現在、ロードバイクの中古市場は買取してもらいたい側、購入したい側の両者が非常に賑わっている。自転車ブームと呼ばれる、一過性のブームの影響もあるが、健康に気を遣う人が継続的に自転車通勤を行うなど、今このロードバイク・自転車はブームにとどまらず文化として根付こうとしているのだ。
そこで今回当コラムでは、人気のロードバイクブランドFOCUS(フォーカス)の型番・モデル名の調べ方を紹介していく。中古としてサイトりしてもらいたい際など、新品・中古共に購入希望のある方は、必要となってくる情報なのでぜひ確認しておこう。

2012 TAIPEI CYCLE / Fhaione
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
FOCUS8(フォーカス)について
FOCUS(フォーカス)は、1992年にドイツで誕生した新しいブランドだ。シクロクロスの世界で3度チャンピオンに輝いた伝説の選手「マイク・クルーゲ」がレースの世界で勝つことを目的として設立しているため、「レース色が強い」ブランドだと言えるだろう。
有名レースで受賞経験のあるレース色が強いブランド
1993年からは、ヨーロッパ最大の自転車会社DERBY CYCLE(ダービーサイクル)社の傘下に入っており、その資本力を活かしてレース用バイクの生産を本格的にスタートさせた。
2006年にはロードバイクとマウンテンバイクのカーボンフレーム生産を開始させる。その前後で、ハンカ・クプファーナゲルというFOCUS(フォーカス)に乗る女性ライダーが、シクロクロスで数多くの賞を受賞。これにより、FOCUS(フォーカス)はレーシングバイクとしてヨーロッパで確固たる地位を築くこととなった。
世界各国のチームにバイクを配給
FOCUS(フォーカス)はドイツ国内のブランドとしてだけではなく、ワールドワイドなグローバルブランドとして発見を遂げていく。その過程で、ドイツの「Team Milram」、ロシアの「Team Katusha」、イタリアの「Acqua&Sapone」といった世界各国の有名レースチームにバイクを配給していったのだった。
FOCUS(フォーカス)の型番・モデル名について
ロードバイクの型番・モデル名は、少々特殊な成り立ちとなっている。以下では、FOCUS(フォーカス)のロードの型番・モデル名がどのように成り立っているのかを紹介していこう。
- ・IZALCO MAX DISC ULTEGRA DI2
- ・IZALCO MAX
- ・IZALCO MAX Di2
- ・CAYO
- ・CAYO ULTEGRA MIX
- ・CAYO DISC 105 DT SWISS R522
- ・CAYO DISC 105 FULCRUM RACING 5
- ・CAYO 105 MIX
- ・CAYO AL 105 MIX
- ・CAYO AL 105 MIX CONCEPT EX
- ・CAYO AL TIAGRA
- ・PARALANE ULTEGRA
- ・PARALANE 105
- ・MARES 105
- ・MARES AL 105
上記は、2017年11月23日現在ホームページに記載のあるFOCUS(フォーカス)のモデル名一覧である。大きく分けて「IZALCO」「CAYO」「PARALANE」「MARES」という4つのシリーズに分けられており、そのなかで各モデル名がつけられている。
IZALCOシリーズ
IZALCOシリーズは、FOCUS(フォーカス)のハイエンドモデルであるIZALCO MAX等、レースでの使用にも対応している競技ロードバイクだ。軽量性と剛性を兼ね備えており、本格的なレースにも耐えうるモデルとなっている。
あまり初心者が使用するようなモデルではないようだが、本格的にロードバイクを競いたい人や大会に出場を考えている人には適しているモデルであると言えるだろう。
CAYOシリーズ
CAYOシリーズは、レースに参加するマシンとして十分な機能を発揮してくれるモデル。少々値段が張るかもしれないが、小回りの効くハンドリング性能など街乗り用としても最適なモデルだ。
競技に参加したいけど、ロードバイクと通常の自転車は二代置けないけど、普段からも同じ自転車で近所を走行したい!という方にオススメのモデルだ。
PARALANEシリーズ
PARALANEシリーズは、FOCUS(フォーカス)が販売しているロードバイク、シクロクロス、マウンテンバイクといった全てのジャンルの技術を集結させた快適なバイクとなっている。レース志向の方だけではなく、気軽にライディングを楽しみたいという方にとっても最適なモデルといえそうだ。
こちらもCAYOシリーズと同じような思考の人にぜひオススメしたい一台だ。値段もCAYOシリーズと比較してみて、自分に合っているものを選ぶ人が多いのではないだろうか。
コンポーネントの名前がついているモデル名
上記のように、各シリーズごとに様々なモデルがあるが、「105」「ULTEGRA」といった名前がシリーズ名の後についている。この名前は、完成車に使われているコンポーネントの名前だ。つまり、同じフレームながら異なるコンポーネントを使っているモデルがあり、それらはモデル名も別で表記されているということになるのだ。
例えば、「PARALANE ULTEGRA」、「PARALANE 105」であれば同じPARALANEのフレームを使い、それぞれ「ULTEGRA」、「105」という異なるコンポーネントを使い仕上げたモデルなのだ。
同モデル名の年式違いがあることを理解しよう
ロードバイクの世界では、発売年式が非常に大切になってくる。同じモデルのロードバイクであっても、発売年式によってその性能は異なるのだ。つまり、購入時にはモデル名と同時に発売年式も確認する必要がある。
対面販売の正規店であれば、ほとんどが最新モデルであることが予想されるが、中古店では様々な年式のロードバイクを取り扱っているのでしっかりと確認する必要がある。また、旧式モデルを安く売っている通信販売の業者もあるので、通販で購入する際も年式を確認するようにしてほしい。
FOCUS(フォーカス)の型番・モデル名の調べ方
それでは最後に、FOCUS(フォーカス)の型番・モデル名の調べ方を紹介していく。ここで紹介する方法は、FOCUS(フォーカス)以外のロードバイクブランドでも共通している物もあるので、他ブランドに乗っている参考にしてみてほしい。
保証書に書いてある情報を確認
全てのロードバイクに共通するものとしては、保証書を確認するという方法がある。ロードバイクを購入した際についてくる保証書には、ユーザーが知りたいであろう情報のほとんどが記載されている。型番・モデル名の他には、購入店舗名、購入日、購入金額、保証期間、シリアルナンバーなどが記載されている。(通常使用する上で、これ以上の情報を知る必要が出てくる機会はほとんどないだろう)
もしも、型番・モデル名などの情報を知りたいのであれば、保証書を確認するのが最も手軽で確実な方法となるだろう。
シリアルナンバーはフレームに記載
型番・モデル名は、フレームに記載がないもののシリアルナンバーは確実にフレームに記載されている。記載されている場所は、モデルによって異なるものの、多くの場合はボトムブラケット(BB)の裏側に刻印されているようだ。
もし、ボトムブラケット(BB)を確認して見つからない場合は、チェーンステーの裏側やシートチューブ、シートステーを確認してみてほしい。そこに、シールのような形で、シリアルナンバー(数字やアルファベット)が記載されているはずだ。
実際にロードバイクを買取してもらいたい人に注意してもらいたいポイント
ロードバイクを買取する際に注意していただきたいポイントがいくつかあるので、ぜひチェックしておいて欲しい。
一つの買取業者にしか査定しないで買取してもらってしまうのはNG行為
ロードバイクを買取してもらう際には、おそらくネットなどで買取業者を調べ、そこに査定してもらおうという人がほとんどだろう。しかし、そのように、一社の買取業者しかみないで買取してもらってしまうのは、買取してもらう上で大変危険かつNGとも言える行為なのだ。
なぜなら、どんなに中古市場の賑わっているロードバイクで買取相場があるとはいえ、各買取業者によってそれぞれの買取価格が異なってくることがほとんどだからだ。
そのため、一社でのみ査定してもらっていると、後になってから「他の買取業者だったらもっと高額で買取してもらうことができたのに!」と後悔してもらう羽目になってしまう。
ロードバイクは高額なアイテムもたくさんあるため、このような損をしてしまうのは勿体無い。
複数の買取業者に査定をお願いしよう
複数の買取業者を調査するだけではもちろん不十分過ぎる。そこで、必ず行なって欲しいのが、複数の買取業者に査定の依頼をお願いするということだ。
いくつかの買取業者で査定のお願いをすることで、買取金額の違いだけなく、サービスの違いや買取業者自体の雰囲気などもみられる。そのため、より自分に合っている買取業者を見つけることができるだろう。
できるだけたくさんの買取業者に査定額を出してもらったのちに一つ一つを比較して自分に最も合っている買取業者を見つけてみて欲しい。
オススメの買取業者の紹介
ここで、ロードバイクを買取してもらうにあたり、オススメの買取業者を紹介していこうと思う。
バイチャリ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
バイチャリとは、ロードバイクやスポーツ自転車などの自転車の買取を専門的に行なっている自転車買取専門店となっている。
中古自転車だけの買取でなくそれに伴うパーツや用品の査定・買取も行っている。そのため、ロードバイクの本体以外の査定もお願いできる業者となっている。
バイチャリでは無料の梱包キットも用意しているため、関東以外のエリアに住むひと達でも査定依頼が可能だ。梱包がなかなか素人には難しい商品には梱包キットが用意してもらえるのはありがたいことだろう。
なんと、店頭買取で買取をしてもらうと最大5,000円のキャッシュバックサービスの対象となる。少しでも高額な価格でロードバイクを買取してもらいたい人は店舗買取を利用するといいだろう。
バイチャリは関東から中国・四国地方にかけて全部で20店舗と多数あるため、お近くの方は一度訪れてみてはいかがだろうか。販売も併設しているので、掘り出し物のパーツが見つかるかもしれない。
自社で販売まで行なっていて在庫の流れがいいからこそ、高額での買取を実現できているといってもいい買取業者だろう。まとめ
以上のように、FOCUS(フォーカス)のロードバイクの型番・モデル名は保証書を確認することで調べることができる。この方法はFOCUS(フォーカス)に限らず、どのようなロードバイクであっても共通しているため、他のブランドを愛用するユーザーにも参考にしていただきたい。(シリアルナンバーをメーカー側に伝えて、型番・モデル名を調べる方法もあるが、非常に手間がかかるためあまりオススメしない。)
保証書は、中古で買取してもらう際やメーカーへの修理依頼を行う際に「正規購入店で購入した証明書」として必要となってくる。購入後、なかなか使う機会がないかもしれないが無くさないよう、大切に保管しておいてほしい。