今回は名古屋鉄道の株主優待券について紹介する。前回と同様にチケットショップごとの換金相場を比較していくわけだが、相場としてはどこの鉄道の優待券も数百円の差が多く見られる。
とはいえ、株主優待券をもらえる保有株数も、株価も鉄道ごとに異なるので株主優待券をもらえるかどうかによってもその希少価値は変わってくる。
別鉄道であるが、優待券の貰い手でなくとも乗車券や乗車証を利用できることが優待券の魅力の一つだろう。

SANY0071 / Marufish
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名古屋鉄道 株主優待券について
名古屋鉄道の株主優待券がどのようなものか紹介していく。まず、鉄道系の優待券では必ず株の保有数に応じて乗車券、またはそれにプラスして乗車証があるようだ。乗車券は片道のみ利用可能のチケットであり、一度改札を通過し、降りてしまうと使えなくなる。駅構内での乗り換えであれば問題ないだろうが、他の鉄道会社を乗り換えて利用する場合は乗車券の利用は無効となる。
また、乗車券と乗車証の違いについてだが乗車証は定期券として利用できる。有効期限以内であれば全線利用可能というとてもお得な定期券となる。これについては換金相場もかなり高額になる。
ただ、最初に紹介したようにこれも株の保有数によってもらえるかどうかが決まる。
名古屋鉄道の場合はまず3000株を保有していれば株主優待券がもらえる仕組みである。名古屋鉄道の株価については500円代で取り引きされているようだ。なので単純に総額で見てみると1500000円以上の投資は必要になりそうだ。他の鉄道会社に比べるとこの総額で見れば少々高めの設定金額にも感じる。
送付される時期としては3月末、そして9月末である。株主優待券は基本的に年2回送付される。株をどのくらいの期間保有していればいいかというのも、この時期に保有しておかなければ株主優待券をもらうことができなくなる。
ちなみに先ほど紹介した下限の3000株の保有であれば電車線片道乗車証(乗車券)が2枚でる。最高の35000株保有で42枚送付されるようになっている。また、定期券としての役割をもつ電車・名鉄バス全線乗車証も年2回送付されるのだが、これはさらに上の40000株を保有していれば1枚送付される。こちらも最大1000000株保有していると10枚送付される。
なので、上限に達する株数を保有していると乗車券42枚と乗車証10枚をセットでもらえる仕組みである。かなりお得であるが投資額もかなり高額である。
とはいえ、乗車券や乗車証以外にも株主優待券はあるので安心してほしい。これ以外の株主優待券については1000株以上の保有で送付されるので少額投資でももらえるようである。それらの株主優待券の内容だが、名鉄百貨店の買い物優待券、太平洋フェリー運賃の割引券、ロープウェイ運賃の割引券、さらにホテルや美術館などの割引券もある。特にこの中でも百貨店の割引券については10%割引券が18枚もあるので買い物することが多い人にとってはかなりお得なのではないだろうか。トータルで通常の乗車券以外のこういった割引優待券だけでも50枚近く送付されるので名古屋市や周辺地域に住んでいる人にとってはかなり需要がありそうだ。
基本的に金券ショップではこういった種類の株主優待券の買い取りは乗車券や乗車証がメインとなるため、割引券の優待券はあまり買い取り査定に出しても低価格しかつかない場合が多いのであるが、乗車券など冊子でセットにしておくと付加価値が上がるので効果的であるかもしれない。
換金率、換金相場について
それでは名古屋鉄道 株主優待券の換金率や換金相場について紹介していく。ショップについては前回も紹介したチケットショップとほとんど同じであるが、名古屋名鉄の株主優待券であるので名古屋近辺にチケットショップがあるところがメインとなるだろう。または支店が近くに設置してあるような所。
名古屋鉄道 株主優待券の乗車券に関しては販売価格は1000円ほどで取り引きされているようだ。
買い取り価格を載せていないチケットショップもあるけれど、調べてみた感じだと販売価格の2〜3割分引かれた額がほぼ買い取り相場とみてもいい。
買い取り相場を載せているチケットショップの金額を参考にすると、株主優待乗車証(乗車券)では850円となっている。ただ、郵送買い取りしか取り扱いがないので少々手間はある。
また、他のレジャー施設の優待券や百貨店の割引券などの株主優待券とこういった乗車券がセットになっている冊子での買い取りは2000円となっている。
有効期限についてはこちらも3カ月(90日)以上あることが前提なので、3カ月を切っている株主優待券については、金額は問い合わせとなっている。
また別サイトのアクセスチケットでは乗車券で800円、冊子売りでは先ほどのサイトと同じく2000円で買い取りされている。定期券タイプの乗車証については買い取り価格が30000円となっている。今まで紹介した近畿鉄道や東武鉄道の同タイプの乗車証に比べると10000円ほど高価なものとなっているようだ。
iGiftチケットショップの価格も参考に載せておこう。調べた結果、乗車券では一枚700円が買い取り価格の上限となっている。そして、乗車券と株主優待券のセットである冊子では1100円である。他の2サイトと比べると数百円安くなっている。また、定期型の乗車証については半年プラス1週間以上の有効期限までの日数があれば上限価格で104000円買い取りとなっている。90日以上であっても買い取り金額の表示がないのであまり期待できないだろう。
乗車券を基準に考えると、アクセスチケットが高額の850円買い取りのようである。
金券ショップの紹介
先ほどの買い取り相場の参考にしたチケットショップを紹介する。
チケットセンター名駅本店
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
【住 所】 〒450-0002
名古屋市中村区名駅5−3−13 名駅
【アクセス】
地下鉄「国際センター駅」 3番口
桜通を東へすぐ
【TEL】052-541-5300
【FAX】052-541-5301
【営業時間】
月〜金曜 9:00〜19:00
土 曜 10:00〜17:00
【定休日】
日曜・祝日
郵送での買い取りを受け付けている。また、名古屋駅周辺に金券ショップもあるので持ち込みに行くといいだろう。販売金額も載せてあるのでどれくらいの利益を上乗せしているか確認しやすい。販売価格によってはオークションに個人的に出品してもいいのかもしれない。
http://www.ticket-center-inc.com/kaitori/kabu1.htmlアクセスチケット
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
住所
〒252-0143
神奈川県相模原市緑区橋本2-3
最寄り駅
京王線 橋本駅 徒歩1秒
営業時間
9:00〜19:00
12/30は営業時間を9:00〜14:00
12/31〜1/2 休業
電話番号
042-703-7720
一番名古屋に近いチケットショップでは神奈川県かもしれない。郵送の買い取り連絡をしてみるといいだろう。
iGift
住所
〒530-0001
大阪市北区梅田1-1-3大阪駅前第三ビルB1-78
営業時間: 平日 AM 10:00 ? PM 7:00
土曜 AM 11:00 〜 PM 5:00
日・祝: 定休日
TEL
06-6344-0098
高く売る方法について
高く売る方法についてはチケットの持ち込みやネットで郵送して査定してもらう場合、査定金額が全てである。なので、気をつけるべきポイントとしては一つは有効期限、そしてもう一つは株主優待券自身に傷やしわ、変色やシミなどがついていないか保管方法はよく考えておくといいだろう。 ずさんな管理ではすぐに傷んでしまうので気をつけてほしい。
特に有効期限については届いたと同時に確認しておくといい。ほとんどのチケットショップが有効期限までの日数が90日以上空いてなければ買い取ってくれないので注意が必要だ。なので、ここからは推測であるが、チケットショップの買い取り査定額にある程度幅があるのはこの日数が大きく関係していると考えられる。乗車券についてはそこまで査定額に影響はないだろうが、定期券タイプの乗車証については有効期限までの日数が多ければ多いほど、価値が高まりそうだ。
何回乗っても期限内であれば問題ないのでよく利用する人にとってはとても便利な代物だろう。
年に2回も送付されるので半分ずつ半年ごとに使用し、残り半分をチケットショップに買い取ってもらうのもいいだろう。
名古屋鉄道を利用する人にはおすすめ
名古屋鉄道の株主優待券は割と需要がありそうだ。愛知県近辺は工業の活発な場所であるので、出張で訪れるサラリーマンも少なくないだろう。株主優待券を持っている人は有効に活用してほしい。