世界累計1億ダウンロードを突破したメルカリに、「2017年から急に商品が売れなくなったのでは?」といった口コミが増え始めている。特にこのアプリの質問や疑問をユーザみんなで解決するmericari BOXの中では、売れにくさに関するつぶやきや助言を求める投稿が多い実態があるようだ。
今回は、2017年のメルカリを中心としたフリマアプリ業界の動向を見ながら、多くの出品者が「売れにくくなった?」と感じている理由について、読者の皆さんと一緒に答えを導き出していきたい。


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メルカリボックス内にある「商品が売れなくなった!」の声
メルカリボックスなどの掲示板には、2017年以降に生じている売れにくさに関して、下記のような口コミが多く投稿されている。
- ・急に商品が売れなくなりました
- ・いいね!は付くけど、閲覧数も減っている気がする
- ・値下げの金額も、大幅になってきた気がする
こうしたユーザの声にいくつか目を通してみると、2017年以降、多くの人達がメルカリに対して売れにくさを感じ始めているのは間違いないことだと言えるだろう。しかし中には、「常に売れない」や「売れ行きに波がある」といった意見もあるため、メルカリ側の問題を追求するだけでなく出品者自身の工夫もスムーズな商品売却には必要だと言えそうだ。
2017年から急に売れなくなった理由1 ライバルの急増
世界累計1万ダウンロードを突破したメルカリには、ライバル出品者の急増により売れにくさが生じているという噂もある。特にメルカリならではとも言える簡単で安心なシステムが多くのメディアで紹介される近頃では、日本の老舗オークションのヤフオクからメルカリに販売ツールを変えるユーザも増加傾向にある。またたくさんのライバルが類似品を出品するカテゴリでは、購入希望者よりも出品者の方が多いアンバランスさが生じているとも言えそうだ。
出品者が比較される時代が到来している
例えば、同一商品を出品するユーザが2人から10人に増えた場合、購入する側にとっては安全な取引のために比較検討のしやすい状況が生まれる。またメルカリやヤフオクといった個人間取引のツールでは、買取業者利用時と比べてトラブルが多い実態があるため、より安全で信頼できそうな出品者を選ぼうとする購入希望者の姿勢が売れにくさを生んでいるとも言えるだろう。
綺麗で見やすい写真をアップする
比較的スムーズに販売に繋げられている出品者たちは、ライバルと比べて遥かに綺麗な写真をメルカリにアップする傾向がある。個人間取引となるメルカリの場合、購入希望者は写真から得られる印象で判断をせざるを得ない実態がある。また綺麗で丁寧に撮られた写真をアップロードすれば、いいね!が多くつくことにより他のライバルよりも遥かに注目度も高まると言えそうだ。
2017年から急に売れなくなった理由2 大量出品業者の急増
メルカリでは2016年12月頃から、数回に渡って悪質業者対策とも言えるアルゴリズム変更を行っているようだ。
検索順位の上位表示が難しくなった
実際にこの対策に気づいたユーザの口コミによると、メルカリでは今までとは違った並び順で検索結果が表示されるようになったそうだ。特に自分の商品が常時上位表示されるように、悪質なスパム的な方法を使っているユーザについては、意図的に順位を下げられているとも言われている。またこのアルゴリズム変更に気づかない出品者の中には、2016年までと同じ方法で出品を行うことで「どういうわけか、なかなか商品が売れない」という悪循環に陥っている人も少なからずいるようだ。
メルカリ側から悪質業者と判断されない行動を心掛ける
ここ1年の間に数回行われているアルゴリズム変更には、これといった特定の対策はない。しかし悪質業者の撲滅を考えているメルカリ側では、基本的に一般の個人ユーザとは全く異なる方法で出品された商品について、検索順位を下げる実態があるようだ。こうした形でメルカリが対策を講じているユーザ層から考えると、悪質な方法で上位表示させる手法や大量出品は止める必要があると言えるだろう。
無関係カテゴリーへの出品もNG
自分の商品とは関係のないカテゴリの出品も、メルカリ側から悪質と判断されてしまう可能性が高い。比較的シンプルなカテゴリ分けを行なっているメルカリの場合、操作ミスでもしない限り、誤った設定で品物を出品することは考えにくいと言われている。またこのアプリには、最下層に汎用性の高いその他というカテゴリも設けられているため、明らかにおかしなところに大量の商品を並べていれば、その行為自体が悪質と見られてしまう実態も納得できることだろう。
余計なキーワードを散りばめる悪質業者
自分の商品とは関係のないキーワードを商品説明の中に並べて、少しでも検索順位を上げようとする行為も基本的にNGとなる。例えば、ルイヴィトンのショルダーバッグを売る時に、検索用キーワードとしてCHANELやGUCCI、ボストンバッグといった余計な言葉を並べれば当然、購入者とのトラブルも生まれやすくなる。またiPhoneなどの場合は、購入希望者自身も商品知識に詳しくない実態もあるため、こうした紛らわしいキーワードを散りばめる行為が相手から罠と捉えられる可能性も高いと言えるだろう。
更なる仕様変更が2017年12月よりスタート
悪質な業者による大量出品やなりすま詐欺などのトラブルが増加したメルカリでは、2017年12月より下記の仕様変更を予定している。
- ・本人情報登録の必須化(初回出品時)
- ・振込申請期限の変更
- ・売上金を使った商品購入手順の変更
こうしたさまざまな施策により、悪徳業者による出品はかなり激減すると考えられている。またこうした業者が一掃されれば、安全かつ正しい方法でアプリを愛用している一般ユーザの皆さんにとって、あっという間に商品が売れやすいメルカリならではの環境が戻ってきやすくなることだろう。
2017年から急に売れなくなった理由3 闇市場化の報道
2017年にメルカリでなかなか商品が売れなくなった背景には、出品禁止物が並ぶメルカリに関する厳しい報道の影響も大きいと言われている。こうしたニュースによってネガティブなイメージが消費者に植え付けられると、悪徳業者のトラブルに巻き込まれないために安全性の高い他のWEBサービスの利用を模索するユーザが増えてしまう。
闇市場と言われるメルカリでは一体どんなNG商品が売られていたの?
2017年のニュースで社会問題化となったのは、キャッシングのできない多重債務者や生活保護の人達をターゲットにした現金やチャージ済電子マネーカードの出品だった。またこの他に、法律で禁止されている動物のはく製や、何のエビデンスもない妊娠菌といった商品もメルカリ内に並んでいた時期もあるようだ。こうした商品のチェック体制を強化した2017年12月時点では、法律に抵触するような品物はほとんどメルカリ内に並ばなくなっている。
2017年から急に売れなくなった理由と対処法4 他社フリマアプリの盛況
こうした形で悪循環が生じていたメルカリに、2017年は楽天傘下のフリマアプリ・ラクマとフリルが追撃準備をスタートする形となった。
楽天サービスならではの強み
商品購入時に楽天スーパーポイントがもらえるこの2アプリは、楽天市場や楽天銀行のユーザにとってかなり利用のメリットの高い存在となる。また2017年10月には、ラクマの出品データをフリルにコピー可能なツールの提供も始まっているため、より多くのユーザに自分の商品を見てもらいたいと考える出品者にとってメルカリ以外の選択肢が登場した年であるとも言えるだろう。
平均利用単価の高いフリル
ちなみにVISAのプリペイドカードを提供する会社の調査によると、10代のユーザにおける平均利用単価は、メルカリよりも遥かにフリルの方が高い実態があるそうだ。確かにフリル内に出品されているiPhone8やiPhoneXの価格相場を見てみると、メルカリと比べて金額の開きが少ない実態に気づかされる。また以前は女性向けだったフリルでも中古スマホやパソコンなどの取扱いを始めているため、フリマアプリの利用者にとって2017年は選択肢がかなり増えた年でもあると言えそうだ。
【まとめ】メルカリで「売れなくなった?」と感じた場合に行うべきこと
ここまで紹介したとおり、2017年以降メルカリで生じている売れにくさには、さまざまな原因や理由があると考えられる。しかしこうした今までとの違いに気づいた上級出品者たちは、早々と対策や工夫を講じることにより、自分の商品をスムーズな販売に繋げているようだ。ここからは近頃のメルカリ出品時に「売れにくくなったのでは?」と感じている皆さんに、ぜひ実践していただきたい6つのポイントをご紹介する。
プロフィールを充実させる
安全性や信頼性重視のユーザに商品を買ってもらうためには、相手に安心感を与えるプロフィールにしておく必要がある。例えば、プロフィール内に「気軽にご相談ください」といった文章を入れておけば、他ユーザと比べて問い合わせ時の敷居をかなり低くすることができる。また多くのユーザは購入前に過去の評価をチェックする傾向もあるため、日々の取引を通して良いレビューを積み上げる心掛けもプロフィール充実に繋がる取り組みとなるだろう。
なるべく細かく丁寧に商品説明を書く
購入率アップに繋がる多くのいいね!を集めるためには、商品詳細ページの充実も欠かせない要素となる。例えば、iPhoneXなどの中古スマホを出品する時には、モデル名やキャリア、容量といった基本情報だけでなく、残っている保証期間や使用期間、IMEI番号、ネットワーク利用制限などの情報を記載しておくと、多くのユーザから信頼されやすくなるようだ。これに対してあまりにも商品情報が少ない場合は、コメント欄を使った問い合わせ増により、効率の良い売却が難しくなるとも言えるだろう。
再出品をする
最初の出品から数日経ってもいいね!の数すら増えない場合は、再出品によって検索上位表示されやすくする必要がある。この時に同カテゴリに出品している他ユーザの商品紹介文の良いところを真似ると、キーワード検索もされやすくなる。またこうした工夫を何度かしていくうちに、売れやすい紹介文の特徴もわかってくると、「自分の商品の何が悪いのか?」についても理解しやすくなるだろう。

値下げを検討する
安く早く購入したいと考えるユーザのニーズに応えるためには、損をしない範囲内で低い価格を設定するのもおすすめとなる。例えば、「価格の安い順」で並び替えをした時に1ページ目に出てくる商品は、2ページ目以降に並ぶ物よりも遥かに高く売れる実態がある。またまた自分の販売希望額を押し通してしまうと、いいね!すらつかなくなることもあるため、価格設定時には注意をして欲しい。
メルカリ以外のアプリで売る方法の検討
商品説明や価格変更、再出品を何度か繰り返しても全く売れる兆しがない場合は、メルカリ以外の方法を使って現金化をする選択肢を検討してみて欲しい。例えば、非常にコンディションの良い中古スマホやパソコンの場合、こういった商品を高価買取する専門店に持ち込んだ方が高く売れる可能性もある。また買取業者の場合は、問い合わせ直後に買取の可否に関する返答をもらえるため、1日でも早く確実に現金化をしたいと考える皆さんにとっては、メルカリよりも良い選択肢になる場合もあると言えるだろう。またどうしても個人間取引にこだわりたいと考える人は、今話題のフリルやラクマ、ヤフオクなどの活用を検討してみても良いかもしれない。
買取サービスを利用してみる
メルカリの場合自分で値段を設定し買いたいと思う人がいれば高値で売れる。しかし、いつ売れるかはわからずずっと売れない可能性もあるだろう。
その時素早く売りたい場合おススメのサイトが、スマホのマーケットが運営する買取サービススママDASHプラス。スママDASHプラスでは、自分のタイミングで好きな時に買取してもらえ値段もその場でわかるので、すぐに売りたい人には便利なサイトだ。嬉しいことに送料は無料、本査定額の後のキャンセル時の返送料も無料となっている。素早くスマホ売るならスママDASHプラスを検索してみよう。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
給料日やボーナス後に再出品してみる
メルカリの購入率は、多くのユーザの懐が温かくなる給料日やボーナス直後に高まる実態がある。こうしたタイミングを熟知していると、売れやすい時期にメルカリ出品を行える。また専業主婦や独身サラリーマン男性ではメルカリにアクセスする時間帯も全く異なる実態があるため、「何を誰に売るのか?」を考えながら出品日時を決めていく心掛けもスムーズな売却に繋がる良策となりそうだ。こうしたタイミングがわかってくると、出品商品の購入率も容易にアップしやすくなる。
特典をつける
ここまでの対策を講じても売れない場合は、その品物を購入するユーザにとって魅力的なおまけや特典を付けてみる方法もおすすめだ。例えば、未使用品の哺乳瓶などのベビーグッズを出品する際に、同時期に使用する粉ミルクやおむつケースといった商品をおまけに付けると、幅広いユーザから注目を集めやすくなる。また粉ミルクやおむつなどの消耗品は多くのママが少しでも安くお得に入手したいと考えるカテゴリとなるため、メインの品物を早く売るためのおまけとしては、かなり有効な位置付けとなるだろう。
