自分が契約している契約内容をはっきり覚えている人は、あまりいないかもしれない。通常に使用している限り、契約内容を気にする必要は、あまりないからである。しかし、解約やMNP転出などを検討している場合、契約内容を確認しなければならない時もある。それは解約する時期によっては、費用などが多く必要となる可能性があるからである。
契約内容の確認方法を知らないと、いざ解約やMNP転出するという時に確認できず余計に時間がかかってしまう事もある。そのため、契約内容の確認方法は、把握しておいた方がいい事柄となるだろう。
そこで、今回は、MVNOの中の一つであるFREETELの契約内容の確認方法などについて記載する。

FREETEL MIYABI / masato_photo
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FREETELとは
FREETELは、プラスワン・マーケティングが運営するMVNOのブランドである。FREETELは、NTTドコモの回線を利用した通信サービスを実施しているMVNOで、さらに、FREETELオリジナルのスマートフォンを販売するなど、他にはないユニークなサービスを展開する人気のMVNOである。
契約内容の確認方法を把握したほうがいい理由
契約内容が確認方法を把握したほうがいい理由は、解約やMNP転出などをする際、契約しているプランや契約期間により、費用が大きく違ってくる可能性があるからである。
FREETELの場合は、どのプランでも最低利用期間は設定していないため、データ通信プランだけでなく、多くのMVNOが最低利用期間を設定している音声通話プランでも、契約期間に関わらずいつ解約しても違約金は必要ない。
ただし、MNP転出の場合、契約期間が短期間のケースでは、MNP転出の手数料が多めに設定される。
例えば、契約月にMNP転出手続きを行えば、15,000円(税別)というかなり高額の手数料が必要となる。他のMVNOのMNPにかかる手数料が、3,000円(税別)程度なのに比べれば、いかに高いかわかるだろう。
また、FREETELには、スマートフォン本体の代金(割賦)とデータ通信、かけ放題を込み込みとしたスマートコミコミ+というプランがあるが、これは、36か月契約で、途中で解約した場合は、払っていない代金を一括で支払う必要がある。
契約しているプランや契約期間などを把握せずに、上記費用を考えず解約してしまった場合、いきなり数万円を請求される可能性もあるのである。そのような事が起こらないために、契約内容の確認方法を把握しておき、いざという時にすぐに契約内容を確認し、次の行動を検討できるようにした方が良いだろう。
FREETELの契約内容の確認方法について
FREETELの契約内容の確認方法は、FREETELのサイトにあるマイページ上から行う。契約している出番番号や契約開始月、契約期間、契約しているプランなどを確認することできる。
マイページに入るには、あらかじめ登録したメールアドレスと設定したパスワードが必要なので、マイページに入ることが出来るか確認したほうがいいだろう。パスワードは、マイページのログインページで再発行ができるので、もし、パスワードを忘れた場合は、そちらで再発行し、ログインできるようにしておこう。
このマイページは、契約内容の確認のほか、月額利用料金の確認、契約しているプランの変更、オプションの設定や解約、さらには、FREETELとの契約の解約、MNP予約番号の発行手続きまで、様々な項目の確認や変更を実施することができる。そのため、いつでもマイページにログインできるように、ブラウザにブックマークしておいたほうがいいだろう。
更新月について
大手キャリアでは、更新月と呼ばれる時期が重要となることがある。更新月とは、自動更新の契約において、契約期間が終わり、契約が更新されて次の契約期間が始まる月の事を指す。
なぜ更新月が重要なのかといえば、更新月に契約を解約すると、違約金が発生しないからである。つまり、更新月は、解約しても違約金が発生しない唯一の時期で、そのため自動更新の契約が多い大手キャリアでは、重要となるのである。
では、FREETELでは更新月はいつか、といえば、実は、FREETELにおいて更新月は存在しないのである。そのため、一時帰国する人や日本に短期のみの滞在をする外国人に向いていると言える。FREETELは、最低利用期間が設定されておらず、また、契約が自動更新されるような契約はない。そのため、FREETELでは更新月のことを気にする必要はない、ということになるのである。
FREETELの解約金
FREETELは仮に契約した翌日に解約をしても解約金や違約金といった手数料はかからないが、MNPで他社に移行した場合(MNP転出手数料として発生するといったイメージ)は、下記の解約手数料がかかってしまうため注意しておこう。
- 契約当月...15,000円
- 2ヶ月目...14,000円
- 3カ月目 13,000円
- 4カ月目 12,000円
- 11ヶ月目...5,000円
- 12ヶ月目...4,000円
- それ以降...2,000円
また、FREETELは契約月と解約月の料金の日割り計算はしない。これはどう言うことかと言えば、仮に9月31日に開通をした場合でも、9月分を全額請求されてしまうため注意が必要。9月31日に開通をし翌日(10月1日)に解約した場合でも、2カ月分も全額支払うことになり、大きな損をしてしまう。
FREETELの解約方法
FREETELの解約はウェブ上マイページでできる。手順は、マイページにログインをし、問い合わせをクリック、そしてFREETEL SIMまたはフリモバから解約に進む。解約したいSIM番号と、解約希望の内容を入力し申請し、その後、FREETELから確認のメールが届く。確認メールが届き次第、確認をするようにしておこう。
ちなみに以前は上記で紹介したの解約方法ではなく、「解約通知書」をダウンロードし本人確認書類を同封してから送付する解約方法だったため手間のかかる作業だったが、現在はウェブ上で解約の申請ができるようになり、以前と比べると簡単に解約できるようになったようだ。解約について不明点が残っているようであれば、カスタマサポートを利用し解消していくと良いだろう。
連絡先=03-6833-8817 営業時間は9:00~18:00(月~日曜日・祝日)
解約に関する注意点
解約する際は注意しておくことがいくつかあるので、それらについて紹介していく。
解約後のSIMカード
解約後のSIMカードは自分で破棄するだけで返却は必要がない。一般的な格安SIMでは解約をした後は返却する必要がありFREETELも以前まではそうする必要があったようだが、これが変更になり返却の手間が省けたため、FREETELに解約後のSIMカードを返却をしないようにしておこう。
ただし、スマートコミコミ+(1年ごとに機種変できるプラン)で購入したスマートフォン端末は返却をしなければならないため注意が必要。送り先は以下の通りである。
- 住所
- 〒105-0003 東京都港区西新橋2-8-6 住友不動産日比谷ビル2F
- 宛先
- FREETELカスタマーサポート 解約SIM返却 係
解約は毎月20日までの受付
解約をする際は、毎月20日までの受付となっていて、当月末での解約扱いとされる。万が一21日以降受付になってしまったら、翌月末での解約となるため注意が必要。上記でも記載したが解約月の基本料金は日割り計算にならないため、翌月末での解約になったら1ヵ月分の余計な料金が発生してしまうことになる。
番外編:大手キャリアからMNP転出の費用
ソフトバンク、ドコモとauの大手3キャリアから2年契約の途中で仮にMNP移行した場合の違約金や手数料といった諸費用をまとめたので、FREETELと比べるとどれだけ安く済むのかがわかる。
2年契約違約金
- ソフトバンク...10,260円
- ドコモ...10,260円
- au...10,260円
MNP転出手数料
- ソフトバンク...3,240円
- ドコモ...2,160円
- au...3,240円
新規契約手数料(格安SIM)
- ソフトバンク...3,240円
- ドコモ...3,240円
- au...3,240円
それぞれの合計は、ソフトバンクで16,740円、ドコモは15,660円、auは15,660円ということになる。
しかし、仮にauからFREETELに移行した場合は、実は元が取れてしまうのだ。auの料金体系は音声通話、LTE通信とLTE基本料金で合計7,000円に比べ、FREETELは合計2,200円しかかからないため、auと比べて毎月4,780円も安くなる。転出費用の15,660円は安くなった分の4,780円を4回支払うだけで元が取れてしまうため、4ヶ月で元が取れるようになる計算となる。
解約する際は契約状況を必ず確認
FREETELの更新月や契約内容の確認方法、解約金や解約方法などについて記載したが、解約やMNP転出以外にも、定期的に契約内容は確認したほうがいいかもしれない。
例えば、契約時に設定したオプションを、実はまったく使用しておらず、それどころか、オプションを付けたこと自体を忘れる場合もあるかもしれないが、定期的に契約内容を確認すれば、どんなオプションを付けたかわかるので、不必要なオプションを解約すれば、その分利用料金は安く事もあるのである。
忘れずにマイページで確認
また、前述のよう契約内容を確認できるマイページは、様々な事柄を実行できる便利なサイトなので、FREETELを有効に使うためにも、活用したほうがいいだろう。
買い替えるならスマホのマーケット
もしも解約のタイミングでスマホを買い換えようと思っているなら、スマホのマーケットを参考にしてみてはいかがだろうか。
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