金券ショップを中心とした業者で買取可能な収入印紙には、高額査定に繋げる上でいくつかの注意点がある。これから紹介するポイントを知らないまま、適当な方法で保管や購入を行なうと、事業の中止などによって収入印紙が不要になった時に売却が難しくなる可能性もあるため、注意が必要だ。今回は、収入印紙をより効率良く現金化に繋げる方法と一緒に、高価買取実績の豊富な専門店などを紹介していきたい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
収入印紙とは?
契約書や領収書に貼り付けられることの多い収入印紙は、会社経営者や経理担当者にとっては必要不可欠とも言える印税紙の総称だ。収入印紙には、最も使用頻度の高い200円や400円以外に、高いものだと100,000円という驚くべき額面も存在する。収入印紙の売却には額面も非常に大事なポイントとなるため、将来的に売却の可能性がある場合は金額についても注意をして購入をした方が良いと言えるだろう。
収入印紙はどんな種類がある?
収入印紙の中には、特許印紙や登記印紙といった種類も存在する。特許印紙というのは、実用新案や特許、商標及び意匠の出願を特許庁に行なう際に審査請求料・出願料・特許料・登録料の納付をするために使われる存在だ。これに対して登記印紙は、登記簿謄本や登記事項要約書の請求をする際に、平成23年3月末まで使われていた印紙のことだ。既に発行終了となってしまった登記印紙や使用頻度の低い特許印紙は、普通の収入印紙と比べて買取可能なショップが少ない傾向があるため大量購入時には注意をすべきと言えるだろう。
収入印紙はどこで購入できるもの?
収入印紙は、郵便局やコンビニエンスストア、法務局、金券ショップなどで販売されている。お客様から買い取った物を店頭に並べる金券ショップの場合は、額面で販売をする郵便局や法務局などと比べて若干安く収入印紙を買うことができるようだ。
偽造印紙による事件が増えている
金券ショップを利用した収入印紙の売買を考えているなら、この市場に偽造印紙が多く流通している実情も知っておくべきである。悪質な業者によって製造される収入印紙は、最も多くの人に使われる200円が中心となる。こういった諸問題を熟知した金券ショップの中には200円以下の収入印紙を買取らないところもあるため、注意をするように欲しい。こうした実情から考えると、郵便局や法務局以外の金券ショップやオークションサイトで収入印紙を買い求める場合は、業者の信頼性についても確認すべきだと言えるだろう。
収入印紙の買取相場
収入印紙の換金率は、額面によって大きな開きがある。
換金率が最も高いのは額面100,000円の収入印紙
額面100,000円以上の収入印紙は、98.5~98.8%前後で買取が行われている。業者によっては30万円以上の収入印紙を持ち込むことで更なるプラス査定を付けてくれるところもあるため、各社の料金表を見るだけでなく直接問合せをする行動により高価買取を生むケースもあると考えて良いだろう。
額面が下がると買取相場も低くなる
100,000円で98%以上の換金率が期待できる収入印紙も、その金額が10,000円になれば0.5%以上もレートが下がってしまう。また数百円~数千円の収入印紙については、94~96%前後の換金率となるため、使用頻度に合った買い物をすることも収入印紙売買による無駄を削減する良策になると言えそうだ。
売却するならバラよりシート売りがおすすめ
買取業者によっては、額面ではなくシートとバラだけで料金設定をしているところもある。こういった専門店の料金表を確認してみると、シートの方がバラより2%もレートが高いことに気付かされる。また額面が低くなるとバラの買取受付のできる業者も少なくなるため、直近で使う予定のない収入印紙はシートで保管すべきだと言えるだろう。
額面200円より下回る収入印紙は買取店が少ない
先程紹介したとおり、偽造印紙が多数輸入されている近頃ではトラブル回避のために、収入印紙の買取条件を200円以上とするショップが非常に多くなりつつある。特に200円以下のバラ収入印紙の場合は、現在買取のできる業者がとても少ない傾向があるため注意をして欲しい。
旧デザインの収入印紙は郵便局で交換してから売却しよう
一般的な金券ショップでは、現行デザインの収入印紙のみを買取可能としている。これに対して少し古い時代に使われていた旧柄収入印紙の場合は、買取可能な店舗であっても30%前後の査定しか付けない実情があるようだ。こうした形で高価買取の狙いにくい旧デザインの収入印紙がたくさんあるなら、1枚あたり5円の手数料を払って新デザインに交換してもらった上で金券ショップに持ち込んでみても良いだろう。
収入印紙の買取に積極的なおすすめ業者 まとめ
最後に、収入印紙の高価買取実績の多いおすすめ金券ショップを5つ紹介しておこう。
チケットライフ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
チケットライフは予約限定買取価格を設ける、大変良心的な専門店だ。収入印紙や切手シートのカテゴリでトータル30万円以上の買取を事前予約すると、通常価格よりも高額で売却を行なうことができる。またチケットライフでは、1,000円以上の収入印紙についてシートとバラを同じレートで査定してくれるため、換金率が下がりやすいバラを大量に所有している人にも利用のしやすい存在になることだろう。
チケッティ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
100,000円の収入印紙を98.8%で買い取るチケッティも、大変おすすめの金券ショップだ。チケッティでは、多くの業者で買取査定の難しい200円印紙のバラについても郵送買取で受付対応をしている。また額面200円以上の旧柄収入印紙についても30%のレートで査定を行っているため、他店で断られた印紙であっても相談のしやすい存在であると考えて良いだろう。
おたからや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
幅広い買取品目で知られるおたからやでも、収入印紙を中心とした金券の買取を積極的に行っている。おたからやの出張買取は1品からでも対応をしてくれるため、なかなか店頭に行く余裕のない人でも利用のしやすい業者と捉えて良さそうだ。またおたからやでは、貴金属やブランド品、骨董品、古銭などの買取も行っているため、自宅や会社事務所の引っ越しや断捨離をするタイミングで収入印紙と一緒にさまざまなアイテムを売却してみても良いだろう。
パワートレード
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
収入印紙の写真がたくさん掲載されてるパワートレードは、旧柄と新デザインの区別がつかない人でも利用のしやすい専門店だ。サイト内では収入印紙の送り方なども詳しく説明されているため、初めて収入印紙の郵送買取を利用する皆さんでも確実な準備の情報源になると言えそうだ。またパワートレードでは100万円以上の切手シートや法人、同業の見積もり受付も行っているため、資金力の高い専門店を求める人にもより良い取引ができる存在と位置付けて良いだろう。パワートレードの買取を利用すると、総額によっては振込手数料や郵送料、特定郵便料金などの各種手数料が無料になることもある。
大黒屋チケット
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
幅広い買取品目で定評のある大黒屋チケットでも、トラブルの起こりやすい200円のバラ・シートの収入印紙を買取っている。バラについては80%のレートになってしまうものの、偽造印紙問題によって売却先が見つからない人には有り難い存在になることだろう。また大黒屋チケットでは額面100,000円の印紙についても98,700円で買取を行っているため、さまざまな額面の収入印紙を持っている人にも使い勝手の良い業者と位置付けて良さそうだ。