人気のブランド品や最新アイテムだけでなく、実は切手も買取してもらうことが可能となっている。しかし、「どこで買取してもらえばいいのか」「どれくらいの値段で買取してくれるのか」など、買取の経験が全くない人からすると、どうすればよいか分からないものだ。
今回は、金券の中でも特定のコレクターが集まる「切手」の中古市場にスポットを当てて解説を加えていきたい。切手で儲けるにはどうすればいいのか、そんなチャレンジをする人に向けたマニアックなコラムである。

Commemorative Stamp 1985 / Peter_Mackey
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
切手を買取してもらう方法
まずは買取を行うことができる店について説明していこう。切手といえば郵便局を思い浮かべるかもしれないが、郵便局では買取不可となっている。では、どこに持ち込みをすれば買取してもらうことができるのかというと、以下の3つが挙げられる。
- ・金券ショップ
- ・ネットオークション
- ・切手の買取専門店
オークションでは高く売れる可能性もあるが、最悪の場合落札されないという事態になることもある。それに対して金券ショップや切手専門店であれば、著しく状態が悪い場合や希少性が全くない場合を除いては、高い確率で買取してくれるので安心だ。切手専門店のほうが知識や実績が豊富なため高価買取に繋がりやすいが、場合によっては金券ショップのほうが高く買い取ってくれることもあるので、比較してみることが大切だ。
買取の傾向について知っておこう
切手の買取を考えたとき、どんな切手であれば売れるのか気になるだろう。ある程度の傾向を知っておくと安心だ。
希少性の高い切手ほど高価買取が可能
高価買取してもらえる切手としては、やはり希少性が高いものが挙げられる。逆に流通数が多くて希少性のない切手というのは、ほとんど値が付かないと言ってもいいだろう。希少性が高い切手であれば額面とは関係なく高く買い取ってもらえるので、まずはネットで切手の価値を調べてみよう。
高額普通切手は中古市場で評価されやすい
郵趣市場でも高額普通切手は高評価である。郵便局に行けばいつでも買えるうえに額面が高いため、収集家も切手商もついつい購入を後回しにしてしまう。その結果、郵趣市場に思ったほど品物がないという現象が起きる。
さらに、普通切手は何年にもわたって使われるため、公の報道発表はないものの、版式や目打(めうち:切手の回りのミシン目のこと)など、少しずつマイナーチェンジが行われる。それも郵趣家の研究によって後になって判明するという場合が多いのだ。
状態がよくない切手の買取はできるのか
レアな切手が高く売れるのは分かるが、逆に状態の悪い切手は買取してもらえるのだろうか。ボロボロになって絵柄が見えない状態であれば、当然買取してもらうことは不可能だと思っていいだろう。また、破けてバラバラになっている場合にも買取してもらうことはできない。
しかし、わずかな汚れや多少の折り目であれば、金額は下がってしまうが買取は可能だろう。もちろん業者によっても異なるので、確かめておくべきだ。デザインや希少性、需要だけではなく、状態の良し悪しも大きく買取金額に影響してしまうことを踏まえておこう。
今後の値上がりが期待できる切手とは
切手収集を続けていたり、これから切手を収集する人のなかには、今後どんな切手が値上がりするか気になるところだろう。
記念切手より普通切手が狙い目
まず、考えられるのは希少性の高そうな記念切手だが、実は昭和40年代以降の記念切手はほぼ額割れにしかなっていない。そのため、今後の値上がりも考えにくいだろう。そこで狙っておきたいのは、普通切手である。前述したとおり500円以上の高額券種は、チケットショップでの取引状況も、趣味の郵趣市場でも高評価であり将来性があるといえる。もしコレクターズ・アイテムとしての需要が見込めなかったとしても、額面が高いため換金性が高いのだ。将来的な値上がりの期待値と換金性の高さを収集のポイントにすると良いだろう。
1,000円普通切手の長期保有がオススメ
実際に希少性が高くなった普通切手の代表例として1,000円普通切手がある。鷹の図のデザインだったのが、2015年に富士山の図に変更になった。前者は郵便局での販売が終了する前に、後者は発売後なるべく早い時期に両方シート買いした切手商がいた。前者は十分な在庫数を確保するためであり、後者はマイナーチェンジがなされる前の「最初期印刷」として貴重になることを見越しての買い抑えである。
もし今後切手を収集するなら、まずはこの1,000円切手のシート買いをおすすめする。郵便局員は切手を素手で触るので指紋や汚れが付きやすい。切手の場合それは欠点とみなされるため、切手を触る時間が長くなる1枚(単片:たんぺん)買いは避け、2万円ごとにフルシートを買うと良いだろう。そして最低でも10年、理想は20年は寝かせることが大切だ。
切手収集に必要なアイテム
切手をコレクションするといっても、ただ集めるだけでは切手の状態がダメになってしまう。そうならないためにも、ここで紹介するアイテムをそろえてから切手を集めてほしい。
アルバム
まず、切手を並べて入れておく専用のアルバムが必要である。アルバムのタイプは様々あり、切手を挟んでおくポケットの大きさや1ページ内の段数も変わってくる。四角以外の形の切手であればはみ出してしまうかもしれないので、コレクションのテーマによってアルバムの種類を変えたほうが良いだろう。
また、ルーズリーフのように1ページずつ組み合わせることのできるアルバムであれば、バラの切手やシート状のものなどを1冊にまとめられるので試してみてほしい。そして湿気を避けるために、2階以上で直射日光を避けて書架に立てて保管しよう。平積みにすると湿気がこもってシミの原因になってしまうので、注意が必要だ。金庫があれば、防虫剤と除湿剤とともに保管するのも良いだろう。
ピンセット
切手を扱うときはピンセットを使うようにしよう。手で直接触ってしまうと水分で糊が溶けてしまったり、手垢がついてシミになってしまったりすることもあるのだ。
ピンセットといっても、薬用のものではなく切手用が売られている。先が平面となっており切手が傷つかないよう、つかみやすいように作られているのである。コレクションとして良い状態で保管しておくなら、ピンセットは欠かせないアイテムだ。
切手の買取ならおたからや
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ブランド品や骨董品、金券などの買取を行っている買取専門店のおたからやでは、切手も買取している。切手のみに特化した買取専門店ではない業者だが、知識の豊富なスタッフが在中しているため高額買取が可能だ。
買取方法は店頭買取・出張買取・宅配買取の3つ。いずれもその品物に通ずるスタッフが対応してくれるようだが、まずは査定してもらいたいという場合には、LINE査定を利用してみると良いだろう。写真を撮って送ると、5分程度での査定の通知がくる。ただし、写真では査定にも限度があるため、価値があるかもと分かったら実際に切手を見て査定してもらうようにしよう。
おたからやでは宅配買取や出張買取(査定も同様)にかかる費用負担は一切ないため、売るかどうか迷っている、査定しに出かける時間がないという人でも気軽におたからやを利用してみると良いだろう。