中学生が定期テスト対策で通う塾は集団指導か個別指導かどちらが良い？

中学生の定期テスト対策のための塾をどうすればいいのか？という疑問ですが、 集団指導、個別指導のどちらにもメリットとデメリットがあります。 ではそれぞれどのような違いがあり、どちらを選ぶべきなのか見てみましょう。 但し、個別のお子さんによって性格や学習への意欲などが異なってきますので、 全てのお子さんに一律で適合するものではない事をご理解下さい。 ■集団指導 集団指導にはかかる費用が比較的少なくて済むというメリットがあります、 また目標に向かって全員で前を向いていくスタイルのため、集団の中における 自分の立ち位置を客観的に理解できるようになります。 志望校があるなら、それに向かって必要なレベルの学習を行う形となり、 そのために必要なことを徹底してやるイメージだと考えてイイでしょう。 学校の授業を先取りすることで、学習に対する理解度を深める目的もあるので 学校で余裕を持って授業に臨むことができるようになります。 反面、集団での学習になるため個別に疑問に思うことがあっても、 それは自分で解消していくことになります。 できない生徒がいるからといって、その単元で立ち止まることはありません。 宿題も画一的に出される形となりますが、できていない生徒に対するケアは 充実しているとは言い難いものがあるでしょう。 ■個別指導 集団指導に比べると個別指導は家庭教師的な意味合いが強くなるので、 費用が高くなるというデメリットがあります。 その分だけ1対1もしくは1対2といった少数で付きっきりの体制になるため、 生徒の弱点をあぶりだして解消して行くのに適しています。 そういう意味で定期テスト対策としては個別指導のほうが点数アップに、 直結することができるでしょう。 ただし個別指導にも向き不向きがあり、授業を受ける生徒が質問をしないタイプの場合や 教師の側が生徒の弱点を上手く引き出すことができなければ効果は半減以下になります。 生徒である子供が自分で分からないところをしっかりとアピールできるか、 それに対して教師が的確なアドバイスをすることができるか、 という点が個別指導に関しては重要になるでしょう。 そこがマッチすれば個別指導における定期テスト対策は絶大な効果を発揮します。 ■総評 どちらのほうがテスト対策として効果があがるのかは、生徒次第のところもありますが 総合的に判断すれば個別指導のほうが効果を得られる可能性は高いでしょう。 ただし費用的な負担、本人の資質、塾としっかりとしたコミュニケーション、 塾にまかせっきりにしない親の態度などがポイントになるでしょう。

大学生の時に、学習塾で講師のアルバイトをしていました。個別指導も集団授業も経験。さまざまな生徒さんと接してきたことをふまえて以下考えを述べたいと思います。 生徒さんにもよりけりですが、定期テストの点数アップのみに照準を合わせるならば、「個別指導」の方が適していると私は思います。 なぜなら、定期テストは出題される範囲が狭く、個別指導というスタイルの方が講師も対応しやすいからです。 個別指導の場合、講師が教えるのは1人からせいぜい数人です。学習する内容は基本的には生徒さんが勉強したい範囲ということになります。ですから、定期テストの点数アップを生徒さんが希望するなら、その出題範囲に学習時間の全てを充てることができるというわけです。 私が教えていた生徒さんのなかには、私立大学の付属中学に通っていて、定期テストの点数だけとれればいいというお子さんもいました。その生徒さんの場合、毎回、学校で使っている問題集で演習をしてもらい、間違った問題の解法を教えるといった作業をやっていました。 講師からすると、個別指導は生徒さんの弱点を発見しやすいというのも利点だと思います。定期テストは出題範囲が狭く基本的には難問や奇問は出題されませんから、弱点を克服させるだけでも教えていた生徒さんは80％以上とれていました。 逆に集団授業の場合、いろいろな学校の生徒さんが受講しているので定期テスト対策というものは基本的には難しいものがあります。集団授業講師をやっていたときは、定期テストに関する質問は個別に受けたらその場で簡単に回答するという程度でした。当然、講師は生徒個々の弱点にまでは目が行き届きません。 教える範囲は、大体は学校の授業よりも少し先取りをした範囲ということになります。特に難関国私立合格を目指すような学習塾の場合、中３夏までには先取り学習を終えてあとは過去問の演習に移ることが多いです。 以上のように定期テスト対策なら、個別指導を選ばれることをお勧めしたいと思います。ただ、断定的に述べられないのは、生徒さんの性格によって向き不向きがあるからです。 中学生くらいになると人は精神的な葛藤が大きくなります。私が教えていた生徒さんのなかにも、同級生と一緒でしか勉強できないという生徒さんや講師と１：１では緊張して落ち着きをなくす生徒さんもいました。その点を考えると、生徒さんの性格も重要な要素だと感じます。

集団塾か個別指導かで迷われる方が多いかと思います。時代の流れからいうと個別指導の方が流行っていますが、これは指導方法が選択基準になっていることよりも、他の習い事とのスケジュールの兼ね合いや、通塾時間の関係などライフスタイルの変化の要素が多いように感じます。実際に成績アップや受験の合格を考えた上ではどうなのでしょうかについて解説していきたいと思います。 ①集団指導塾が良いケース 志望校を決める際に、まず目標ありきで絶対に合格したい学校がある場合、子どものペースで勉強していてはいけません。志望校に合格するペースでカリキュラムを組み実行しなければいけないのです。このときに志望校へ向けてのペースではなく自分のペースを優先させペースを落としてしまうのならば、それは志望校をあきらめることを意味しています。ですから志望校ありきで目標設定をし、そこへの合格のためのペースメイクには合格実績のしっかりした集団指導の塾の方が向いています。 ②個別指導塾が良いケース 逆に部活や習い事を優先させ、無理のない範囲で勉強させ、その上でなるべくいい学校に行きたい方や、今よりも少しでの成績が上がればいいと相対的な成績向上を考えている方は、個別指導の方が良いかもしれません。勉強で過度な負担をかけ、無理やりいい学校に入れるよりは、余裕をもった生活の中で子どもの個性を伸ばし、子どもにあった学校に入れたいとお考えの方は、個別指導で子どものペースに合わせた勉強の方があっています。その意味では、集団指導は目標ありきの考え方であり、個別指導は個性ありきの考え方であるといえます。 ③競争や評価の環境があるのが集団指導塾 また、競争や評価の環境があるかどうかも集団と個別の違いになります。集団塾では成績優秀者掲示やテストのランキング掲示などをよく見かけます。これは競争の原理を働かせ、子どものやる気を引き出すしかけの一つとして使われています。集団指導では、こうした掲示以外でも実際の授業の中でも競争や評価が日常的に行われています。たとえば「解った人」と手を上げさせるのもその一つです。子どもは集団の授業の中で「あの子は僕よりも先に解った」「僕はあの子よりはできる」といった判断を無意識のうちに日常的にしています。こうした環境を利用してやる気を引き出すのが集団塾の手法といえます。 ④競争が苦手な子供は個別指導塾 一方で、こうした環境ではコンプレックスを感じてしまい、かえって勉強のやる気がなくなっていく子どももいますし、競争や評価自体が合わないという子どももいます。このような子どものためには競争や評価の環境が少ない個別指導を選んで上げた方が良いでしょう。 以上です。少しでも参考になれば幸いです。

定期テスト対策が目的の塾は、集団か個別指導、どちらが良いのかというご質問です。 まず集団と個別のメリットを見てみたいと思います。 【集団】 ・費用が安い ・競争心がつく ・平均、自分の立ち位置が分かる ・本番の雰囲気で臨めるので、本番に緊張しない 【個別】 ・本人のペースに合わせてもらえる ・苦手な箇所が克服でき、自信がつく ・周りに合わせて、焦ることがなくなる ・苦手箇所に集中できる などでしょうか。 ただ、もし金銭的な問題がないのであれば、塾に通う本人の性格、意思にあわせて選ぶ方が良いと思います。 競争心がある子供が個別指導では、かえってフラストレーションがたまるでしょうし、人目が気になる子供が集団指導ですと 気が散ってしますので、ご本人に聞いてみてはいかがでしょうか。中学１年生ということなので、自分なりの意思は少なからずあると思いますよ。納得いく環境で勉強できると良いですね、健闘を祈っています。

できるならば個別指導をおすすめ致します。 個別指導は集団に比べ、プライベートレッスン感があるのでその分授業料も高い傾向にあります。 しかし目的は「定期テストで成果をあげる」事だと思いますので、自分のペースに合わせたレッスンが行える個別指導がベストではないでしょうか。 他の生徒に合わせる事なく、おのずと自分のペースで学習ができ自分にあったプログラムを組んでもらう事も可能でしょう。 他の生徒の目を気にせず質問ができる、曜日と時間の設定がしやすく忙しい生徒にも通いやすいのもメリットです。 なので個別指導が集団授業に劣る事はまずないのではないでしょうか。 もちろん個別指導が全てではありません。 個別指導にもデメリットはあります。 一番心配なのは個別指導だとカリキュラムの調整がしやすいため、逆にしっかりとしたカリキュラムを考えられる講師がいるか、という事です。 その都度コロコロ指導計画が変わってしまうというのは困りものです。 この点だけはしっかりと確認してください。 お友達と一緒に授業を受けたい、競争心が旺盛でライバルがたくさんいる方が向いている、などのお子さんもいらっしゃると思います。 このようにお子さんそれぞれの個性によっては集団で勉強する方がいいケースもあるでしょう。 要はどちらが我が子の性格にあうか、だと思います。 授業料に於いても集団指導は安いのが魅力です。 集団での学習であっても授業に集中できるお子さんであれば、集団指導はコストパフォーマンスとしてはいいのではないでしょうか。