SIMフリー端末が登場してきたが、今まで売られていた白ロムもSIMロック解除により海外SIMや他キャリアのSIMを利用できるようになった。しかし、今販売されている端末で欲しいものがあれば、白ロムで新品や中古品を安く購入するほうがいい場合がある。そんなおすすめの白ロムを3つ紹介したい。
Xperia Z3 Compact SO-02G_024 / TAKA@P.P.R.S
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そもそも白ロムとは
そもそも白ロムとはなんなのか。白ロムとは、簡単に言えば「SIMカードが入っていない端末」のことを指す。反対に、SIMカードが入っている端末のことは「黒ロム」と呼ばれる。また、「赤ロム」と呼ばれるものは、端末を毎月分割で購入しており、分割支払い中に端末を売却し、更に分割料金を支払わない場合、キャリアによって端末自身がネットワーク制限をかけられ通信ができなくなっている状態のものを指す。赤ロムになってしまった場合、SIMを入れても通信することはできない。
白ロムとSIMフリーの違い
SIMフリーはどこの会社のSIMカードを挿しても使えるオールマイティーな端末だが、白ロムは使える会社(回線)が限定されている。例えば、auの白ロムであればau系のSIMのみが利用できるというわけだ。
白ロムのメリット
白ロムの最大のメリットは、キャリアの2年契約に縛られずに好きな端末を購入することができるということにあるだろう。今までキャリアで新規購入や機種変更をしていた場合、 購入時に2年契約を条件に端末代の割引サービスを受けていただろう。そういったサービスを利用していると、2年我慢しないと機種変更することができない。しかし、白ロムを購入することで、契約はそのままでSIMカードを入れ替えるだけで機種変更が可能になるため、キャリアのサービスの解約金も発生せずに、いつでも好きな端末に機種変更することができるのだ。
また、新品未使用品も多く販売されている。大手キャリアが販売しているスマートフォンからSIMカードを抜いた状態で販売されるため、白ロムは「中古品」として販売される。そのため、大手キャリアで新規購入した場合の金額よりも安くスマートフォンを買うことができるのだ。白ロムのなかには、画面の保護フィルムなども貼られたままの新品に近い端末もある。全くの新品ではないかもしれないが、新品同様の見た目で安く買えるのはかなりお得だと言えるだろう。
Xperia Z3 Compact SO-02G
docomo系の白ロムは需要が増えており、3万円以上の白ロムも増えてきている。別にA2 SO-04Fというよく似た端末もあるが、Xperia Z3 Compact SO-02Gのほうが使いやすいという印象だ。Amazonでのレビューも好評で星5つがほとんどだ。手頃なサイズとストレスフリーでほどよく動くため非常に人気が高くなっている。2014年12月取扱い開始で、ソニーの自信作であることからスペックやデザインも優れている。長期間利用したい人にはおすすめの端末だ。
docomo iPhone6
やはり、どうしてもiOSを使いたいというのならdocomo iPhone6が一番だ。8万円~7万円台の白ロムがAmazonでも販売されていることがあるが、よく探せばまだ白ロムで6万円台というショップもあるようだ。docomo版はまだ円安の影響を受けていないこともあり、比較的割安で購入できる今がチャンスかもしれない。しかし、docomoのiPhoneはSIMロック解除を受け付けていない。今までのiPhoneユーザーなら通話料も安く使えて欲しくなってしまう端末だろう。
ARROWS NX F-01F
2013年冬春モデルのARROWS NX F-01Fだが値段が4万円を超えるようになり、白ロム人気が高まっていることがよくわかる。ARROWS NX F-01Fといえば富士通が製造するモデルだが、この機種からかなり評価が高くなっており口コミでも高い評価をつけているところがたくさんある。そのため、現在でも4万円台の値段をつけているところが多いようだ。性能が良いだけではなく電池の持ちもいいので、安心して使える白ロムかもしれない。
白ロムを買うなら専門サイトも参考に
おすすめの白ロムを3つ紹介してきたが、端末を安く購入するならスマホ専門のフリマサイトであるスマホのマーケット(スママ)を活用してみてはいかがだろう。
スマホのマーケットでは人気端末が数多く出品されており、綺麗な状態のスマホを格安で購入することが可能だ。さらに動作保証サービスや返金対応などのサポートも付いているので、安心して購入しやすいのではないだろうか。白ロムスマホを購入する際はぜひ参考にしてみてほしい。
白ロムを買う際の注意点
SIMのサイズ
SIMカードには実は3種類のサイズがある。大きい順に「標準SIM」、「microSIM」、「nanoSIM」と分かれている。そのため、このサイズが間違っていては使用することができないのであらかじめ確認しておくようにしよう。
ネットワーク利用制限がかかっていないか
ネットワーク利用制限とは、端末料金の未納時や契約時の本人確認書類が偽造されている物と分かった時にその端末に利用制限をかける事だ。このネットワーク利用制限を確認するためには端末の固有IDを知っておく必要がある。端末には必ず「製造番号」や「IMEI」や「MEID」といった固有IDが存在しており、これらは端末1つ1つに発行されている番号で、同じものは2つとない番号になっている。これから白ロムを購入する人は、購入しようと思っている端末が「白ロム」なのか「赤ロム」なのか「赤ロムになる可能性がある白ロム」なのかを把握する為に、端末のネットワーク利用制限をチェックしておこう。確認するためには各キャリアのHPにてネットワーク利用制限のチェックができるようになっており、判定結果は○、△、×の3つに分けられる。
アクティベーションロックされていないか
希望の端末がiPhoneの場合、アクティベーションロックの有無についても確認しておかなければならない。この設定については、オフにする際にApple IDとパスワードが必要で、設定した本人しか解除することができないためである。アクティベーションロックの確認方法については、iCloudのwebサイトにて、その端末のIMEIやシリアル番号を入力する事でオンになっているかオフになっているか確認することができるようになっている。また、第三者から中古iPhoneを購入する場合はIMEIやシリアル番号は必ず聞いて、事前にアクティベーションロックの有無を確認するように。
白ロムを買う際のポイントまとめ
白ロムはSIMフリー端末が登場する前にも存在していたが、現在では各キャリアから出ているモデルがSIMロック解除できる場合があり値段も上昇中だ。しかし、iPhoneのように円安で今後じわじわと値段が上がりそうな人気のモデルは、早めに入手して利用したほうがいいかもしれない。いずれにしても、白ロム、SIMフリー端末、中古端末と選べるようになったのだから、予算や好みに合わせて選択するのがいいだろう。
また、白ロムを購入する際には自分でチェックすることができるポイントもあるため、トラブルにならないようあらかじめ確認しておくようにしよう。赤ロムについては上記したスママでも保証がされている。購入する際には、保証制度があるかどうかについても念のために確認しておくのがいいだろう。