アメリカの大手IT機器メーカーであるHPは、パーソナルコンピューターの分野では、同じくアメリカの大手IT機器メーカーであるDELLやApple、中国系のLenovo、台湾のASUS、acerと共に、世界をリードするメーカーとして知られる。
HPは、流通を通さず、メーカーから直接販売することでパーソナルコンピューターの販売価格を抑え、さらにBTOなどによりハイスペックな仕様も選択可能であるなど、コストパフォーマンスも高く、個人向けだけでなく法人向けとしても、大きなシェアを得ているメーカーである。
さらに、HPは、日本向けパーソナルコンピューターについては東京で組み立てを行っており、品質の高さ、納期の速さでは、他のメーカーよりアドバンテージがあるといえる。
HPは、個人向けや法人向けに様々なパーソナルコンピューターのシリーズを発売してきたが、その中の1つであるProBookシリーズは、コストパフォーマンスが高い法人向けノートパソコンシリーズとして様々な機種が発売されている。
今回は、ProBookシリーズの型番などについて記載する。
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ProBookシリーズとは
ProBookシリーズは、アメリカの大手IT機器メーカーであるHPが販売している法人向けノートパソコンシリーズである。
ProBookシリーズは、HPの法人向けノートパソコンの中ではミドルレンジに位置付けられ、価格を抑えつつ様々なビジネスシーンで使用できるだけのスペックを持つコストパフォーマンスが高いスタンダードノートパソコンシリーズである。
HPの他の法人向けシリーズとしては、機能面やセキュリティ面でHPの法人向けシリーズとして最高峰のスペックを持つ、ハイエンドノートパソコンシリーズの「EliteBookシリーズ」、スペックより価格を重視したベーシックノートパソコンシリーズである「HPシリーズ」がある。
ProBookシリーズの型番について
ProBookシリーズはこれまで様々な機種が発売されてきたが、今回は、現行機種の型番について記載していく。
ProBookシリーズの型番についてであるが、ProBookシリーズの型番の先頭には、シリーズ名である「ProBook」がつく。このため、型番をみれば、HPの法人向けノートパソコンのProBookシリーズの機種であることがすぐにわかるようになっている。
ただし、ディスプレイとモニターを分割することできる2 in 1 タブレットは、「ProBook」ではなく「Pro x2」となっている。
ProBookシリーズの型番は、「ProBook」もしくは「Pro x2」に続いて3桁の数字がくる。この3桁の数字のうち上一桁は、HPの法人向けノートパソコンにおけるグレードを現しているようで、法人向けノートパソコンのミドルレンジに位置付けられているProBookシリーズは、ここには、「4」もしくは「6」が割り当てられていて、「6」が割り当てられているProBookシリーズのほうが、「4」を割り当てられているProBookシリーズより全体的なスペックは上となっている。
ちなみにHPの法人向けノートパソコンのベーシックシリーズである「HPシリーズ」は、この部分には「2」、HPの法人向けノートパソコンのハイエンドシリーズである「EliteBookシリーズ」には、「7」、「8」、「10」が割り当てられている。
上二桁目は、搭載されているディスプレイの大きさを現す数字となっている。13.3インチであれば「3」、15.6インチであれば「5」、17.3インチであれば「7」となる。
なお、2 in 1 タブレットシリーズは、12インチのディスプレイが搭載されているが、この分は「2」ではなく「12」が割り当てられている。
2 in 1 タブレットは、「HPシリーズ」や「EliteBookシリーズ」にも存在するが、そちらの型番もこの部分はディスプレイの大きさとなっており、型番にある3桁の数列の下二桁がディスプレイの大きさを現す数字であれば、シリーズ関係なく、2 in 1 タブレットであることがすぐにわかる。
3桁の数列の下一桁は、搭載されているプロセッサーの種類を現わしており、インテル社製のプロセッサー(Core i、Celeron)が搭載されている機種は「0」、AMD社製プロセッサーを搭載されている機種は「5」が割り当てられている。
型番の最後には「G〇」(〇は1~5の数字)がつくが、これは、そのシリーズ内における機種のグレードを現しているようで、例えば、ProBookの13.3インチの機種では「ProBook 430 G3」と「ProBook 430 G5」がラインナップされているが、スペック的には、「ProBook 430 G5」のほうが「ProBook 430 G3」より高く、Gの数字通りとなっているようだ。
なお、ProBookシリーズもHPから発売されているパーソナルコンピューターなので、CPUやメモリやストレージの容量、ソフトウェアなどのカスタマイズが可能であるが、スペックを変更しても、型番は同じままとなる。
ProBookシリーズの型番などについて記載したが、ProBookシリーズの型番は比較的わかり易いので、型番からどのような機種かはある程度わかるようになっている。
HPから購入する場合などは、スペックなどは把握されているため、上記のような型番の命名規則などを気にする必要はないだろう。
しかし、中古ショップなどで購入する場合や、人から譲られた場合で、スペックなどがよくわからないような時は、型番を確認するのもいいかもしれない。
ただ、前述のように購入時にカスタマイズされた場合でも型番は変わらないため、同じ型番でもスペックに異なる場合があるので、そのProBookシリーズの詳細なスペックを確認したい場合は、型番だけの確認では難しいかもしれない。