家庭や会社のPCライフに必要不可欠なLANケーブルは、そのコンディションによって売却先が大きく異なる形となる。
各ショップのサイトに書かれた「LANケーブル買取」という文字だけを頼りに査定依頼をかけると、想定外とも言える買取不可の返答がくることもあるため、注意が必要だ。
今回は、これからLANケーブルの処分を検討している皆さんに、この商品を効率よく現金化に繋げる良策を紹介したい。
CONTENTS
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コンディションによって異なるLANケーブルの売却先
まずは、コンディション別にLANケーブル買取に適したショップの特徴を確認していこう。
新品未使用
新品未開封のLANケーブルは、再販売を目的としたパソコン買取専門店や家電買取専門店、リサイクルショップなどで高額査定対象となる。
また、LAN工事に使うような300m入りのLANケーブルは、建材買取業者でも歓迎されるため、比較的簡単に売却先が見つけられるコンディションと捉えて良いだろう。
使用済み
一度でも使用したLANケーブルは、ショップ側で「内部の傷み具合が確認できない」という理由で高額査定は難しくなる。
リサイクルショップ
しかし、何でも買取ることをモットーとするリサイクルショップの中には、他品目と一緒に持ち込むことで1本10円~50円ほどで買取を行なってくれるところもあるようだ。
買取専門店
これに対して、パソコンや家電の買取専門店は基本的にリユース目的の買取しか行わないため、少しでも通電したLANケーブルは買取NGになることが多いと捉えた方が良いだろう。
コンディションがわからないほど古い物
長きに渡ってグ放置されていた古いLANケーブルは、銅リサイクルを目的としたスクラップ業者や不用品回収業者による引取りや買取を選ぶしかなくなる。
しかも一般のケーブルと比べて遥かに銅の含有率が少ないLANケーブルは、かなり相場の低い信号線としての扱いになるため、リユース目的の買取と比べればかなり金額的な満足度は下がると考えて良いだろう。
新しいLANケーブルを高額査定に繋げるコツ
ここからは、新品未開封のLANケーブルを高価買取に導くコツを紹介する。
不要なら早く売る
日進月歩で新技術が投入されるLANケーブルも、旧モデルにならないうちに早く手放すことが必要となる。
また、長きに渡って自宅やオフィスに保管していると、高い温度や乾燥などによってコンディションが下がることがあるため、効率よく現金化を図るなら、社内に大量のLANケーブルをストックしておくべきではないと言えるだろう。
外袋や外箱も大事に扱う
次のユーザに再販売される新品LANケーブルは、外箱などのコンディションも大事な査定基準となる。
ショップに持ち込む際に、雨や雪などで外箱が濡れてしまった場合は、中身に問題がなくても買取相場がかなり下がるため、段ボール入りのLANケーブルなどを売却する際には出張査定を利用した方が良いかもしれない。
店舗選びも入念に
この商品を高額査定に繋げるためには、「LANケーブル買取に積極的なショップ」を選ぶことも必要だ。
良心的な買取店では、サイトの中で高額査定対象品目を公開しているため、問い合わせ前に情報を確認することも大事な良策だと言えるだろう。
また、自宅近くでLANケーブルを歓迎するショップが見つからない場合は、地域での絞込ができる当サイト・ヒカカク!も参考にして欲しい。
パソコン周辺機器と一緒に売る
オフィスや家庭用に作られた1~5mほどのLANケーブルは、パソコンやスマートフォンなどと一緒に売却することで、セット売りによるプラス査定を得ることができる。
また、家電買取専門店では、さまざまなケーブルをまとめて査定可能となるため、買取相場の低いアイテムは他製品の力を使ってその価値を高めることも必要だと言えるだろう。
使用済みLANケーブルを高額査定に繋げるコツ
続いて、これまで自宅やオフィスで使っていたリユースの難しい「古いLANケーブル」を効率よく売却するコツを紹介していく。
分量によって売却先を変える
スクラップ業者で30~55円/kgほどの買取相場にしかならない中古のLANケーブルは、その分量によって売却先を変えることも必要だ。
1㎏以下
全てのケーブルをまとめても1kgに満たない場合は、無理にスクラップ業者に持ち込むのではなく、1本5円~10円ほどで買取や引取を行なってくれるリサイクルショップを利用した方が良いだろう。
大量の場合
これに対して、オフィスの引越しなどで大量に出てきたLANケーブルは、買取相場の高いスクラップ業者に持ち込むことで高額査定が期待できる。
宅配買取や出張買取を利用しよう
買取相場がかなり安い中古のLANケーブルは、買取や処分にかかるコストをかけないことも必要だ。
どんなに高値で買い取ってくれるスクラップ業者でも、そこに到着するまでにたくさんのガソリン代や高速代がかかる場合は、ユーザの費用負担といった意味でも賢い売り方ではないと言えるだろう。
また、大量のLANケーブルはかなりの重量となるため、ユーザの腰などを痛めないためにも宅配買取や出張買取を利用することが理想と言えそうだ。
不用品回収業者はおすすめできない
さまざまな工夫をすることで、買取業者での査定や引取りが可能となるLANケーブルは、ユーザ自らお金を払って不用品回収を行わなくても、比較的簡単に処分のできる商品と位置付けて良いだろう。
LANケーブル処分や引越しのスケジュールが迫っていて、買取業者選定ができない場合は、不用品回収の利用もやむを得ない。
しかし、少し時間を作れば買取業者での引取りや買取が可能と考えれば、お金を払ってLANケーブルを処分する方法は最後の砦と捉えた方が良さそうだ。
高く売れるLANケーブルのメーカーと参考買取相場 まとめ
最後に、リユース目的の専門店で高額査定実績の多いLANケーブルのメーカーと参考買取相場を紹介していこう。
日本製線
通信線の製造を得意とする日本製線のLANケーブルは、電材の専門店などでも高額査定対象となっている。
学校やオフィスのLAN工事などにも使われる0.5-4P NSEDT WHの中には、300m1箱3,000円の高値がついた実績もあるため、不要ケーブルの処分でユーザを悩ませることのないメーカーと位置付けて良いだろう。
CHORD
CHORDの最高峰シリーズSarum Tuned ARRAY Ethernet LAN Cableの中には、1本40,000円~45,000円もの高額査定がついた事例もある。
CHORDというメーカーは、ネットワークオーディオ愛好家の中でもかなり人気が高い存在のため、実用性重視のELECOMやバッファロー、サンワサプライなどとは全く異なる需要が、これだけの高額査定実績を生んでいると考えて良いだろう。
AugLine
CHORDと同様にネットワークオーディオで使われるAugLineは、中古品であっても高額査定のつく大変珍しいメーカーだ。
高純度プラチナ、金、銀をブレンドした世界初のAUGLINELAN1.0には、1本10,000円~16,000円もの高値で買取が行われている。
また、AugLineなどの場合は、高級オーディオ専門店でも積極的な買取が可能であるため、比較的売りやすいLANケーブルメーカーと位置付けて良いだろう。
まとめ
コンディションとメーカーによって売却先が全く異なるLANケーブルも、当ページで紹介したポイントを抑えて売却に向けた行動を起こせば、大きなトラブルなく処分ができる。
また、LANケーブルは一般のパソコン周辺機器と比べて参考買取相場の調査が難しい難点があるため、最新の買取額やさまざまなショップの口コミや評判などの情報を公開している当サイト・ヒカカク!などのWEBサービスを上手に使って、効率よく納得の価格を提示する業者と繋がってみて欲しい。