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LTE未対応端末で格安SIMの3G回線を使うメリットは?

読了目安:10分
更新日:2019/11/05
公開日:2017/08/03
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今や生活必需品となった携帯電話ではあるが、その携帯料金の高さに頭を悩ませている人も少なくない。

それを証明するように、MVNOと呼ばれるような企業が近年増加している。MVNOとは、無線通信の回線設備を独自に保有、または運営することなく、大手から帯域を借りて、マーケティングに専念することで携帯料金の安さを売りにする事業者の事である。

要するに、今話題の「格安SIM」を提供する業者が増えているということであり、消費者の「格安」に対するニーズの高さを浮き彫りにしている。

格安SIMに興味があるのなら、きっとどうしたら携帯電話をお得に使えるか多少なりとも悩んでいるのではないだろうか。

例えば、大手で安く携帯電話を使おうと思ったら、LTEではなく、旧世代の3G回線を契約することも考えられるだろう。

では、そもそもお得感のある格安SIMであっても、3G回線にすることで、より安くなる、あるいはコストパフォーマンスが高くなるということはあるのだろうか。


3G SIM / kalleboo

そもそも3G回線、4G回線、LTEの通信速度の違いってどのくらい?

そもそも3G回線4G回線LTE回線、言葉ではよく聞くが、実際のところその通信速度や差は良く知らないという人も多いのではないのだろうか。そんな人のために、まずはその違いについての説明から入りたいと思う。

回線の歴史

まず、この3,4GやLTEなどだが、モバイル通信の規格の事である。Gは実はGeneration(世代)を省略したものである。

昔の1Gの時などはアナログ電波で音声のみの企画だった。盗聴も簡単にされてしまいノイズもかなり入っていたものであった。そして2Gから音声だけでなくメールやネットに対応可能になった規格になり、そこからデジタル方式に変わっていく。2000年に3Gが登場しさらに高速な通信が可能になり、2010年にはついにLTEが登場した。

LTEはLong Term Evolutionの略で、3.9Gのような役割として登場していた。そのため、勘違いしやすいのだが、厳密には4Gとは違うのである。しかし、国際電気通信連合が近年LTEを4Gと認めたため、4Gといっても間違いではない

通信速度の違い

では、気になる通信速度の違いはどのくらいなのだろうか。正直、3Gと4Gとではかなりの通信速度の差がある

なんと、3Gの速度数Mbps〜14Mbpsであるが、4G(LTE) は、75Mbps〜100Mbpsである。その差は5倍以上と数値を見れば一目瞭然でわかるような違いである。

もししっかりと自分の携帯の3Gの時の通信と4Gの時の通信を比較することがあれば一番わかりやすい。

例えば動画が画質がかなり悪く、止まってしまってたのが、移動して4Gになった途端にきれいで滑らかに動画が流れるようになったということがある。これが、わかりやすい違いの例だ。

ちなみに先ほどの4Gの数値だが、LTEを記載したものであって、実際の4Gとなるとさらに早い。今後でてくる5G のことを考えると、かなり早いと考えられるだろう。

音声通話は3G回線?

また、どうして4Gが登場しているのに3Gを未だに使用しているのだろうと思う人も多いだろう。実は3G障害物に強く建物などがあっても電波が比較的入りやすい。しかし、4Gは、速度は速くても電波自体は障害物に弱い

そのため、3Gは今でも多くの場合パケット、音声共に使用されていることが多い。

画面で見かけたことがある人も多いかとは思うが、障害物などがあって繋がらないとなった際、4Gから3Gにすぐに切り替えられ継続して通信ができるようになっている。

また、4Gのみ使用していると思っていても、音声は3Gを使用していることも多いだろう。

MVNO(格安SIM)のほとんどはLTEに対応している

MVNOあるいは格安SIMというと、低品質のサービスを安く提供しているとイメージする人も多いかもしれない。

しかし、基本回線に関して言えば、決してそんなことはない。ほとんどのMVNOは、すでにLTE回線に対応しており、いまだに「3G回線だけ」を提供しているところはほぼ皆無だろう。

本記事執筆時点(2017年7月)において、3G回線専用の格安SIMを提供しているMVNOは、せいぜい「@モバイルくん。」ぐらいだ。しかし、「@モバイルくん。」の主力サービスは、その他のMVNOと同様にLTE回線の格安SIMであって、3G回線は数あるSIMのうちの一つに過ぎないのだ。

今や、MVNOであってもLTE回線で契約するのが普通になっていて、LTE対応端末を持っていれば、もはや3G回線で契約するという選択肢はないだろう。

3G回線専用の端末を使ったらどうなるのか?

MVNOのほとんどがLTE回線を当たり前のように提供している今日だが、それでは3G回線にしか対応していない端末に格安SIMを使う場合はどうなるのだろうか。この辺りの話は、実は少しややこしい。

LTEが使えない3G回線専用のdocomo端末、またはSIMフリー端末である場合は、docomo回線を使用しているMVNOであれば、利用することができる。

しかし、au回線ではこうはいかない。au回線のMVNOではLTE通信しかできないので、au系の3G専用端末を持っていたところで格安SIMは使えないのだ。

考えられるケースとして、例えば、auのiPhone 4Sは3G回線にしか対応していないため、格安SIMで使用することは必然的にできなくなるわけだ。

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プランが変わらない以上、携帯料金のメリットはない

仮に、3G回線専用端末でdocomo系のMVNOと契約しても、使えはするものの、残念ながらLTEプランに比べて料金が安くなるといったことはない。

同じお金を払うのなら、わざわざ3Gにするよりも、LTEにする方が圧倒的にコストパフォーマンスは高いことだろう。

しかし、あまりパフォーマンス自体にはこだわらず、今持っている3G回線専用端末を使い続けたい、あるいは中古で3G回線専用端末を安く買いたいのであれば、「3G回線専用端末+格安SIM」というのは、一つの選択肢になるともいえるだろう。

端末代を浮かせるメリットがあったのだが…

正直なところ、3G回線を使うために格安SIMを契約するのは、やはりもったいないと感じる。せっかくLTE通信ができるのに、わざわざ3Gを選ぶこともないだろうと思うのだが、これまでは一つだけ大きなメリットがあった。3G回線専用端末は新品でも安かったのだ。

しかし、最近では、3G回線専用の端末は、LTE化の波を受けて、どんどん消えつつある。

例えば、最近まで生き残っていたfreetelの3G回線専用端末「priori 2」も、ついには生産終了してしまった。廉価の機種であっても、もはやLTE対応しているのが当たり前となってしまっているのだ。

中古市場の3G回線専用端末は使えるのか

ただ、端末の中古市場に目を向ければ、まだ3G回線専用端末は取引されている。しかも、かなり安い値段になっているようだ。興味があるようなら、ヤフオクやメルカリなどで検索すれば、大量の端末がすぐに出てくることだろう。

しかし、3G回線が主流だったときというのは、つい最近かもしれないが、通信業界の視点で考えると、もはや遠い昔であったと言わざるを得ない。その時代の端末は、はっきり言ってかなりロースペックであることが多い。データ環境は常に肥大化を続けているわけだし、今更旧世代の端末を使っても、充実したスマホライフを送ることは難しいのではないだろうか。

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「3G回線専用端末+格安SIM」の使い道

ただ、中古市場において、廉価な中古3G端末が売っていることは一つの事実であるわけだし、そこに魅力を感じることも決して不思議なことではない。

もし、通信もスマホ自体もあまり使わないライトユーザーであれば、3G回線専用端末を買ってMVNOで格安SIMを契約するのもありだろう。

例えば、子どもにスマホを与えなければならなくなったけど、料金的に厳しいと思ったら、出番ではないだろうか。端末も安く調達できるし、個人的にスマホデビューに悪くはないと思う。

また、子どもとは反対のパターンで、高齢の両親や祖父母のために、スマホを渡しておきたいというニーズもあるだろう。もちろん興味の対象としてプレゼントしたいということもあるだろうし、安否確認のために持っていてほしいと思うこともあるだろう。

特に、後者の場合では、毎月高い携帯料金を負担してまで、主要キャリアで最新のスマホを用意することもないと思うのだが、いかがだろうか。最低限、通じればいい。最低限、メッセージのやり取りを覚えてくれればいい、それぐらいなら、中古の3G回線専用端末+格安SIMでも十分に役割を果たしてくれるかもしれない。

その他、諸事情があって、スマホを2台持ち、あるいは複数台持ちしたいというニーズにも応えてくれるかも知れない。3G回線しか使えないといっても、メールやLINEでの単純なメッセージのやり取りぐらいなら、問題なくできるだろう。仕事や交際の関係からスマホが1つでは足りないという声は、割とよく聞くものだ。

スマホの使い方は、つまるところ人それぞれだ。携帯料金を下げるためにも、自分の用途に合ったプランや端末を使用するのが最善であり、場合によっては「3G回線専用端末+格安SIM」を選ぶこともあるだろう。

スマホライフを楽しみたいならLTEにしよう

さて、「3G回線専用端末+格安SIM」を選ぶケースについても少し触れたが、もしあなたがスマホライフを楽しみたいのなら、やはりLTE回線を使うことをおすすめしたい。

3Gでも「最低限」のことはできるかもしれないが、やはりスマホの醍醐味は「最低限以上」のデジタルライフを謳歌できることにある。

最近では、LTE対応の端末もいろいろ発売されており、中にはかなり安価なものもある。もし端末価格が気になるのなら、このような安価な端末を買うのも良いだろうし、あるいは中古市場で安くLTE対応端末を買うのも良いだろう。

そのうえで、自分に合った格安SIMに巡りあえれば、きっとあなたのスマホライフはコストパフォーマンスの優れたものとなるだろう。

最新スマホをお得に買うなら?

最新のスマホを安く買うなら、スマホのマーケット(スママ)を参考にしてみてはいかがだろうか。

スマホのマーケットはスマホ専用のフリマサイトで人気の端末が数多く出品されている。新品・未使用のスマホでも割安で購入することができるのでかなりお得といえるだろう。さらに動作保証や除菌クリーニングなどのオプションも充実しているので、中古スマホへの抵抗も軽減されるのではないだろうか。ぜひ検索してみてほしい。

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まとめ

3G回線を使ってなるべく節約したいと思っている人もいるかと思うが、実際のところそこまでメリットがあるのかというとそんなにない。また、3Gと4Gの回線の速度の差などもお分りいただけただろうか。

子供にわたすや、祖父母にわたすなど、もともとあまり使う予定もなく、そのために新しいスマホを買うのがもったいないからなど、特別な理由であまり使わない予定であれば、確かに3G回線のスマホで格安SIMを使うのも悪い手ではないかもしれない。

しかし、そこまでこだわってやる必要もない。または、少し節約したいくらいの気持ちであればやはりLTEに対応しているスマホを購入して格安SIMを刺すのが一番と言える。格安SIMも豊富で色々な用途に合わせて選ぶことができる。そもそもそこまで使わないのであれば少ない通信量のSIMカードにすればいいという手もある。

格安SIMとそれに合ったスマホの選び方として重要なのは、自分の使い方ともっとも優先することは何かである。そこの部分をよく考えて検討した上で選ぶと良いだろう

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