クリュッグクロダンボネは、クリュッグの中でも最高級品として名高いシャンパンである。1年間で収穫された1種類のぶどうのみで製造されるクリュッグクロダンボネは、ぶどうのあたり年に限り年間2,000本しか生産されない貴重なヴィンテージシャンパンである。
今回は、そんな貴重な最高級品であるクリュッグクロダンボネの特徴や買取相場を中心に見ていこう。
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク！」と「magi」の紹介も含まれています。
クリュッグクロダンボネとは
クリュッグは”シャンパンの帝王”と呼ばれるフランスの高級シャンパンメーカーである。そんなクリュッグが、最高峰の逸品としてリリースしているのが、クリュッグクロダンボネである。
クリュッグクロダンボネが製造されるのは、あたり年のみに限定され、年間2,000本という小ロットでの生産になる。生産後は、ヴィンテージシャンパンとして12年という長い熟成期間を経る。
どこで製造されているのか
クリュッグクロダンボネのぶどうは、シャンパンで有名なシャンパーニュ地方モンターニュ・ド・ランス地区にあるアンボネ村の中心で育てられている。周りを石垣で囲んだ0.68ヘクタールというごく小さな畑で育てられているため、年間の収穫量は驚くほど少ない。クリュッグクロダンボネは、そんな小さな畑で収穫されたピノノワールを100％使用し製造されている。
使用するぶどうこそ異なるが、高級品として名高いクリュッグクロデュメニルで使用するぶどうと同じ場所で栽培されている。
クリュッグクロダンボネの製法とは
クリュッグは、1843年にシャンパーニュ地方のモンターニュ・ド・ランス地区に設立されて以来、現在に至るまで家族経営を続けている。現在では1次発酵をステンレスタンクでする製造所も多いが、クリュッグに関しては発酵をすべて樽でおこない、昔ながらの製法を重視している。
クリュッグクロダンボネの製法にもそれはあてはまり、発酵にフレンチオーク樽を使用し、伝統的な製法を意識している。
味わい
クリュッグクロダンボネは、ピノノワールと呼ばれる赤ワインの原料に使われるぶどうを使用しているため、芳香性が高いのが特徴だ。シャンパンは食前酒として飲むのが一般的だが、クリュッグクロダンボネは甘すぎない果実の風味があるので、食事の最中に飲むのもおすすめである。どのような料理にでも合うが、特に、フルーツと一緒に味わうのが良いとされる。
クリュッグ愛好家のクリュギスト
クリュッグの愛好家のことをクリュギストという。世界三大クリュギストという言葉もあり、ファッション界の女王ココ・シャネル、文豪ヘミングウェイ、稀代の歌姫マリア・カラスだといわれている。
真のクリュギストは、クリュッグしか飲まないとされていて、たくさんの愛好家がいるクリュッグだからこその呼称である。
クリュッグクロダンボネが高額になる理由
クリュッグクロダンボネは、シャンパーニュ地方モンターニュ・ド・ランス地区のアンボネ村にある0.68ヘクタールの畑でぶどうを栽培しているため、収穫量が極めて少ない。その少ない収穫量から製造されるシャンパンは2,000本で、その希少性から高額な値段がついている。
加えて、クリュッグクロダンボネはヴィンテージシャンパンであるため、12年間の熟成期間を経て市場にリリースされる。希少性と時間が掛け合わさることで、超高額なシャンパンとなっている。
クリュッグクロダンボネの買取相場
希少なクリュッグクロダンボネはどの買取業者も買取したい逸品である。買取相場と特徴をしっかりと把握して、買取に備えよう。
クリュッグクロダンボネ1995
クリュッグクロダンボネ1995の買取相場は150,000円前後（2019年2月26日現在）だ。
前回のリリースから22年ぶりの解禁であり、熟成期間の12年を経て出荷された逸品である。また、使用しているぶどうがピノノワールと呼ばれる、赤ワインのもとになる黒いぶどうで製造されているシャンパンなので、シャンパン愛好家としてはぜひ飲みたい珍しいシャンパンである。
クリュッグクロダンボネ1998
クリュッグクロダンボネ1998の買取相場は150,000円前後（2019年2月26日現在）だ。
前回のクリュッグクロダンボネ1995が22年ぶりの解禁だったので、市場からの期待度は1つ落ちるシャンパンとなった。しかし1998年は、気候が波乱であったことからぶどうもたくましく育ち、驚くほど濃厚で味の良いぶどうができあがった。そんなぶどうからできたクリュッグクロダンボネ1998は逸品である。
クリュッグクロダンボネ2000
クリュッグクロダンボネ2000の買取相場は150,000円前後（2019年2月26日現在）だ。
前回のクリュッグクロダンボネ1998から2年後のリリースである。2000年は雨に多く見舞われた年で、収穫時期も少し遅めの9月29日であった。収穫はわずか1日でおこなわれるほどぶどうの量が少なかったが、芳醇なピノ・ノワールを使用することで質の良いシャンパンが製造された。
高く売るためには
クリュッグクロダンボネは、高額買取が期待できるシャンパンである。そのため、家で眠らせている場合は事前査定を依頼してみよう。保存状態が良ければ、思わぬ値段がつくことがある。
保存状態によりシャンパンの買取額は大きく左右されるので、事前査定では写真を一緒に添付することをおすすめする。一般的に開封後やボトルにひびが入っている場合は買取してもらえないが、この場合も写真を一緒に添付することで回答が出るので、諦める前に1度試してみよう。
コルクや木箱を確認しよう
買取では、保存状態が良く、付属品がついていると最高買取額が期待できる。今回のクリュッグクロダンボネは、付属品として木箱があるので、買取に出す際には必ずボトルを木箱に入れよう。もし、木箱がない場合でもそれなりの値段で買取ってもらえるので、諦めずに査定には出そう。
コルクが抜けていると査定で買取をしてもらえないので、ここはしっかりとした確認が必要である。また、ボトルが欠けていたり、ひびが入っていても買取不可になるので、事前査定をする前には必ず確認するようにしよう。
相見積もりを出そう
買取を依頼する前に、必ず複数の買取業者に査定依頼をしよう。複数の業者から査定をしてもらうことで、どの業者が高く買い取ってくれるのかの比較をすることができる。
査定依頼は、どの業者も無料でサービスを提供している。そして、電話やweb問い合わせ、最近ではSNSで査定をおこなっている業者もあるので、ぜひ試してみるといいだろう。
宅配買取や出張買取を利用しよう
買取では、店舗まで出向き直接物品を買い取ってもらえる店頭買取をはじめ、物品を宅配で送り買取してもらう宅配買取や業者に自宅まで出向いてもらい、物品を買い取ってもらう出張買取がある。
宅配買取の宅配料や出張買取の出張料を負担してくれる業者がたくさんあるので、事前査定の結果が変わらなければ、なるべく自己負担の少ないほうを選ぼう。
まとめ
クリュッグの中でも、最高級品として名高いクリュッグクロダンボネ。少量生産のため貴重であり、普通のシャンパンを飲み飽きている人にとっては、必ず満足する逸品に仕上がっていることだろう。
クリュッグクロダンボネをお手元に持っている場合は、劣悪な保存環境においていない限り必ず買取してもらえるので、買取業者をしっかり吟味しよう。
