最高峰の国産ウイスキーで、国内のみならず世界中に愛好者の多いサントリーが製造する山崎のモルトウイスキー。今回は、世界基準で最高品質のウイスキーと認められたSMWS 119.12 山崎16年やSMWS 119.14 山崎11年、SMWS 119.11 山崎17年、SMWS 119.10 山崎19年について解説していく。
買取業者を利用する前に商品知識の理解を深め、買取相場や査定情報にも目を通していくと良い。手放すことをお考えの人は、ぜひ本記事を役立ててほしい。
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山崎のモルトウイスキーの概要
モルトウイスキーとは大麦のみを原料に製造されているウイスキーのことを言う。サントリーが手がける山崎のモルトウイスキーは、世界の名高いウイスキーコンテストISCで名誉ある金賞に輝くなど、数々の功績をもつ世界最高峰の銘柄である。ここでは、山崎のウイスキーの魅力をお伝えする。
山崎蒸溜所から生まれるモルトウイスキー
日本初の本格的なウイスキーを世に誕生させた山崎蒸留所。サントリーの創業者、鳥井信治郎のウイスキーにかける情熱から、1923年に製造が始まった。
山崎の地は、京都と大阪の中間地点で、天王山の麓の大自然に恵まれた場所にある。この地域は、名水百選にも選ばれた離宮の水が湧きでる所で、名水の地と言われている。茶聖の千利休が茶室を構えたことでも有名で、この名水が山崎のウイスキーの仕込み水になるのだ。
ウイスキーとは、蒸留してから長期間樽熟成したものをいう。樽は木で造られるが、切った後も呼吸を続ける。蒸留した液体を樽に入れた後、モルト原酒は外気とも呼吸をしながら長年熟成して育っていく。
このときに樽が乾燥した状態だと良くない。蒸留所の周囲には桂、宇治、木津の3つの川が合流した地点で靄や霧がよく発生する。これらの湿気が貯蔵庫にも伝わり樽の乾燥を防止してくれることで、自然の外気とも呼吸しやすくなるのだ。山崎の地はウイスキー造りに最適な環境なのである。
山崎蒸留所のモルト原酒の特色
代名詞の「山崎」の銘柄にしても、蒸留所限定の銘柄でも、味わいや香りの違った多種多様な種類のウイスキーが生まれている。その秘訣はさまざまなモルト原酒を作っていることにある。
発酵工程では、木桶発酵槽とステンレス発酵槽を使い分け、蒸留では大きさの異なる蒸留釜を使用する。ここまでの工程でも、重厚なものから軽快なものまで、個性のある原酒をつくり出すことができる。
また、シェリー、ミズナラ、バーレル、ホッグスヘッド、パンチョンの異なる木樽で熟成させており、貯蔵年数もさまざま。それにより、色んな香りや風味の違ったウイスキーが育つ。山崎蒸留所は、創業者が情熱を燃やしたウイスキーづくりの伝統を守り、それを引き継いできた職人の匠の技により、多彩な原酒づくりに成功している。
国際的な酒類コンペティションで金賞を獲得
職人たちの技術や丹念なウイスキーづくり、唯一無二の個性のある味わいが認められて、2003年に国際的な酒類コンペティションのISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)にて山崎12年が金賞に輝いた。それ以来、山崎蒸溜所から誕生したウイスキーの名酒たちが、世界の名誉ある最高賞を次々に授与し続けている。
SMWS 119.12 山崎16年の商品詳細
山崎のウイスキーは日本が誇るジャパニーズウイスキーで、数々の世界一の称号を与えられている。そんな世界の専門家の舌を唸らせる山崎を、世界中のモルトファンが集結するSMWSが放っておくわけがない。ここでは、SMWSの理解を深めてもらうとともに、SMWS 119.12 山崎16年の特徴も説明していく。
SMWSとは
SMWSとはザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティという名称で、スコッチモルトウイスキー愛好家が集結する世界的な会員組織のことであり、スコットランドの首都エディンバラで設立された。世界14ヵ国・3万人以上の会員が存在する。
この組織は世界の高品質なモルトウイスキーの美味しさを追及しており、厳選した蒸留所の樽を買い上げ、樽から瓶詰めしたものをSMWSの会員に頒布しているのだ。そして厳しい審査基準を得て、世界のSMWSからサントリーのモルト原酒が選ばれたのである。
山崎蒸溜所が提出したさまざまな種類のモルトサンプルを、SMWSの熟練のウイスキーパネラーが精査したところ、9樽が選ばれた。個性ある多彩な原酒をつくり分ける技術と品質の高さ、日本独自の樽の香りや味わいにパネラーたちも大絶賛したという。
SMWS 119.12 山崎16年とは
SMWS 119.12 山崎16年は、SMWSからボトリングをしてリリースしたウイスキーボトルだ。サントリーから販売されている山崎のボトルとはラベルもデザインも違う。
SMWSでは、ウイスキーのブランドに先入観を持たず、樽から瓶詰めしたモルト原酒そのものの味わいを愉しんでもらおうと、一見みて山崎のウイスキーとはわからないようなSMWS独自のラベルとボトルデザインになっている。119.12 とは、蒸溜所につけたナンバーとボトリング回数のこと。SMWS 119.12 山崎16年は、SMWSから119番目に認定された蒸溜所の、12番目の樽を瓶詰めをしたということを表している。
SMWS 119.12 山崎16年の特徴
- ・蒸留年:1992年
- ・熟成年数:16年
- ・ボトリング本数:262本
- ・アルコール度数:54%
- ・樽の種類:ミズナラ・カスク
山崎の地で四季を重ねた酒齢16年以上の円熟モルト。ミズナラ樽は、毎年の生産数が非常に少ない希少な樽で、日本独自の凜とした香りと、オリエンタルでエステリーな風味が海外のモルトファンを魅了している。熟成したなめらかで心地よい味わいを堪能できるモルトウイスキーである。
SMWS 119.12 山崎16年は市場に出回ることが極めて少なく、希少価値が高いウイスキーで買取業界では年々価格が高騰している。もしかしたら、お手元にあるヴィンテージウイスキーが想像以上に高く売れるかもしれない。
買取相場と査定情報
SMWS 119.12 山崎16年の買取相場をリサーチした結果、人気の山崎のウイスキーの買取を強化しているお店は多く見られたが、買取価格を掲載しているところは大手買取店の大黒屋のみであった。ネットオークション(ヤフオク)やフリマアプリ(メルカリ)でも近々の取り引き履歴は見あたらず、流通量が非常に少ない稀少品であることがうかがえる。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
- ・SMWS 119.10 山崎19年(シェリー樽)…130,000円
- ・SMWS 119.11 山崎17年(バーボン樽)…60,000円
- ・SMWS 119.12 山崎16年(ミズナラ樽)…123,000円
- ・SMWS 119.14 山崎11年(ボタ・コルタ樽)…80,000円
ウイスキーの価格は、熟年年数が長いほど価格が高くなる傾向がある。味の評価や希少性、商品の状態や付属品の有無などでも価格が変動する。
SMWSで選ばれた山崎のモルトウイスキーは、さまざまな種類の樽からボトリングされたもので、それぞれ風味や香りの違ったウイスキーが完成する。特にミズナラ樽のウイスキーは世界でも評価が高いのと、貴重な樽で作られていることから希少価値が増して高額で取引されているようだ。
買取店の大黒屋は、買取実績150万件を超える取引をおこなっており、山崎ウイスキーの高価買取実績も多数ある。山崎のラインナップも熟知していて、価値を存分に評価してくれるお店だ。相場価格は市場状況やお店の在庫状況などにより毎日変動するものなので、上記の相場価格はあくまでも目安にし、売る前は最新の売却相場を確認してから買取をするのが望ましい。
もっと高く売るコツ
SMWS 119.12 山崎16年はレアモルトで高額査定が期待できる逸品である。せっかく高く売れるウイスキーなのだから、価値を下げないように、万全な準備をしてから査定に臨みたいものだ。ここでは高く売るためのコツを述べていこう。
ウイスキーに詳しい専門の買取店を選定する
SMWS 119.12 山崎16年を売るときは、ウイスキーに熟知した専門の買取店を利用しておきたい。山崎の銘柄は大手飲料メーカーのサントリーが製造・販売していることもあって、有名なウイスキーで知名度も高い。しかし、SMWSは会員販売であり、一般の小売店では売られていないため、ウイスキー通のみぞ知るような、あまり世間では知られていないウイスキーボトルである。
お酒免許のある街のリサイクルショップでも売ることができるが、ウイスキーの知識が乏しければ、貴重なSMWS 119.12 山崎16年を高く評価してもらえず、査定額が低くなる可能性もありえる。専門の買取店であれば、ウイスキーの商品知識が深く、お手持ちの商品を最大限に評価してもらえるだろう。買取店の選び方によっても金額は大きく変動するので、専門の買取店をまずは探してみてほしい。
付属品は一式そろえておく
SMWS 119.12 山崎16年を購入したときと同じ状態、箱や説明書、証明書などの付属品をつけた状態で査定に出すと価格がより高くなる。そういった付属品も査定の一部になるので、あるだけ一式そろえてから査定に出してみよう。
綺麗な状態にしてから査定に出す
査定に出す前に絶対しておいた方が良いことは、商品の状態を良好にしておくことだ。長い間放置していたウイスキーは、ホコリが被っていることもあるだろうし、汚れもついているかも知れない。ホコリや汚れはマイナス査定になるので、価格が下がらないように綺麗にお手入れをしておこう。
その際にラベルが剥がれたりしないように、優しく取り扱いながらメンテナンスをすると良い。ラベルは商品の情報が詰まった大事な部分であり、状態が悪くなると価値も落ちてしまうので気をつけよう。
他のお酒を一緒に売る
買取店ではお酒を複数本一緒に売ると、買取金額を上げてくれるサービスを実施しているところが多くある。まとめて売ってもらったほうが、買取店にとっては作業効率が良くなってコストカットにも繋がるため、その分を買取金額に上乗せしてくれるのだ。ウイスキーやワイン、焼酎や日本酒、ブランデーなど、お店が取り扱っているお酒をチェックしてまとめて売ると良いだろう。
まとめ
SMWS 119.12 山崎16年は、世界の専門家やモルトウイスキー通からも評価が高く、ウイスキー好きなら一度は手に入れて愛飲してみたいと思える突極の逸品である。そんなSMWS 119.12 山崎16年を手放す機会があるときは、最新相場情報を把握してから買取り出すことを推薦する。専門の買取店を複数選び、鑑定額を比較しながら最終的に良い条件のお店で納得のいく取引を叶えよう。