iTunes(アイチューンズ)カードはiTunesストアやアプリの換金などiPhoneで販売されているものを購入する時に使用できるカードであり、iPhoneやiPadなどアップル社製品にアプリを入れたり、iTunes Storeで音楽や映画を購入する際に使用するiTunes株式会社が発売するプリベイカードの一種である。
iTunesストアなどでこれらの物を購入する時には、クレジットカードが必要になってきますが、それではクレジットカードを作る事が出来ないもっとも重要なユーザーである18歳未満の人は利用する事が出来ない。そういった人のために作られたのが、このiTunesカードなのだ。
このiTunesカードを買取してもらいたい時、どういった方法があるのだろうか。金券ショップに持って行けば、すぐに換金してくれるところもあるが、取り扱っていないところも多くある。また、換金率もあまり高くない。

itunes gift card / 401(K) 2013
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iTunesカードは発展途上
最初に知っておくべきことは、iTunesカードが、発展途上のカードであるという点だろう。よく使うユーザーにとっては便利なカードであるが、使用しない人にとっては、非常に扱いに困るカードなのだ。
iTunesは、アップル社が開発及び配布を行っているパソコン用のメディアプレーヤーである。2001年1月に音楽ソフトとして誕生し、同年11月にiPodが販売されるようになると、管理ソフトとしての役割を併せ持つようになった。つまり、まだ歴史が浅いのだ。
クレジットカードが使えない人に向けて発売されたカード
当初は、マッキントッシュ用のソフトであったが、2002年にはウインドウズ用ソフトの無料配布を開始した。2007年に携帯電話であるiPhoneが発売開始になると、ますます需要が高まった。2003年4月28日、楽曲や映画の購入、ダウンロードを行うサービスとして、iTunes Storeが誕生。その2年後の2005年8月4日、ようやく日本にもiTunes Storeが誕生したのだ。
当初はクレジットカードによる支払いのみであったが、その後クレジットカードを持っていない方向けに、プリペイドカードであるiTunesカードも使えるようになった。
日本では普及していないのが現実
App Storeでのアプリの購入にもiTunesカードは使用できるので、ますますの拡大が期待されたが、音楽のダウンロード業界において、日本では欧米諸国と比べて、iTunes Storeのシェアが格段に低いままで留まっている。そのため、iTunesカードの需要も広まっていないと考えられる。
現在発行されているiTunesカードの図柄には、音符柄のカードとアプリのAの文字をかたどったカードがある。音符柄が音楽専用カードで、A柄がアプリ専用カードではないかと思う人もいるようだが、どちらも差異はなく音楽・アプリ共通で使えるカードでなのだ。
額面は4パターン、増量キャンペーンは要チェック
額面としては、1,500円、3,000円、5,000円、10,000円の4種類となっているが、1,000円から50,000円の間、1円単位で必要な分だけ購入できるバリュアブル・カードも販売されている。ただしこのバリュアブル・カードはローソンなど限られた店舗のみの販売となっているので、あまりポピュラーではないかもしれない。
基本的にiTunesカードは、1,000円で購入したカード=1,000円分といった具合に、額面と同じ額しか使えない。しかし、増量セールと称するキャンペーンが随時行われている。
最近行われた増量セールは、セブンイレブン、サークルKサンクス、ファミリーマート、ローソンで行われたもので、3,000円のiTunesカードを購入し、その後Webサイトに登録すると500円のプレミアムが付き、合計3500円分使用できるというものであった。
このようなキャンペーンは、コンビニのほか、量販店等でも時折行われているので有効活用したいところだ。
iTunesコードでも価値がある
ここまでずっと「iTunesカード」と書いてきたが、実はカードの形をしていなくてもよい。iTunesカードの裏側には銀色のシールが貼ってあり、そのシールを剥がすと英数字16桁から成るコードが現れる。
このコードをアップルIDに入力することによりチャージができ、iTunes Storeでの購入が可能となる。つまりiTunesカード自体は、コードをIDに入力してしまえば不要となるのだ。
iTunesカードの転売は難しい
最近では、iTunesカードを介在させないネット通貨であるiTunesコードの販売量も伸びているのが現実。iTunesコードだけの販売は、iTunes Storeだけでなく、au、ドコモ、ソフトバンクといった電話会社が取り扱っている。
このように、本来はコードだけでいいものが物質化しているのがiTunesカードなので、転売となるとかなり難しいのが現状である。
POSAというシステムが中古買取を難しくする
さらに現在のiTunesカードは、POSAというシステムを導入している点も買取を難しくしている。POSAというのは、購入時にカードをレジで読み取ってもらい、カードを有効化するという手続き(アクティベーション)をとらないと、使用できないようにしたシステムである。万引き防止や不正入手防止を主たる目的としている。
有効化されたカードなのか判別が難しい
チケットショップとしては、iTunesカードだけを見ても、既にコードが入力済のものなのかどうか分からないし、POSAにより有効化されたカードかどうかも分からない。
極端にいえば、持ち込まれたiTunesカードが万引きされたカードだとしても、確かめようがないのである。このことから、買取を行っているチケットショップはごく限られている。
取扱店舗が少ないために買取・換金レートがかなり低い
また取り扱っているチケットショップの少なさが、競争率を低めているため、買い取ってくれるショップでも買取金額はかなり低くなっている。最近ではいくぶん改善されているものの、流通している量が多く、使用状況の確認が容易なQUOカードなどに比べると、依然として低い買取価格となっているのが現状なのだ。
iTunesカードは買取に当たって郵送などの必要はなく、コードの連絡のみで可としているところが多い。チェックに時間がかかるため、現金化されるまでには、何日かの日数を要するようだ。
買取相場は額面の三分の一程度か
チケットショップ、金券買取業者だけでなく、スマホ買取で有名な携帯買取一丁目などでも買取対応して貰えるので、池袋に訪れた際は買取依頼してみるのも手だ。この記事執筆当時のレートは、1500円のカードが500円での買取というものだった。
「高くはないが売れるのならば」と、目をつぶれる程度の換金レートである。尚、じゃんぱらやソフマップでは買い取りしてもらえなかった。
ヒカカク!に掲載されているiTunesカードを買取りしてくれる業者
最後に、ヒカカク!で掲載されている買取業者の中でiTunesカードを取り扱っている所をいくつか紹介する。
買取王子
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
なんでも買取で有名な、「買取王子」はitunesカードの取り扱いも行っている。他のものを売るついでに、使わないitunesカードの査定も行ってもらうと良いだろう。
甲南チケット
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
チケット、金券などメインに取扱っている「甲南チケット」はitunesカードも取り扱っているので、インターネットの無料査定を使ってレートを確かめてみると良いだろう。
ギフトグレース
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ネットークションで買取してもらう場合
どれぐらいの金額で売れるのだろうか?
iTunesカードは最近でようやく普及し始め、以前よりは売りやすくなってきている。オークションサイトでも有名なヤフオクで最近落札された取引の換金率を見ると、概ね90%ぐらいが相場のようだ。10,000円のiTunesカードが9,200円で売れている例もあると言う。
金券ショップのサイトなどでは65%~80%程度のところが多いので、オークションサイトの方が高価格買取をしてもらえる傾向にあると言える。しかし、この取引の金額を鵜呑みにしてはいけない。
手数料や会費がかかる
金券ショップに買取してもらいたい物を持ち込んで買取してもらう場合、別に会費や手数料を取られる事はない。換金率が80%であれば、きっちり額面の80%のお金がもらえると言うことだ。
しかし、オークションサイトでは会費や手数料などがかかってくる。それがオークションサイトのデメリットであるが、それでは一体いくらの手数料や会費がかかるのだろうか。
オークションサイトの実質的な換金率は?
例えば、ヤフオクを利用してiTunesカードを売ろうとすると、オークション出品する場合には月額498円のプレミアム会員費と、落札システム利用料として落札価格の8.64%が必要となってくる。
5,000円のiTunesカードが4,500円で落札されたとすると、388円の落札システム利用料とプレミアム会員費が必要になると言うことだ。その月にその一回しかヤフオクを利用しなかったとすると、結局手元に残る金額は3,614円という事になる。そうすると、換金率は72.28%になり、金券ショップよりも低くなってしまう場合があるのだ。
もちろん、月に何度も取引をしたり、もっと高額のiTunesカードを取引したりするのであれば、月額のプレミアム会員費のパーセンテージは下がるため、換金率はもう少し上がりるが、落札システム利用料の8.64%は変わらない。そのため、実質の換金率が80%を超える事は少ないと言えるだろう。
iiTunesカードの場合は、カードそのものを送らなくてもコードの通知のみで取引できルため、配送料がかからないというメリットはある。しかし、プレミアム会員費と落札システム利用料を考えると、それほど高い換金率だとは言えないだろう。
トラブルに巻き込まれる危険性も
オークションサイトは個人間の取引になるため、業者との取引に比べるとトラブルが多く発生する傾向にある。特に、iTunesカードの場合は、落札してコードを送ってもらったがそのコードが使用済みだった、というトラブルが多発しているのだ。
こちらが売却する側で、誠実な対応をしていたとしても、相手に「既に使用済みだった」などと言いがかりをつけられる可能性がないとは言い切れない。そのような詐欺師はどのような手口を考えるか分からない。
正規の業者であれば、そのような事をすると免許を取り消されるなどのペナルティがあるためまず心配はないだろうが、個人間の取引だとどうしてもトラブルの危険性をぬぐえないのだ。
ヤフオクの場合、落札者の評価を見る事である程度はその人が信頼できるかどうかが分かるが、初めての利用者が高値で買ってくれるとなったら、迷ってしまうだろう。
iTunesカードの買取相場は徐々に上がってはいるが、図書カードやQUOカードなどとは比べ物にならない。
それは、まだiTunesカードの普及がそれほど進んでいない事や、カードが有効かどうかが分かりにくい事などが関係していると言える。オークションサイトを利用するかどうかは、上に述べた注意点などをよく考えるようにしよう。
itunesカードは日本での需要が低く管理が難しいので買取レートが低い
以上のように、itunesカードは日本での需要が低いということと、有効カードかどうかの判断が難しくなるので買取のレートが低くなっている。
また買い取ってくれる業者も限られているので、買取してもらう際は、iTunesカード買取査定業者一覧をチェックして、なるべく高い買い取り金額の業者に売るといいだろう。