私立高校にある就学支援金とはどのような制度？

私立高校にある就学支援金とはどのような制度？ 就学支援制度とは私立学校等に通う生徒が安心して勉学に打ち込めるよう、授業料の一部に充てる費用として「高等学校就学支援金」を国が学校に支払い、学校が生徒の授業料と相殺することで、教育費負担を軽減する制度です。国の法律に基づく全国一律の制度になります。 各県により違いますが東京都においては申請書類にかかる所得審査等の事務について、私学財団が東京都から受託し、東京都私学支援金センターで行っています。 その他にも給付金制度が有りますのでご紹介いたします。 1. 私立高等学校等奨学給付金事業 2. 入学支度金貸付事業 3. 東京都育英資金貸付事業（東京都の場合） 4. 私立高等学校等授業料軽減助成金事業 5. 私立高等学校等就学支援金事業 6. 私立小中学校等就学支援実証事業 7. 他機関制度一覧  日本学生支援機構  交通遺児育英会  あしなが育英会  日本政策金融公庫【国の教育ローン】（旧国民生活金融公庫） 色々な方法で就学支援は有りますが、支援を受ける対象となられるための決まりもございますので、各県の窓口でお尋ねになるのをお勧めいたします。 各県のお問い合わせ窓口は↓のサイトにあります。 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mush... 公立高校と比べて大差ないか？ 私の経験からお話しますと授業料は支援を受けて無料になったとしましても、学校で使用する制服、カバン体操服など諸々は、公立高校に比べて私立高校の方が高額だと思います。 授業料以外の面で公立高校と私立高校の差が生じると思います。 色々保護していただける制度は有りますので制度を利用するのも一考かと思います。 質問者様のお役に立てる事が出来ましたら幸いです。

「私立高校にある就学支援制度」とご質問にありましたが、各私立高校が独自で行っている就学支援制度もあると思いますが、それは学校によってそれぞれ異なるので、その高校にお問い合わせください。 ただ、国が行っている「高校就学支援金制度」のことでしたら、国公立高校、私立高校どちらも対象になりますので、この制度について詳しく回答させていただきます。 まず制度の基本的な条件から。 対象となる世帯ですが、保護者の年収が910万円以下で市町村民税所得割、道府県民税所得割が50万7000円未満が対象になります。 手続きは入学時4月に通われる学校に提出します。 申請書は学校でもらえますが、町村民税所得割、道府県民税所得割の確認書類は、市町村などから送られる年税額の決定通知書などが必要になるので保管しておいてください。給与所得者の方はお勤めの会社から毎年6月ごろに渡されると思います。 またマイナンバーで手続きをされると毎年7月に行わなければならない手続きを省略もできます。 次に給付される額についてです。 一般的な国公立高校の場合9,900円／月額になります。 もしこれより授業料が少ない場合は、授業料の範囲までとなります。 次に私立高校の支給額ですが、こちらは世帯の年収によって基本の9,900円／月額 に加えて加算があります。 年収の目安と加算について一覧にしてみます。 ・年収350～590万円の場合　加算は9,900円×1.5となります。 ・年収250～350万円の場合　加算は9,900円×2.0となります。 ・年収250万円以下の場合　加算は9,900円×2.5となります。 ここまで概要を書いてみました。 さて私立高校に通った場合、公立高校に通うのと同じ程度の負担でいいのかということについてですが、私立高校の授業料は国公立高校の授業料より高い傾向にありますが、最低でも1.5倍の加算が見込めますので、通われる高校の授業料が14,850円／月額でしたら、国公立高校と負担は全く変わりません。 世帯の年収が350万円以でしたら2倍の加算ですから19,800円/月額になります。 一般的な私立高校の授業料は1万円から1万5千円くらいだと思うので、年収が590万円以上だと加算が受けられませんが、それ以外だったら公立高校とほぼ変わりなく、授業料無償で行けそうですよね。 年収は世帯年収ですから、共働きだったら夫婦の合算になります。通われたい私立高校の授業料はホームページなどに記載されていますから、事前に計算できると思います。 それから、就学支援金は授業料を援助するものですから、計算すると19,800円になったとしても、授業料が15,000円だとしたら、15,000円までしか支給されませんのでご参考までに。 最後に、文部科学省　就学支援金制度について、詳しく書かれているホームページをご紹介しておきます。 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mush...