スマートフォンやタブレットの所有者たち間で、最近利用者が急増しているのが、MVNOである。MVNOとは、大手キャリアから通信回線を借りて通信事業を運営する通信会社のことである。
利用者が急増しているのは、MVNOの利用料金は大手キャリアより格安であることが挙げられ、その格安な料金がMVNOの大きな特徴といえる。
しかし、急成長しているMVNOであるが、大手キャリアと比べ制約も多く、利用者が急増しているのと同時に、MVNOに不満を持つ人も増えている。
MVNOに不満があれば、解約するなりMNP転出するなりして、通信会社を変更することも考えられるが、それらをする場合、利用しているプランや契約期間により、費用が多く必要なことも有り、解約方法や違約金の有無、MNP予約番号取得方法などをよく把握しておくことが必要であると言える。
そこで、今回は、MVNOの中から、IIJmioの解約方法やMNP予約番号取得方法、違約金などについて記載していく。

IMG_1369 / Kouki Kuriyama
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
IIJmioとは
IIJmioは、老舗の通信会社であるIIJが運営しているIIJmioが運営するMVNOのブランドである。IIJは、老舗のインターネットプロバイダーであるほか、MVNOに通信回線やサービスなどを提供するMVNEとしての側面があり、そのIIJが運営しているIIJmioは、高速の通信回線とユニークなサービスで人気のMVNOであり、MVNOの中でもトップクラスのシェアを獲得している。
IIJmioの解約方法について
IIJmioの解約は、IIJmioの会員ページから行う。Q&Aなどには、電話による解約方法は案内されてないので、会員ページ経由でしか解約できないようだ。
会員ページにログインして必要事項を入力、注意事項や最短解約日が表示された後、解約申し込みをすることで解約手続きが完了する。手続きが完了したら、メールが届くので、そのメールを受信することで、解約となる。
そして、解約手続きの時に表示された最短解約日が解約予定日となり、解約予定日当日になると、IIJmioと接続できなくなる。
通常、最短解約日は、解約を申し込んだ月の月末が設定されるが、月末に解約手続きを実施し、手続きの最中に月が明け、解約手続きが完了したのが翌月となった場合、解約は、翌月末となる。そのようなときは、月額利用料がもう1か月分必要となるので、解約は、月末前に実施したほうがいいだろう。
解約後、それまで使用していたIIJmioのsimカードは、IIJmioまで返却する必要がある(送料はユーザー負担)。MVNOの中には、simカードを返却しない場合に損害金などの支払いが必要なところもあるが、IIJmio は、simカードを返却しなくても損害金などの罰則はないようだ。
IIJmioのMNP予約番号取得方法について
IIJmioのMNP予約番号取得方法についてだが、こちらも解約と同様にIIJmioの会員ページから行う。こちらもQ&Aなどには、電話による解約方法は案内されてないので、会員ページ経由でしか申し込みはできないようだ。
IIJmioの会員ページに必要事項を記入してMNP予約番号の申し込みは完了する。MNP予約番号が発行されるまでに4日程度必要で、MNP予約番号を発行するのに、手数料として3,000円(税別)が必要となる。
MNP転出手続きは、MNP予約番号を転出先の通信会社に送付し、そちらでの手続きが完了した時点でIIJmioの契約は解約となる。解約時と違い、MNP予約番号取得からMNP転出手続きが完了するまでタイムラグがあるので、月末に実施すると、手続きが完了するまでに月をまたぐ可能性は高く、その場合、翌月分の月額利用料金が必要となるので、こちらも、月末に実施しないほうがいいだろう。
なお、MNP転出ができるのは、音声通話機能付きSIMのみで、データ通信専用SIM、SMS機能付きSIMは、MNP転出はできないので、注意したほうがいいだろう。
違約金、解約時の月額利用料について
解約する場合に注意しなければならなのが、解約時の違約金(IIJmioは音声通話機能解除調定金という名目)や解約した月の月額利用料金だろう。
MVNOに限らず、通信会社の契約で使用が義務付けられている最低利用期間内に解約する場合の違約金は、高額となる事が多く、解約する場合は、できるだけ違約金を支払う必要がないタイミングで解約するのがベストといえる。
また、解約時の月額利用料金については、MVNOにより扱いが違っており、日割りで計算するところもあれば、満額必要なところもある。満額必要であれば、解約する時期は関係ないが、日割りであれば、月の始めに解約したほうが、月額利用料金は安くなる。この場合、月の始めに解約するのがベストといえる。
まず、違約金についてだが、IIJmioの場合、最低利用期間が設定されているのは、音声通話機能付きSIMのみで、音声通話機能付きSIMを最低利用期間内に解約する場合、違約金が発生する。
音声通話機能付きSIMの最低利用期間は12か月で、契約期間により違約金が異なるシステムとなっている。契約した月に解約した場合、12,000円(税別)、2か月目に解約した場合、11,000円(税別)、と、契約した月が経過するにつれ、違約金は1,000円づつ減っていき、12か月が経過した時に、違約金は0円となる。
つまり、契約してから時間が経過しないうちに解約した場合に違約金が高くなるシステムとなっているので、音声通話機能付きSIM利用中で、解約やMNP転出を考えている場合は、契約期間に注意したほうがいいだろう。
次に、解約時の月額利用料金だが、IIJmioの場合、解約する時期に関わらず、解約時の月額利用料金は、満額必要となる。つまり、月の始めに解約しても、月末に解約しても、月額利用料金は、満額かかるので、解約する時期は特に意識しなくてもいいだろう。
ただし、前述のように解約やMNP転出の手続きに時間がかかり、月をまたぐと、翌月分の月額利用料金が必要となることもあるので、手続きするタイミングに注意したほうがいいだろう。
IIJmioは即解約が可能か?
IIJmioは即解約が可能か、についてだが、即解約は可能であるが、他のMVNOに比べ、ややハードルが高いといえる。
まず、音声通話機能付きSIMを契約し、即解約した場合だが、前述のように違約金として12,000円(税別)が必要となる。この12,000円という金額は、MVNOが設定している違約金の中では、高額の部類となり、他のMVNOで即解約するよりコストが高いといえる。
データ通信専用SIM、SMS機能付きSIMは、即解約しても違約金は必要ない。ただし、契約上、解約できるのは、契約した月の翌月以降となっており、つまり、解約できるまで、最長で2か月必要となる。こちらも、他のMVNOに比べ解約するまでにより長い時間が必要となっているのだ。
IIJmioで即解約を検討している場合は、やや高めの違約金とすぐに解約できない場合があることを把握しておいた方がいいだろう。
IIJmioの解約方法やMNP予約番号取得方法、違約金などについて記載したが、解約やMNP転出をする場合は、多かれ少なかれ、手間や費用が必要となる。通信品質が悪いなどをやむを得ない事情での解約なら仕方ないが、IIJmioのサービス内容など、事前に調べておけばわかるような内容が不満で解約する場合は、解約のかかる手間や費用が、もったいないかもしれない。
IIJmio に限らず、MVNOとの契約を検討している場合は、そのMVNOのサービス内容を把握して、そのサービス内容が自分に合っているものか検討し、解約するような事態にならないようにしたほうがいいだろう。
スマホを新しくするならスママ
中古スマートフォンの売買に特化したスママなら、動作保証やSIM診断がありスマホを手軽に購入できるだろう。品質チェックもあるのでトラブルの心配はなく安心して利用することができる。新しくスマホの買いかえを考えているならスママがいいだろう。

