お客様とのトラブルを最小限に抑えたいと考える買取専門店では、Galaxy売却時にフォーマット(データ削除)を行うことを推奨している。
初めてスマホを売るGalaxyビギナーの皆さんにとって、フォーマットという処理は面倒なものに思えるかもしれない。しかし安全安心の買取に繋げる上で欠かせないデータ削除の重要性がわかると、スマホ生活全般で生じるトラブルの予防がしやすくなることだろう。
今回は、Galaxyの売却時にきちんとデータ削除やフォーマットをやるべき重要性とその方法をわかりやすく整理していきたい。
Samsung Galaxy S4 - gap with dust / Janitors
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Galaxy売却時に行うデータ削除・フォーマットとは一体どういう処理?
スマホ初心者にとって難しいイメージの強いフォーマットは、Galaxyの中に入ったデータを削除して工場出荷時と同じ状態にする処理の総称だ。売却時にこの作業を行うと、ユーザ自身がダウンロードしたアプリや保存した写真などのデータ全てがGalaxyスマホ内から見えなくなる。
データ削除=フォーマット?
フォーマットは基本的に、何らかのボタンを押すことでデータ消去→OSのアンインストール→OSの再インストールといった形で流れる一連の処理を指すことが多いと言われている。
これに対してデータ削除の場合、ユーザによっては不要なファイルの手動削除や消去といった意味で捉える言葉となるため、注意が必要だ。
売却前のデータ削除を手動で行ってはいけないの?
効率と確実性という2つの側面で考えても、基本的にデータ削除はフォーマットなどの一括削除のできる処理ボタンなどで行うのが理想と考えられている。
例えば新品購入したGalaxyにたった1つのアプリしか入れていない段階で売却する場合は、当該アプリの手動削除をしてもフォーマットに近い状態にできるかもしれない。
しかしこの手段では細かな設定やブラウザの閲覧履歴なども残ってしまう形となるため、フォーマットと同じ結果にすることは厳しいと捉えた方が良さそうだ。
フォーマットと似た概念の言葉は意外とたくさんある
ちなみに売却前のフォーマットを推奨する業者の中には、初期化という言葉でデータ削除のお願いをしているところもある。
またコンピュータなどに詳しいユーザブログなどでは、再インストールやリインストール、リカバリといった言葉を使ってフォーマットの説明をする方々もいるようだ。
フォーマットをしないとGalaxyの買取査定はできないの?
Galaxyの買取条件や買取対象は、ショップによって大きく異なる実態がある。スマホ端末に入ったデータを受け取ることによるトラブルを最小限にしたいと考える業者では、フォーマット済の端末のみを買取対象にしている。
これに対してスマホ修理などのサービスのできる専門店では、店頭買取時にスタッフがフォーマットを行うことで取引時に生じるデータ関連の問題を解消しているようだ。
フォーマットとは売却時のみで必要な処理?
安全安心のGalaxy売却に欠かせないフォーマットは、普段のスマイライフの中でも使うシーンの多い処理となる。フォーマットのメリットや仕組みを詳しく知っていれば、何らかの問題が生じた時に戸惑うことなく初期化の処理を行える。
また売却前に行うデータ削除に面倒な印象を持つ皆さんは、後述するシーンを具体的にイメージしながら、その必要性について一度じっくり考えてみると良いだろう。
Galaxyのフォーマット前に行うべきバックアップ
ちなみにフォーマットによってデータを削除する意味について考える時には、初期化とセットで行われることの多いバックアップについても頭に入れておく必要がある。
バックアップとは?
バックアップとは、Galaxyの中に入ったデータをコンピュータや新しいスマートフォン、オンラインストレージなどに複製する処理の総称だ。Galaxyなどのメーカーだけでなく各キャリア会社でも専用ツールを用意されているバックアップは、意外と容易に自分に合った方法を見つけやすい実態がある。
また自動バックアップ機能などを備えたアプリを使えば、多忙な毎日を過ごす皆さんでも簡単にデータの複製ができることだろう。
フォーマット前にバックアップをとるメリット?
初期化とバックアップがセットで行われるケースが多い理由は、前者の処理を行うことでデータが全て消えてしまうからだ。売却に向けてGalaxyを工場出荷時の状態にしたいと考える皆さんにとって、初期化のメリットに違和感を覚えることはないだろう。
しかし後々そのデータが必要になる可能性がゼロではないと考えると、複製→削除の流れで処理を行うのが理想と考えられているのだ。
フォーマット前にバックアップをとるデメリット
Galaxyのバックアップをする際には、アプリ探しの手間やオンラインストレージなどのデータの複製先を用意することが難点になることもある。以前から所有していたパソコンに専用の無料ソフトウェアを使ってデータ複製する場合は、別途費用がかかることはないだろう。
これに対して自分の希望するバックアップ対象や大きなストレージを求めてCloudなどを契約する時には、月々の料金が必要となる場合もある。しかしこうした問題は、複数のバックアップ方法を組み合わせることで解消可能になるケースが多いと言われている。
Galaxyのデータ削除とフォーマットが有効なシーンとは?
続いてGalaxyのフォーマットを行うことでトラブルの予防や解消に繋がりやすいシーンを確認していこう。
Galaxyの動作が遅い時
たくさんのアプリをインストールしすぎて、なんだか最近動作が遅い気がする・・・。こんな症状が生じた時にも、Galaxyの初期化は大変おすすめとなる。
一度フォーマットを行って不要なアプリやデータを全て削除すれば、ソフトウェア障害でもない限りメモリ不足による動作の遅さは解消される。また定期的なフォーマットによって要らないアプリを消した方が、ホーム画面もスッキリするだろう。
Galaxyを友達や家族にあげる時
友人や家族にGalaxyをあげる、売るといった個人間取引をする時には、買取専門店のように初期化のお願いといった面倒なルールは生じない。
しかし自分のGalaxyスマホをもらった相手が自由に復元ソフトなどを使える実態を考えると、受贈者がどんなに信頼できる人物であってもデータのバックアップとフォーマットを行った上で相手にGalaxyを渡すのが理想となるだろう。
Galaxyを友達や家族からもらった時
友人知人からもらったGalaxyについても、使う前に初期化をするのが理想となる。それなりに信頼できる相手から比較的状態の良いGalaxyを受け取った場合、「あの人が使っていた端末なら大丈夫だろう」といった楽観的な気持ちに陥る人が多い実態がある。
しかし何らかのサイトにアクセスした際にスパムウェアなどが入ってしまうリスクを考えると、どんなに状態の良いスマホであっても念には念を入れるという意味で必ずフォーマットを行うようにして欲しい。
Galaxyを捨てる時
Galaxyなどのスマートフォンや携帯電話端末を捨てる時には、小型家電リサイクル法に基づく回収BOXに入れる形となる。家電量販店などの入口付近に設置されることの多い回収BOXは、さまざまな一般人が容易に触れられる存在となっている。
そのため、第三者に自分の捨てたスマホが回収されるリスクを想定すると、正常動作する端末なら必ずフォーマットをする心掛けが想定外のトラブル予防に繋がると言えるだろう。
Galaxyのフォーマット前に行う準備
Galaxyのデータ削除前には、下記4つの準備を必ず行う必要がある。
各種IDとパスワードをメモしておく
Galaxyで使っていたゲームやSNSアプリなどを今後も使い続けるためには、ログイン時に使用するアカウントのIDとパスワードをメモしておかなければならない。
普段サインインしたままでアプリを使うスマートフォンの場合、多くのユーザがIDとパスワードの存在を忘れてしまう実態がある。そのため、Galaxy売却前に初期化をする際には、準備段階で全てのアカウントからサインアウトしながら、IDパスワードをメモするのが理想となるだろう。
Galaxyアカウントを削除しておく
初期化の処理を行うためには、必ずGalaxyアカウント(Samsungアカウント)を削除しておく必要がある。
またフォーマットをしないまま宅配買取などでスマホをショップに送付する時にも、店舗側で再販売前の初期化を行う流れとなるため、必ずGalaxyアカウントの削除は行う必要があると言えるだろう。
おサイフケータイのデータ削除
nanacoやSuica、楽天edyといったおサイフケータイアプリを使っている時には、キャリア会社の店頭でそのデータを消去してもらう必要がある。FeliCaを使った利用サービスが少ない場合は、ユーザ自身がデータを消すことも可能とされている。
しかし多彩なアプリの利用時にはこの作業がかなり面倒となるため、基本的にはdocomoやau、SoftBankといった契約キャリアの店頭で処理をしてもらうのが理想となる。
Galaxyの暗号化をする
自分のGalaxyを受け取った買取店や次の購入者が特殊な方法でデータ復元をするトラブルを防ぐためには、端末の暗号化をすることも必要だ。「設定」→「セキュリティ」→「端末の暗号化」という3ステップでできるこの処理は、Galaxy初心者でも簡単に行える。
しかし暗号化中に電源が落ちると、復旧不可能な状態になることもあるため、必ず初期化やバックアップ関連の処理はフル充電を行った上で始めることを忘れないようにして欲しい。
Galaxy売却時に行う最もスタンダードなデータ削除・フォーマット方法
Galaxyの初期化は、設定アプリから下記の流れで行うのが一般的となっている。
- 1.設定アプリを開き、「一般管理」をタップする
- 2.一般管理内にある「リセット」→「工場出荷状態に初期化」をタップする
- 3.機種によっては「操作用暗証番号入力」の画面が表示される
- 4.「リセット(もしくは端末をリセット)」をタップすると、画面ロックの解除に用いるPINの入力が求められることもある
- 5.メッセージの内容確認後、「全て削除」をタップするとフォーマットが行われる
一部Galaxyスマホに搭載されている自動初期化の機能
Galaxyでは、端末ロック解除を15回連続で失敗した場合に、工場出荷状態へのフォーマットが自動で行われる設定ができる。この機能は、Galaxyと並んで人気の高いiPhoneなどにも備わっている。
自動初期化機能を有効化する方法と手順
下記の流れで自動初期化の設定を行う際には、その前にPIN・パターン・パスワードのいずれかを設定しておく必要がある。
- 1.設定アプリを開き、「ロック画面とセキュリティ」をタップする
- 2.次の画面内で「安全ロック設定」をタップする(端末によっては画面ロック解除を求められることもある)
- 3.「自動初期化」のスイッチをオンにする
自動初期化機能でフォーマットをする際の注意点
この機能によるフォーマットには、とにかく時間がかかる難点がある。一般的なGalaxyスマホの場合、5回失敗した後の入力はペナルティとも言える一定期間を行わない限りできない仕組みとなっている。
また所要時間については機種によって異なる実態があるため、この機能を使って初期化をする場合は、「いつ処理が完了できるか?」の把握が難しくなると捉えた方が良いだろう。
リカバリモードによるGalaxyのデータ削除・フォーマット
Galaxyの不具合やロック解除ができないなどの理由でフォーマットが難しい時には、Androidのリカバリモードを起動して強制初期化をするしかない。
リカバリモードでGalaxyのフォーマットをする際の流れとは?
AndroidというOSの機能となるリカバリモードは、設定メニューから行える初期化と比べると下記のように初心者にとって若干難しい流れとなる。
- 1.Galaxyの電源ボタンを長押しして、スマートフォンの電源をオフにする
- 2.「電源+音量(上)+ホームキー」を長押しして、リカバリモードを起動する(機種によってボタンの組み合わせが異なることもある)
- 3.リカバリモードの画面内で「Wipe data/factory rese」にカーソルを合わせて、電源キーを使って決定をする
- 4.端末の初期化が始まる
- 5.電源キーで「Reboot system now」を選択すると、リカバリモードが終了できる
- 6.このメニューの選択により、Galaxy端末が再起動される
GalaxyなどのAndroidスマホ専用のデータ消去ソフトを使う
Galaxy以外にもさまざまなAndroidを所有していたり、パソコンを使ってデータの初期化やバックアップ、移行などの一括管理を行いたい人には、下記のようなAndroid専用のソフトウェアを活用する方法もおすすめだ。
こうした方法を使えば、Androidスマホの機種やブランドが変わっても、毎回同じ手順でデータの削除やバックアップをすることができる。
dr.fone - Androidデータ完全消去
Wondershare社のdr.foneは、WindowsだけでなくMacパソコンでも使える話題のソフトウェアだ。USBケーブルを使ってdr.foneを起動したコンピュータとGalaxyを接続すると、パソコンの画面に端末情報が表示される仕組みとなっている。
市販されている全てのAndroidスマホに対応しているこのソフトウェアは、家族のGalaxyやXperiaのフォーマットやバックアップを行うといった使い方もできると言えそうだ。
Androidデータ消去ソフト
Air Moreより提供されているこのソフトウェアも、1クリックの簡単操作で初心者でもスムーズにフォーマットができる仕様となっている。
連絡先や音楽、写真だけでなく、さまざまなアカウントやパスワードも選択可能とするAndroidデータ消去ソフトは、なるべく多くの項目をバックアップしたいと考える皆さんでも満足できる存在となるだろう。またこれから初期化する既存データは、実行前にプレビューをすることもできる。
Data Sweeper Mobile
Data Sweeper Mobileは、Android OS バージョン4以上に対応している。独自の方法でデータの上書きをするこのソフトウェアを使えば、特殊なアプリの使用によりGalaxy内に残った情報が復元される心配もなくなる。
またData Sweeper Mobileにはクラウド版も用意されているため、データの初期化やバックアップに使えるコンピュータを持たない皆さんでもGalaxy本体から復元不可能な状態へのフォーマットを行えることだろう。
携帯万能抹消システム
同時進行で複数のAndroid端末のデータ抹消のできる携帯万能抹消システムは、買取専門店にいくつかのスマートフォンを持ち込む際の準備にも活用しやすいソフトウェアだ。Androidの新機種がリリースされた時には、自動でサーバ上から端末情報が更新される仕様となっている。
Blancco Mobile Device Eraser
Blancco Mobile Device Eraser は、Galaxy本体での初期化では消せないデータまでも、復元できないレベルにできる話題のソフトウェアだ。
最大50台ものAndroidを同時並行でデータ抹消できるBlancco Mobile Device Eraserは、スマホの修理や買取専門店といった業者で使われることも多い存在となっている。
またデータ消去中に何らかの障害が発生した場合は、消去の再試行もできる仕組みとなっているため、万が一のトラブルに強いソフトウェアを求める皆さんにもBlancco Mobile Device Eraserのおすすめ度は非常に高いと言えるだろう。
まとめ
さまざまなメーカーから初期化ソフトの発売されているGalaxyの場合、スマホ本体のフォーマット機能を使わなくても効率的かつ確実にデータ削除を行う方法は非常にたくさんあると捉えて良いだろう。
またスマホの修理業者や買取専門店の中にもフォーマットを行える業者は存在するため、何らかのアクシデントにより自分ひとりで作業するのが難しい場合はAndroidのプロフェッショナルに相談をしてみても良いだろう。
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