あるモノがなかなか手に入らないとなると、どうしても欲しくなってしまうのが人の性である。需要と供給のバランスにより市場価格は決まる。需要が多く、供給が少ない商品、言い換えれば、希少価値の高い商品ほど高値となる。これはお酒の世界でも同様である。本記事ではプレゼントにも適した希少価値が高く珍しいお酒を徹底的にまとめていく。

niagara wine 3 / Dan Dickinson
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
「幻の」という肩書のついたお酒は高額査定
知名度が高く入手困難となると、たちまち「幻の」という肩書がつき、定価とは関係なく市場価格は高騰する。日本ではテレビで紹介されたり、新聞・雑誌のランキング、著名人の好コメントによってブームに火がつくことも珍しくない。昨日までは名もない酒蔵であったメーカーが、一躍時代の寵児となるケースもあるのだ。
日本酒の市場価格はブランドによって千差万別
日本酒は中小の酒蔵も多く、人気が出ても生産が追いつかないメーカーもある。そういったケースは特に市場価格が高騰するそうだ。
日本酒であれば、パリでの人気から逆輸入された形の旭酒造の「獺祭(だっさい)」、老舗・高木酒造の「十四代」、菊姫合資会社の「菊姫」、黒龍酒造の「黒龍」などは比較的近年になって人気が出たブランドで、高値がつきやすい。それぞれの銘柄がさらに細分化されているので、同じブランド名であってもかなりの価格差が付いている。今は概して純米大吟醸の人気が高くなっていると言える。
焼酎は売り時が重要
焼酎で人気なのは、何と言っても芋焼酎だ。中でも「魔王」「森伊蔵」「村尾」といったブランドは相変わらず人気がある。麦焼酎では「百年の孤独」は高い人気を保っている。
焼酎も日本酒と同じく、中小メーカーが多いため、人気が出ると一気に価格が高騰する可能性があるのだ。日本酒にせよ焼酎にせよ、流行により価格が高騰したお酒は一過性である場合もあると思われるので、不要なお酒は早目に買取に出すほうが有利であろう。
ウイスキーやワインは熟成が肝
一方、ウイスキーやワインはスタンダードが確立されているため、日本酒や焼酎ほど流行に市場価格が左右されない。
ウイスキーの人気ブランドは?
ウイスキーで一番人気があるのは、スコットランドで作られるシングルモルトのスコッチウイスキーである。「マッカラン」「シーバスリーガル」「クライヌリッシュ」「バルブレア」「グレンリベット」などがある。スコッチウイスキーは最低でも8年の熟成が必要となるため、一番安価なものでもラベルに8YEARSの記載がある。一般的に多いのは12年もので、15年もの、18年もの、中には25年もの、30年ものもある。当然、熟成が進んだウイスキーのほうが高価となる。
他にもアメリカのケンタッキー州で生産されるバーボンウイスキーも人気がある。「ブッカーズ」「ジムビール」「ブラントン」「フォアローゼス」などがある。
ジャパニーズウイスキーにもファンがいる。日本で生産されているウイスキーのことで、サントリーとニッカウヰスキーがほとんどを占めている。日本人好みの味に仕上げているので、口当たりはスコッチウイスキーやバーボンウイスキーと比べて軽い。「山崎」「響」「竹鶴」などがある。
安定して高く売れるブランド
高価買取となるのは、シングルモルトのロールスロイスと呼ばれる「マッカラン」を筆頭に、「ボウモア」「グレンモーレンジ」「グレンフィデック」など多種にわたる。シングルモルトほどではなくても、「バランタイン」「オールドパー」などのブレンデット・ウイスキーも知名度が高く、年代ものには高値が付いている。「響」「山崎」など国産のウイスキーにも固定のファンが付いており、安定した需要がある。
保存場所は直射日光の当たらない涼しい場所が好ましい。近くに香りの強いものがあると匂いが移る場合があるので避けたほうが良いだろう。
高級ワインやシャンパンはかなりの高額買取が見込める
ワインは、別の項でも述べたように、管理が難しいが、正しく保管されたものはかなりの付加価値が付く場合もある。高級ワインの代名詞とも言える「ロマネ・コンティ」や「シャトー・ペトリュス」のような超高級ワインのほか、「シャトー・オー・ブリオン」「マデイラ」「オー・ボン・クリマ」なども最近は人気が高くなっている。シャンパンではやはり「ドン・ペリニヨン」の人気が突出していると言えるだろう。
ワインの保管には注意が必要だ。ワインには一定の温度での保管が求められるが、日本は寒暖差の激しい気候なので、ワインセラーがないと保管は難しい。しかし、ワインセラーがある家などほとんどないだろう。そのため、季節によって保管方法を変えることが重要となる。暑い時期は新聞を何重にも巻いて冷蔵庫に保管するのがよい。寒い時期は、冷えすぎはよくないので冷蔵庫からは出して保管するのがよい。ただ、暖房はワインにはよくないので、暖房器具の無い、暗いところに保管すると良い。ボトルのコルクが乾かないようにするとより品質が保たれるので、注意したい。
ブランデーはモノによって相場にバラつきあり
ブランデーは産地により二分されるが、コニャック地方で作られるブランデーでは「レミー・マルタン」「カミュ」「ヘネシー」「マーテル」など、アルマニュック地方で作られるブランデーでは「サンヴィヴァン」「ジェラス」「カステルフォートナポレオン」などが有名で高価となっている。
保管の際には直射日光を避けて保存するのがよいが、他のお酒と比べてそこまで神経質になる必要はない。ただし、常温での保存が好ましいので、冷蔵庫などには入れない方が良い。
意外と高く売れるスピリッツ類
スピリッツ類は、あまり日本では馴染みがないものの、テキーラでは「パトロン」ブランド、ラムでは「シャンタル・コント」ブランドや「JMラム」ブランドの人気が高く、需要も安定している。
保存は直射日光にあてずに常温での保存。しかし、アルコール度数が高く凍らないため、冷凍庫に保存して、変わった風味を味わう人もいる。しかし品質の面から考えると好ましくないので、高く売りたい場合は避けたほうがいいだろう。
古酒の買取は高額な場合もあり
古酒とはその名のとおり古いお酒のことである。特に決まった定義などはないが、種類によっては「古酒」という表記に基準があるものもある。
古酒は保存状態に注意
古い酒を買い取ってもらえるか、と心配することはない。腐りにくいお酒には消費期限がないものがほとんどだ。これは未開封に限った話だが、アルコール度数の高い蒸留酒はアルコール度数の低い醸造酒と比べて非常に劣化しにくく、保存状態に気をつけていればずっと飲むことができると言われている。品質の変化に注意するなら、冷暗所に保存しておくのがよいとされている。逆に醸造酒は品質に変化が起こりやすいため、状態には注意が必要だ。この変化を熟成として、それを楽しむ場合もある。
高額査定になるポイントは?
古酒に高額買取の可能性がある理由として、プレミアがつくということがある。これは既に製造されなくなったものや、デザインの違いなどから希少価値が高まり、値段も高くなっているのだ。他にも記念ボトルやレアボトルも高額で売れるだろう。また、コレクターには古いものを集める人がいるため、それも値段が高くなっているもののひとつと言えるだろう。
代表的な古酒として、ブランデーの「カミュ」「レミーマルタン」「マーテル」、ウイスキーの「ワイルドターキー」などがある。
酒類を高額買取してくれるおすすめ店3選
酒類は業者によって買取価格が大きく異なる。そのため、できるだけ高額査定をしてくれる業者を選ぶのが重要となってくる。
ファイブニーズ
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対策
ネット型の買取専門店「ファイブニーズ」は、インターネットで買取を行っている。独自の買取ルートを利用することで高い買取の期待できるサイトだ。また店舗もあるので、そこでも買取可能だ。査定は無料ででき、メールやLINEでできるため、手軽に頼むことができるのも特徴だ。
アルジャン
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対策
北海道の札幌に店舗を構える「アルジャン」は、独自の販売ルートを確保していることもあり高額査定が実現されていると評判の業者だ。配送買取も行っているので、北海道在住の方以外も依頼してみると良いだろう。配送料は無料となっているので安心できる。
お酒買取 いわの
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東京エリアを中心に買取を行っている「お酒買取 いわの」。宅配買取と出張買取を行っており、全国から買取を行っている。買取実績の一覧をホームページに載せているので、手元のお酒と見比べながら検討をすることができる。査定は無料で行っているので、まずは査定してもらうのもいいだろう。