寺の檀家から外れる方法や必要となる費用

寺の檀家から外れる方法は、言い換えると「菩提寺をやめる」こととして回答します。 菩提寺と檀家の関係を解消するにも理由があることでしょう。 ・実家に誰も住んでいないため ・実家から遠方に住居を構えているため ・お墓を今現在の住居エリアのお寺に移すため 以上の理由はやむを得ない事情になります。 しかし、個人的に菩提寺の関係者や運営方法に疑問を抱いていて、関係を断ちたい場合などもあることでしょう。 お寺と檀家の関係は、心理的な面の影響が大きく、なかなか踏み切れない部分ですよね。 そこで本題の「寺の檀家から外れる方法」の回答は、精神世界に情通しているお坊さんを相手に交渉するので、正直に「○○という理由で檀家から外れたい」という申し出をすることが妥当です。 そして「○○」に当てはめる理由として、妥当な内容は次のようになります。 ・実家の仏壇を引き継ぐものが亡くなったため ・実家の仏壇はあるが家を継ぐ者がいないため ・仏壇や位牌、お墓の面倒が見られないので処分を考えているため ・実家の宗派から結婚により姻戚先の宗派に変えるため ちょっと回りくどい言い方でもありますが、古式ゆかしきお寺のお坊さんには、言葉を選ぶことは必要です。 そして、次の内容は理由にしないほうがいいでしょう。 ・無宗教になるから ・宗派を変えるから ・宗教を変更するから 檀家をやめることに法的な規制や処分などはないので、どのような理由でも受け入れられないことはありませんが、お坊さんも人の子です。 「宗教の変更」などで人間関係を悪くしてしまった場合、実家のある地域にあなたの悪評が広まるかもしれません。 ここは穏便に、実家にからめた正当な理由で檀家を外れることを申し出ましょう。 さらに檀家を外れるための費用は、本来なら不要ではないでしょうか。 しかし宗教や宗派によって、「檀家契約書」などを交わしている場合もあるので事前に確認はしておいたほうがいいでしょう。 その際は、「檀家を離れる」部分は伏せて、「亡き父は檀家契約書のようなものを交わしていましたか？」など、「檀家契約書を確認させていただけますか？」という具合に内容を見てみることが必要です。 ただし、その契約書自体が大昔の契約で「離檀料」のような金額が設定されていたとしても、金額も昔の金額設定かもしれません。 檀家を外れたとして、後から請求をされても法的なトラブルに発展する可能性も低いです。 その理由は、お寺側が「離檀料」の請求で訴訟を起こせば、世間の注目になるマスコミのネタになるからです。

お寺の修繕費や改築費など経済的支援をおこなう檀家は、寺院が存続していくためには欠かすことのできない存在であり、寺院にとって檀家がいなくなるのは大きな問題です。しかし、寺院に経済的な支援をおこなう檀家にかかる金銭的負担は大きいため、檀家をやめたいと考えている方もいるでしょう。本回答では、檀家のやめ方で悩んでいる人を対象に、その方法について解説していきます。檀家をやめることのメリットやデメリットも紹介していくのでぜひ参考にしてみて下さい。 ①離檀を申し入れる 離檀することを決めたら順番にやるべきことをおこなっていきましょう。まずは、お墓がある菩提寺に離檀をしたいという旨を申し入れます。この際には、なぜ離檀するのかを住職に納得してもらえるような理由で説明するようにして下さい。長年先祖代々の供養やお墓の管理をおこなってくれたお寺なので、失礼な態度をとることはせず、丁寧な話し合いをしましょう。また、必ずこれまでのお礼も付け加えて話をするようにして下さい。菩提寺の住職も檀家が減ってしまうことで収入源が少なくなることを危惧したり、先祖供養や葬儀・法事のお付き合いを代々してきたというところから思うところもあるでしょう。それを自分の都合を優先した話し方をしてしまったり、電話で離檀の旨を伝えてしまうほか、お葬式が終わってすぐに申し入れてしまうとこじれてしまう場合もあります。本当は今まで通り供養をしたいが、やむを得ず別の場所で供養することを考えていると言ったり、管理ができないので離檀を考えているというような理由を伝え、これまでの感謝を伝えることでスムーズに離檀することができるでしょう。 ②離壇料を支払う 離檀する旨を住職に伝え、話がまとまったら離檀料を支払いましょう。離檀料は必須のものではなく、法律的にも離檀料を払う必要はありません。しかし、お寺によっては檀家契約書を結んでいることもあります。契約書に離檀料についての明記があれば払う必要があるため、もし檀家契約書がある場合は離檀料についての記載がないか確認してみて下さい。しかし、法律的に支払う義務はないといっても、これまでの感謝の気持ちも込めてお布施として離檀料を支払う方が多いです。大体の相場は10～20万円といわれています。今までご先祖様がお世話になったお礼として支払うのも良いでしょう。離檀料については、高額の離檀料を請求され、支払わないと他のお墓に移動する際に必要になる改葬許可証を得ることができないという可能性もありますが、基本的には住職ときちんと話し合いをすることで離檀できるでしょう。 以上です。少しでも参考になれば幸いです。

●まずは住職にきちんと理由を話し、相談する お墓の維持が難しくなり、檀家から外れざるをえない方も増えています。 核家族が進み、同じ悩みを抱えている方が増えているのが現状、お寺の住職様にとっても大変な悩みとなっています。 後味の悪い外れ方はお互いに嫌なもの。 檀家をやめる時には外れざるをえない理由をきちんと住職様にお伝えし、話し合うことが大切です。 しかし、会社を辞めると同様、いきなりすぐに外れるというとトラブルの原因になってしまいます。 引き止められない、トラブルにならないようにするためにはお墓を継承する人がいなくなる、病気などで管理が出来ないなど理由をきちんと話し、やむを得ないという事を理解してもらうことが必要です。 外れる時というのは離檀料というのを支払うのがマナーです。 今までお世話になった感謝のお布施という事で、無難な料金である10～20万円ほどの払うのが一般的です。 金額が決まっているわけではないのですが、お寺によっては高額の料金を請求される場合もあります。 この場合は、地域の法律センターや行政書士さんに相談し、すぐに支払うことはやめましょう。 法外な支払いの義務はありません。 お寺との話し合いがきちんと済んだら、お墓の墓じまいにもお金がかかります。 墓石を撤去し更地にしなくてはならないのでそのお金は全て実費となります。 また、手続きも必要となります。 お世話になったお寺には最後に墓石に宿った個人の魂を抜くための作業として閉眼法要があり、そのお布施として3～5万円程必要となります。 お墓の撤去は小さなお墓で10万円程度、墓じまい後の遺骨の処理もかかるのですべて考えると安くてもすべて合わせると30万円程かかります。