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上前智祐 絵画の骨董価値・買取相場・査定情報

読了目安:6分
更新日:2019/10/09
公開日:2017/02/20
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上前智祐(うえまえ ちゆう)は、日本の画家である。

小学校を出てすぐに就職し、それから定年退職をするまでずっと働きながら絵を学び、作品を作り続けたという異色の画家だ。

その労働経験があったからこそ生まれた絵画は独特の作風であり、世界的に人気がある。

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引用:http://knam.jp/gallery/2014/3155/

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上前智祐の作品の特徴

上前智祐が本格的に絵の勉強を始め、最初に学んだのは日本画であった。特に南画を中心に学んだと言われている。

そしてその後洋画を描き始め、若いころから展覧会に出品するなど実力ある画家として評価されていた。

好きな絵を自由に描いていた

一般の画家と違って働きながら絵を描いていた上前智祐は、自分の絵画を売って生活をする必要はなかったことから、自分の好きな絵を自由に描いている。

それが作品にもあらわれており、見る人を圧倒させるすばらしい作品を数々生み出している。

想像力豊かな抽象画や立体作品が人気

上前智祐を抽象画へと導いたのは、32歳で出会った吉原治良の描いたクレパス画であった。

吉原治良は、「絵画」「美術」の常識にとらわれない、新しい作品を生み出す「具体美術」を世に広めたことで知られる抽象画家である。

上前智祐は吉原治良に師事し、1955年に吉原治良が中心となって発足した「具体美術協会」の初期メンバーとして参加した。

細かい作業の作品も人気

自由な発想で絵画や立体作品を作り続けた上前智祐は、小さな点を重ねて描いた油絵や、布と糸を用いて細かく縫い合わせた作品、マッチを使ったアートなど、気の遠くなるような細かい作業で作り上げる作品も多く発表している。

単純作業の繰り返しにより長い時間をかけて完成させた作品は、アートオークションでも注目されている人気作品である。

上前智祐作品の取引価格

人の目を引く存在感と独特の雰囲気を持つ上前智祐の作品は、日本各地の展覧会に登場する機会も多い。

また、ニューヨークやロサンゼルスでも個展を開くなど世界的に活躍しており名が知られていることもあり、オークションや買取業者などでも高値で取引されている。

アメリカで開催されたある展覧会では、数千万円の作品が次々と買い取られ、初日に出ていたものをほぼ1日で売り切ってしまったというエピソードを持つ。

画廊や買取業者に持ち込んだ場合も同様に、かなりの高額査定が期待できるだろう。

シルクスクリーンの価値の見極め方

上前智祐は、多くのシルクスクリーン作品を発表している。

シルクスクリーンは、作品1つ1つを画家本人が描くのではなく同じものが複数刷られているが、刷ってできあがったものがすべて世の中に出ていくわけではない。

画家本人がすべてチェックし、許可したものだけが作品として残され、限定部数のみが販売されるのである。

次に、シルクスクリーンの査定ポイントを見ていこう。

限定番号(エディション)

シルクスクリーンには、20/50のような分数の形で番号がふられている。

分母は販売数・分子は作品の番号

分母は販売枚数、分子はその作品の番号を示している。20/50の場合は、その版画は50枚刷られており、そのなかの20番ということになる。

なお、分子の限定番号はその数の大きい小さいによる価値の違いはなく、あくまでもカウントするだけのための数字である。

分母の販売枚数が少ない作品は、出回っている数が少ないため価値が上がる場合がある。

保管用・非売品も同等の価値

ただし、当初販売された限定数のほかにも作家本人の保管用や非売品として刷られているものもあり、後にそれが出回ることがある。

E.A」「A.P」などと書かれているのがそれにあたる。そういった作品も、限定番号がふられているものと価値は同じだ。

エディションは真贋のひとつの目安とされることもある。エディションのないものは買い取ってもらえないこともあるので、しっかり確認してもらおう。

画家の直筆サイン

もう1つ、査定のときに必ずチェックされるポイントとして挙げられるのは、作品に書かれている直筆サインである。

版画には、限定番号の他に画家の直筆サインが入っており、これが画家本人が認めた版画という証明になっている。

右下に書かれることが多い

サインは版画の右下の余白に入れられていることが多く、たいていは黒鉛筆で書かれているが、他の色のこともある。

鉛筆で書かれたサインは真贋鑑定が比較的容易にできるので、査定の際の重要なチェックポイントとされている。

印よりもサインの方が高評価

なかには、画家本人のサインではなく名前の入った印が押されているものなどもあるが、その鑑定には知識が必要だ。

すべての作品がサインではなく押印という作家の作品の場合はそれがオリジナルとして価値があるが、通常はサインで一部作品のみが押印という場合には、サインの作品の方が価値が高く、押印のものは低く評価されることになる。

注意しておきたいサイン

また、本人以外のサインが入っているものや、本人のサインの横に別のサインが入っていたりするものがあるが、そういった作品は一般的には価値が低く、買取価格が格段に下がったり、取り扱ってもらえなかったりするので注意したい。

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査定には専門店を選ぼう

絵や美術品の査定はとても難しく、良い画廊や買取業者を探すのは簡単ではないが、買取価格は査定士の知識にかかっているので、好条件で買い取ってもらえる業者を探して査定に出したいところである。

複数査定を比較して高額で買い取ってもらえるところを見つけよう

高額買取業者を見極めるのは難しいので、いくつかの業者に査定に出してみて、最高額を提示してもらえた店に売却するという方法が良いだろう。

もし決めている店があるのであれば、他店の見積もりをとっておいて、その金額をもとに交渉をしてみよう。

過去に買取実績があれば◎

また、買取査定を依頼するのなら、上前智祐に精通しており、過去に上前智祐の作品を買い取った実績のある業者を選ぶといいだろう。

買取実績がなくても、日本画家の作品に詳しい専門店に依頼することをおすすめする。

絵画の価値は素人には判断が難しいが、業者の言いなりになって損をすることのないよう、きちんと下調べをして納得のいく価格で売却するようにしたい。

絵画を良い状態にしておこう

壁にかけてある絵は、ほこりをかぶっていたり汚れていたりすることもあるので、査定に出す前に一度きれいに掃除をしておこう。

ただし、力を加えることで作品が傷ついたりすることがあるので、あくまでも丁寧に軽く掃除をする程度にしておくことをおすすめする。

倉庫などにしまっている場合は、出してから少し置いて、きちんと乾燥させてから持って行くようにしよう。

無料査定をスタートしよう

作品の価値をまずは知るために無料で鑑定して貰おう。価値を知ってから売るかどうかは決めればよい。まずは電話やメールで無料査定が出来る総合美術買取センターで問い合わせてみよう。

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