日本の美術品より中国の美術品の方が高価な理由は?

日本の美術品より中国の美術品の方が高価な理由は?
骨董品が好きで、よく見て回るのですが、日本の美術品より中国の美術品の方が高価ですよね?なぜなのでしょうか。
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回答一覧3/3 件

jukiya

2019/02/26

日本の美術品よりも中国の美術品が高価な理由についていくつか主観ではありますが、いくつか解説していきたいと思います。 ①高値がつく骨董品 書画や絵画、物によって査定ポイントが違ってきますが、中国骨董品が高価買取されるポイントは以下のとおりです。 ・作家…有名作家であること ・内容…知名度があるものや、コレクター・マニアに人気なもの。素材も重要視される ・保存状態…良好であること。本体を保存する箱もあれば、その箱の状態も良いと高値がつく可能性が高くなります。また付属品がある場合、抜けがあると価値が下がってしまいます。 ・鑑定士…結局のところ、骨董品の値段を決めるのは所有者ではなく、買取先。買取先の鑑定士の鑑定力が低いと、その骨董品がどんなものなのかを見落とす恐れが。そんな鑑定士に査定を依頼しても、それに見合った価格が提示されない可能性があります。品物というより鑑定士選びも、高値をつける上での大事なポイントです。 ②絵画 骨董品のイメージで真っ先に出てくるのが「絵画」です。テレビ番組でも絵画の骨董品が紹介されることが多いので、骨董品といえば絵画系だと思っている方も少なくありません。絵画の場合、画家本人が作成した正真正銘の絵画であれば間違いなく高額の骨董品とみなされます。 ③陶磁器 陶磁器は焼き物の名称とも言われており、絵画の次に骨董品のイメージとして浮かび上がる品です。この陶磁器には、「土器」「炻器」「陶器」「磁器」の4種類があり、土を原料として窯で焼き上げた器になります。骨董品の買取りの華ともいえる陶磁器は保管がしやすく、作成された当時の状態を何年も保つことかできるのです。歴史があるものや有名な作家の作品であれば、間違いなく高額がつきます。主に食器類が多く、茶碗、徳利、皿、花瓶などが見受けられ、高い需要を誇っているのです。 ④骨董品が人気の理由 最近では、骨董品の中でも「中国骨董品」を購入する人が増えつつあります。実際に購入している人のほとんどが富裕層の中国人なのです。その影響により、骨董品への注目や人気が高まっているのです。日本だけではなく、世界中にある中国骨董品を購入するのは例外でもありません。なぜ、中国骨董品を購入する中国人が増えているのかというと、以下の理由があてはまります。 中国の国家文物局により骨董品基準が変更されたから 中国でオークションが人気だから 中国国内では多くのコピー品が出回っているから 日本で保管されている骨董品は丁寧に保管されているから 日本旅行で中国骨董品が低価で購入できるから 上記のことから、中国骨董品を購入する中国人が増えている影響で、日本国内にある中国骨董品が品薄になり、さらに希少価値を高めているようです。こういった影響がきっかけで、今後も益々人気が高まり高値で買取りされるかもしれません。 以上です。少しでも参考になれば幸いです。

もみじんこ

2019/02/26

骨董品市場などに行くと中国美術や骨董品などが展示されていますよね。日本人の感覚からすれば中国産とは安くて偽物が多いというイメージです。それに比べて国産であれば値段は高いですがしっかりとした安心感が保証されています。しかし、美術品や骨董品だと中国の方が高いのをよく目にします。これには大きく分けて3つほど理由があると考えられます。 ◇中国という歴史 中国は非常に歴史の長い国として有名です。日本とも親密な関係を築いていることもあって、切っても切れない関係ですよね。『歴史がある=価値がある』というのは常識です。『〇〇〇〇年の〇〇で作られたお皿』と言われただけで高そうな感じがします。それが本当かは鑑定してもらわないと分かりませんが、中国というだけで歴史的価値がある可能性が高いですよね。 ◇富裕層が持っているというプレミア感 もともと中国美術は『骨董品』としての人気が非常に高いです。日本だけでなく世界中にコレクターが存在しているくらい人気なのです。しかし、それだけ需要があるということは値段もどんどん上がっているということに繋がります。普通の生活をしていたらまず手に入りません。 そんな中、中国経済は近年まれにみる爆発的な成長をみせました。すると、富裕層がコレクター目的・投機目的などで中国美術を幅広く収集し始めたのです。すると『歴史的価値のある骨董品を持っている=富裕層の証』というステータスが生まれていくのです。いわゆるお金では買えない価値みたいなものですね。 こういった流れがあるため、富裕層が目を付けた中国美術は総じて高値が付いていくのです。普通の生活をしている人からしたら迷惑な話ですが、このままいけば再び爆発的に価格高騰が発生するかもしれませんよ。 ◇転売目的 骨董市場に行ってみると、日本人の他にも中国人が多くいると思います。むしろ日本人よりも多いこともよくあるくらいですね。この人たちはただの観光客ではありません。中国骨董を買い占めるバイヤーです。そんなものがそんな高値で競り落とされた!?なんてことも珍しくありません。 では、何故このようなことが起こっているのか。それは、日本人が収集したものをキレイに保管しているからです。中国では『古いもの=高いもの』という常識が壊れた時代がありました。そのため、同じ骨董品でも保管状態が悪いと言われています(価値がないと思っていたため)。 そして、日本で買い取った骨董品を中国に持ち帰って高値で売る訳なんですね。今風の言葉で言ってしまえば転売のようなものだと考えてください。それを富裕層が買うもんですから、価格もどんどん上がっていく訳です。日本人もそれが分かっているので最初から少し高めに設定している人もいるでしょう。

チャーリー

2019/02/25

日本の美術品より中国の美術品の方が高価なのはなぜかというご質問。私の見解では、歴史の長さ深さではないかと思います。 美術品には、陶磁器、彫刻、絵画など、種類が多くあります。 中国美術について調べてみましたところ、これもまた多くありました。 ◆ 陶芸品 土器、焙器、陶器、磁器などの陶芸品があります。 作られた時代、形や色、制作工程、場所によって、価値も変わってきます。 ◆ 書画 王義之、王献之は中国を代表する主な書家ですが、日本に伝来する前から中国では美術品とされています。 ◆ 絵画 その昔、唐の時代は、彩色画、人物画・花鳥画が主流でした。 唐の後半以降になると、山水画・水墨画が描かれるようになり、それらは、山や川や渓谷の風景を、幽玄な雰囲気で表現されています。明末には、南宗画の文人画が主流となります。 ◆ 印材 印材は、ハンコの土台となるものですね。 今では、石や象牙などを用いますが、歴史は長く、はじまりは粘土でした。そこから銅・銀・玉へと移りかわり、今に至るのです。印は、土台の見た目だけではなく、書体や素材にも深い歴史があり、中国の美術品の1つなのです。 ◆ 青磁 青磁は中国で発展した陶磁器。 龍窯の進歩により、良質な青磁が生産されるようになりました。陶磁器は、原始青磁や初期青磁と呼ばれています。 ◆ 白磁 560~570年代に、白磁が中国で作られるようになり、青磁の製造技術の完成に伴い発展しました。日本に人間が住み始めた紀元前10000年頃から現在まで継承されていとても古い歴史のある美術なのです。 陶芸品や書画などは中国から入ってきたものですし、中国の美術品は、日本のそれと比べても、歴史があり奥が深いです。 その奥深さゆえの価値だと思います。

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