iPhoneのSIMフリー版が発売されたり、格安SIMが各メディアで取り上げられたりと、端末とSIMカードをセット契約が当然の流れだった時代から、キャリアについてもより選ぶことができる時代に変わりつつあるなかで、SIMロック解除が今注目されている。そこで、ここでは、そのSIMロック解除でも安価な解除法とも言われている「SIMロック解除アダプタ」を取り上げ紹介していこう。
SIM Card SIMカード (185/365/551) / Christopher Hsia
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SIMロック解除する方法は何があるのか?
では、まずSIMロック解除アダプタでのSIMフリー化を説明して行く前に、SIMロック解除する方法について触れていこう。そのなかで、SIMロック解除アダプタを使用したSIMフリー化と他の方法との違いも明確になるだろう。SIMロック解除を行なうのであれば、基本的な知識は持っていないと大きな損失をしてしまう可能性は高くなるので、押さえておくべきだろう。
ファクトリーアンロックを依頼する
最初に紹介するiPhoneのSIMロック解除の方法として、よくあげられるのが、このファクトリーアンロックという方法で、このファクトリーアンロックをサービスとして行なう業者は国内でも増加傾向にあるようだ。
そんなファクトリーアンロックがどのようなものなのかというと、ここでは簡単に説明するが、SIMロック解除をキャリアへ依頼して解除してもらうのではなく、端末を販売して業者へのデータベースからロックのかかった端末のSIMロック解除を行なうというもの。
例えば、iPhoneであれば、国内主要キャリアの、docomo、SoftBank、auではなく、アップル社のデータベ―スに働きかけ、端末のSIMロック解除を行なうわけである。つまり、その作業をファクトリーアンロックができる業者へ委託して替りに行ってもらうというサービスである。費用は数万円するので、比較的高いロック解除方法ではある。
では、なぜこの業者へSIMロック解除を委託しなければいけないのかだが、機種によってSIMロック解除ができないからだ。そのなかでiPhoneは、ほぼ全ての機種がSIMロック解除対象機種になっていない。そのため、業者が行っているファクトリーアンロックサービスを利用しなければ、SIMフリー化ができないということだ。
契約しているキャリアでSIMロック解除
総務省が行政と推し進めた、SIMロック解除の義務化によって、docomo、SoftBank、auでSIMロック解除ができるようになってきているが、現状では最新機種以外は、SIMロック解除対象になっていない。SIMロック解除に対応している機種ならば、キャリアのサイトから無料でSIMロック解除できたり、また店頭へ行き手数3,000円を払えばSIMロック解除ができたりなど、そのようなサービスも行っている。
ただし、「iPhone 6s/6s Plus」以前の製品は、SIMロック解除対象の機種になっておらず、またSIMロック解除をする条件なども、docomo、SoftBank、auの各キャリアで細かく条件を設けており、簡単にSIMロック解除ができるような環境は整っていない。
これは、各キャリアとしては、さまざまな理由はあるが、大きな理由としては他社へキャリアへの特にMVNOと言われる格安SIMカードを発行する企業への大量な乗り換え防止策として、このような条件やサービス体制にしているとも言われている。
SIMロック解除アダプタを購入して自分で解除
そして、最後にSIMロック解除の方法として、ここでの本題でもある、SIMロック解除アダプタを使用して、SIMロック解除を行なう方法である。この方法は上記のSIMロック解除法と比べ、自分で作業ができるため、簡易な方法でSIMロック解除をする時間も1番早い方法となる。
また、SIMロック解除アダプタを購入して行なうわけだが、このSIMロック解除アダプタは数千円と非常に安価な値段でもあるため、安上がりなSIMロック解除法でもある。
そのような理由もあり、このSIMロック解除アダプタを使った方法の注目度は高いのである。下記ではこのSIMロック解除アダプタが、どのような製品なのかというところを紹介していこう。
iPhoneのSIMフリー化できるSIMロック解除アダプタとは何か?
上記では、SIMロック解除を行なう方法を紹介したが、ここで取り上げるSIMロック解除アダプタを使用したSIMフリー化意外にも、やり方はいくつかあるということを把握しておこう。また、その方法と比べて、SIMロック解除アダプタでのSIMフリー化を検討するといいだろう。次は、もう少し具体的に、このSIMロック解除アダプタについて触れていく。
SIMロック解除アダプタは、SIMカードを誤認識させる基板
では、このSIMロック解除アダプタとはなにかだが、簡易的な説明とはなるが、小さなフレキシブル基板で、その基板の上にSIMカードを置けるようになっている。そして、その基板上に載せることで、SIMカードがその主要キャリアが許可しているSIMカードだと誤認識させる構造となっている。
そのため、このSIMロック解除アダプタを併用して、他社のSIMカードを利用することで、SIMロック解除ができていない状態でも、他社のSIMカードが利用できるといった仕組みとなっているのである。最も厳密にいうのなら、SIMロック解除アダプタは、SIMロック解除を行っているわけではない。実質、SIMカードをこのSIMロック解除アダプタにかませることで利用できるようにするフレキシブル基板なのである。
ちなみにSIMカードをフレキシブル基板の上に乗せて使用することから、下駄を履かせるや基板自体もSIM下駄というような言い方もされている。
SIMロック解除アダプタと一緒に端末に挿入するだけ
このSIMロック解除アダプタを利用したSIMフリー化は、非常に簡単である。まず、市販で売られているSIMロック解除アダプタを購入し、そのアダプタの上にSIMカード載せ、そのままiPhoneなどの端末に挿入することで、SIMフリー化ができるという方法である。
このようなSIMロック解除アダプタを使用すれば、キャリアでSIMロック解除ができない端末や、また、ファクトリーアンロックなどの高い費用を払ってSIMロック解除をする必要はなく、SIMロック解除アダプタを購入するだけでいい。
また、キャリアでのSIMロック解除やファクトリーアンロックでのSIMロック解除になると、時間もかかってしまうが、SIMロック解除アダプタを使用し、自分で解除する方法ならば短時間でSIMフリー化できてしまうのもメリットだろう。ただし、SIMロック解除アダプタには注意点も
ただし、このSIMロック解除アダプタに全く問題がないかといえ、決してそうではなく問題もあるようだ。機種によって変わるようだが、SIMロック解除アダプタには相性もあり、ある機種では使えない場合があったりするようだ、また偽モノなどもよく出回っている。
また、一度、SIMフリー化はできたがバージョンアップなどで使用できなくなるなどの事象もある。つまり、メリットも大きいがそれだけではなく、デメリットも大きいということだ。基本的にSIMロック解除では不具合などのトラブルは多く、保証は効かないので、SIMフリー化をするならば、ある程度の覚悟はしないといけないだろう。
iPhoneはSIMロック解除アダプタでSIMフリー化できるのか?
では、ようやくではあるが本題に迫っていこう。実際にiPhoneは、SIMロック解除アダプタでSIMフリー化できるのだろうか。
SIMロック解除アダプタでSIMフリー化している人は多い
では、本当にiPhoneをこのSIMロック解除アダプタでSIMフリー化している人はいるのか、またできるのかという点だが、できる可能性は非常に高いと言えるだろう。なぜできると言えないかは、やはり端末の種類によってSIMフリー化が出来たり、出来なかったりするからだ。
ただ、SIMロック解除アダプタを使用して、iPhoneをSIMフリー化している人は多い。また、個人ブログ・メディアの記事、YOUTUBEなどの動画で、SIMロック解除アダプタでiPhoneのSIMフリー化のやり方を紹介しているものは非常に多い。当然、機種によっては異なるがSIMロック解除アダプタで、iPhoneのSIMフリー化はできると言っていいだろう。
SIMロック解除アダプタを使用してSIMフリー化できる機種
では、SIMロック解除アダプタでSIMフリー化ができるiPhone機種についても、調べてみたので紹介しておこう。ただし、iPhoneの機種によって、必要なSIMロック解除アダプタに違いあるようなので、注意はしておくほうがいいだろう。SIMロック解除アダプタで、SIMフリー化ができる機種は、iPhone3GS・4・4s・5・5s・5c・6。つまり、iPhone6sよりも以前の機種は大体SIMフリー化ができるようだ。
SIMロック解除アダプタの入手方法や料金相場
そして最後に紹介するのが、このSIMロック解除アダプタの入手方法や料金の相場について。どれくらいの金額がかかるものなのか、またどのように入手するものなのかを知っておくといいだろう。
SIMロック解除アダプタの入手方法
iPhoneをSIMフリー化するための、SIMロック解除アダプタの入手方法だが、基本的には店頭販売を行っているショップは見当たらず、ネット上にあるサイトから購入しているケースが多いようだ。多くはAmazonや楽天などショッピングサイトからの購入が散見される。なので、ネットで注文して、このSIMロック解除アダプタを入手するといいだろう。
SIMロック解除アダプタの料金相場
では、このSIMロック解除アダプタの販売価格がどれくらいの金額なのか以下にまとめておこう。
- ・Kingmobile iPhone5専用Smartking…2,647円(Amazon)
- ・Kingmobile iOS8対応 au版iPhone4S専用 Smartking-au AX050SIM非対応…1,749円(Amazon)
- ・heicard SIMロック解除アダプタ IOS8.1.3 対応 heicard SIM softbank AU docomo iPhone5s/5c…1,187円(楽天)
- ・Heicard iPhone5専用 iOS7対応 SB/au両対応…3,663円(Amazon)
- ・Gevey iPhone4対応 SIMロック解除アダプタ Ultra…970円(Amazon)
上記がSIMロック解除アダプタの販売金額となるが、機種が古いほどSIMロック解除アダプタの金額は安い。安いものであれば1,000円くらいで購入ができるようだ。ファクトリーアンロックの費用に比べれば、ずいぶんと安価なため、SIMロック解除アダプタでSIMフリー化を試みる人は多いようだ。
SIMフリーiPhoneを買うのもあり
格安スマホへの切り替え
SIMフリーiPhoneを手に入れたらおすすめしたいのが「Y!mobile」だ。CMなどでも有名な格安スマホで、月々の利用料は端末費込みでも大手キャリア顔負けの安さ。縛りもなく違約金も発生しないため、いつ解約しても費用がかからない。キャンペーンもおこなっており、お得に利用できるためおすすめだ。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
キャリア以外のSIMロック解除には注意点もある
ここまで、iPhoneをSIMロック解除アダプタでSIMフリー化できるのかという情報をリサーチしてみたが、結果から言うと出来ることは間違いないだろう。費用に関してもファクトリーアンロックサービスと比べれば、非常に安価な金額でSIMフリー化することができるようだ。ただし、注意は必要だろう。
というのも、iPhoneの機種全て正常にSIMフリー化ができ、他社にSIMカード問題なく使えるようになるわけではなく、解除不可となる場合やSIMロック解除ができても、OSのアップグレードなどで使えなくなる可能性はあるようだ。もしも、このSIMロック解除アダプタを使ってリSIMロック解除の状態にして、iPhoneを利用するのならば、慎重に下調べをして、iPhoneをSIMフリー化することをオススメする。
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