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CASHとメルカリNOWの査定額を比較してみた!違いも徹底比較

読了目安:12分
更新日:2019/10/31
公開日:2018/01/04
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現在市場を賑わせている、即時買取サービス。同時期に発表された「CASH」と「メルカリNOW」は、今後とも業界を牽引していく存在になるだろう。

しかし、これら2つのサービスは、それぞれどのような特徴を持っているサービスかは意外に知られていない。そこで今回は、即時買取サービス初心者に向けて「CASH」と「メルカリNOW」の使用方法や、それぞれの特徴を紹介していく。また、買取査定額の比較も同時に行うので、今後サービスを使う上での指針にしてみてほしい。

即時買取サービスの元祖「CASH」

「CASH」は、株式会社バンク(BANK)が運営する即時買取サービス。2017年6月にサービスを開始させた際は、現金化依頼が殺到し、わずか16時間でサービスがストップしてしまった。

16時間のうちに現金化された回数は、約72,000回。実に、3.6億円もの現金が動いたのだ。1アイテムあたりの平均キャッシュ金額は5,031円。この数字を見ても、比較的高単価な商品が売られたことことがわかる。

サービス休止後2ヶ月で再開

当時、CASH(キャッシュ)は社員4名ほどで運営されていたため、この大量のアイテムを捌き切れなかったようだ。しかしながら、初日からこれほどまでの反響を受けたことから“確実に需要のあるサービスだ”と踏み、休止から2ヶ月後の8月24日、すぐさまサービスを再開させたのだった。

DMM.comによる買収

サービスが再開してから約3ヶ月後の11月21日、DMM.comによって70億円で買収され、世間に衝撃を与えた。潤沢な資金を持つDMM.comグループが自社の傘下に入れるという選択をしたのは、今後、市場がさらに大きく広がっていく可能性を感じたということなのだろう。

人気フリマアプリから利用できる「メルカリNOW」

一方の「メルカリNOW」も、「CASH」と同様に即時買取を実現させたサービスだ。即時買取サービスを始める前から、「メルカリ」としてフリマ市場を賑わせてきただけあり、サービス開始当初からアクティブなユーザーが圧倒的に多かったのが同サービスの特徴だと言える。

サービス開始17分でサーバーダウン

「メルカリNOW」は、2017年11月27日にサービスを開始すると、初日からアクセスが殺到。開始から17分という、短時間でサーバーがダウンしてしまう事態に発展した。「CASH」の16時間でのサーバー落ちも衝撃だが、「メルカリNOW」の買取希望者の数はそれをさらに上回るものだった。これは、「メルカリ」として既に獲得していたユーザーの母体が大きかったことが影響しているのだろう。

フリマとは違いメルカリが買い取る

ユーザーが値段をつけ、自由に売買ができるメルカリとは違い「メルカリNOW」はメルカリグループが買い取ってくれるサービス。従来のフリマ形式のサービスとは根本が異なるので、“詐欺にあうのではないか”“落札者に郵送するのが嫌だ”といった不安とは無縁だと言えるだろう。

「メルカリNOW」「CASH」の共通点・相違点

即時買取サービスの2大巨頭として、何かと比べられることの多い「メルカリNOW」と「CASH」。以下では、サービス利用を検討している方々に向け、2つのサービスの共通点・相違点をピックアップしていく。

共通点

2つのサービスの共通点としては、大きく分けて「買取品目の指定」「配送料金」「状態の申請方法」の3つが挙げられる。

・買取品目の指定

どちらのサービスも、ブランド品のみの買取となっている。そのため、CASHのサービス開始時にあった“10個199円のヘアゴムをバラバラで出すと1つあたり1,000円の値段がついた”というような、とんでもない査定は出ないように改定されているのだ。

CASHという質屋・買取アプリはヘアゴムも現金化できた?
更新日 : 2021/05/06
・配送料金

現金化した商品は、2週間以内に集荷依頼をして発送をしなくてはならない。(CASHが運用を開始した際は、商品発送まで2ヶ月という長期間の猶予が与えられていた上、15%のキャンセル料を払う返金制度があったため“質屋アプリ”のような側面が強くなっていた。しかし、再開後のアップデートにより返金システムが排除されたため、“アイテムの買取アプリ”という認識が強くなったのではないだろうか)集荷・発送にかかる費用はどちらも無料。そのため、これまでのフリマやオークションサービスよりも、圧倒的に使いやすくなっているのだ。従来までの個人同士のやり取りでは、どうしても発送に大きな手間がかかっていた。これを、自社のサービスで全て引き受けることでユーザーの負担をなくし、敷居を下げることに成功したのだ。

・状態の申請方法

査定を依頼する際、ユーザーは商品の状態を3段階で申請する必要がある。CASHは「コンディション」という部分を3つの星で選択するシステム。「★★★」が新品未使用、「★★☆」が傷・汚れなし、「★☆☆」が傷・汚れありとなっている。一方のメルカリNOWは、「状態」という部分を「新品、未使用(タグや箱付きなど必須)」、「備品(未使用に近い状態)」、「使用感あり(目立つ傷や汚れなし)」の3段階で選ぶようになっている。文言は異なるものの、3段階のレベルは同じような程度だと言えるだろう。

相違点

・取扱商品

商品のブランド選択の部分を見るとわかるのだが、メルカリNOWは基本的に全てファッションブランドとなっている。しかし、「CASH」はファッションブランドに加えて、ガジェット関係のブランド名があるのだ。(AppleのiPadなど)ガジェットがある分、買取品目に関しては「CASH」の方が多いと言えるだろう。

・最低査定金額

2017年12月21日現在、それぞれのアプリの最低査定金額は少々異なるようだ。

  • CASH:1000円
  • メルカリNOW:650円(メルカリNOWは、最低買取金額を公表していないが、ネット上の声を集めた結果、現在は650円が最低金額に設定されているようだ)

最低金額だけで比べると、「CASH」の方が高いことがわかる。ただし、両者が得意とするブランドジャンルが異なるため、ここだけでどちらがお得なのかを決めることはできないだろう。

・サービス開始のタイミング(取引リセット時間)

両サービス共に、1日の買取上限金額は全体で1000万円までとなっている。買取上限に達すると、買取の申し込みができなくなってしまうのは両者ともに同じだが、上限がリセットされる時間が異なるのだ。メルカリNOWは朝の10時1回のリセットに対して、CASHは夜8時と朝10時の2回リセット時間がある。そのためCASHの方が時間を狙って、査定をすることができるだろう。

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実際に査定してみた

上記の違い・共通点を踏まえて、両サービスにて筆者の持ち物を査定にかけてみた。その査定結果を比べ、サービスごとの違いや特徴を述べていこうと思う。

財布を売って査定金額を比較してみる

今回査定にかけるのは、筆者が長年使っている財布。見た目は非常にくたびれているが、一応「DISEL」というイタリアのブランドなので両サービスの買い取り対象となっている。かなり使用感があるので、正直な話100円にでもなれば良い方なのだろう。果たして、どの程度の査定結果が出るのだろうか。

メルカリNOW

まずは、「メルカリNOW」で査定してみよう。メルカリのアプリをダウンロードした後、個人の登録を行えば誰でもすぐに使えるようだ。“NOW”というタブをタップすると、噂の「メルカリNOW」が現れるので、“アイテムをお金に変える”の部分をタップして先に進むと、アイテムの登録画面に移る。

アイテムの登録

アイテム登録では、「ブランド」と「状態」を選択していくこととなる。ブランドタブでは、自分で入力を行う、もしくはブランド一覧の中にあるブランド名を選択することで自身が査定を希望している商品のブランドを選択する。

ディーゼルと入力を行うと、3つ候補が出てきた。筆者の財布は通常ラインのDISELのはずなので、一番上の「ディーゼル」を選択した。次に、カテゴリーの選択を行う。

レディース・メンズのどちらかを選択することになるので、該当する方を選択しよう。(ユニセックス商品の場合は、自分の性別を選択すればいいのではないだろうか)

次に選択するのが、査定する商品の区分。メルカリNOWでは、トップス・ジャケット/アウター・パンツ・靴・バッグ・帽子・小物・時計の8つから選択する。今回は、財布なので小物を選択。

小物の中でも複数のカテゴリーに分かれている。長財布・折り財布・マネークリップ・コインケース/小銭入れ・名刺入れ/定期入れ・キーケース・ベルト・サスペンダー・ウォレットチェーン・サングラス/メガネ・モバイルケース/カバーの11個の中から、自分が売却したい商品のカテゴリーを選択しよう。

状態の選択

次に必要となるのが状態の選択だ。上記でも紹介したが、「新品、未使用(タグや箱付きなど必須)」、「美品(未使用に近い状態)」、「使用感あり(目立つ傷や汚れなし)」の3段階で選ぶようになっている。

今回の場合は、誰がどう見ても「使用感あり」の状態なので、こちらを選択した。

これらすべての選択を行うと、「アイテムを撮影する」の部分をタップできるようになるので、選択して次の画面に進もう。

アイテムの撮影

ノールック買い取りを初めて体験する人にとっては、このアイテム撮影は少々ワクワクする。スマートフォンのカメラを使い、自分の商品の全体を写すことによって査定金額が表示されるのだ。店舗での面倒な手続きもなく、写真撮影だけで金額が出るとなると、今までの買い取りとは比べものにならないくらい“手軽”だと言えるだろう

査定の結果、「1550円」という金額が弾き出された。ここまで使用感のある財布にしては、“高すぎる”査定金額だと言えるのではないだろうか。

ちなみに、商品状態を「美品(未使用に近い状態)」に偽って査定をして見て結果「2630円」となった。

このことから、写真はあくまで参考程度のアクションであり「ブランド」と「カテゴリー」によって、おおよその値段が算出されているのではないだろうかと考えられる。(商品状態を偽って査定したものを実際に現金化するのは禁止されているので、絶対にやらないでほしい

CASH

続いて、同じ財布を「CASH」にて査定してみよう。こちらに関しても、アプリをダウンロードした後に、電話番号とSMSによる本人確認を行なった後で使用可能となる。登録が完了したら、“まずはここから”と書いてあるキャッシュ部分をタップすることで査定が始まる。

「メルカリNOW」と同様、「ブランド」と「商品カテゴリー」「状態(コンディション)」を選択することになる。

ブランド名は、自分での入力か一覧からの選択。一覧に記載のあるブランド数が非常に多いので、手入力した方が早いだろう。カタカナで、英語どちらでも認識してくれた。

続いて、商品の詳細を選択していく。「メルカリNOW」に比べると、細かいカテゴリー分けがされているようだ。カテゴリーは、トップス・ジャケット/アウター・パンツ・オールインワン・スカート・ワンピース・スーツ/ネクタイ・バッグ・シューズ・ファッション雑貨・財布/小物・時計・アクセサリー・帽子の14個に分けられる。カテゴリー名の下に、例が記載されているのでわかりやすい仕様だ。

財布/小物を選ぶと、さらに細かい商品情報を求められる。財布だけでも、素材やタイプなど多数の選択肢があるため、細かく確認してみてほしい。今回の場合は、「長財布【レザー】」となる。

カテゴリーの登録の次は、商品状態(コンディション)の選択となる。「メルカリNOW」同様3つの選択肢があるが少々文言が異なり、「★★★新品未使用」、「★★☆傷・汚れなし」、「★☆☆傷・汚れあり」となる。書いてあることは少々違うが、「メルカリNOW」と同じような判断基準なのだろう。今回の場合、目立つ汚れはないが全体的に古く傷もあるので「★☆☆傷・汚れあり」を選択した。

全てを登録すると、“アイテム撮影へ”の部分がタップできるようになるので、選択して次のステップへ進もう。

アイテムの撮影

アイテム撮影の仕様も、「メルカリNOW」とほぼ同じ。商品全体が写るようにアイテムを置き、撮影しよう。

「CASH」での査定金額は、1,000円となった。1,000円は「CASH」における最低金額である。正直な所、1,000円でも万々歳なのだが、「メルカリNOW」に比べると少し安めの査定となった。ちなみに、他のコンディション設定でどのような査定が出るのかを試してみたが、「★★★新品未使用」「★★☆傷・汚れなし」ともに1,000円と値段に変動がなかった。これは、「メルカリNOW」との大きな違いだと言えるだろう。

他の財布も査定にかけてみた

今回は比較対象として、別ブランドの財布も査定に出して見た。「ヒカカク!」編集部の別のメンバーが持っていた「Bottega Veneta(ボッテガヴェネタ)」の長財布。私の財布とは違い状態も良く、市場小売価格も高い高級品なので査定結果に期待が持てる。

上記と同じ過程を経て査定を行った結果、「メルカリNOW」が4550円、「CASH」が10,000円になった。

「DISEL」の査定結果では、「メルカリNOW」の方が高かったが、今回は「CASH」の圧勝だ。

それに加え、「CASH」はキャッシュ枠に上限が設けられている。査定結果の下に「CASH枠が〇〇円のため」の一文が加えられていると、本来はもっと高い査定金額が出るのだが、制限がかかっているため低く査定されているということになるようだ。

初回の取引などでは、制限がかかっているのであまり高い商品を現金化しないように注意していただきたい。

まとめ

即時買取サービス(ノールック買い取り)として注目を集めている「CASH」「メルカリNOW」の両サービス。実際に使い比較を行った結果、どちらも使いやすく今後さらに発展しそうなサービスだと感じた。

ただし、どちらのサービスもまだまだ課題を抱えているという印象も否めない。「CASH」であれば、同じ商品の状態違いが同じ査定で出てしまう点に、若干の不信感を感じてしまった。「メルカリNOW」は、写真撮影による査定があまり意味をなしていない状態なのは、大きな課題だと言えるはずだ。

肝心の「どちらが高く売れるのか」という部分だが、これは“商材によりけり”と言わざるを得ない。互いに強い商品分野やブランドがあるに加え、市場の評価によって価格の査定も変化してくるようだ。確実に高く売りたいのであれば、両方のアプリをダウンロードして、査定結果を比べるしかないだろう。

【保存版】メルカリで出品すると高く売れるモノ30選
更新日 : 2022/05/29
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会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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