MVNOの通信通話の安定性が気になる人にとって、電波の行き届かないイメージのある地下鉄は、契約前の懸念に繋がりやすい場所だと言われている。特に通勤通学やビジネスシーンで地下鉄利用が多い方々は、こういった場所での通信通話の品質が悪ければ、仕事に支障が出ることもあるだろう。
今回は、こうした不安を抱く皆さんと一緒に、「地下鉄では通話は安定しているの?電波はきちんと届くの?」という疑問の答えについて考えていきたい。
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地下鉄でもMVNOの電波は安定して届く?
多くの人が懸念する地下鉄の多くは、MVNOの電波が安定して届く環境だ。こうした業者の大半がdocomoもしくはauの回線を使っている限り、地上からかなり離れたところにある地下鉄の駅などでも大手キャリアと同じようMVNOの電波が届いていると考えられる。
地下鉄にも積極的に広げられる通信網
人口カバー率99%のauでは、地下鉄以外に地下街、JRなどの駅、空港、新幹線、大学、ショッピングセンターといった場所へのアンテナ設置を積極的に進めている。
またdocomoやauといった大手キャリアでは、エリア内でも穴のない通信網の構築を目指しているため、安定した電波の届くエリアで一部の地点だけ通信通話ができないといった状態はほとんど起こりにくくなっていると言えそうだ。
地下鉄のトンネルでもMVNOの電波は届くの?
古い時代は電波の届かなかった地下鉄のトンネルについても、ドコモ、ソフトバンク、KDDIといった大手キャリア会社が主導でエリア化の推進を行っている。
こうした地下鉄の駅間のエリア化については、移動通信基盤整備協会と大手キャリア会社が共同で構築を進めているため、ドコモ系・au系どちらのMVNOであっても大きな電波の違いはないと言えそうだ。
都市部の地下鉄でデータ通信を行う際の注意点
東京を中心とする首都圏や大阪などの都市部の地下鉄でデータ通信を行う際には、駅や電車が混雑する時間帯は、回線の奪い合いが生じる事態も頭に入れておく必要がある。
多くの人が通勤通学を行う朝・夕方は、車内や駅構内でスマホ利用をする方々が一気に増えることにより、インターネットなどの繋がりにくさが生じることもあるようだ。また一般的な会社のランチタイムとなる12時~13時前後もMVNOの安定性が若干乱れる時間帯となるため、注意をして欲しい。
都会の地下鉄より地方の地下鉄の方がMVNO利用しやすい!?
データ通信の支障となる混雑といった部分で考えると、東京や大阪といった都会よりも地方都市の地下鉄駅の方がストレスなく通信のできる時間帯が多いと考えられている。
また多くの人がマイカー通勤をする地方の場合、東京と比べてサラリーマンの地下鉄利用者も少ない傾向があるため、出張などで首都圏を離れることが多い皆さんもそれなりの都市であればMVNO利用の心配は不要と捉えて良いだろう。
地下鉄やエレベーターに入った時に回線が途切れるトラブル
地下鉄やエレベーター、地下街などでMVNOを使っていると、回線が突然繋がらなくなるトラブルに見舞われることもあるようだ。こうした口コミや体験談は多くのユーザから投稿されているため、もしこの症状が出た場合は下記の方法でチェックや対処を行うようにして欲しい。
地下鉄やエレベーターで電波が途切れた時に確認すべきこと
まず最初に行うべきなのは、専門的な知識のない人でもできる、機内モードのON・OFF、ローミングのON・OFF、スマホ端末の再起動の3つだ。これらの方法を試すと、多くのケースで正常な通信状態に戻ると言われている。
モバイルデータを有効にする
au系の白ロムで回線が途切れるトラブルに見舞われた場合はまず、画面をスライドした時に出てくる「モバイルデータ」を有効にしてみて欲しい。今までWi-Fi接続されていたことが原因でMVNOの4G回線を繋げながった場合は、ここをアクティブにするだけで正常に通信ができる形となる。
CPA接続がされていない可能性
au系のMVNOを使う場合は、KDDIのパケット通信網・CPAの接続設定についても注意をしなければならない。
例えば、地下鉄の駅などでWi-Fiを使った後にモバイルデータを有効にしてもネット接続ができない場合は、詳細設定からCPAの接続を有効にする必要がある。この設定を行う際には必ず、「Wi-Fi設定が無効」かつ「モバイルデータを有効がON」の確認も忘れないようにして欲しい。
メンテナンス中であるかの確認
ここまで確認しても通信が正常に行えない場合は、各MVNO会社のメンテナンス状況を確認するしかない。この情報はWi-Fi回線を使ってインターネットから調べる形となるため、地下鉄やエレベーターを降りてから調査をするようにして欲しい。
地下鉄でもMVNOの通話は安定している?
続いてMVNO利用者の多くに重要視される、地下鉄で通話をする場合の音声品質や安定性について見ていこう。
090の番号なら安定性は高い
まず通話機能付きSIMを使って090の番号で電話をする場合は、その場所が地下鉄の駅であっても通話品質に大きな問題は生じないと断言できる。
また今まで使っていた大手キャリアと同じ系列回線のMVNOであれば、同じ品質や安定性での通話ができるため、地下鉄のように特殊な場所に不安がある人は、「ドコモ系・au系、どちらのMVNOを選ぶか?」といった部分にこだわった比較検討をしてみると良いだろう。
050の番号・IP電話の場合は混雑や時間帯の影響を受けやすい
これに対してデータ通信専用SIMについてくるIP電話は、回線の混雑や時間帯の影響を受けやすい存在だ。例えば、多くの人が駅でスマホを使う通勤時間帯は、駅のホームで回線の奪い合いに近い状態が生まれることにより、音の途絶えや聞こえにくさが起こりやすい傾向がある。
また回線の混雑状況によっては相手方に失礼になることもあるため、ビジネスシーンでIP電話を使うことの多い人は注意をして欲しい。
地下鉄利用者がストレスなくMVNO利用をするポイント
ここまで紹介した地下鉄で起こり得るMVNOの不便さは、これから紹介する4つの工夫や注意点を実践することで、その多くが解消しやすくなる。また下記のポイントは基本料金をなるべく抑えたいと考える皆さんにも良策になるため、地下鉄を使わない方々もぜひチェックをして欲しい。
地下鉄で提供する無料Wi-Fiを利用する
東京メトロと東京都交通局では、2014年12月1日より143の駅で無料Wi-Fiの提供を始めている。もちろん無料のWi-Fi回線についても、朝や夕方の時間帯は混雑が生じることが想定される。
しかしこちらについては自分のMVNO回線とは違ってデータ通信容量の消費も起こらないため、上手く繋がらない・月々の基本料金を安く抑えたいといった想いを抱えている人はその存在を意識しておいても良いだろう。
MVNOのWi-Fiスポットを利用する
OCNモバイルONE、BIGLOBE SIM、NifMo、楽天モバイル、UQモバイル、U-mobileなどのユーザには、MVNO会社で用意する無料Wi-Fiスポットの活用もおすすめだ。全国に82,000ヶ所ものスポットを持つOCNモバイルONEでは、西武新宿線のホーム階やコンコース階などでもWi-Fiを使えるようにしている。
またJR新宿駅では西口地下広場でも無料Wi-Fiが接続可能となっているため、地下鉄の乗り換え前にWi-Fiを使ってお金をかけずにインターネット接続やIP電話をしてみても良いだろう。
時間帯をずらしてネット通信やIP電話をする
地下鉄の駅ならではとも言える混雑の影響を受けやすいデータ通信専用SIMのユーザには、朝・昼・夕方といった時間帯を避けて電話やネットを行う方法もおすすめとなる。例えば、こうした混雑する時間帯に050の番号で電話をかけると、大事な要件を伝える前に音声が途絶えて相手を不快にさせるだけでなく、予想以上に通話時間が長引いてしまうこともある。
これに対して回線だけでなく地下鉄の駅構内も比較的空いている時間帯に電話をかければ、周囲の雑音を気にすることなく落ち着いて電話ができると言えるだろう。
高速データ通信を無理に切り替えない
高速と低速データ通信のON・OFF機能のあるMVNOを利用する場合、繋がりにくいからといって高速データ通信モードに切り替える方法はあまり得策とは言えない。この運用を毎日行っていると、高速モードをOFFにすることを忘れてデータ通信容量の節約が難しくなってしまう。
またLINEやIP電話は低速モードでも十分に使える機能となるため、モードの切り替えに頼りすぎるのは避けた方が良いと言えそうだ。
まとめ
ここまで紹介したことをまとめると、地下鉄という環境で通信や通話の安定性が若干下がるのは、電波の問題よりも人口密集による原因の方が大きいと捉えた方が良さそうだ。
またこうした不満とも言える口コミは、データ通信専用SIMを使っているユーザから出ることが多いため、050のIP電話にストレスを感じる可能性があるなら、最初から通話機能付きSIMを選んでみても良いだろう。
東京オリンピックに向けて整備される通信網
2020年に開催される東京オリンピックに向け、東京都内だけでなく日本国内の通信網の整備が加速すると考えられている。特に試合観戦や観光で訪れる外国人観光客は、リーズナブルな価格で購入できる格安SIMを利用する傾向があるため、地下鉄内の通信通話を含めたMVNOのサービスは今後も向上する期待ができると言えるだろう。
また大手キャリア会社でも新幹線や地下鉄のトンネル内の通信網整備に力を入れているため、ストレスなくスマホを使えるシーンは将来的に増えると断言できる。
即日開通カウンターで確認をしてみる
地下鉄での通話・通信の安定性や、大変便利なWi-Fiスポットなどで疑問がある場合は、たくさんの格安SIMを取扱う大手家電量販店の即日開通カウンターで相談をしてみると良い。多くのユーザの集まるこうした専門店では、実際に地下鉄でMVNOを使った人たちの声なども詳しく把握している。
またユーザが何を重視するかによっても提案するMVNOのブランドは変わってくるため、地下鉄を含めたさまざまな環境に不安がある人は、店頭で一度相談をしてみると良いだろう。
格安スマホを買うなら
MVNOと併せて使う格安スマホを購入するなら、中古スマホ売買に特化したフリマサイトであるスマホのマーケットがおすすめだ。
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