DVDブルーレイレコーダー・プレーヤーは、数あるAV機器や家電の中でも型番・品番の調査のしやすい商品カテゴリだ。日本のメーカーが世界初の製品を登場させたこのカテゴリでは、国産メーカーならではとも言える良心的な命名規約で商品名や型番が付けられている。
また登場から14年ほどしか経っていないDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーは、商品数の少なさから商品情報収集や比較検討を行いやすい実態もあるようだ。
今回は、DVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの型番、品番、命名規約などを把握するメリットとその調べ方、各メーカーの特徴について徹底解説していきたい。
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DVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの型番・品番を調べるメリットとは?
自分が所有するDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーや、将来的に購入・売却予定商品の型番・品番を把握しておくと、下記のようなメリットが得られる。
商品情報に詳しくなる
型番や品番を把握しておけば、インターネットやスマホアプリを使って商品情報の検索や収集を行いやすくなる。特に多くのAV機器専門店が自社サイトやオリジナルコンテンツを充実させる今の時代は、型番を使って出会えたこうしたページに目を通すことが商品知識の習得に繋がると言えるだろう。
価格情報を収集しやすくなる
ネット内の商品情報の中には、DVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの販売価格や参考買取相場も存在する。これらの金額の変動情報をチェックしていると、ブルーレイの売り時や買い時についてもより良いタイミングで行動を起こしやすくなる。
また今の時代は、商品の写真と型番などの情報を送信するだけでオンライン査定してくれる専門店も増えているため、自分の愛用品の値打ちを知る上でも型番・品番の重要性は高いと言えそうだ。
スムーズに売却できる
型番・品番を把握していれば、ヤフオクやメルカリへの出品も行いやすくなる。例えば、DMR-UBZ1といった型番を入れたタイトルを掲載すれば、キーワード検索によってお気に入りに登録してくれる入札希望者も一気に増える。
これに対して型番や品番、メーカー名などが掲載されていないDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーについては、どんなにコンディションの良い商品であっても人の目に触れにくくなってしまうのだ。
人とのコミュニケーションにも使える
自分が欲しい・売りたいと考えるDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの型番・品番を知る人は、その商品の口コミ情報を通して他のユーザとの交流を図りやすくなる。
また大手メーカーのサイト内には、リコール商品の型番検索や修理受付窓口なども用意されているため、自分に愛用品を長く大事に使う、製造会社に問い合わせをするといった意味でも型番、品番、商品名ぐらいは把握しておくのが理想と言えるだろう。
DVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの品番・型番の調べ方
国産メーカーから発売されたDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの場合、下記のいずれかを確認すれば型番品番が容易にわかる仕組みとなっている。
本体正面もしくは裏側
型番品番を調べる場合、まずDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの本体正面もしくは裏面を見てみよう。Panasonic製品などの場合は、正面中央のメーカーロゴの真下にBMR-BWT510などの型番が記載されている。本体の表側に型番らしき番号がない場合は、さまざまな端子のある裏面を見ると、品番や商品名などが書かれている。
本体裏面のどれが型番かわからない
型番を調べるために初めてDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの裏面を見た場合、「一体どれが品番・型番なのだろう?」と感じる方々も少なくない実態がある。
例えば、SHARPなどの国産メーカーについては、「Model No」や「形名」といった見出しの右隣に型番と位置づけられる番号が記載されている。同じエリアに書かれているシリアルナンバーは、製造番号的な位置づけとなるため注意をして欲しい。
外箱・取扱説明書
国産メーカーのDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーであれば、取扱説明書や外箱、保証書にも型番や商品名などの情報は書かれている。中古市場で買った商品の中には、型番やシリアルナンバーの記載された本体裏面のシールが剥がされているものもあるため、レコーダー本体から情報が見つからない人は付属品内の情報も参考にしてみて欲しい。
購入店でもらったレシート
家電量販店でもらったレシートや領収書にも、そのほとんどに型番や品番が記載されている。またAmazonや楽天市場などの総合通販サイトでDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーを買った場合は、購入履歴のページを確認すれば正式名称や型番の把握もできると捉えて良いだろう。
Panasonic製DVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの特徴と型番・品番
http://panasonic.jp/diga/現行機種が最も多いPanasonicは、DVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの中古市場でも大人気のメーカーだ。SNS感覚で写真や動画も保存可能なおうちクラウドディーガという新シリーズを発売するPanasonicでは、2017年10月中旬に4つもの新製品を登場させる予定をしている。
またシンプルさを求めるユーザが多く購入するレギュラーディーガにも同時期に新製品が登場するため、Panasonicへの注目度と人気の高さは今後も続くと捉えて良いだろう。
PanasonicのDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの型番・品番
このブランドのDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーは、基本的に商品名と型番がイコールになっている。また型番の頭には、全製品に「DMR-」の3文字が入る仕組みとなるようだ。それ以降の英数字については、下記のように少し複雑な仕組みとなっている。
- プレミアムディーガ:DMR-UBZ1
- 全自動ディーガ:DMR-UBX、DMR-BRX
- おうちクラウドディーガ:DMR-UBZ、DMR-BRT
- レギュラーディーガ:DMR-BRS530
SONY製DVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの特徴と型番・品番
http://www.sony.jp/bd/世界初のブルーレイレコーダーを作ったSONYも、この市場では非常に人気の高いメーカーだ。2017年現在、ソニーストアで販売中の現行モデルは3シリーズ7商品となっている。4つの快適録画機能という特徴のあるSONYのDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーは、操作性を重視する年配のユーザからも人気の高い位置づけとなっている。
SONYのDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの型番・品番
3番組同時録画をハイグレード、2番組同時録画をスタンダードと位置づけるSONYの場合、4つものシリーズを用意するPanasonicと比べて下記のように商品名や型番も大変シンプルなルールで作られている。
- BDT-ZT:ハイグレード
- BDT-ZW:スタンダード
また上記の英字の後に続く数字に関しては、他メーカーと同様にハードディスク容量をあらわす仕組みとなっているようだ。
- BDT-ZT3500:3TB
- BDT-ZT2500:2TB
- BDT-ZT1500:1TB
SHARP製DVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの特徴と型番・品番
http://www.sharp.co.jp/bd/lineup/6つもの現行シリーズを取扱うSHARPは、Panasonicに次いで商品数の多いメーカーだ。2017年のはじめには、ブルーレイディスクの新規格・Ultra HDブルーレイの映像ソフトに対応するBD-UT3100を中心とした3モデルが加わった。
また商品一覧の中には、AQUOSブルーレイも並んでいるため、お手頃価格で購入できる機種を求める皆さんにも希望条件に合うモデルと出逢いやすいメーカーとなるだろう。
SHARPのDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの型番・品番
このメーカーのDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーには、その全ての頭文字に「BD-」の2文字が付いている。またSHARPでは下記のように、その後に続く英字はモデル、数字はハードディスク容量をあらわすルールで型番や商品名を作っているようだ。
- BD-UT3100:トリプルチューナー、Ultra HD、4K、ドラ丸対応、3,000GB
- BD-NT3000:トリプルチューナー、ドラ丸対応、3,000GB
- BD-NW2100:ダブルチューナー、ドラ丸対応、2,000GB
- BD-NS5510:シングルチューナー、ドラ丸対応、500GB
東芝製DVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの特徴と型番・品番
http://www.toshiba.co.jp/regza/bd_dvd/NECとともにHD DVDの開発に力を入れていたTOSHIBAは、2010年2月よりこの市場に参入したメーカーだ。VARDIAという当初の商品名は、2010年9月より液晶テレビの世界統一ブランドだったREGZAに変わっている。レグザサーバーと呼ばれるこの会社のブルーレイレコーダーは2011年以降、OEM供給と自主生産という併売での展開となっている。
TOSHIBAのDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの型番・品番
発売当初、RDを頭文字にする機種が中心だった東芝のDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーは、2011年秋冬モデルの品番変更により、下記のような形に統一されたようだ。
- DBR-:ブルーレイレコーダー
- DBP-:ブルーレイプレーヤー
型番の末尾に「7」の付いたDVDブルーレイレコーダーの特徴
DBR-M3007、DBR-T3007といった形で型番の最後に「7」の入った製品には、録画番組を効率よく視聴できる時短ボタンが搭載されている。またこの機能の中には、おまかせ自動録画やおまかせダビングといった便利な仕組みがはいっているようだ。
また「時短レグザブルーレイ」と「時短レグザサーバー」という商品名で詳細が紹介されている東芝のサイトに目を通すと、時短機能のあるブルーレイレコーダーを買うメリットも明確になると考えられる。
東芝はプレーヤーも充実
プレーヤーと呼ばれる再生機のラインナップも豊富な東芝は、TSUTAYAなどで借りたメディアの視聴が中心の人にもおすすめ度の高いメーカーだ。例えば、自宅でゆっくりDVDもしくはBlu-rayを楽しむ人には、SD-420JやDBP-S600といった選択肢がある。
またSD-BP900SとSD-P710というポータブル機も充実したTOSHIBAは、時短などの機能性だけでなく自分のライフスタイルに合ったDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーを選びやすいブランドと位置づけて良いだろう。
DVDブルーレイレコーダー・プレーヤーを高く買い取ってもらうコツ
DVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの型番・品番を知っておくメリットについて上記で述べたが、そのうちの価格情報やスムーズな売却を行うという点において、さらに追記しておこう。DVDブルーレイレコーダー・プレーヤーを買取査定に出す場合、どのような点に気をつけなければならないのだろうか。ポイントやコツについて記載していく。
商品の状態をできるだけ新品に近づける
中古市場において、商品の状態というのは最も重要視される部分だ。その商品の状態が新品に近ければ近いほど、高い金額で買い取ってもらうことができる。また、査定する商品がホコリで汚れてしまっていては、見た目の印象が悪くなり、査定額は下がってしまうだろう。買取査定に出す場合には、できるだけ綺麗に掃除をしてから持ち込むようにしよう。
特にメディア家電は普段動かさない分、非常にホコリが溜まりやすくなっている。タオルで乾拭きしたりエアーダスターでホコリを飛ばすなどしておくと良いだろう。汚れがあるだけで減額されてしまってはもったいないため、できるだけ美しい状態で査定に出すことで高価買取を目指そう。
付属品をできるだけ揃えておく
DVDブルーレイレコーダー・プレーヤーを購入した時に付属されてきたものは、できる限りすべて揃えて査定に出すようにしよう。具体的には、取扱説明書、リモコン、保証書、ケーブルなどがあげられるだろう。また、外箱があるのであれば外箱も揃えておくと尚良い。必要なものが揃っていることで、高価買取金額から減額される額も減るだろう。欠けているものがある場合、査定額が数千円違ってきてしまうこともあるのだ。
売りたいと思った時が売り時
DVDブルーレイレコーダー・プレーヤーはだいたい10月から12月にかけて新作が発表されることが多い商品だ。そして売却を考える人の多くが「DVDブルーレイレコーダー・プレーヤーは使わないから売ろう」というよりは、「新しくグレードアップしたものに買い替えよう」と思っている人が多いのではないだろうか。
DVDブルーレイレコーダー・プレーヤーは「売りたい」と思った時が売り時で問題ないと言えるだろう。10月から12月にかけて新作が発表され、1月頃に売ろうとして持って行ったとして、同じ型番のブルーレイレコーダーが殺到して売りに来られるかというとそうでもないものだ。
しかし、DVDブルーレイレコーダー・プレーヤーはひたすら新しい機能が搭載され、明らかにグレードアップしたものが新作として発売されて行く。そうなってしまえば、やはり古い型番のものから順番に買取金額は落ちていくことになるため、「売りたい」と思ったら早めに査定をしてもらうのが望ましいと言える。
また、新製品が続々と出てくる商品であるがために、業者によっては製造から5年以内のものしか受け付けていないなど、制限があるケースもあるだろう。人気メーカーの製品であっても値段がつかない可能性もあるため、注意が必要だ。前述しているような方法で、型番や品番から商品の情報を正確に調べておこう。
複数の業者を比較検討する
1社のみの査定で決定してしまうのはもったいないと言えるだろう。なぜなら買取価格は業者によって違ってくるからだ。その理由は業者によって、在庫状況、顧客の需要、買取強化している品目など、それぞれに事情があるためだ。1社のみの査定で満足してしまうと、損をしてしまう可能性があるため、複数の業者で見積もりを出し、比較検討した上で1番高いところへ売却するのがいいだろう。
まとめ
DVDブルーレイレコーダー・プレーヤー市場の商品は、細かいところで良心的な対応を行う国産メーカーの努力により型番品番の調査は非常に進めやすいと捉えて良いだろう。
また命名規約についても一般のAV家電やオーディオ機器などと比べると非常にわかりやすいルールとなっているため、欲しい機種を型番から選ぶこともこの市場の中では可能と捉えて良いかもしれない。
型番や品番を把握することで、より良いタイミングでDVDブルーレイレコーダー・プレーヤーの買い替えや売却が行えると言える。是非参考にしてほしい。