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MVNOの市場規模・契約者数推移はどのくらい?2017年でも増加?

読了目安:10分
更新日:2019/11/08
公開日:2017/09/04
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600以上もの会社が参入するMVNO業界には、2017年8月時点においても市場規模・契約者数推移の両方で急成長が生じている。こうしたMVNO市場の活況は、より良いサービスを期待するユーザにとっても嬉しい状況だと考えられる。

またリサーチ会社の報告では、2018年以降もこの勢いが継続するとされているため、近い将来格安SIMの利用を考える皆さんにも不安要素の少ない市場と捉えて良いだろう。

今回は、ICT市場のリサーチ・コンサルティング会社から出てきた報告や調査結果を見ながら、2017年におけるMVNOの市場規模・契約者数推移について徹底解説していきたい。

2017年におけるMVNOの市場規模・契約者数推移の傾向とは?

リサーチ・コンサルティング事業を行うMM総研の報告によると、独自の料金プランを提供する独立系MVNO事業者の契約回線数は、2017年3月で810万回線に到達したようだ。前年同時期の調査では539.4万回線だったというデータが残っているため、2016年~2017年の1年間でMVNOの回線数は50.2%も増加したと捉えて良いだろう。

大手キャリア会社とMVNOにおける構成比の変化

こうしたMVNOの急成長ぶりは、携帯電話市場におけるau、ドコモ、SoftBankといった大手キャリア会社と格安SIMの構成比にも大きな影響をもたらしている。3GおよびLTE回線を使った携帯電話市場全体から見た時、MVNOの構成比は5.0%となった。

また前年3月と比べると1.6%の増加となるため、携帯電話やスマートフォンの全ユーザの中で格安SIMを使っている人は年々急増していると捉えて良さそうだ

MM総研によるMVNO市場の成長予測

MM総研では、MVNO市場における過去3年の推移や将来的な予測も行っている。2016年に発表された報告では、過去3年間と比べて約7倍まで格安SIM市場が成長していることがわかった。これに対して1,170万回線にまで市場規模が大きくなる2018年3月には、5年前の約15倍という成長率が見込めるようだ

この他に、2019年3月末時点には独立系MVNOの総契約回線数が1,570万回にまで伸びるとも言われているため、市場規模・回線数ともにこの勢いはまだまだ続くと捉えて良いだろう。

ドコモ系MVNOとau系MV NOにおけるシェア率

回線契約数を事業者別に見てみると、大変多くの業者が参入するdocomo系MVNOが4.8%、次いで人気の高いau系MVNOが2.6%だったようだ。IIJmioやmineoのようにマルチキャリアに対応できる業者が増えた近頃では、au系MVNOへの移行や選択も行いやすくなっている。

またau系回線を取扱うMVNOも増加傾向にあるため、このシェア率については今後も更なる変化が生じる可能性が高いと言えそうだ。

大手キャリア会社で伸びているのはSoftBankグループ

少し余談だが、大手キャリア会社3社のシェアを比較した場合、最も契約数が多いのはMVNOと同じようにNTTドコモとなる。しかし法人向け通信モジュールを中心に地道に実績を積み重ねるソフトバンクは、大手キャリアとしてだけでなくMVNOのシェアにおいてもKDDIグループのauを上回った形だ。

こうした形で各社の取り組みによって順位が変わる大手キャリア市場においても、MVNOと同様にシェア数が変動する要素がたくさんあると捉えて良いだろう。

MVNOの新規契約とMNPの構成比

2017年1月に開催されたMMDLabo主催のイベントでは、MNPからの乗り換えユーザ35.1%のうち、大手キャリアを解約した新規の申込者が20.3%、既存契約をそのまま残した2台持ちが32.6%だったという報告も出ている。

格安スマホが大手キャリア会社の端末に代わるメイン端末になりつつあるこの状況は、今後も落ちることはないという分析結果が多いようだ。

音声通話SIMのMNPは特に高い

音声通話機能付きSIMに限って見ると、7割近いユーザが大手キャリア会社からのMNPを行っている実態が見えてくる。スマートフォンを携帯電話として使う上で欠かせない音声通話SIMにMNPが多い状況から考えると、リーズナブルな価格MVNOに信頼を寄せるユーザが増えていると捉えて良いだろう。

また2台目よりもメイン端末に格安SIMを入れる人が増加傾向にあるこの状況は、MVNO市場に更なる好循環をもたらすと考えられている。

MVNOからMVNOへの乗り換えも増える時代に

MMDLabo主催のイベントでは、1.1%のユーザがMVNOからMVNOへのMNPを行なったことも報告されている。柔軟なサービスを行う格安SIMの場合、大手キャリア会社の2年縛りによって不満を抱えるユーザーの問題も解消しやすくなる。また各社のサービスが向上すれば、更に安くてコスパの良い格安SIMを求めてMVNO間のMNPを行うユーザが増えるとも考えられている。

こうした形で生じる同業者間のMNPユーザの増加は、この市場に更なる活況を与えると捉えて良いだろう。

2017年のMVNO市場がここまで急成長を遂げる理由とは?

2017 年においても市場規模や契約者数推移ともに急成長が続くMVNO業界には、下記の理由による好循環が生まれていると考えられる。

大手企業の新規参入

ここ数年のMVNO業界の急成長要因として注目すべきなのは、楽天モバイルやLINEモバイルといった大手企業の参入が相次いだことだ。通販事業やスマホアプリの市場で人気の高いこれらのブランドは、初めてMVNOを使うユーザに親しみやすい印象を与えている。

またカウントフリーやデータシェアといった新しい取り組みへの挑戦のしやすい大手企業の存在は、価格重視で選ばれてきたMVNO市場により良い刺激を与えていると捉えて良いだろう。

「実質0円廃止」による乗り換え需要

MVNOへのMNPが増えた背景には、端末代金のキャッシュバックや実質0円といった大手キャリア会社の販売手法が事実上の禁止となったことも大きく関係している。このサービス禁止によって高額な端末代金の負担が生じた大手キャリアのユーザ達は、実質0円に近い安さでスマホを購入可能なサービスとしてMVNOに注目するようになった。

また近頃では、中古スマホ販売店で契約可能な格安SIMブランドも増えているため、こうした端末入手先の多様化がMVNOへの関心アップに繋がったと捉えて良いだろう。

格安スマホの提供企業の増加

格安SIM市場の活況により、SIMフリーの格安スマートフォンを取扱う会社も約170社まで増加している。特に中古品を自社工場でクリーニングを行うゲオモバイルやイオシス、ソフマップといった中古スマホ専門店は、格安SIM利用のメリットとなる節約を実現する上でも欠かせないサービス形態となりつつある。

またMVNOブランドでもSIMカードと格安スマホのセット販売を行っているため、こうした端末の買いやすさもこの市場に好循環をもたらしていると捉えて良いだろう。

実店舗のあるMVNOの増加

数年前までMVNO市場では、実店舗を持たないことにより低料金を実現していた。しかし各社の契約者数が伸び始めた近頃では、サービスを充実させる目的で大きな会社のほとんどが即日契約カウンターなどのショップに力を入れるようになった

こうした形で全国に増え始めた実店舗は、初めて格安SIMの購入を検討する方々や、デジタル機器に苦手意識のあるお年寄りといったユーザ層に好循環をもたらしている。

データ通信容量が大きなプランの増加

30MB以上の大容量プランや無制限使い放題プランのあるMVNOの増加は、ゲーム依存やネット依存気味のヘビーユーザの割合を高めている。また近頃多くのMVNOが取扱い始めたカウントフリーを利用すれば、SNSや動画配信サイトといった特定サービスを好きなだけ楽しめる。

こうした形でヘビーユーザ向けのプランを充実させた近年のMVNOには、スマホ利用時間の長い若い世代や女性が多く申込みをしているようだ

2017年にシェア率の高いMVNOブランド 4選

契約者数推移・市場規模ともに急成長が続くMVNO市場では、ランキング上位の格安SIMブランドについても毎年変わる実態がある。またリサーチ会社の注目度も高いMVNO会社は、人気のあるおすすめブランドを求める皆さんには必見とも言える存在になるだろう。今回は、2017年にMVNO契約をする方々におすすめのシェア率の高い4つの会社をご紹介しておきたい。

OCNモバイルONE

http://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html

NTTコミュニケーションズのOCNモバイルONEは、2016年9月~2017年3月にかけて高い人気を維持するMVNOブランドだ。この会社には、月15GBまで使える500kbpsを上限とするプランや日単位プランといった少し変わったコースも用意されている。

またOCNモバイルONEの店舗は全国のゲオモバイルやビックカメラ、ヨドバシカメラ内にもあるため、地方都市でMVNO利用を考える皆さんにもおすすめ度の高いブランドになるだろう。

楽天モバイル

https://mobile.rakuten.co.jp/

多くのランキングでトップ3に入る楽天モバイルは、2016年~2017年にかけてかなり注目度の高いMVNOブランドだ。

キャンペーンが豊富な楽天モバイルに申込みをすれば、楽天スーパーポイントを中心とした特典が得られる。また近頃では大手通信各社に対抗する新料金プランも打ち出しているため、単純に安いMVNOを求める皆さんにも契約のメリットが高い存在になるだろう

IIJmio

https://www.iijmio.jp/

MM総研の調査で2位、ICT総研で4位に入るIIJmioは、満足度ポイントの高いMVNOとして定評がある。ICT総研の調査結果を見てみると、契約手続きのしやすさ、開通までの待機時間の長さ、データ通信の安定性・品質、データ通信の速度、コールセンターのつながりやすさといった項目でIIJmioが高く評価されているのがわかる。

また通話定額オプションもあるこのブランドは、家族とのかけ放題を重視するユーザにもおすすめ度が高いと言えるだろう。

UQモバイル

http://www.uqwimax.jp/beginner/mobile/

最後にご紹介するUQモバイルは、多くのメディアで注目される話題のMVNOブランドだ。2016年10月からMVNO市場に入ったばかりのUQモバイルは、テレビCMなどの活用によって急速に認知度と契約回線数を伸ばしている。

また早期の段階で契約回線数100万を突破したUQモバイルは、サービス開始から1年となる次回の調査結果では、ランキングにおける順位が現在の7位から大きく飛躍することも想定されるブランドとなっているのだ。こうした形で各社のマーケティング戦略によっても人気に多くの変動が生じるMVNO市場は、今後も現状の勢いが衰える要因は少ないと言えそうだ。

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会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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