世界でのカメラ人気は根強いものがある。カメラやレンズはもちろん、カメラアクセサリーなどの需要も高い。edelkrone(エーデンクローン)の撮影機材もその中の1つだ。
使わなくなったエーデンクローンの製品を所持しているのなら、買取専門業者に査定を依頼するとよいだろう。なぜならエーデンクローンの製品は評判が良く、高値で取引されているからだ。ではエーデンクローン製品の買取相場は、どのようになっているのだろうか。
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エーデンクローンとは
エーデンクローン(エーデルクローンと呼ばれることもある)は、カメラアクセサリーを製造・販売しているトルコのメーカーである。会社のロゴマークは王冠のような形をしている。
エーデンクローンは特に、ドリー撮影に役立つカメラアクセサリーで有名な会社だ。ドリー撮影とは、カメラを移動可能な台に載せて前後左右に動かしながら撮影する方法である。被写体の周りを回るように撮影したり、カメラを上下にパンしたりすることも可能だ。
立体的な撮影ができるので、ドリー撮影用のカメラアクセサリーを愛用する人々は多い。エーデンクローンのカメラアクセサリーは使い易く、直感的な撮影が可能なので人気となっている。
エーデンクローン製品の特徴
エーデンクローンはさまざまなカメラアクセサリーを製造・販売しているが、主な撮影機材の種類は次の3つだ。
- ・SLIDER(スライダー)
- ・DOLLIE(ドリー)
- ・HEAD(ヘッド)
スライダー
スライダーとは、レールの上の台にカメラを固定し、台を左右にスライドさせて撮影する機材である。カメラを進行方向に向けると、前後に動いた状態での撮影が可能だ。スライダーの主力商品は、「SLIDERONE 」と「SLIDERPLUS」である。
ドリー
ドリーとは、カメラを載せて平面の上を自由に動かすことのできるカメラ機材だ。スマホアプリによって、このドリーは動かせる。ドリーを使用すれば、円を描くようにカメラを動かすことも可能だ。主力製品は、「DOLLYONE」と「DOLLYPLUS」である。
ヘッド
ヘッドとは、スライダーやドリーにセットしてカメラを自在に動かすための器材である。上下に舐めるようにカメラを動かせられるし、被写体を瞬時に切り替えることもできる。スライダーやドリーの動きと組みあわせることで、無限に近い表現方法が可能だ。主力製品は、「HEADONE」と「HEADPLUS」である。
その他の製品
エーデンクローンにはスライダーやドリー、ヘッドの他にもさまざまな製品がある。「WING」は手軽にドリー撮影がおこなえる機材であるし、「QUICKRELEASE ONE」はカメラを素早く雲台にセットするためのアクセサリーだ。また、これら以外にも「FLEXTILT HEAD2」や、「STANDONE」などといった製品もある。
エーデンクローン撮影機材の買取相場
では、エーデンクローンの撮影機材について、それぞれの標準販売価格と買取相場を見ていこう。販売価格をチェックしておけば、買取査定額を交渉する際に役に立つ。ただし、販売価格は店舗と販売時期によって異なるので、価格交渉の前に最新の販売価格を調べておくとよいだろう。また、買取専門業者の買取参考査定額と共に、ヤフオクやメルカリでの取引価格についても紹介する。
Sliderone
「Sliderone」は、機材にセットした電池の力で台を動かすスライダーである。専用のスマホアプリで、台の動きをコントロールする仕組みとなっている。また、台を動かすスピードも細かく調整できる。
「Sliderone」の標準販売価格は65,000円で、買取参考査定額は11,000円だ。ヤフオクでの落札は見あたらない。メルカリでの取引価格は11,000円~14,000円である。
プロ仕様である「SliderONE Pro v2」の標準販売価格は116,000円だ。「SliderONE Pro v2」の買取査定額を公表している買取専門業者は見あたらない。ヤフーでは、新品が90,000円で落札されており中古での最高落札額は67,000円だ。メルカリでの取引価格は70,000円~80,000円となっている。
SLIDER PLUS
「SLIDER PLUS」は、手動でのドリー撮影をおこなえるカメラアクセサリーだ。レール上の台にカメラを固定し、レールを手で動かして撮影をする。「SLIDER PLUS」の標準販売価格は95,000円~104,000円だ。買取査定額を公表している買取専門業者はおらず、買取価格は要見積もりとなっている。
ヤフオクでの最高落札価格は30,500円だ。旧タイプのものは22,500円で落札されている。メルカリでの取引価格は20,000円~30,000円である。「SLIDER PLUS」のロングタイプは、さらに高値で取引されている。
DollyONE
「DollyONE」はコンパクトサイズのドリー撮影用機材で、人気が高く使用者も多いカメラアクセサリーだ。「DollyONE」の標準販売価格は91,800円で買取査定額は応相談となっている。ヤフオクでは新品が、82,800円で落札された。メルカリでの取引は見あたらない。
DollyPLUS
「DollyPLUS」は、三脚にセットするタイプのドリー撮影用カメラ機材である。手持ちの三脚がそのまま使えるうえに、高い位置でのドリー撮影ができるので人気となっている。特に回転して撮影する際に重宝する機材だ。
「DollyPLUS」の標準販売価格は196,000円で買取査定額は要見積もりである。ヤフオクでは新品が169,800円で出品されているが入札は無く、メルカリでの取引も見あたらない。ちなみにプロ仕様である「DollyPLUS Pro」の標準販売価格は321,000円である。
HeadONE
「HeadONE」は自動回転雲台で、組みあわせ方次第でカメラを自在に動かせられるカメラアクセサリーだ。「HeadONE」の標準販売価格は53,000円で買取査定額は応相談となっている。ヤフオクでの落札額は、49,800円だ。メルカリでの取引は見あたらない。
HeadPLUS
「HeadPLUS」は、カメラを電動で自在にパンさせることのできる撮影機材だ。スライダーやドリーに装着して使用する。複雑な動きを伴うドリー撮影を可能にするので人気が高い。
「HeadPLUS」の標準販売価格は281,000円だ。「HeadPLUS」の買取査定額は要見積もりとなっている。ヤフオクやメルカリでの出品は見あたらない。
この製品にはプロ仕様の「HeadPLUS Pro」があり、販売価格は402,000円である。もしも「HeadPLUS Pro」を所持しているのなら、高値での買取が期待できるので鑑定を依頼するとよいだろう。
SurfaceONE
「SurfaceONE」は、カメラに任意の動きを繰り返させることのできる撮影機材だ。平面が続く限りカメラを動かせるので、スケールの大きい撮影が可能となる。
「SurfaceONE」の販売価格は137,000円で買取参考査定額は34,000円だ。ヤフオクでの最高落札価格は50,000円となっている。メルカリでは新品が44,500円で、中古が28,000円で取引されている。
WING
「WING」は、三脚のヘッドに取りつけるタイプのドリー撮影用機材だ。とてもコンパクトなので、持ち運びに便利な点も評価が高い。カメラは手で動かすが、1本のラインを正確にトレースするように設計されている。
「Flextilt Head2」を使用して三脚に斜めにセットすれば、右下から左上、あるいは左上から右下など、スライダーやドリーでは難しい動画も簡単に撮影できる。「WING」には何種類かあるので、それぞれの標準販売価格や買取査定額、ヤフオクやメルカリでの取引実績などを紹介する。
WING 3
まず「WING 3」だが、この商品の買取査定額は要見積もりとなっている。ヤフオクでは20,000円~25,000円で落札されている。メルカリでの取引価格は37,000円だ。
WING 7
次に「WING 7」だが、この商品の買取参考査定額は20,000円である。ヤフオクでは、新品未使用が50,000円で落札されている。中古品の場合の落札価格は、30,000円~35,000円だ。メルカリでは美品が、45,000円で取引されている。
WING 15
「WING 15」の買取参考査定額は18,000円だ。ヤフオクでは、42,800円で落札されている。メルカリでの取引額は51,000円である。
WING The 2nd generation
「WING The 2nd generation」の標準販売価格は52,000円~69,000円で、買取参考査定額は20,000円~21,000円だ。ヤフオクでは新品が、47,900円で落札されている。メルカリでの取引額は38,000円だ。
WING PRO
WINGにはプロ仕様の「WING PRO」があり、標準販売価格は78,000円~109,000円で買取参考査定額は40,000円だ。ヤフオクでの落札は見あたらない。メルカリでは104,800円で出品されているが、取引は成立していない。
QuickRelease ONE
「QuickRelease ONE」は、カメラの下部に取りつけるタイプのカメラアクセサリーで、三脚やスライダー、ドリーなどへカメラを固定する場合に使用するものだ。ワンタッチでカメラを着脱できるので、手間がかからず便利である。
「QuickRelease ONE」の標準販売価格は16,000円~18,800円で、買取参考査定額は6,000円だ。ヤフオクでは15,000円で落札されている。メルカリでの取引額は7,000円だ。
高く売るためのテクニック
エーデンクローンの製品は需要があるので、買取専門業者の査定額も高くなっている。査定額を減額されないよう注意し、少しでも高く売るのが肝心だ。減額を防いだり、査定額をアップしたりするためには、次のようなテクニックを使用するとよいだろう。
取り扱い説明書や箱などの付属品をそろえて査定に出す
エーデンクローンの製品は便利だが、使い方を間違えるとカメラや機材を壊してしまう危険性が生じる。正しく使用するためには、取り扱い説明書は欠かせない。そのため、取り扱い説明書がついていない中古品は査定額が減額されることもある。
また、保管のための箱も必需品だ。他にも持ち運びのためのケースや、器機をつなぐケーブルなどがあるのなら、忘れずに一緒に査定に出そう。
エーデンクローンに強い買取専門業者に査定を依頼する
買取専門業者には、それぞれ得意分野というものがある。着物に強い業者があれば、ブランド品に強い業者もあるのだ。エーデンクローンの撮影機材を査定に出すのなら、カメラやカメラアクセサリーに強い業者を選ぶのが鉄則である。
買取業者のホームぺージなどを確認して、エーデンクローンに強くてエーデンクローンの取引実績が豊富な店を利用するのが賢明だ。また、エーデンクローン製品の買取価格は応相談の場合が多いので、複数の業者に査定を依頼し、比較検討することを怠らないようにしよう。
ネットオークションやフリマサイトを活用する
ネットオークションやフリマサイトを利用して、カメラアクセサリーなどを売買している人々は多い。買取専門業者の査定額が思ったよりも低い場合には、ヤフオクやメルカリなどを活用してみよう。出品のタイミングによっては買取専門業者に売るよりも、高い価格で取引ができることもあるからだ。落札相場や過去の取引実績などを参考にして、ライバルの少ない時期や、ドリー撮影のニーズが高まる時期などに出品するとよいだろう。
まとめ
かつてエーデンクローンの撮影機材は、トルコから直接輸入するしかなかったが、現在は国内の店舗で買うことも可能だ。手に入れやすくなったので、エーデンクローンの撮影機材に触れる機会も増えている。認知度が上がったため、需要がさらに伸びているのが現状だ。エーデンクローンの商品は高値で取引されているので、もし売るのなら今回の記事を参考として、少しでも高く売るよう努めよう。