ワインの中で最も高価な銘柄として知られるDRCロマネコンティは、中古市場でも高い評価を受けている。中でも2002年のヴィンテージは良質な原材料が使われているなど、世界中のワイン愛好家から注目されている人気のワインだ。ここでは、DRCロマネコンティ2002年の魅力と共に、買取相場や売るときのコツを含めた査定情報を紹介する。
Red wine / securecat
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DRCロマネコンティ2002年とは
DRCロマネコンティとは、フランスのワイン生産地として知られるブルゴーニュ地方で生産される質の良い赤ワインだ。グランクリュと呼ばれる特級畑から収穫されるブドウを原材料にしているが、2002年のヴィンテージに使われたブドウは傑出した出できと評価された。
1.8ヘクタールという小さなブドウ畑で収穫される原材料で生産できるワインの量は20樽程度とされ、その希少価値は中古市場にも大きな影響を与えている。有機農法で栽培され、使用される肥料はブドウを絞った後に出るカスや、剪定時に出た不要な枝などで作られている。
ワインの質だけでなく環境に配慮した生産スタイルは、DRCロマネコンティの価値をより高くした。専用木桶を使用して発酵させるほか、卵白に含まれるアルブミンによってワインのオリを沈めて清澄化するコラージュと呼ばれる手法を用いるなど、フランスワインの伝統的な製法を活かしているのも人気の理由だ。DRCロマネコンティ2002年は、深みのあるルビー色や華やかなフレーバーが大きな特徴だ。
深みがあり落ち着いた味わいに加えて独特の硬さがあると評価されているが、年月が経過すると共に独特の風味に変化が現れると言われている。このため、ワインの専門家にDRCロマネコンティ2002年の飲みごろは2040年ごろまでと予想されるケースも多い。
人間の知性を持ってしても理解不能なとてつもないできと世界中のセレブから称賛を受けるDRCロマネコンティは、香港で開催されたワインオークションでも極めて高額な価格で落札されるなど、常に世界のワイン愛好家から注目がされている。
DRCロマネコンティ2002年は日本でも売られているが、インターネットショッピングサイト大手のAmazonではラベルに傷があるアイテムで3,758,400円や、国内最大級の通販ショップの楽天では923,400円などの高額な価格で販売されていた。ワイン専門販売のインターネット通販でも、海外からの取り寄せ品で4,208,000円と高値だ。ヴィンテージによってもDRCロマネコンティの人気は異なるが、2002年も高い価値があると言える。
買取相場が高めなのも大きな特徴
高額商品とは言え、DRCロマネコンティ2002年は高い人気があるため、中古買取業者も積極的に査定をおこなう傾向がある。年月が経過するとパッケージに汚れが見られる場合も多いが、DRCロマネコンティ2002年の場合は、傷みが見られても買取を断られる可能性は低い。
ワインブームの影響
また、国内では1998年のころに最大とされるワインブームが巻き起こったが、その後2015年には4年間連続して一人あたりのワイン消費量が伸び続けたというデータが発表されている。2012年ごろに到来した第7次ワインブームの影響もあり、2013年から2015年くらいの時期にDRCロマネコンティは中古市場で市場価値が3倍程度高騰し、高値を維持し続けているのだ。
希少価値が高いと前項で説明したが、DRCロマネコンティは年間生産量が4,000本から7,000本程度とされ、新品を入手するのは極めて難しい。このため、質屋で有名な大黒屋でもDRCロマネコンティ2002年は積極的に買取がおこなわれている。大黒屋のホームページにはDRCロマネコンティの専用ページがあるほか、運送保険が完備された宅配買取をおこなうとアピールされていた。買取価格は1,000,000円までとなっており、状態によって査定評価が上下する。
ブランド品買取のエコスタイルでもDRCロマネコンティ2002年は買取されていて、使用感があまりないAランク品で600,000円の買取価格になっていた。インターネットオークションサイトのヤフオクでは、空きボトルが出品されていて169,800円で落札されている。
空き瓶にも価値がある
人気が極めて高い銘柄の場合、空き瓶や中身が入っていないボックスにも高い需要があるのが一般的だ。フリマアプリのメルカリでも、汚れやクラックが見られる2002年の空きボトルが85,000円、DRCロマネコンティ2001年と2002年のコルクがない空きボトルセットが150,000円で取引されていた。
流通量の少ない高級ワインのため、ヤフオクやメルカリなどにDRCロマネコンティ2002年が出品されるケースは少ないと言える。出品者が価格を決定できる点で中古買取業者に持ち込むよりも高値で売却できる可能性は高いが、DRCロマネコンティ2002年を傷つけずに配送するなどの手間や配慮が必要だ。
少しの傷みがDRCロマネコンティ2002年の価値を下げてしまうため、購入者の手元には出品したときの状態で届ける必要がある。高額商品のため、取引でのトラブルを考えるなら初心者は買取業者を利用した方がスムーズに売れる可能性が高い。
高価買取にするポイント
DRCロマネコンティ2002年のラベルには、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ社の共同経営者であるペリーヌ・フェナルとオベール・ド・ヴィレーヌの名前が署名され、その下に生産者によって瓶詰までの工程をおこなったと表記されているのが大きな特徴だ。
ビンテージの年数2002は署名の左側にあり、その上部に生産本数を示す5,548が印刷され、銘柄名の下にエメラルドの文字で品質保証が表記されている。ワインボトルに貼られているラベルはエチケットと呼ばれ、ワイン愛好家の中には専門のコレクターも存在するほか、真贋を見極める情報のひとつとして重視されるのだ。
ラベルの状態と液漏れに注意
このため、査定ではラベルの美しさは評価対象になるのが一般的である。加えて、ラベルの汚れ方によって液漏れが発生しているかなどを中古買取業者の査定人は細かくチェックするのだ。キャップフィルムで密閉されている状態でもワインが漏れる場合があり、漏れた量が微量でもラベルを汚す原因となる。人気があって高価なDRCロマネコンティ2002年であっても、品質に問題があるアイテムは査定評価が低くなってしまう。
液漏れに関してはラベルのチェックだけでなく、液面の高低によって評価されるケースが多い。当然ながら液面の低さは品質が良好とは判断されないため、査定額が低くなるのが一般的だ。同じDRCロマネコンティ2002年でも、品質の良し悪しが100,000円単位で買取価格に影響するため、自宅で保管している場合は管理に気を配るべきだ。
特に、ワインは寒暖差に弱いため、日本の気候を考慮するとワインセラーを使用して保管するなどの工夫がコンディション維持には必要だ。
保存状態
ワインは経年すると変化が起きやすく、熟成がピークを迎えるのを待って味わう人も多い。このため、飲みごろをすでに迎えているとされるDRCロマネコンティ2002年は高価買取になる傾向がある。だが、正しい管理がされたDRCロマネコンティ2002年でなければ、飲みごろのワインとは評価されない。
デリケートなお酒は、気温や湿度のほか、変色の原因になる紫外線などにも気を付けて劣化を防ぐのが大切だ。いずれ売却する計画があるなら、なるべく早めに中古買取業者へ査定依頼した方が品質が劣化する前に売れる可能性は高い。
新品に近い状態にする
査定での印象を良くするには、中身やラベルの状態だけでなく、全体的に使用感が感じられないことも大切だ。ボトルに手垢や埃などが付着している状態では高額買取になりにくい。傷つけない程度にセルフクリーニングをして、見栄えを良くしてから査定依頼するのが大きなポイントと言える。
中古買取する場合、ワインだけでなくどんなアイテムでも新品購入時の状態に、より近いものに高い査定額が提示される場合が多い。このため、本体以外に付属品などがある場合はあわせて持ち込むべきだ。
しかし、中身が劣化していたり、すでに飲んでいたりするDRCロマネコンティ2002年を所有していた場合でも全く売れないとは限らない。観賞用に入手したいコレクターもいるなど、需要が高いワインだからだ。買取額は低くなるが、諦めずに買取業者に問い合わせると、買取を受け付けてもらえる可能性も低くはない。
中古買取業者の選び方を知っておく
ネットオークションなどを利用せずにDRCロマネコンティ2002年を売るなら中古買取業者に持ち込むと良い。街で見かけるリサイクルショップなどでは、ロマネコンティの価値を知らないスタッフに査定される可能性がある。同じヴィンテージで似たラベルの銘柄が異なるワインもあり、知識のある査定人でなければ適切な査定額が提示されない場合もあるのだ。
買取する業者は事前によく調べてから選択し、一社だけに絞らずに査定するのが中古買取のポイントと言える。ワインに詳しい業者は、酒類専門の買取業者や洋酒のみを取り扱う業者などだ。
しかし、前述した大黒屋やエコスタイルでは酒類以外の査定もおこなっている。幅広いジャンルで買取をおこなう業者でも、酒類の知識が豊富なスタッフが在籍している場合もあるため、業者のホームページを閲覧したり、直接問い合わせてDRCロマネコンティ2002年の適切な査定がおこなえるかを判断すると良い。酒類専門業者や専門でない買取業者から複数社をチョイスして同時に査定をおこなうと、比較しやすくより高額で買取できる。
ただし、査定額と契約成立後の買取額が異なる業者もあるため、キャンセルが可能な業者かなども事前にチェックするとより安全だ。中古買取業者では数多くの買取サービスを展開している場合も多い。DRCロマネコンティ2002年は割れ物のため、自分で店舗に持ちこむよりも、宅配買取やメールなどを使って査定すると便利だ。
専用の宅配キットを無料で用意してくれる業者や、スマートフォンで撮影した画像のみで査定できる業者もある。多忙だが査定人と会って売却したい人などは訪問買取を選択すると、空き時間に自宅で買取できてスムーズだ。
まとめ
DRCロマネコンティ2002年は世界的に人気がある希少な高級ワインだ。中古市場で需要が高いため空き瓶でも売れるが、コンディションが良い状態であればかなりの高額買取になる可能性が高い。液漏れやフレーバーなどに劣化が起きる前に売るためにも、いつか売却したいなら早めに査定依頼すべきだ。長期熟成してからより高値で売りたい人は適した管理方法など、ワインの知識が必要になる。
