他のウイスキーと全く異なるテイストが特徴のアードベッグ25年をご存じだろうか。スコットランドで作られるそのウイスキーは、世界中に根強いファンがつくほどの人気ぶりだ。
アードベッグは、今でこそ世界でも名の知れるスコッチウイスキーとなっている。しかし、アードベッグ蒸溜所は閉鎖を余儀なくされたこともあるほど、さまざまな困難を乗り越えてきたブランドだ。
そこでこの記事では、アードベッグについてを詳しく説明すると共に、アードベッグの買取相場や査定情報を紹介する。アードベッグに興味がある、もしくは、アードベッグのウイスキーを持っている人は一読してもらいたい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
アードベッグ25年とは?
アードベッグ25年は、日本で2018年に発売された、熟成期間25年のスコッチウイスキーだ。このウイスキーは、アイラモルトと呼ばれ、地元の人のみならず、世界中に根強いファンがつくほどの人気がある。
アルコール度数は、48.7%と割ときつめで、ストレートで飲むには少し刺激が強めな印象を受ける。容量は一般的なスコッチウイスキーが700mlに対し、アードベッグ25年は500mlと少しだけ少ない。
ボトリングとボトルのマーク
アードベッグ25年は、カスク・ストレングスでボトリングをする。カスク・ストレングスとは、加水などを一切行わず、ウイスキーを樽から直接ボトリングを行う方法だ。
アードベッグのボトルには大きくはてなマークがデザインされている。名前を伏せているのだ。ただ、スコッチウイスキーであることと、緑の犬がかかれてあることがわかる。しかし、公式のアードベッグイスキーを見る限り、ここまで遊び心のあるデザインのボトルを見たことがない。
実は、アードベッグ25年は、アードベッグ蒸溜所で作られたものではないのだ。イギリスのボトラーズ、マスター・オブ・モルトがボトリングしたウイスキーになる。
そのために、中身はアードベッグの25年間熟成されたウイスキーだが、ボトリングをしたのは別の会社だ。オフィシャルで作られたものではない。中身はアードベッグ25年だが、「アイラディスティラリー#2・バッチ1・25年」として販売されている。
アードベッグの歴史
冒頭では、アードベッグの蒸溜所が閉鎖を余儀なくされたと説明した。アードベッグは、今から200年以上前の1815年に、ジョン・マクドーガルが蒸溜所を建設した。
そして、アードベッグ蒸溜所の運営は難航を極め、幾度となくオーナーが交代された。そして、蒸溜所の操業を再開しては停止を繰り返した末に、1997年にグレンモーレンジ社がアードベッグ蒸溜所の全てを買収した。
今から200年前に創業しているが、グレンモーレンジ社に買収されたことが、本格的に操業を始めるきっかけとなった。そして現在は、その翌年に蒸溜された原酒を、数年おきに熟成し、ボトリングし、販売している。
アードベッグ25年は数々の賞を受賞した
アードベッグ25年は数々の賞を受賞した経験がある。その賞は以下の通りだ。
- ・ インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション2018
- ゴールドアウトスタンディング(金賞)
- ・モルトマニアックスアワード2017
- ベストプレミアムピーテッドウイスキー(最優秀賞)
これら2つの賞を受賞した経験のある、実績あるシングルモルトウイスキーだ。金賞と最優秀賞を受賞していることから、どれだけの深い味わいでファンを魅了してきたかがわかる。根強いファンがつくということも納得できる。
アイラモルトとは?
先ほどから使っている、アイラモルトという言葉。あなたはご存じだろうか。アイラモルトとは、スコットランドにあるアイラ島という小さな島で蒸溜されたウイスキーのことを指す。
アイラ島で作られるウイスキーは、その独特なテイストから「アイラ島で作られるウイスキー」をアイラモルトと呼ぶようになった。小さな島でありながらも、独自のブランドを作り上げた、実績のあるスコッチウイスキーだ。
アイラ島付近で作られるために、アイラ島の潮風を受けて製造される。
アードベッグの種類
アードベッグには、たくさんの種類あることをご存じだろうか。以下では、現在も公式サイトで販売されている種類から紹介していこう。
- ・アードベッグアンオー
- ・アードベッグ グルーヴス
- ・アードベッグ コリーヴレッカン
- ・アードベッグ10年
- ・アードベッグガダール
- ・アードベッグケルビー
- ・アードベッグガリレオ
- ・アードベッグスーパーノヴァ
ただこれはアードベッグのほんの一部にしかすぎない。だせばきりがないほど、さまざまななアイラモルトがボトリングされている。気になるのであれば、調べてみてもいいだろう。
アードベッグ25年の美味しい飲み方
アードベッグ25年の美味しい飲み方を紹介する前に、いきなりストレートで飲むことはオススメできない。最初にそれだけ忠告しておく。それでは、アードベッグの美味しい飲み方についてを紹介していこう。
ハイボールがオススメ
アードベッグ25年を最も美味しく飲む方法は、炭酸水でハイボールにすることだ。アイラモルトであるアードベッグ25年は、癖の強いテイストが特徴的だ。いきなりストレートで飲んでしまうと、苦手意識が生まれるほど刺激的。
ストレートを飲み慣れているのであれば、少なくとも刺激は少ないだろう。しかし、そうでない人にとっては、今までに味わったことのない体験をすることになるだろう。それは、いい思い出にはならない体験だ。
根強いファンがつくほどのアードベッグ25年。どうせなら、それを飲んだ人全員がアードベッグイスキーのファンになってもらいたい。そして、アードベッグ25年への入り口は、ハイボールに限るのだ。
スパイシーなテイストが特徴
前述では、アードベッグへの入り口は、ハイボールに限ると説明した。そして、その理由は癖の強いテイストだということも。だが、かなり抽象的に伝えたために、わかりにくいと感じただろう。
アードベッグ25年は、25年間も熟成したことから、トロピカルフルーツの香りとともに、スモーキーが後からやってくる。
トロピカルフルーツの入り口を通る。そしてその直後にスモークに襲われる。だがそのスモークは決して、苦しめるようなものではない。トロピカルフルーツと調和して、穏やかな香りが立ち込める。
通常のスコッチウイスキーでは、味わうことのできない体験をさせてくれる。それこそが、アードベッグ25年のテイストだ。一度飲んでしまえば、その味を忘れることができないだろう。
アードベッグ25年の買取相場
アードベッグ25年の買取相場は5,000円~10,000円ほどだ。世界にその名を轟かせるブランドであるにも関わらず、ここまで買取相場が低い理由。それは、最新のモデルであることと、現在はそれほどまでに希少価値が高くないということだ。
アードベッグ25年は、日本では2018年に販売が開始された。アードベッグ25年は発売から、たった1年しか経っていない。逆に、たった1年しか経っていないにも関わらず、5,000円~10,000円で買い取られていることが驚きだ。
しかし、1,000万円以上で売買されることもあるウイスキー市場の中ではかなり低いほうだ。これなら飲んでしまった方がいいと考えるだろう。だが、ウイスキーを飲まないのであれば無理して飲む必要はない。買取を検討しよう。
高額買取必須のアードベッグイスキーは?
アードベッグのアイラモルトの中にも、高額買取が必須のウイスキーが存在する。そのウイスキーとは、アードベッグプロヴナンスだ。
アードベッグプロヴナンスは、5,000本しか生産されなかった1974年製造のアイラモルトだ。買取価格は25万円前後と非常に高い。限定生産の上に、熟成期間が長いとなれば、希少価値が高くなることは必然だ。
そして、市場にほとんど出回っていないことが、高額買取必須の要因となっている。そしてその理由は、市場に出てもすぐに売れてしまうからだ。それが、アードベッグプロヴナンスが市場に出ていない原因だ。
アードベッグ25年を手にいれたら
アードベッグ25年を手に入れたら、綺麗な状態を保ちつつ、保管しておくことをオススメする。その理由は、年々市場価値が高くなるからだ。
25万円以上の買取価格がつくアードベッグプロヴナンスの生産本数が5,000,本に対し、アードベッグ25年はたった3,124本しか販売されていない。ということは、年々買取相場が上昇する可能性を十分に秘めている、ということだ。
それにアードベッグ25年は、発売から一年しか経っていないのに対し、買取相場は5,000円~10,000円と割と高めの設定金額だ。これがヴィンテージと呼ばれるほどになれば、高額買取が期待できるだろう。
アードベッグ25年の査定情報
アードベッグ25年を相場よりも高く買い取ってもらう方法は存在するか。答えはイエスだ。少しのテクニックで、少額ながらも買取価格がアップする。そんな方法をいくつか紹介しよう。
アードベッグ25年に詳しい鑑定士に依頼しよう
アードベッグの25年を買取に出すときは、買取業者の選び方が非常に大切だ。そして、買取を依頼するなら、アードベッグに詳しい鑑定士に依頼することをオススメする。その理由は、正しい買取価格を提示してくれるからだ。
お酒を買取業者で査定を担当している鑑定士は、得意なお酒と不得意なお酒がある。そして、その得意不得意によっては、買取価格が大きく左右される。
日本のウイスキーブランドに詳しい鑑定士に、海外のアードベッグイスキーを査定依頼する。そうするよりも、アードベッグに詳しい鑑定士に査定を依頼する方が、買取相場に忠実になり、納得のいく価格で買い取ってもらえるだろう。
少しでもアードベッグ25年を高く売りたいのであれば、アードベッグに詳しい鑑定士に依頼する必要がある。ただ、そんな鑑定士をどう見つけたらいいか。それは、実績を確認することだ。
大体のお酒買取業者は、自社のWEBサイトを持っている。そのサイト内にある買取実績を確認する。そこでアードベッグの買取実績かを確認しよう。もしも確認できた場合はすぐに査定を依頼しよう。
アードべギャンの存在がアードベッグの価値を上げる
アードベッグには、根強いファンがいると説明してきた。そして、根強いファンは愛称を込めて、アードベギャンと呼ばれるようになった。
アードベギャンはかなり熱狂的なアードベッグのファンを指す。アードベッグのウイスキーが高額買取されやすい理由は、アードベギャンの存在が大きい。
通常のウイスキーブランドの中で、マニアックなウイスキーは大抵売れ残ってしまう。それを市場に出したとしても、安い値札を貼られるだけだ。
しかし、アードベッグは違う。アードベギャンがいるからこそ、全てのアートベックの市場価値を底上げしてくれる。アートベッグにとって、アードベギャンの存在はそれほどまでに大きいのだ。
まとめ
アードベッグ25年はオフィシャルで作られたものではなく、ボトラーズ会社の手によって、ボトリングされたウイスキーだ。それにしては希少価値が高いため、今後は高値で売買されることが期待される。
この記事では、アードベッグ25年や歴史を紹介した。おそらく、この記事を最後まで読んだ人は、アードベッグに詳しくなっていることは間違いない。そして、一度飲んでみたいという気持ちにもなっているだろう。
そんなときは、Amazonや楽天市場でアードベッグを購入しよう。安いものだと、3,000円前後で購入できる。
ヒカカクでは、アードベッグ25年の買取を検討している人に、とっておきのサービスを提供している。その名も、ヒカカク一括サービスだ。
ヒカカク一括サービスは、実績のある信頼できる買取業者を、300社以上の中から5つピックアップしてくれるサービスだ。無料で利用することができ、最短1分でアードベッグ25年にあった、買取業者を探すことができる。
方法は簡単で、下記のフォームにアードベッグ25年と打つだけだ。それだけで、1分後には優良業者を見つけることができる。査定をしたいが、時間もお金もない。そんな人には使って欲しいサービスだ。