日本酒の種類の違いが複雑。何がどう違う?
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2019/01/30
日本酒には様々な種類があって、同じ銘柄でも季節や製造方法によって味が違う事も多々あります。 極めようとするとキリがないので、「これだけ知っておけば誰かと飲みに行った時に日本酒について語れる!」という知識をご紹介しますね! 【日本酒の作り方】 日本酒の種類を理解するには、日本酒ができるまでの基本的な流れを知っておく必要があります。工程を簡単に説明します。 お米を磨く ↓ 洗う ↓ 蒸気で蒸す ↓ 麹菌を入れる ↓ 発酵 ↓ 出来上がり 日本酒作りは「玄米を磨く= 精米する」ところから始まります。磨く前のお米は茶色く、脂肪やたんぱく質など様々な成分を含んでいて、そのまま日本酒にすると雑味が出たり雑菌が繁殖する原因になります。 日本酒のラベルに「精米歩合」と書いてあるのを見たことがありますか?「精米歩合」とは、「お米をどれだけ削ったか」という割合の事です。精米歩合が高い程、お米をたくさん削っているという事です。 お米は中心の方が香りが強いため、削れば削る程、香りが高い日本酒が出来上がります。精米歩合が高い「大吟醸酒」は特に香りが高く、「フルーティー」と表現される事が多いです。精米歩合が低い日本酒は大吟醸酒ほど香りは強くありませんが、お米の甘味やうまみが感じられて「これぞ日本酒!」という感じです。 日本酒作りの工程に戻ります。お米を磨いたら、洗って蒸気で蒸します。 そして、「麹菌」と呼ばれるものを蒸したお米に入れます。麹菌はカビの一種で、この麹菌が米のデンプンをブドウ糖→アルコールへと変化させます。麹菌がくっついたお米は「麹」と呼ばれ、日本酒の質はこの「麹」の質で決まると言ってもいいくらいです。 【日本酒の種類の分け方】 日本酒は主に「アルコール添加の有無」と「精米歩合」の組み合わせで種類が決まります。 日本酒は基本的に米と水と麹菌で作るのですが、そこに人工的にアルコールを添加して作る種類の日本酒もあります。アルコールを添加するかどうかによって、まず大きく二種類に分かれます。 アルコール添加なし → 純米酒 アルコール添加あり → 本醸造酒 アルコール添加したものの方がワインのように香りが強くなります。個人的には純米酒の方が米自体のうまみが感じられるので好きなのですが、日本酒に慣れていない方は「純米酒は癖があって飲みにくい」と感じるかもしれません。 さらに、先ほど説明した「精米歩合」によってさらに種類が分かれます。 ・精米歩合 大吟醸酒 → 50%以下 吟醸酒 → 60%以下 特別純米酒 → 60%以下 本醸造酒 → 70%以下 純米酒 → 規定なし 普通酒 → 規定なし 大吟醸酒は米をたくさん磨いているのでフルーティーな香りが強くなります。純米酒は精米歩合の規定がありません。つまり、米と水だけ(アルコール添加なし)で作られた日本酒は精米歩合に関わらずすべて「純米」になります。アルコール添加をしていない吟醸酒は「純米」なので、「純米大吟醸」「純米吟醸」と呼びます。 【まとめ】 以上を踏まえた上で、日本酒初心者の方におすすめなのが「純米吟醸酒」です。米のうまみを感じられるけれど、フルーティーで飲みやすいからです。居酒屋に行った時は、店員さんに「純米吟醸酒でおすすめはありますか?」と聞いてみましょう!慣れてきたら精米歩合の低い吟醸以外のお酒にもチャレンジしてみてくださいね!
匿名希望
2019/01/30
日本酒には沢山の種類があり初心者にはちょっと分かりづらいですよね。 日本酒の味の見分け方は大きなものに甘口と辛口があります。 初心者にわかりにくいなのですが。 甘口はその名の通り甘めの口当たりのお酒 フルーティーな香りが特徴で比較的女性でも飲みやすいお酒です 飲み方としては冷が美味しいです。 肉類との相性がよく、濃いめの味付けのものにぴったりですが、味が比較的淡いものと相性が非常にいいです。炊きたてのコメの香りが好きな人にはとても相性が良いです。 辛口がわかりにくいのですが、この辛口というのはお酒が辛いわけではありません。 甘口のお酒に対して生まれた言葉で、甘くないお酒を指します。 つまり飲みやすいお酒です。 一番の辛口は水と言われるように、淡麗でキリッとした後口が特徴的です。 辛口のお酒には魚介類が非常によく合います。 特に磯の香りの強い、うにやアワビ、青魚などに合わせやすく、その持ち味を十二分に引き出してくれるお酒です。 またあわせて、味の濃いものとの相性は良いです。 魚卵など特にお酒との組み合わせが難しいものも、綺麗にまとめてくれる器用さがあります。 また燗にすることで旨味が引き立ちます。 もちろん冷も美味しいのですが、実は日本酒は常温でも美味しく飲めます。 常温だと香りが広がりやすく、癖がないので飲みやすく、料理に合わせやすいです。 お酒には色んな種類があり、もちろんコメを削って作ったものがいいとされていますが、結局は好みです。 日本酒は安いものだと酒臭いというか、いわゆるおじさん大酒のイメージが強いですが、何の料理にでも取り合わせてもめるだけのポテンシャルを持ったものが多いです。 今回は簡単なご紹介ですが、現在は以前と比べて日本酒が見直されている上に、製法を守った昔ながらの日本酒も多く作られています。 こういった日本酒は鰹節や昆布のだしと相性がよく昔は蕎麦屋でのまれていました。また、蕎麦の香りも引き立ててくれるので、非常に味わい深いお酒です。
2019/01/30
ご質問ありがとうございます。 特定名称の違いや、製法、リリース時期により様々なネーミングが付く場合がありまして、規格として統一されているものや、メーカー様オリジナルの呼び方など、多岐に渡り…十把一絡げに解説することは非常に難しいです。 弊社の自社サイトでは解説しておりませんが、【日本酒 違い】というキーワードでインターネット検索いただければ、解説サイトなどが複数引っかかりましたので、ご参照いただければ幸いです。

2019/01/29
日本酒いいですね。 私は日本酒が大好きなので、毎年この時期になると新酒絞りが気になってしょうがありません。 お気に入りの酒蔵にも毎年何か所か通っています。 ところで、マンガ「もやしもん」でも登場人物の一人が力説していますが、日本酒はラベルに非常に多くの情報が詰め込まれているお酒なんです。 どういうことかといいますと、醸造方法や出荷方法の違いでラベルに使われる表現が変わってくる、ということです。 つまり、ラベルの表示を正確に理解できることが、好みの日本酒を手に入れる近道ということになります。 順番にご説明いたしますね。 1 醸造方法の違いによる分類 ①本醸造系 日本酒の原料となる米・米麹に醸造アルコールを加えたものをいいます。 最近は、飲みやすさ重視で純米淡麗系が一般的なはやりですので醸造アルコールはあまり良く言われないことも多いですが、風味を整え、香りを高めるなどきちんとした役割を持っています。 個人的には、醸造アルコールがあまりよく言われないのは「アル添酒」などと揶揄された昔の悪質な日本酒のイメージが影響していると思います。 現在は、醸造アルコールの添加率などは厳しく規制されており、昔のイメージはまったく当てはまりません。 むしろ、熱燗などにした場合の香りの豊かさ、ふくよかさなどでは本醸造や特別本醸造などの方が優れていると思っています。 以下一般的なラベル表示です。 ・精米歩合 70%以下 本醸造 ・精米歩合 60%以下 特別本醸造 ・精米歩合 60%以下 吟醸酒 ・精米歩合 50%以下 大吟醸酒 ちなみに、精米歩合は酒米の表面を削り取って残った米の比重割合を言います。コメは一般的に周辺に雑味があり、心白と呼ばれる中心ほど純粋な味です。 ですから、削れば削るほどスッキリとした雑味のない味わいになります。 また、吟醸香といわれる酒米(吟醸酒独特)の香りが強くなります。 そして、削るほど当たり前ですが酒米は少量になるため、その分コストも高くなり、値段も効果になります。 上は、一般的な表示ですが、面白いことに精米歩合が50%以上でも杜氏のこだわりで「大吟醸」の名称を使わず、「吟醸」になっているものもあります。 精米歩合は裏のラベルに表示されていることが多いので確認されるとよいでしょう。 ②純米系 原料として米・米麹のみで醸したお酒をいいます。 米本来のうまみ、柔らかさが味わえるとされています。 もちろん純米酒も大好きです。 以下一般的なラベル表示です。 ・精米歩合 70%以下 純米酒 ・精米歩合 60%以下 特別純米酒 ・精米歩合 60%以下 吟醸純米酒 ・精米歩合 50%以下 大吟醸純米酒 2 出荷方法の違いによる分類 とてもたくさんの種類があって書ききれませんが、おすすめのものだけ紹介します。 ①しずく、袋吊り もろみを詰めた袋を吊り、自然落下のしずくを集めたものです。 大変にきめ細かで香りもフルーティ、最上級の飲みやすいお酒になりますが、量がそんなにとれず非常に貴重な(高額な)ものです。ほとんどの酒蔵で絞りの時期だけの限定生産かつ最上級品です。 ②あらばしり 酒を絞る方法の一つに酒槽というフネにもろみの入った酒袋を積み重ねて上から万力のようなもので絞る方法があります。 このあらばしりは、圧力を加える前に酒槽から自然に流れ出した酒のことで、上のしずく、袋吊りと同様にきめ細かで雑味のない味です。 これも限定生産の高級品である場合がほとんどです。 ③無濾過 一般的な日本酒は、実は絞る際にろ過されています。 しかし、これは濾過をしていない酒。 酒本来の琥珀の淡い色で、旨味とコクがあり、奥行きと深みもあります。 スッキリ淡麗に飽きたらこれをおすすめします。 ④原酒(特に生原酒) 実は原酒以外の日本酒は、アルコール度数が15%程度になるよう水を加えて調整しています。 「水増しだ!」とおっしゃるなかれ、原酒はアルコール度数が18~20%程度あり、日常的に飲むにはキツイのです。 つまり、飲みやすいようにお水で薄めているということですね。 しかし、新酒絞りの時期には、この加水調整をしていない原酒が多く出荷されます。 原酒のうち、火入れ(殺菌のための加熱)をしていものを生原酒といいます。 この生原酒を、ぜひ一度ご賞味ください。 度数は強いですが、日本酒本来の力強さ、濃厚さや華やかさが味わえます。 酵母が中で生きているので、栓を抜いた瞬間から再度発酵がはじまります。 発酵順は甘口から徐々に辛口になります。 冷蔵庫保管しながら、この味の移り変わりを楽しむのも一興かと思います。

2019/01/29
こんにちは。 冬のこの寒い季節、人肌にあっためた日本酒でつまみを一緒に、というだけで幸せな気持ちになりますが、日本酒って大吟醸やら生やら冷やおろしやらいろいろな種類があって迷ってしまいますよね! 多くは原料や使われるお米の精米の具合によって、違いがあります。以下の部分で紹介します! 〇吟醸の種類 吟醸で分けられるのは、お米の精米具合です。 ・本醸造酒 ・吟醸酒 ・大吟醸酒 以上のような名前の日本酒をよく見ますよね!これはそれぞれ精米具合が違い、本醸造酒<吟醸酒<大吟醸酒の段階でよく磨かれたお米が使われています。詳しく言うと、精米歩合の問題で、それぞれ精米具合が70%以下<60%以下<50%以下となります。ですので、大吟醸酒になるともともとのお米を半分以上も磨きこんだお米で作られていることになります。 〇純米での分類 上述の日本酒とは別に、純米がつく日本酒もあります。 ・純米酒 ・純米吟醸酒 ・純米大吟醸酒 純米がつくか付かないかは、お米と米麹以外に醸造アルコールが添加されているかどうかです。純米がつく日本酒には醸造アルコールは使用されていません。 上記の6種類のほか、特別な製造方法が使われているお酒として特別本醸造酒と特別純米酒があります。 この他にも気になる表記で「生酒」とかありますよね! 日本酒は一般的に低温殺菌をすることで製品の衛生面を担保するんですが、以下のお酒は日本酒本来の風味を生かすために、低温殺菌の数を減らしています。 ・生貯蔵酒 ・生詰め酒 ・生酒 生貯蔵酒は、製品とする前に一度低温殺菌をする日本酒で、生詰め酒は、貯蔵前に一度低温殺菌をします。生酒になると全く低温殺菌を行わないので、日本酒本来のフレッシュな味わいと香りが楽しめるかわりに、劣化のスピードが速く、蔵元の地元でしか味わえないと言われています。 これ以外にも香りでの分類ってのもあって、 ・薫酒 ・爽酒 ・醇酒 ・熟酒 という分類があります。薫酒はフルーティ、爽酒はキレがあって辛口、醇酒はお米の旨味が豊か、熟酒は熟成された味がします。 日本酒は産地ごとに使われるお米や水、そして蔵元の製造方法も違っているので、できるだけわかりやすくするために分類ができたのだそうです。純米大吟醸酒の生酒なんかは本当にとろけるような味わいなので、是非一度味わってみてください。
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