利用料金が安いMVNOがここ数年で大きく契約数を伸ばしていることを皆さんご存知だろうか。MVNOは以前までは知名度も低く、サービス内容も充実しているとは言えなかった。そのため、ほとんど世の中で知られていない存在出会った。
しかし、近年イオンやLINEなど著名な企業がMVNO事業に参入したことで、MVNO自体の知名度は上がった。それに加え大手キャリアがMVNOに通信回線を開放したことで、通信速度や通信品質が大幅の向上。それにより、契約数が急増した。
しかし、契約者は急増しているが、その中で満足がいかないと不満をもつ人も増えつつあるようだ。理由としては、MVNOのサービスに大手キャリアにはない制約があることや、サポート面で対応できていない部分があることがあげられる。そういった点が大手キャリアに比べるとやや劣る面があり、それらが彼らの不満につながっていると考えられる。
このように、契約しているMVNOに不満がある人は、解約や他の通信会社へのMNP転出を検討するよ考えられる。しかし、そうなった場合、解約方法や違約金の発生条件などを把握しておく必要がある。MVNOによっては解約時に違約金が発生する場合もあるからだ。
違約金は、高いところで10,000円を超えるところもあり、できれば、違約金が発生しない状況で、解約やMNP転出を実行したいところである。
そこで、今回は、MVNOの中からBIGLOBE SIM(ビッグローブシム)の解約方法やMNP予約番号の取得方法、違約金の発生条件などについて見ていこうと思う。
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BIGLOBE SIMとは
BIGLOBE SIMは、老舗のインターネット接続会社であるビッグローブ株式会社が運営するMVNOである。NTTドコモの回線を利用した<>strong高速、高品質な通信サービスを提供しているほか、データ容量が1GBから大容量の30GBまで数種類のプランを用意することで、ライトユーザーからヘビーユーザーまで様々なニーズに対応している人気のMVNOである。
BIGLOBE SIMの解約方法について
BIGLOBE SIMの解約は、BIGLOBE会員ページであるマイページから行うこととなる。電話や店舗などでは解約できないので、あらかじめマイページにログインできるか確認しておくように。
また、IDやパスワードを忘れてしまってログインできない場合は、契約時に送付されるBIGLOBE会員証に記載してあるためそれを確認してログインできるようにしておこう。
マイページにログイン後は退会メニューに進み、必要事項を記入。記入完了すると手続き完了となる。詳しくは以下で見ていこう。
具体的な解約の手順
先ほど記載したように、まず、最初にBIGLOBEのマイページへログインする。ログインすると契約内容のページが表示されるので、その画面右上の「サポート情報」の「マイページ」をクリック。そこからまた画面右上の「各種せって・手続き」をクリック。次に、「
この次に、解約したいサービス、理由を選び、「退会手続きへ」をクリック。その後、MNP番号の取得の有無が表示されるため、そこで好きな方を選ぼう。また、「退会手続き」を選び、「電話番号ごと解約」。最後に「解約ボタン」を押し、ようやく「退会の手続き」へ進むことができる。その後、必要事項を入力し退会手続きが完了する。
解約作業の注意点
しかし、ここで注意しなければならないポイントがある。今の作業だけでは契約していたパケットの解約は完了したが、「接続コース」の解約が完了していないのだ。この解約を忘れてしまうと、毎月216円の接続料金を気がつかないうちに支払っていくこととなってしまう。
そのため、解約確定後、「接続コース」の解約を必ず忘れないように選ぼう。その後は先ほどとほとんど同じような作業をまた行う流れとなる。
ここで、一つ述べたいのがとにかくBIGLOBE SIMの解約手続きは長いという点だ。合計して30ページほど表示されるようなので、途中で面倒になってしまわないよう、根気強く最後まで進み解約に進んで欲しい。
SIMカードの返却
また、解約後にそれまで使用していたBIGLOBE SIMのSIMカードを所定の場所まで返却する必要がある。期限は、解約してから20日以内である。また、送料は利用者負担となっている。
送付しない場合の損害金等の記載はないが、MVNOの中には期日まで返却しないと損害金が発生するところもある。持っていてもあまりメリットはないと考えられ、返却した方が安全のため、できるだけ期限内に返却したほうが良いだろう。
また、SIMカードに入れた情報は消去されてしまうため、あらかじめ自分でバックアップや保存をしておこう。情報がきになるのであれば消去しておくこともおすすめだ。
SIMのBIGLOBEでの保管期間は2ヶ月となっているため、それ以降は返して欲しいと思っても返してもらうことはできない。この2ヶ月の間に返却して欲しいことが万が一あれば、送ってもらうことは可能だが送料は自己負担となり、非常に面倒な作業となってしまうのであらかじめ自分で内容の消去や保存を行なっておくようにしておこう。
MNP予約番号の取得方法について
BIGLOBE SIMでMNP予約番号の取得は、解約と同じマイページから行う方法と、MNP転出窓口に電話をかけて行う方法の2種類ある。
マイページで行う方法も、電話をかけて申し込む方法も、どちらも登録してあるメールアドレスに申し込み後2日程度でMNP予約番号がメールで連絡される。
又、マイページにMNP予約番号が表示されるのでそこで確認ができる。予約番号が確認できたら、そのMNP予約番号を転出先の通信会社に連絡。その通信会社でMNP転入手続きが完了すれば、BIGLOBE SIMの方は自動的に解約となる。
ただし、MNP手続きが完了するのは、BIGLOBE SIM側が手続きの完了を完了してからとなるので、転出先の手続きが完了してから数日かかる場合がある。そのため、実際に解約となるまでタイムラグがあることがある。
そう考えると月末などにMNPの手続きは実施しない方が賢明だろう。もし、手続き完了が翌月となってしまった場合、翌月分の月額利用料がかかってしまうこととなる。
MNP予約番号の期限
また、MNP予約番号の有効期限は、15日となっている。取得後は早めに転出先の通信会社に連絡して、手続きを行うべきである。万が一、15日以内に手続きが完了しなかった場合は、再度MNP予約番号の取得から始めることになり、手間も時間もかかってしまうこととなるだろう。
解約時(MNP転出時)の違約金
解約する時に特に考えなくてはならないのが解約する違約金についてである。ほとんどのMVNOが最低利用期間を設けているため、その期間中に解約してしまうと高い金額を払って解約することとなってしまう。
又、解約するタイミングに発生する月額利用料金もよく考えておくべきである。できるだけ違約金が発生するような解約は避けたい
まず、BIGLOBE SIMの違約金だが、BIGLOBE SIMの音声通話プランは、最低利用期間が契約してから12か月と設定されている。その間に解約した場合、8,000円(税別)の違約金が発生する。 データ通信プランの場合は、基本的に最低利用期間はなく、契約期間に関わらず違約金は発生しない。 ただし、キャンペーンなどを利用してデータ通信プランを契約した場合は、最低利用期間が、音声通話プランと同じく12か月と設定されている場合があり、その場合、査定利用期間中に解約すると、8,000円(税別)の違約金が発生する。 そのため、基本的に最低利用期間が設定されていないデータ通信プランでも、契約によっては最低利用期間が設定されている場合があるので、契約内容をよく確認してから解約について検討したほうがいいだろう。 その他、BIGLOBE SIMには、「アシストパック」という毎月の利用料金にアシストパック月額加算料を加えることで、端末を入手することが出来るシステムがある。 このアシストパックは、24か月実施する契約となっているので、24か月以内に解約する場合、契約する期間に応じて、違約金が発生する。この時の違約金は、利用期間によって異なるが、利用開始月に解約した場合は、22,392円(税別)とかなり高額だ。13か月経過後の違約金でも、10,263円(税別)とまだ高額なサービスである。 そのため、この「アシストパック」に加入している場合で解約を検討している場合は、さらに違約金の金額に注意したほうがいいだろう。 違約金とは別に、BIGLOBE SIMの場合は、契約期間によりMNP予約番号発行の手数料が変わってくる。契約してから3か月以内に解約する場合は、MNP予約番号発行の手数料は、6,000円(税別)で、契約してから4か月以降は、3,000(税別)となる。 次に、解約時の月額利用料金についてだが、BIGLOBE SIMは、解約月の月額利用料金の日割りによる金額の算定は行っていない。そのため、月の始めに解約しようが途中で解約しようが、 さらに、注意しなければならないのは、BIGLOBE SIMは、毎月25日がその月の解約申し込みの締め切りとなり、25日を過ぎると、翌月の対応となる。つまり、25日までに解約なりMNP転出手続きを行わないと、翌月の対応となるため、翌月の月額利用料金が必要となるのである。 余分な費用を払わないためにも、解約やMNP転出は、早すぎず遅すぎないよう、さらに翌月の分を払う羽目にならないよう注意しながら月の早いうちに手続きを行った方がいいだろう。 結論を述べると、BIGLOBE SIMは、即解約可能である。ただし、ここで注意しなければならないのがやや高くつく場合がある点だ。やや高くなるのはMNP転出をする場合である。前述のよう、に契約から3か月以内にMNP転出する場合、MNP予約番号手数料が、通常の倍の6,000円(税別)となってしまうのだ。 MNP予約番号の手続きは、いつ実施しても手間は変わらないはずなので、BIGLOBE SIMのMNP対応は、即解約してMNP転出するのを防止するための対応である可能性があると言えるだろう。 ここでMNP転出の際、一つ注意して欲しい点が、MNP転出が完了するとそのまま即日そのSIMが利用できなくなってしまうという点である。次に契約するMVNOのSIMがすぐに即日使えるのであれば問題はないが、特にインターネットの申し込みが多いので、そうなってしまうとSIMが届くまではスマートフォンが利用できなくなってしまう。 そういった状況になることを予想せず、いざとなって使えなくなってしまい、大切な連絡先などに連絡ができなくなったなどといった事態が起きては問題だ。もし、スマートフォンが数日使えなくても問題がないという人は心配無用だが、スマートフォンが必要であるという人は必ずその点も確認して即日使用可能なSIMに転出するなどの解決策を見つけておくようにしよう。 BIGLOBE SIM音声通話プランの違約金は、前述のように8,000円(税別)と、他のMVNOの違約金が10,000円前後なのを考えれば、少し安めとなる。しかし、MNP手数料が6,000円であることを考えると、契約して即解約してMNP転出するのであれば比較的高いといえるかもしれない。 また、今回BIGLOBE SIMの解約方法やMNP予約番号方法、違約金などについて記載したが、前述のように解約やMNP転出をする場合は、それなりの手間や時間、費用がかかる場合が多いことが理解していただけただろうか。 解約やMNP転出を検討する場合、それなりの理由はあるものと思われるが、それは、手間や時間、費用をかけるほどの価値があるか、じっくり考えてから実行に移した方がいいだろう。 中古でSIMフリー携帯にかえるなら、中古スマートフォンの売買に特化したスマホのマーケット(スママ)がいいだろう。スママでは、乗り換えをサポートしてくれるSIM診断や商品の品質チェックもおこなっているため中古でも安心して購入することができる。SIMフリー携帯を探すならスママがおススメだ。音声通話プラン
音声通話プランでない場合
アシストパックの場合
MNP予約番号発行手数料
解約時の月額利用料金について
BIGLOBE SIMは、即解約は可能か?
MNP転出後即日利用できなくなる。
まとめ
中古でSIMフリー携帯にするなら