大手キャリアより格安な料金で大人気のMVNO。昔は知る人ぞ知る存在であったが、有名企業の参入やSIMフリー端末の充実などにより近年知名度も上がり、契約数をどんどん伸ばしている。
MVNOを利用する場合は、最初にMVNOと利用に関する契約を交わしてから、利用を開始するのであるが、その後は、契約内容などを確認することはあまりないかもしれない。
なぜなら利用しているときに不都合を感じないようであれば、契約内容を確認する必要はあまりないからである。
しかし、時に、契約内容を確認した方が良い場合もある。例えば、解約やMNP転出の時がそれにあたる。
ただ、契約内容の確認方法は、MVNOにより異なっている時もあり、事前に利用しているMVNOの契約内容の確認方法を把握しておいたほうが良いだろう。
そこで、今回は、MVNOの1つであるNifMo(ニフモ)の契約内容の確認方法などについて記載する。
NifMo
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NifMoとは
NifMoは、老舗のプロバイダーであるニフティ株式会社が運営するMVNOのブランドである。
NifMoは、データ通信量により設定されているプランの中に業界最安のプランもあるなどコストパフォーマンスに優れているほか、かけ放題サービスや公衆無線LANが無料で使用できるサービスなどオプションも充実しており、人気が高いMVNOである。
契約内容の確認が必要な場合について
契約内容の確認が必要な場合についてだが、前述のように、解約やMNP転出の前に契約内容の確認が必要と言って良いだろう。
通信会社が提供しているプランの中には、最低利用期間が設定されているプランもあり、その最低利用期間中に解約やMNP転出を行うと違約金が必要となる場合がほとんどである。
最低利用期間の有無や最低利用期間の期間、そして違約金の金額などは、通信会社によって異なるが、最長で2年もの最低利用期間が設定されている場合や10,000円を超えるような高額の違約金が設定されている場合もあり、これらを確認するためにも、契約内容の確認は必要であるといえる。
NifMoの最低利用期間と違約金
では、NifMoではどうか、となるが、NifMoでは、データ通信プランで1か月、音声通話プランで7カ月の最低利用期間が設定されている。
そして、最低利用期間中にデータ通信プランを解約する場合は、違約金は発生しないが、本来無料である利用開始月の月額利用料金を支払う必要が出てくる。
また、最低利用期間中に音声通話プランを解約する場合は、8,000円(税別)の違約金を支払う必要がある。
これらの事をわかっていれば、例えば、NifMoからMNP転出を検討しているが、契約内容を確認したらまだ最低利用期間中なので、最低利用期間が終わるまで待とう、などを検討できるのである。
また、解約やMNP転出以外にも、月額利用料金の確認やデータ通信量の使用量、オプションの有無などを確認し、契約しているプランやオプションの可否などを再検討することで、NifMoをより快適に使用することができるなど、契約内容を確認するメリットはあると言える。
NifMoの契約内容の確認方法について
NifMoの契約内容の確認は、NifMoのwebページにある「利用状況照会」から行う。利用状況照会のページに入るには、@niftyユーザー名または@nifty IDとパスワードが必要となる。
@nifty IDとパスワードは、NifMoと契約後に送付される書類に@nifty IDとログインパスワードが記載されているので、そちらで確認してログインできるようにしておこう。これらを忘れた場合は、ログインページにあるヘルプから確認できる。ログイン後は契約情報などを確認することができる。
また、利用状況照会ページからは、データ通信量の確認やオプションの確認や解約などもできてとても便利なので、ブラウザーのブックマークに登録するなどして、すぐにアクセスできるようにしたほうが良いだろう。
NifMoにおける更新月について
通信会社によっては、更新月と呼ばれる時期が重要となる場合がある。
大手キャリアなどに多い契約の形態で、契約期間が終了すると契約が自動的に更新され、次の契約期間が始まるものがある。このような形態の契約は、契約期間が最低利用期間に設定されているので、契約期間中に解約すると、違約金が発生する。
ただ、契約が更新されて次の契約期間が始まる月、いわゆる更新月と呼ばれる時期に限っては解約しても違約金が発生しない。
そのため、自動更新される契約の形態を採用している通信会社では、違約金が発生しない更新月が、重要な時期となるのである。では、NifMoにおける更新月はいつか、ということであるが、NifMoには、更新月は存在しない。
NifMoにも、それぞれのプランに最低利用期間が設定されているが、最低利用期間が終了しても更新されることはなく、以降いつ解約しても違約金は発生しない。
つまり、NifMoには、契約が自動更新されるようなプランは存在しないので、更新月がないのである。そのため、NifMoでは更新月を気にする必要はない、と言っていいだろう。
NifMoの解約方法
以下ではNifMoの解約方法や手順を紹介していく。解約予定があれば是非参考にしてみてほしい。
ウェブサイトで解除手続きする
Nifmoの解約はウェブサイトから簡単に解除ができる(NifMoでは解約のことを「解除」と呼んでいる)。解除の受付ページにアクセスをしたら、@nifty IDとパスワードを入力する。
同意事項が表示されるので確認後「同意する」をクリックし、次に消費者保護ルールを確認して「上記の内容に同意して、次へ進む」をクリックする。
そのあと、解除するサービスの内容が表示されるのでよく確認するようにしておこう。ここでは、契約解除料が発生している場合はその金額が表示される。問題がないようであれば「サービスを解除する」をクリックし、「サービス解除受付が完了しました」の画面にが表示されたら手続き完了である。
SIMカードの返却
ウェブサイトで解除手続きと一緒にしなければならないのがSIMの返却である。SIMカードを端末から取り出し、コピー用紙など紙に貼り付けてから、自身の住所と氏名が記載された封筒に入れると良いでしょう。返却先は以下の通りである(ただし送料はユーザー負担)。
〒270-2214 千葉県松戸市松飛台336-17 グッドマン松戸内3階 ヤマトシステム開発(株)内 NifMo SIMカード返却センター
SIMカードを返却しなくても、ペナルティ料金などが請求されることはないが、後々トラブルに繋がらないためにも、きちんとSIMカードを返却をすることが無難である。
解除をする際の注意点
解除をする際、気をつけるべきことがいくつかあるため以下ではそれらを詳しく紹介していく。
解除まで2週間かかる
解除の手続きが完了しても、その場で解除が成立するわけではないため注意が必要。実は実際に解除が成立する「解除日」までは2週間ほどかかる。また、月末までに解除が成立しなければ次の月に持ち越されてしまうため、1ヶ月分の余計な料金がかかってしまう。これを防ぐためには、月の半ばに解除手続きをしてしまうのがオススメである。また、サービス解除の申し出をした後の解除のキャンセルもできないため注意しておこう。
@niftyの解約手続きは別
NifMoだけ利用停止をする場合は「解除」と言うが、@niftyのサービス全体の利用停止は「解約」と言う。そのため、NifMoを解除しても@niftyのサービスはそのまま利用できるため、@niftyのサービス全体が不要であれば別の手続きを行う必要がある。
MNP転出の手続きも別
今まで紹介してきた解除方法はMNP転出を伴わない場合の解除方法なので、MNP転出を行う場合は別の手続きを行う必要があるため注意しておこう。MNP転出を行う際は手数料として3,000円を支払う必要がある。
MNP転出とは
本コラムでも何度も出てくるMNP(携帯番号ポータビリティ)転出だが、契約しているキャリア会社を変更しても電話番号を変えずにそのまま使用できる制度のことである。大手キャリアだけでなく格安SIMのMVNOに乗り換える際も適用できる。
MNP予約番号の発行方法
MNP転出をする際はMNP予約番号というものが必要になるため、発行の手順について以下では詳しく紹介していく。
まずNifMoのページにアクセスをし、@nifty IDとパスワードを入力しログインをする。ログイン後、「MNP予約番号を申請する」をクリックし、同意事項が表示されたら「同意する」をクリックする。
次に、消費者保護ルールが表記されるので、「上記の内容に同意の上、次へ進む」をクリックする。そのあと、申し込み内容を確認したら、「MNP予約番号を申請する」をクリックし、「MNP予約番号発行申請を受け付けました。」というメッセージが表示されると手続きが完了する。
発行手続きをしたMNP予約番号は約2~3日で@niftyのメールアドレスに届く(NifMoの利用状況照会からも確認できる)。
まとめ
NifMoの契約内容の確認方法などについて記載したが、前述のように解約やMNP転出の時だけでなく、定期的に確認をしたほうがいいかもしれない。現状の利用状況やオプションの有無などを確認して、もっと最適なプランへの変更や、使用していないオプションを解約するなどすれば費用を節約できるからである。
NifMoをより快適に利用するためにも、利用状況照会ページなどをもっと活用しよう。