放っている、1928年登場の長い歴史を持つチェリーニがある。
チェリーニにはロレックスの特徴の一つである、堅牢なオイスターケースが用いられておらず非防水仕様である。ケース素材にはデイデイト同様ステンレススティールを一切用いず、プラチナか金無垢を用いている。買取価格は他のスポーツモデルよりは劣るものの、一部のモデルは希少価値が高く高価買取も期待できる。
まとめ
ここまで、金無垢のロレックスはどういうモデルのことを言うか、また、それぞれのモデルの具体的な買取価格を紹介してきた。できるだけ高い金額で買取をしてもらうために、まずは購入時にあった付属品と時計のパーツなどすべて用意し、汚れがないようできるだけきれいな状態にしておこう。
そして、保証書に書いてある時計の型番号と、ロレックスの場合は個体番号も確認し、大体の年式を把握しておきたい。ロレックスは個体番号の最初にあるアルファベットで、ある程度の年代を特定することができる。
年代の調べ方だが、インターネットで「ロレックス個体番号」と検索すると、わかりやすくまとめた表が出てくるのでおすすめである。インターネットで調べれば、それがどれだけ希少なモデルなのかわかるので、できるなら査定してもらう前に希望の査定額などを考えておくと、買取業者との話がスムーズかもしれない。
ある程度希望の査定額が決まったら、オンラインで買取査定をお願いしてみよう。例えば、「おたからや」などでは品物の写真を撮ってLINEで送るだけで、最短5分で査定額を出してくれるサービスがある。そういったサービスを使い、できるだけ高額買取をしてくれる業者を選び買取を依頼しよう。
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