台湾に本社を置くIT機器メーカーであるASUS(エイスース)は、パーソナルコンピューターやパーソナルコンピューターの部品、さらにはスマートフォンやタブレットなどを輸出している、世界有数のIT機器メーカーである。
特にパーソナルコンピューターの分野においては、長年数多くのデスクトップパソコンやノートパソコンを製造、販売をしており、同じく台湾に本社を置くacer、中国系のLenovo、アメリカに本社を置くDELLやHP、Appleなどと並ぶトップメーカーの1つといっていいだろう。
そんなASUSはこれまで多くの製品を販売してきたが、その中の1つとしてVivoBookがある。VivoBookは、性能よりも価格を重視したノートパソコンの中のエントリーモデルで、ASUSUにおけるパーソナルコンピューターの主力商品の1つとなっている。今回は、VivoBookの型番などについて記載する。ASUS VivoBook S200 / Intel in Deutschland
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VivoBookとは
VivoBookは、台湾のIT機器メーカーであるASUSが販売しているノートパソコンである。プロセッサや搭載するメモリやストレージの容量などのスペックを抑えて価格を低くしたエントリーモデルで、スペックはAUSUの他のノートパソコンシリーズより少し下がるものの、その分お手ごろな価格となっており、コストパフォーマンスが高いノートパソコンシリーズといえるだろう。
VivoBookには、VivoBookのほか、より高いスペックとなるVivoBook proがあるが、日本では発売されていない。
VivoBookの型番について
VivoBookの型番について記載していくが、前述した日本未発売のVovoBook Proなどには必ずしも当てはまらない可能性がある。
シリーズ名
VivoBookの型番は、先頭に“VivoBook”とシリーズ名がくる。初期のVivoBookの中には型番に”VivoBook”と付かないモデルもあるが、現在発売されているシリーズはすべて先頭に“VivoBook”と付いているので、少なくともVivoBookシリーズのどれかの機種であることはわかる。
グレード・ディスプレイの大きさ・販売時期・プロセッサ
VivoBookの次には、1文字のアルファベットと3桁の数字、2文字のアルファベットからなる6文字の文字列がくる。
グレード
文字列の先頭にくるアルファベットは、シリーズのグレードを現している。EもしくはRは、AtomやCeleronといったやや非力なプロセッサが搭載された機種が、XはCore i3、Core i5、Core i7といった高性能なプロセッサが搭載された機種となる。
VivoBookは、前述のようにASUSの中ではエントリーモデルの位置付けのノートパソコンであるが、文字列の先頭のアルファベットがXのモデルは、前述のプロセッサのほかメモリやストレージの容量も多く、VivoBookのモデルの中では上位機種にあたり、EやRのモデルは、ViVoBookの中では下位モデルの位置付けとなっておりグレードが区別されている。
ディスプレイの大きさ
次に3桁の数字であるが、上一桁は、搭載されているディスプレイの大きさを現している。
「2」は搭載されているディスプレイの大きさが11.6インチのモデル、「4」は搭載されいてるディスプレイが14インチのモデル、「5」は搭載されているディスプレイの大きさが15.6インチのモデル、「7」は搭載されているディスプレイの大きさが17.3インチのモデルであることを現している。
なお、先頭のアルファベットがEのモデルはこの部分「2」のみ、Rのモデルは「2」または「4」、Xのモデルは「5」「7」となっており、こちらからもXのスペックの高さが見て取れる。
発売時期
下二桁は、そのシリーズが発売した時期を現しているようだ。例えば先頭のアルファベットがEのモデルは200、202、203と、新しいモデルが発売されるたびに下二桁の数字は1増加している。なお、E201というモデルは日本では発売されていない。
搭載プロセッサの種類
最後のアルファベット2文字は、搭載されているプロセッサの種類を現している。HAはAtom、SA、NAはCeleron Dual-Core、UA、LA、UVはCore i3 、Core i7 、Core i5となっている。
HA、NA、SAは、先頭のアルファベットがE やRのモデルに、UA、LA、UVは、先頭のアルファベットがXのモデルに付けられることがほとんどであり、こちらもXのモデルの性能の高さがわかる。
また、モデルによっては上の型番にさらに文字列が続く場合がある。例えば、同時期に発売された「ASUS VivoBook X556UA X556UA-7200」と「ASUS VivoBook X556UA X556UA-7500」は、型番を見ると最後の「7200」と「7500」のみ異なるが、これは搭載されているプロセッサが前者は「Core i5 7200U」、後者が「Core i7 7500U」となっており、この2機種を区別するために、最後にプロセッサの動作周波数の数字を付け加えたものと思われる。
まとめ
VivoBookの型番について記載したが、VivoBookは、型番の先頭に「VivoBook」が付いているため、VivoBookシリーズの機種かどうか迷うことはまずないだろう。
また細かい性能はとともかく、VivoBookに続く文字列の先頭が「E」か「R」なら価格重視のモデル、「X」なら性能が高いモデルと、こちらも比較的わかりやすいのでおぼえておけばすぐにわかるはずだ。
とはいえ、型番だけではわかる性能も限られてくるので、詳細な仕様を確認したい場合は、ASUSの公式HPや販売サイトなどに記載されているスペック表をよく確認したほうがいいだろう。