イーサリアムがハードフォークし取引停止になった場合の対処法

イーサリアムのハードフォークにあたっては、特に対応することはありません。 （現時点ではハードフォークも無事完了し、取引も再開されていますね。） ハードフォーク実施中はイーサリアムの取引が停止しますが、ハードフォーク完了後はまた取引が可能になりますので、その間は待つだけですね。 投資者からすれば「システムメンテナンス期間」くらいに思っておけば良いでしょう。 イーサリアムそのものがなくなってしまうようなことはありませんのでご安心ください。 ただ、ハードフォークは1つの仮想通貨を2つに分裂させる処理ですので、その前後で仮想通貨の大きな価格変動が起こる可能性があります。 価格が上がるか下がるかは予測がつきません。 もし価格が上がれば大儲けするかもしれませんが、下がった場合のリスクを考慮するならば、ある程度は投資資金を引き出しておいたほうが安全かもしれませんね。 仮にハードフォーク前に何の対応を行わなかった場合でも、ハードフォーク後の動きには注目したほうが良いと思います。 ハードフォークが行われ、分裂した2つの通貨がそれぞれ成長を続けていくというケースはありますが、ハードフォークをきっかけにどちらか一方、あるいは両方ともに衰退していくというケースもあるからです。 もしハードフォーク後にその通貨の総取引量が大きく減るようなことがあれば、別の仮想通貨に乗り換えたほうが良いかもしれませんね。（イーサリアムに関しては、今のところその心配はなさそうですが） 仮想通貨というものの性質上、ハードフォークは常に起こり得るものです。 むしろハードフォークによってそれぞれの仮想通貨はより特徴を強め、よりポリシーに則った成長をしていくものですので、仮想通貨における進化の過程という目で見たほうがおもしろいと思います。 コンセプト的に高い将来性のある仮想通貨に投資するということができますので。 通貨の価値そのものがコンピュータのロジックで決まる仮想通貨。ハードフォークはまさにその象徴的な処理だと思います。 今後も多く目にすると思いますので、ハードフォーク前後の価格動向や投資者の声、ハードフォーク後のそれぞれの通貨の盛衰などにぜひ目を向けていただけたらと思います。 今後ハードフォークを迎えるにあたっての対策も見えてくると思いますよ。

イーサリアムに限らず、すべての仮想通貨はハードフォークを行う可能性があります。加えて言えば、ハードフォークを行うに当たってユーザーができることはありません。ハードフォークは、仮想通貨のネットワーク上で起こるものであり、仮想通貨取引所やユーザーかどうにかできるものではないからです。また、ハードフォークを行っている最中にユーザーがプログラムを動かすことによって、予期しないシステムの変更が行われる可能性があるため、取引所ではハードフォークのタイミングではほとんどの場合、取引を一旦停止させます。 ちなみに、取引の停止は、取引所がサーバーで動いているためだけではなく、イーサリアムなどの仮想通貨における不具合が起きないための処置であり、ユーザー側が後を認可できるものではありません。また、イーサリアムの場合は純粋な通貨機能のアップデートであるものの、2018年に起きたBCHのハードフォークにおいては、通貨が分裂したうえでドルの間と呼ばれるハッシュ戦争が起きていることから今後の動き次第では取引停止の期間が長引く可能性はあります。 ハードフォークを行う理由は、大きく分けると3つに分けられます。例えば、機能の発展を促すためのものとバグや第三者による攻撃などによって大きな損失が生まれることを防ぐため、新しい仮想通貨を作るために分けられます。 どれを行うとしても、現状の状態からアップで後を行い、ユーザーに対するマイナスの事象を消滅させるためのものです。そのため、ハードフォークに伴っては機能停止や取引停止となることが予想されます。 ちなみに、仮想通貨のデータは更新する必要があり、ハードフォークに伴うプログラムの更新作業は非常に時間がかかるものです。また、ハードフォークを行ったことによって、ウォレットなどの仕様変更やハードフォークによるバグの発生、コミュニティの分裂などが考えられます。ユーザーが対処できる問題は少ないものの、ハードフォークを行うことによって何がどう変化するのかを見極める必要性があると言えるでしょう。 ハードフォークによるメリットは、仮想通貨がより安定した機能性を備え進化することと内部分裂のような形でなければ、新通貨を取引所から付与される可能性があります。もっとも、ハードフォークのすべてが新しい通貨を付与するためのものではないことに注意が必要です。