Androidスマホの中でも異色な位置づけとなるNexusは、型番・品番の調べ方にも少し変わった特徴のあるブランドだ。最新モデルのOS保証期間が明確なNexus(スマホ)は、中古スマホ市場でも未だに人気の高い存在となっている。
また、発売から間もないNexus 5Xや6Pといったモデルは、多くの買取専門店で高額査定対象となっているため、調査した型番を使って各社への問い合わせをすれば効果的かつスムーズに現金化が可能な位置づけと捉えて良いだろう。
今回は、話題性の高いNexus(スマホ)の特徴と命名規則、型番・品番の調査方法を徹底解説していく。
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Nexus(スマホ)とは?
Nexusは、Googleが選んだハードウェアメーカーとの協力で発売されたAndroidスマホのOEMブランドだ。2017年10月までにGoogleでは、下記メーカーからNexusブランドのスマートフォンとタブレット端末を発売している。
- ・LG
- ・Huawei
- ・ASUS
- ・HTC
- ・Motorola
- ・Samsung
Nexus(スマホ)の特徴
純粋なAndroidという角度からユーザエクスペリエンスを目指す目的のあるNexusでは、エンドユーザによる改造や発展を可能とするために、ブートローダーのロック解除をフリーにしている。
また非カスタマイズAndroidの搭載されたNexusスマホには、キャリアならではとも言えるプリインストールアプリが一切入っていない特徴もあるようだ。こうした形で自由度とシンプルさを兼ね備えたこのブランドのスマートフォンは、国内市場の中でも特異な存在として高い注目を集めていた。
OSアップデート保証期間が決まっている
Nexusは、Androidのアップデート保証期間を定める唯一のスマホブランドだ。その期間は、基本2年以上が設定されている。セキュリティパッチの提供に関しては、Google Playの販売終了から1年半もしくは端末の販売開始から3年のうち、長い方の期間が適用される仕組みとなっている。
こうした形でOSアップデートが可能な期間が決まっているNexusは、中古市場で買い物をする人にとっても不安要素の少ないブランドとなるだろう。
Androidのフラッグシップ端末
Nexusシリーズのスマホは、Android端末のフラッグシップモデル的な位置づけだった。例えば、2012年発売のGalaxy Nexusは、Androidソフトウェア開発に欠かせないAndroid Open Source Projectの推薦機種のひとつだった。こうした形でAndroid全体の開発活動側からも注目されていたNexusスマホは、一般ユーザ以外にも高い需要があったと言われている。
NexusからPixelへ
多方面からの注目度が高かったNexusシリーズは、GoogleからPixelという新機種が発表された2016年10月で販売終了となってしまった。この時Googleでは、Nexusの今後についてノープランという声明を出していた。しかしこの時期から1年経っても新モデルが登場しないことを考えると、GoogleではNexusからPixelに路線変更したと捉えて良いだろう。
未だにNexusスマホが高く売れる理由
中古スマホ市場では、Nexusシリーズ最後の機種とも言える5Xと6Pという2機種に高い人気がある。2018年11月までOSのアップデート保証期間となっているこの2モデルは、現時点で確実にアプリダウンロードなどのできる中古スマホを求めるユーザの間で注目度の高い存在となっている。
ちなみに白ロム専門フリマのムスビーでは、50,000円を超える中古美品も多数出品されているようだ。AndroidメニューからNexus(スマホ)の型番・品番を調べる方法
Nexusを中心としたAndroidスマホは、画面の中にある設定アプリから型番・品番に繋がるアルファベットを入手することができる。手順としては、設定→端末情報→モデル番号という流れでタップをしていくと、欲しい情報にたどり着くことができる。
Nexus(スマホ)の本体から型番・品番を調べる際の注意点
Nexusの本体から型番・品番に繋がる情報を見つける際には、このブランドから発売されているスマートフォンの外観デザインがメーカーによって異なる実態を頭に入れておかなければならない。こうした変わった特徴は、型番・品番の調査を行う皆さんを戸惑わせるかもしれない。しかし実際は、本体デザインにメーカー名を入れている会社も非常に多いため、Nexusスマホは会社名から製品名を探す、検索するといったアプローチも可能なブランドと位置づけて良いだろう。
ここからは、中古市場で人気の高い6つのNexusスマホについて、その特徴と型番・品番の書かれている場所などを詳しく見ていきたい。
Nexus 5Xの特徴と型番・品番の書かれている場所とは?
2017年10月現在でもアップデート保証プログラムが継続しているNexus 5Xは、GoogleとLG共同開発されたAndroidスマートフォンだ。日本国内では、NTTドコモ、Y!Mobileブランドのソフトバンク、ウィルコム沖縄に加えて、SIMフリーモデルがGoogleストアで販売されていた。指紋認証機能のNexus Imprintや、エリアメールの一部受信が可能なNexus 5Xには、一般的なSIMフリースマホと比べて機能性が高い特徴がある。
Nexus 5Xの型番・品番はどこに書かれている?
Nexus 5X本体の外観には、共同開発メーカーとなる「LG」のロゴしか入っていない。しかしLGで製造されたNexusが3機種だけである実態を考えると、「Nexus+LG」というキーワードでGoogleなどの画像検索を使えば、自分のモデル名を特定可能することもできるだろう。またこのモデル専用のバッテリーBL-T19の型番を使って、スマホ本体のモデル名を見つけることも可能と言えそうだ。
Nexus 6Pの特徴と型番・品番の書かれている場所とは?
Huaweiとの共同開発となるNexus 6Pも、2018年11月までアップデート保証プログラムが受けられるNexusスマホだ。ソフトバンク(Y!Mobile)のみから発売されていたNexus 6Pには、オタクコアのSnapdragon 810を搭載したスマートなCPUや、アルマイト素材とダイヤモンドカットによる高級感溢れるエレガントデザインという特徴があるようだ。
Nexus 6Pの型番・品番はどこに書かれている?
Nexus 6Pも、本体外側には型番に繋がるアルファベットは一切書かれていない。しかしNexusシリーズの中で唯一のHuawei製となるこのスマホは、本体裏側のメーカー名を使って容易にモデルの特定をすることができる。
また純正バッテリーにもHuaweiというメーカー名の書かれたこのスマホは、本体外側の汚れや傷が多くてもバッテリーケースを開ければ型番・品番調査の手掛かりになる情報は入手可能と捉えて良いだろう。
Nexus 6の特徴と型番・品番の書かれている場所とは?
2017年10月末でアップデート保証プログラムの対象から外れてしまうNexus 6は、Googleとモトローラによって開発されたスマートフォンだ。2つのモデルで世界展開していたこのNexus 6には、製造番号XT1103の北米モデルと、XT1100のグローバルモデルがある。Android5.0が最初に搭載されたNexus 6は、新たなOSへの関心が高いユーザだけでなく、Androidアプリ製作を行う技術者の間でも注目された機種だったようだ。
Nexus 6の型番・品番はどこに書かれている?
Nexusシリーズの中で1種類のスマホしか作っていないモトローラの場合、本体裏面に入った「M」の意味がわかれば、メーカー名から製品名を調べることもできる。しかし一般ユーザが部品交換できない複雑な構造のNexus 6の場合、バッテリーなどからメーカー名を調べるのは少し難易度が高いと言えそうだ。こうした形で本体からの型番・品番調査が難しいスマートフォンは、前述のAndroid画面からモデル番号を収集するしかない。
Nexus5の特徴と型番・品番の書かれている場所とは?
GoogleとLGエレクトーンの共同開発スマホNexus5にも、北米向けのLG-D820とグローバルモデルのLG-D821という2種類のシリアル番号が存在する。LGのフラッグシップモデルLG G2をベースとするこの商品は、Nexusシリーズ初のLTE搭載モデルとして注目度を高めていた。ほぼ1年前にセキュリティアップデートの提供が終了したNexus5も、買取市場においては未だに5,000円以上の最低買取保証価格のつきやすい傾向がある。
Nexus5の型番・品番はどこに書かれている?
Nexus5についても、やはり本体裏側に書かれているLGのロゴを手掛かりにネット検索を使ってモデル名を調べるしかない実態がある。またこのスマホに入っているバッテリーBT-T9はNexus5専用となるため、交換をした電池の情報を手掛かりに型番・品番を調べることも可能なモデルと捉えて良いだろう。
Galaxy Nexusの特徴と型番・品番の書かれている場所とは?
Galaxy Nexusは、その名のとおりGalaxyブランドにも位置づけられる少し特殊なシリーズだ。発売当初のGalaxy Nexusは、Nexus S、Nexus Oneに次ぐGoogleのフラッグシップモデルとして注目度を高めていた。グローバル版やドコモ版を含め、多くのモデルのあるこの機種には、下記4つの製造番号が存在していたようだ。
- ・GT-i9250
- ・GT-i9250M
- ・SCH-i515
- ・SPH-L700
- ・SGH-N044(SC-04D)
Galaxy Nexus型番・品番はどこに書かれている?
少し古い機種となるGalaxy Nexusの本体裏側には、GoogleとSAMSUNGという2つのメーカー名が並んでいる。モデル名が一切書かれていないこの製品は、Nexusと大きく描かれた比較的新しい機種と比べて型番・品番の調査がしにくい特徴がある。またGalaxy Nexusのバッテリーについては、グローバル版とドコモ(SC-04D)では異なる物が入っているため注意をして欲しい。
Nexus Oneの特徴と型番・品番の書かれている場所とは?
初代モデルのNexus Oneは、HTCによるハードウェア設計とGoogleによるソフトウェア設計で生まれたスマートフォンだ。自社のオンラインサイトを中心とした限定的な販売法により、Nexus Oneの販売台数は思うように伸びなかったと言われている。しかしiPhoneの対抗製品として登場したNexus Oneは、世界的にさまざまなメディアを賑わわせる存在だったようだ。
Nexus Oneの型番・品番はどこに書かれている?
かなり古いモデルとなるNexus Oneについても、やはり本体裏面にはGoogleとHTCという2メーカー名しか書かれていない。しかし製造開発にHTCが関わった製品がNexus OneとNexus9だけであることを考えると、メーカー名を手掛かりにして前者の型番・品番を血調べる作業の難易度はそう高くないと言えるだろう。またNexus9については大きな9インチタブレットとなるため、スマホ製品を多く開発するLGなどと比べてその違いに頭を悩ませることは少ないと言えそうだ。
まとめ
さまざまなメーカーとの共同開発によって生まれたNexusスマホは、ひとつの会社が関わっている製品数が少ないことにより、型番・品番の調査が比較的容易にできる存在と言えそうだ。また買取業者の問い合わせフォームの中には製品写真を送付するだけで良いタイプもあるため、万が一型番・品番の情報がわからなくてもオンライン査定を使った売却は可能と捉えて良いだろう。
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