トレーディングカードの場合も、買取に出すお店によって売却価格が変わるケースはよくある。MTG(マジック・ザ・ギャザリング)のようにさまざまなバリエーションがあるトレーディングカードは、カードの種類によっても買取価格が前後する。今回は、カードラッシュと晴れる屋が公開しているMTGの買取価格をもとにどちらのお店が高く売れるかを検証していく。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
カードラッシュと晴れる屋について
カードラッシュと晴れる屋は、いずれもトレーディングカードのコレクターがよく利用しているカードショップだ。ショップの特徴を少し紹介してみよう。
カードラッシュ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
カードラッシュでは、MTGはもちろん、ポケモンカードや遊戯王、デュエルマスターズなどのいろいろなトレーディングカードを扱っている。カードラッシュの店舗が設けられているのが東京の秋葉原や池袋だ。このような店舗では、店頭でのカードの買取や販売がおこなわれている。ちなみにカードの購入はカードラッシュのサイトからも可能だ。
こちらのショップでは、トレーディングカードの買取価格を随時公開しており、更新情報を見るとその時期にカードがいくらで売れるかがわかるようになっている。MTGの買取価格も時期によって公開されるため、買取価格を知りたいときには参考にしてみるとよいかもしれない。
晴れる屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
晴れる屋は、MTGのトレーディングカードを専門に取り扱うのが特徴だ。このショップでも、カードの買取と販売を手掛けている。晴れる屋の店舗は、東京をはじめ、札幌や名古屋、福岡などの全国にある。各店舗では大会などのイベントもしばしば開催されており、晴れる屋はMTGのプレイヤーたちにとってもなじみのあるお店になっているようだ。
晴れる屋の場合、サイトを通じた宅配買取も受け付けている。送料や手数料などは特にかからないため、お店まで行けない人でも買取が依頼できるのが便利な点だ。サイトから利用できるMTGの買取は、査定を受けてお店側に金額をだしてもらうまとめて買取とサイトで公開されている買取価格を見ながら売りたいカードの買取を申し込むえらんで買取の2つの方法がある。
カードラッシュのほうが高いカード
カードラッシュと晴れる屋が公開しているMTGの買取価格を比較した場合、カードラッシュのほうが高い金額がついているカードがいくつかある。2019年9月現在、カードラッシュのほうが買取価格が高いカードをいくつか紹介してみよう。
傲慢な血王、ソリン(Sorin, Imperious Bloodlord)
MTGのスタンダードカードである「傲慢な血王、ソリン」は、カードラッシュでは日本語版、英語版のいずれも1,000円の金額がついている。一方、晴れる屋では日本語版、英語版を問わず800円~900円が買取の価格だ。
カードラッシュ、晴れる屋の両店が公開している価格に大きな違いはない。しかし2019年9月の時点ではカードラッシュのほうが100円~200円ほど買取価格が高くなっているようだ。
漆黒軍の騎士(Knight of the Ebon Legion)
スタンダードカードの「漆黒軍の騎士」の買取価格は、カードラッシュが300円、晴れる屋が150円~250円となっている。ちなみに日本語版、英語版のいずれもこのような価格がついている。こちらのカードの場合も金額の差はわずかだが、2019年9月の時点では若干カードラッシュのほうが買取価格が高い。
橋の主、テゼレット(Tezzeret, Master of the Bridge)
カードラッシュの買取価格のほうが200円ほど高いのが「橋の主、テゼレット」だ。カードラッシュでは、こちらのカードの日本語版、英語版にいずれも400円の価格をつけている。晴れる屋の買取価格は、日本語版、英語版ともに200円となっており、カードラッシュよりも安い。
晴れる屋のほうが高いカード
2019年9月の両店の買取価格を比較すると、晴れる屋のほうが高い金額をつけているカードもかなり見られる。晴れる屋の買取価格が高いカードを、ここではまとめてみた。
目覚めた猛火、チャンドラ(Chandra, Awakened Inferno)
日本語版、英語版の「目覚めた猛火、チャンドラ」に、晴れる屋では最高で2,500円の価格をつけている。一方、カードラッシュでは、2019年9月の時点で日本語版、英語版のいずれも1,700円が買取価格になっており、晴れる屋よりも金額が安くなっている。
ハイドロイド混成体(Hydroid Krasis)
「ハイドロイド混成体」も、晴れる屋のほうがいくぶん買取価格が高いカードだ。晴れる屋では、このカードの日本語版を最高で2,800円ほどで買取している。英語版はやや買取価格が下がり、2,400円が最高の買取価格だ。
カードラッシュの場合は、日本語版の買取価格が2,500円、英語版の買取価格が2,000円になっている。トレーディングカードは、英語版のほうが日本語版よりも安く手に入ることが多い。買取でも、カードによっては日本語版、英語版で金額が変わるようだ。
世界のるつぼ(Crucible of Worlds)
「世界のるつぼ」の日本語版は、晴れる屋では最高で8,000円の高額な金額がついている。カードラッシュが公開している日本語版の買取価格は1,700円であるため、このカードに関しては晴れる屋のほうが高く買取してもらえるかもしれない。ちなみに晴れる屋の英語版の買取価格は最高で4,000円になっている。カードラッシュでは、英語版も日本語版と同じ1,700円が買取価格の金額だ。
両店の買取価格がほぼ同じカード
MTGのカードには、カードラッシュ、晴れる屋の買取価格がほぼ同じものもある。以下で紹介するようなカードは、どちらのショップで売っても買取価格は変わらないかもしれない。
高山の月(Alpine Moon)
「高山の月」は、カードラッシュ、晴れる屋のいずれも200円前後が最高の買取価格になっている。こちらのカードは、日本語版、英語版の買取価格がほぼ同額だ。こういったカードは、購入したときの金額にかかわらず売るときには同じ金額で買取される可能性が高い。
トレーディングカードの場合、販売価格と買取価格は比例しているとは限らない。人気がでる販売価格が安いカードでも後に買取相場がグンッと上がるケースがある。
培養ドルイド(Incubation Druid)
「培養ドルイド」も、両店の買取価格がほぼ同じカードだ。カードラッシュでは、2019年9月の時点で日本語版、英語版ともに300円が買取価格になっている。晴れる屋の場合も、英語版の買取価格はカードラッシュと同じ300円だ。
ただ、このカードは日本語版についてはカードラッシュの買取価格が晴れる屋よりも100円ほど高い。晴れる屋では、2019年9月の時点で「培養ドルイド」の日本語版の買取価格を最高で200円にしている。
どちらが高いかはカードによって異なる
カードラッシュと晴れる屋の買取価格は、カードによってさまざまと言える。カードラッシュのほうが買取価格が高いカードもあれば、晴れる屋のほうが高く買取しているカードもある。このようなMTGのカードを売るときは、次のような方法をとるとよいかもしれない。
- ・査定を受けてみる
- ・ショップに問い合わせて買取価格を聞く
晴れる屋のように宅配買取をしているお店は、品物を送って査定を受けることも可能だ。数枚のカードをまとめ売りしたいときなどは、お店側に金額をだしてもらったほうが手間がかからない。カードラッシュの買取価格と比べたい場合は、カードラッシュの店舗に売りたいカードを持ち込んでみよう。
複数のお店の査定額を比べることは買取サービスを利用するときのコツだ。買取の条件が同じなら、より高く売れるお店を利用したほうがメリットがある。大体の買取価格がわかればよいという場合は、買取店に電話などで問い合わせて買取価格を教えてもらうのも1つの方法になる。
こういったスタイルではお店のスタッフが実際にカードを見ていないため、伝えられる買取価格はあくまでも概算の金額だ。ただ、概算でも、買取価格の見当をつけるときの参考にできる。売りたいカードの相場を知りたい場合はヤフオクの落札価格などが役立つ情報になるだろう。
カードの状態で買取価格が変わる
MTGのトレーディングカードの買取価格は、カードラッシュや晴れる屋が公開している情報だけでは正確につかめない場合もある。トレーディングカードはさまざまなポイントで買取価格が前後するため、まったく同じ種類のカードでも売れる金額は1点ずつ違う。カードの状態などは、特に重点的にチェックされる可能性が高い、公開されている価格で買取してもらいたいときは、次のような点に注意をしよう。
- ・カードに折り目をつけない
- ・キズや汚れが見られると減額されることがある
- ・保管するときは箱などに入れる
トレーディングカードは、折り目がついていると本来の買取価格から減額されてしまうケースが多い。使用したときについたカードの反りなども買取査定ではチェックされる。キズや汚れといった目立つトラブルがあるときには大幅に減額される可能性があるため、少し注意をしよう。
絵柄の変色やカードの日焼けも減額の対象になることから、保管する段階からカードの状態に気を配りたい。付属の箱などに入れておくと紫外線の影響なども防げるだろう。減額をできるだけ避けたい場合は、購入したときについていた付属品も一緒に売ろう。
こういった付属品がそろっていると減額率が少なくなる可能性がある。カードを買取に出す予定がある人は、ルールブックやプレイマットなども捨てずに取っておこう。
カードはフリマサービスでも売れる
MTGのカードは、このような買取だけでなくフリマサービスなどを利用して売ることも可能だ。例えば、サイトを通じてトレーディングカードの売却をサポートしているmagi.campでは、マジック・ザ・ギャザリングの専用ページを設けて、利用者が出品したカードを紹介している。トレーディングカードを売りたい人と買いたい人をつなぐ役割を果たしているのが、こちらのフリマサービス magi.campだ。
まとめ
ここで取り上げたMTGのトレーディングカードは、いつ売るかでも売却価格が変わる可能性がある。トレーディングカードの相場は常に変動しているため、カードラッシュや晴れる屋の買取価格を見比べるときは、同じ時期の情報をチェックすることが大切だ。こまめに情報をチェックしていれば、高く売れる時期を見極められるかもしれない。