ノートパソコンは、小型軽量のモバイルノートなどその形態により様々な種類があるが、その中の1つに2in1(ツーインワン)と呼ばれる種類のものがある。
2in1は、元々2つの要素を1つにまとめたもの、という意味を持つ言葉であるが、ノートパソコンにおける2in1とは、通常のノートパソコンとタブレット端末の機能を1つにした端末を指す。
ノートパソコンとタブレット端末の大きな違いは、入力装置であるキーボードがあるかないかであり、ノートパソコンをタブレット端末として使用するためには、ディスプレイをタッチパネルとして、キーボードを失くす必要があるが、ディスプレイとキーボードを切り離したり、ディスプレイを360°回転させたりして実現したのが2in1となる。
iPadなどのタブレット端末が登場し一般的になる中、ノートパソコンを生産、販売しているメーカーは、それに対抗するため、新たに2in1を生産し、販売を始めた。
そして、ThinkPadやideapadなどのノートパソコンを販売しているIT機器メーカーであるLenovoが、生産、販売している2in1シリーズが、「Yoga」シリーズである。
今回は、Yogaシリーズの型番について記載する。
Lenovo Yoga / Janitors
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Yogaシリーズとは
Yogaシリーズは、中国系のIT機器メーカーであるLenovoが、生産、販売しているノートパソコンシリーズである。
Yogaは、ノートパソコンとしてもタブレットとしても使用できる2in1と呼ばれるタイプのノートパソコンで、ディスプレイを360°回転させて擬似的にタブレット端末にするコンバーチブル型がラインナップされている。
さらに、通常の2in1にあるノートパソコンモードと、タブレットモードのほか、逆V字型にして立たせて使用するテントモードや、ディスプレイを垂直に立ててL字型にして使用するスタンドモードなど、従来の2in1にない形態で使用することも可能となっている。
Yogaシリーズの型番について
Yogaシリーズの型番についてだが、Yogaシリーズはこれまで様々な機種が発売されたが、Yogaシリーズで現在Lenovoのホームページに記載があるのは、「Yoga 300シリーズ」、「Yoga 700シリーズ」、「Yoga 900シリーズ」、「Yoga Book」であることから、これらについて記載していく。
Yoga 300シリーズ
Yoga 300シリーズは、Yogaシリーズの中ではエントリーモデルの位置付けで、インテル社製のエントリーモデル向けのプロセッサであるCeleronシリーズを搭載するなど、スペックより価格を重視したコストパフォーマンスの高いモデルとなっている。
搭載しているディスプレイの大きさは、11.6インチとYogaシリーズの中でも小さい部類となり、さらに軽量であることから、持ち運びに便利なモバイルタイプの2in1と位置付けとなっている。
シリーズ機は、最初の機種である「Yoga 300」と後継機種の「Yoga 310」がある。
Yoga 700シリーズ
Yoga 700シリーズは、Yoga 300シリーズと同じく11.6インチのディスプレイを搭載した小型軽量のモバイルタイプの2in1であるが、Yoga 300シリーズと違い、インテル社のモバイルむけ高性能プロセッサであるCore mシリーズや高性能プロセッサのCore iシリーズを搭載するなど、比較的ハイスペックとなっており、スペックと価格のバランスが取れたスタンダード2in1のシリーズである。
シリーズ機は、最初の機種である「Yoga 700」、その後継機種の「Yoga 710」、そして最新機種である「Yoga 720」がある。なお、Yoga 720は、搭載しているディスプレイが12.5型と従来機種よりやや大きくなっている。
Yoga 900シリーズ
Yoga 900シリーズは、13.9インチとYogaシリーズの中で一番大きなディスプレイを搭載し、インテル社の高性能プロセッサであるCore iシリーズや、8GB/16GBの大容量メモリ、高速アクセスが可能なストレージであるSSDを搭載するなど、スペックを重視したYogaシリーズのフラッグシップモデルの位置付けとなっている。
シリーズ機は、最初の機種の「Yoga 900」、その後継機種である「Yoga 910」、そして最新機種の「Yoga 920」がある。さらに、Yoga 920には。映画「STAR WARS」とコラボした「STAR WARS SPECIAL EDITION Yoga920」がある。
Yoga Book
Yoga Bookは、10.1型のディスプレイを搭載し、厚さ9.6mm、重量690gと薄型小型軽量の端末で、入力装置としてクリエイトパッドを搭載し、キーボードとしてもペンタブレットとしても使用できるという特徴を持つ。
さらに、他のYogaシリーズのようにOSにwindowsを搭載したモデルのほか、スマートフォン/タブレットのOSであるGoogle社のAndroidを搭載したモデルもあるなど、通常の2in1シリーズとは異なる、やや特殊な立ち位置の端末となる。
シリーズ機としては、Androidを搭載した「Yoga Book」とwindowsを搭載した「Yoga Book with Windows」がある。
まとめ
Yogaシリーズの型番について記載したが、Yogaシリーズは、エントリーモデルの「Yoga 300シリーズ」、スタンダードモデルの「Yoga 700シリーズ」、フラッグシップモデルの「Yoga900シリーズ」、特殊なタイプの「Yoga Book」と、シリーズにより区別されているため、予算や使用する目的により、購入するシリーズを選択することができる。
ただ、Lenovo直販モデルと量販店モデルでは少し仕様が異なっているなど、同じ型番でも異なるスペックとなっている場合もあるので、Lenovoのホームページや販売サイトのスペック表などをよく確認してから、購入したほうがいいだろう。