ヤフオクにも800以上の商品が出品されているLet'snoteは、型番・品番を把握することでより良い中古品と出逢いやくなるパソコンブランドだ。国産メーカーから発売されているLet'snoteは、海外のノートパソコンと比べて品番・型番の調査を行いやすい特徴がある。
また国産ならではの品質は、中古パソコンに欠かせない壊れにくい利点も生んでいるため、少し古いノートPCを安く手に入れたいと考える皆さんにとっておすすめ度の高いブランドと位置づけて良いだろう。
今回は、Let'snoteを売買する上で欠かせない品番・型番の調べ方や命名規則の話を皆さんと一緒に確認していきたい。
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このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
Let'snoteとは?
Let'snoteは、国産メーカー・Panasonicが発売するノートPCのブランド名だ。カタログや本体に入っているロゴの中には、「Let's」と「note」の間にスペースを入れた「Let's note」という記載も存在している。しかしこのブランドの正式名称は、スペースを含まない「Let'snote」となるようだ。
Let'snoteの特徴
高品質を全面に打ち出した製品が豊富なLet'snoteは、高い価格の割には長く多くの顧客を繋ぎ止めることに成功したノートパソコンブランドだ。モバイルPCに徹した開発を行うLet'snoteには、マグネシウムボディやノングレア液晶といったビジネスに適した特徴がある。
また他社の同サイズの機種と比べて300gほど軽量となっているため、出張などでノートパソコンを持ち歩く機械の多いビジネスマンなどにも長く愛用される特徴があるようだ。
企業向けラインもある
企業向けに作られたLet'snote PROは、一般メーカーで例えるビジネスモデルのような位置づけだ。この商品のハードウェア構成については、市販のクラスと同じ内容となっている。しかしLet'snote PROには同梱アプリケーションがないため、国産メーカーならではとも言える無駄なソフトの多さに嫌悪感を抱く皆さんでもシンプルに使えるノートパソコンと捉えて良いだろう。
また保証期間も3年まで延長されているLet'snote PROは、パソコンの故障が仕事や経費の増大に繋がるビジネスシーンにおいても安心して使えるモデルとなりそうだ。
マンガ作品にも登場するLet'snote
国産メーカーを代表するLet'snoteは、「エヴァンゲリオン 新劇場版」や「妹さえいればいい」という作品にも登場している。主要人物が作中でLet'snoteを使った「エヴァンゲリオン」においては、同時期にPanasonicがこの作品とのタイアップ商品を登場させている。また「妹さえいればいい。」の中では、父親からお古のLet'snoteをもらったことにより、それ以降の小説つくりにこのシリーズを使い続けるという設定となっている。
こうした形で多くの作品の中で使われているLet'snoteは、ビジネスマンだけでなくアニメ愛好家などの間でも話題性の高いパソコンとして注目されているようだ。
Let'snoteの命名規約
Let'snoteなどの国産メーカーのノートパソコンは、海外製品と比べて命名規則についてもわかりやすい傾向がある。
例えば、Let'snote LIGHTの機種名は、1桁目がタイプ、2桁目が世代を表している。タイプが異なるLet'snoteの場合、ドライブベイの有無や寸法といった外観面の違いにより機種名からの判別が行いやすい実態がある。これに対してタイプが同じモデルの場合は、複数世代で同じ筐体が使われるケースも非常に多い理由により、機種名だけではその特徴や違いの判別が難しいケースもあると言われている。
Let'snoteの型番・品番を調べるメリット
後ほど紹介する方法でLet'snoteの型番・品番を調べると、下記のようなシーンで入手した番号の活用ができる形となる。
ネット検索
自分が関心を抱いているLet'snoteの品番・型番・製品名がわかると、GoogleやYahoo!などを使った情報検索をしやすくなる。また幅広いラインナップを有するLet'snoteのようなブランドの場合は、型番が少し異なるだけで技術仕様なども大きく変わる実態があるため、欲しい情報を的確に集めるためにはその鍵となる品番などの入手が欠かせないと言えるだろう。
比較検討
Let'snoteの品番や型番がわかると、旧モデルや他メーカーとの比較検討も行いやすくなる。特にホームページ上で全モデルの型番と仕様を掲載しているLet'snoteの場合は、品番を入手することで「他のノートパソコンと何が違うのか?」といった疑問の解消も可能になると言えるだろう。
問い合わせ
Let'snoteの型番は、中古パソコン専門店や家電量販店、Panasonicのお客様相談センターへの問い合わせ時にも活用することができる。このメーカーの相談センターでは、保守や修理だけでなく技術的なことや操作方法に関する質問も受け付けている。
また近頃の中古パソコン市場では、24時間問い合わせ可能なオンラインフォームを設ける専門店も増えているため、自分の好きなタイミングで業者とコミュニケーションを図る上でも型番や製品名などの情報は必要不可欠だと言えそうだ。
WEBサービスを利用した売却
Let'snoteの製品名や型番がわかると、当サイト・ヒカカク!のように便利なWEBサービスを使って高く早く売却しやすくなる。あらゆる物の相場を一括査定できるヒカカク!は、ノートパソコンの売却時に生じるさまざまな面倒さを解消可能な大変便利なサービスとなっている。
またこうしたWEBサービスを使うと、多くの業者に何度もメールや電話をする手間も省けるため、忙しい人こそ型番や製品名を使ってWEBサービスから売却するのがおすすめとなるだろう。
他ユーザとのコミュニケーション
後ほど紹介する方法で調査したLet'snoteの型番は、ユーザ間のコミュニティなどでも活用できる。例えば、価格.comなどに実際にLet'snoteを使って感じた感想などを記載すれば、自分の体験を他のユーザとの情報交換に繋げられる。
またこうした口コミ掲示板にはメーカーサイトには掲載されていない情報も書かれているため、賢く失敗のない買い物をする上でもLet'snoteユーザとの交流はおすすめ度の高い行動になりそうだ。
ヤフオク・メルカリ出品
ヤフオクやメルカリを使って個人間取引をする際にも、型番や製品名は必要不可欠な存在となる。特に売る側・買う側の双方が素人のメルカリの場合は、商品情報の未確認や勘違いにより取引時の失敗やトラブルが起こりやすい実態がある。
また細かな情報が書かれていない商品はなかなか落札されない実態があるため、ヤフオクやメルカリで早く高値で売る上でも型番・品番の把握や記載は欠かせない心掛けになると言えるだろう。
Let'snote(個人向け)の現行モデルと型番・品番の特徴
Let'snoteでは2017年10月現在、下記4タイプのシリーズを展開している。
- XZ 12.0型 QHD(マルチタッチ)
- RZ 10.1型 WUXGA(マルチタッチ)
- SZ 12.1型 WUXGA
- LX 14.0型 Full HD
ひとつのシリーズにさまざまなモデル(型番)がある
多彩なOSやCPUに対応できるLet'snoteの場合、1シリーズに多彩なモデルが存在している。例えば、2017年秋冬モデルのSZの場合、下記5つの型番が設けられているようだ。
- CF-SZ6QFMQR:Windows10 Pro 64bit、Core i7 7500U、SSD 256GB
- CF-SZ6QDSQR:Windows10 Pro 64 bit、Core i7 7500 U、SSD 128GB+HDD 1TB
- CF-SZ6PDLQR:Windows10 Pro 64 bit、Core i5 7200 U、SSD 128GB
- CF-SZ6PDKPR:Windows10 Home 64 bit、Core i5 7200 U、HDD 1TB
- CF-SZ6PDYQR:Windows10 Pro 64 bit、Core i5 7200 U、SSD 256GB、ドライブレス
こうした形でSZシリーズ全ての型番を並べてみると、-(ハイフン)後に「SZ」が入っていることに気付かされる。しかしそれ以外の仕様については、他メーカーのBTOパソコンと同じように型番を見ただけでは判断がつかない実態があるようだ。
Let'snote(法人向け)の現行モデルと型番・品番の特徴
個人向けと同じ筐体を使うことの多い法人向けシリーズについても、一般商品と非常によく似たラインナップとなっている。しかし自治体や官公庁、教育機関、個人事業者、SOHO向けの商品も用意されているこのカテゴリの場合、下記のように1モデルに対して2つのシリーズが存在するケースもあるようだ。
- RZ:CF-RZ6、CF-RZ5
- XZ:CF-XZ6
- SZ:CF-SZ6、CF-SZ5
- LX:CF-LX6、CF-LX5
- SX アジアモデル:CF-SX4
- SZ アジアモデル:CF-SZ6
法人モデルについてもシリーズ名と型番は別
法人モデルに関しても、それぞれのシリーズに複数種類の商品(型番)が用意されている。例えば、12.0型の液晶を搭載したXZ6シリーズの場合、CPUやバッテリーの駆動時間、リアカメラの有無などによって異なる10ものモデルが用意されている。またその中にはvPro非対応商品も存在するため、個人向けのカテゴリと比べるとBTOパソコンに近い選択肢の幅があると捉えて良いだろう。
また型番・品番の付けられ方についても、-(ハイフン)後にシリーズ名が入る個人向けカテゴリとほとんど同じ仕組みとなっている。
Let'snoteの型番・品番の調べ方
メイド・イン・ジャパンの人気パソコンLet'snoteの型番・品番は、国産メーカー他社と同様に非常に調べやすい特徴がある。
本体裏面
Let'snoteのパソコン本体を裏返すと、Panasonicという比較的大きなロゴの下に、「CF-T1RCAXR」といった品番が書かれている。この記載のある場所については、ノートパソコンの機種によって異なる傾向がある。
しかし大半のモデルはロゴの下もしくはバーコードの上に型番が書かれているため、初めて情報確認をする皆さんでも比較的簡単に調査ができると考えて良いだろう。
付属品
底面の擦れや傷によって型番の確認ができない場合は、製品購入時に付いてくる保証書や取扱説明書をチェックしてみよう。新品の外箱に貼り付いている保証書には、目立つ色の枠内に品番と製造番号がわかりやすく書かれている。また取扱説明書の表紙にも、「品番 CF-AX2シリーズ」といった記載があるようだ。
システム情報
「保証書は取扱説明書を捨ててしまった」とか「さまざまなコードを抜いて本体を裏返すのが面倒」といった場合は、Windowsのシステム情報から型番・品番を調べることもできる。
この方法を使う場合は、まずWindowsキー+Rキーのショートカットを押して、「ファイル名を指定して実行」の画面を出してみよう。そこに「msinfo32」と入力してOKボタンを押すと、システムモデルという項目の中に型番の書かれたシステム情報のウィンドウが立ち上がる。
BIOS
保証書などを紛失した上にWindowsのOSが正常に立ち上がらないなどの症状がある場合は、BIOSから型番・品番の調査を行うしかない。
この方法で調査をする場合は、まずパソコンの電源を入れてLet'snoteのロゴが表示されたタイミングでF1キーを押してみて欲しい。この流れで開いたBIOS画面のMainタグの中で、「Machine Type Model」という項目があれば、それが型番となる。またレッツノートのシリアル番号については、「System-unit serial number」の後に書かれているようだ。