ザ・マッカランといえば、スコッチ・ウイスキーの定番と呼ばれるほど多くの人々に愛されているシングルモルトウイスキーである。身近でよく目にするもので手に入れやすいザ・マッカランといえば12年だが、他にも18年や25年、ファインオークやダブルカスク、レアカスクなどのさまざまな種類がある。
すべての種類においてこだわりを持って造り上げ、ヴァッティングをおこなっているザ・マッカランは、どれを味わっても満足できる仕上がりとなっているのが特徴的だ。
全体的に軽めの柔らかな口あたりで、ストレートはもちろん水割りやハイボールにしても味わいや香りを損なうことなく楽しめるためウイスキー初心者にもオススメといわれるザ・マッカランだが、しばしばウイスキー愛好家たちを興奮させる素晴らしいアイテムをリリースすることがある。その中のひとつが、今回紹介するザ・マッカラン リフレクションだ。
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ザ・マッカラン リフレクションとは
リフレクション(反射)という名前のついたこのウイスキーは、まさに光を反射させ美しく輝くガラスの特製デキャンタにボトリングされている。700mlでアルコール度数43%、発売時の販売価格は180,000円で、日本では620本限定で販売されたレアウイスキーなのだ。
2015年5月にサントリーから発売されたザ・マッカラン リフレクション。実は同時に発売されたザ・マッカラン No.6が500,000円という価格だったのもあり、ザ・マッカラン リフレクション少し手頃な価格に感じてしまいそうだが、ウイスキーとしては高価格帯に入るものだ。
それもそのはず、美しいデキャンタにボトリングされたザ・マッカラン リフレクションも、ザ・マッカランが原点とするシックス・ピラーズをもとに丁寧に造り上げられた素晴らしいウイスキーだからなのだ。
ザ・マッカランの樽へのこだわり
ザ・マッカランにおいて特徴的なのは非常に樽にこだわっていることだといえるだろう。ザ・マッカランはその唯一無二の華やかな味わいを造り上げるため、スチルポットと呼ばれる蒸留釜の形や素材、職人たちの技術はもちろん、使用する大麦や樽にまで徹底的にこだわっている。
ザ・マッカランが使用する大麦は、自社の契約する畑で育てられた独自の品種のミンストレル大麦を使用。さらに熟成に使用する樽は、わざわざ自社契約の林からオークを切り出して樽を作成。樽の製造工程にも1年ほどかけてこだわったのち、その樽にザ・マッカランに最適な風味をつけるためのシェリー酒をわざわざ2年程度寝かせてから熟成用のシェリー樽を完成させるのだ。
ザ・マッカランは多くのウイスキー蒸溜所の中でも、特に樽のために多くの投資をしている企業のひとつなのである。
味わいを形成する樽
ザ・マッカランに限らず、ウイスキーを熟成させるために使われるのはオーク樽が定番となっている。オークとはブナ科の木材であり、世界中に多くの種類が存在するといわれている。しなやかな硬さがありながらも温かみのある落ち着いた色合いで、日本でも家具や家の床などに使われることが多い。
美しくてキズが付きにくく耐久性もある素晴らしい素材だが、やはり家具にしても床材としても少し高価である。樽熟成に使用されるオーク樽はヨーロピアンオーク(スパニッシュオーク)やアメリカンホワイトオークなどの種類があるが、ザ・マッカランで使用されるものはその中でも厳格な基準を通過したものだけなのである。
樽の内側に丁寧に火入れされたヨーロピアンオークを使用したシェリー樽からは、ドライフルーツやクローブ、レーズンのようなリッチでフルーティーなフレーバーを得ることができる。また、アメリカンホワイトオークのシェリー樽からはバニラのほか、柑橘系のような甘さの中にフレッシュさが感じられるクリーミーなフレーバーを得ることができるのだ。
樽熟成により、樽からのフレーバーをウイスキーに移すと共にウイスキーの味わいを引き出すことが可能となる。しかしただ特定の素材の樽を使えば良いというわけではなく、その樽の大きさや、その樽の使用回数によっても味わいは変わってくるのである。
樽の大きさ
熟成樽のサイズには小さいほうから、バーボンバレル・ホッグスヘッド・パンチョン・バットなどがある。小さなサイズで熟成させればウイスキーが樽に触れる面積が大きく、その分熟成が早くフレーバーもしっかり移ることになる。
逆に大きな樽を使うと、ウイスキーが樽に触れる面積が少なくなるため、樽の成分がウイスキーに干渉しにくくなるのだ。また、その樽に初めてウイスキーが入れられることをファーストフィルといい、樽のフレーバーがより強く感じられる仕上がりになる。セカンドフィル・サードフィルになるにつれ、こちらも樽の干渉は少なくなっていくのだ。
ザ・マッカラン リフレクションで使用されているのは、ホッグスヘッドと呼ばれる大きさのシェリー樽で熟成された原酒をメインに、その他のシェリー樽熟成の原酒を合わせて造られている。オレンジやチョコレートのフレーバーを楽しむことができ、他のザ・マッカランとは一味違うテイストを楽しむことができるのである。
樽の大きさや素材・使用回数などをすべて計算に入れて生み出される、ザ・マッカランの素晴らしい味わい。それをザ・マッカラン蒸溜所の熟練の技術者たちが丁寧に見極め、ウイスキーへと仕上げていくのだ。非常に樽にこだわっている理由がよく分かるのではないだろうか。
ザ・マッカラン リフレクションの買取相場
見た目にも味わいにもこだわったザ・マッカラン リフレクションの買取相場は、2019年5月時点で60,000円~100,000円となっている。数量限定のレア・アイテムではあるがあまり買取が高価格となっていない理由のひとつとして、すでに非常に少数となっているようだがサントリーの公式サイトなどでもまだ購入が可能であることが挙げられるだろう。
ワインのようにボトル内で熟成がおこなわれることのない蒸溜酒であるウイスキーは、“飲み頃”を迎えることがないため価格は希少性と銘柄、ヴィンテージで決まることになる。つまり、市場に出回る本数が少なくなればなるほど価値が高くなる可能性があるため、ザ・マッカラン リフレクションの買取価格も上昇する可能性はゼロではないのである。
しかし本体の美しさをより引き立たせる箱が付属しているザ・マッカラン リフレクションにおいては、ボトル本体の状態の他、箱や替え栓の状態によっても買取価格は変わってくるので注意が必要だ。もしザ・マッカラン リフレクションが手元にあるけれど保管に自信がないという場合は、早めに買い取ってもらうのが最善策だろう。
ザ・マッカラン リフレクションの査定情報
お酒の買取価格は品物の状態によっても変わるが、買取店によっても査定士・鑑定士の知識の有無によっても大きく変わることになる。あるお酒の査定額があちらで高くこちらでは低かったという場合でも、別のお酒の査定額はあちらで低くこちらで高く査定してもらえる、という場合もあるのだ。
ウイスキーをはじめ価値のあるお酒をできるだけ高く買い取ってもらうなら、より高く査定してくれるいくつかの店で査定をお願いし、納得のいく価格で買い取ってもらうのがオススメだ。
メリケンハトバ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
茨城県つくば市にあるメリケンハトバは、ブランド品から時計やジュエリーをはじめさまざまな品物を高価買取している買取専門店だ。こちらでは洋酒買取もおこなっており、ブランデーやウイスキーも取り扱っている。
公式サイトにて買取参考価格が確認できるのだが、ザ・マッカラン リフレクションは~100,000円となっている。LINE査定やメール査定が利用できるが宅配買取はおこなっていないため、茨城周辺で買取店を探すならこちらがオススメだ。店に足を運ぶ前に査定を済ませておき、予約を入れてから店頭に足を運ぼう。
パスワーク
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大阪府にあるお酒買取専門店パスワークは、ほぼ全国各地に対応できるお酒買取専門店だ。こちらでのザ・マッカラン リフレクションの買取参考価格は~85,000円となっており、比較的高額で買い取ってもらえる可能性が高い買取店のひとつである。
「他社より買取金額が安い場合は査定額の見直し」をおこなうというパスワークは、ぜひ査定候補に入れておこう。LINE査定や無料オンライン査定の他、ほぼ全国に対応する宅配買取や出張買取もおこなっているため、非常に利用しやすい買取店である。
ザ・マッカランをはじめ多くのウイスキーを買い取っている実績もあるため、ぜひ査定してもらおう。
大黒屋
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランド品やお酒の他さまざまな品物を取り扱っている大黒屋は、年間150万件以上の買取をおこなっている大手買取店である。こちらでもサイト上で買取参考価格を確認することができ、ザ・マッカラン リフレクションは60,000円となっている。
大黒屋はLINE査定やメール査定の他宅配買取もおこなっており、埼玉・東京・千葉・神奈川であれば出張買取も可能だ。査定・買取に関わる費用はすべて無料で利用できるため、買い取ってほしいお酒がある場合はぜひ検討しておきたい買取店である。
大手企業だからこそできるキャンペーンなどもおこなっている場合があるのでぜひチェックしておこう。
ヤフオク・メルカリ
オークションサイトヤフオクやメルカリでは、ザ・マッカラン リフレクションは2019年5月時点で約90,000円~150,000円ほどで出品されている。そのうち90,000円ほどのものは購入されているが、それ以上の金額のものは購入されていない。
もちろん本体をはじめ箱などの状態も良いほうが高価格で取引されているようである。注目すべきは空き瓶も高頻度で買い手が決まっていることだ。ヤフオクやメルカリでは、ザ・マッカラン リフレクションの空き瓶も3,000円~10,000円で購入されている。
ヤフオクやメルカリなどは買取店への売却とは違い、個人対個人でのやりとりとなることが多い。そのため出品する際はトラブルにならないよう、できるだけ相手の立場になった、正確で分かりやすい写真・情報の記載を心がけよう。
もしヤフオクへ出品してみたいけれど時間がない・やり方が分からない・個人情報が心配、など難しさを感じる場合は、オークション代行を利用してみるのも手だ。さまざまなお酒の買取をおこなっているレッドバッカスでは、業界最安値の実質7.44%の手数料でオークション代行を利用することができる。
もちろん商品が売れなければ費用はかからないため、リスクがないのもうれしいポイントだ。もちろんレッドバッカス自体もお酒の買取をおこなっているため、ザ・マッカラン リフレクションの査定・買取をお願いすることもできる。利用しやすいほうを選ぶと良いだろう。
まとめ
実は近年、ウイスキー熟成に使うためのシェリー樽価格が高騰しているため、シェリー樽熟成をおこなったウイスキーの価格高騰やバーボン樽でのウイスキー熟成が増えてきている。
ザ・マッカランはすべて自社管理、独自の工程から生み出されるシェリー樽熟成のウイスキーを造っているが、近年はシェリー樽原酒にバーボン樽原酒をヴァッティングしたファインオークシリーズもリリースされている。
もちろんバーボン樽原酒を使ったものも素晴らしい味わいがあるのだが、シェリー樽原酒のみのザ・マッカランとは大きく味わいやフレーバーが異なるため、やはりシェリー樽シリーズ好きの人にとっては価格高騰は辛いものがあるのではないだろうか。
ザ・マッカラン リフレクションはそんなレアになりつつあるシェリー樽原酒を100%使用しているうえ、美しい特製ガラスデキャンタにボトリングされた芸術作品だ。もちろん早急に買取店などで買い取ってもらうという手もあるが、ボトリング後も品質の劣化しない蒸溜酒であるザ・マッカランだからこそ、箱ごと保管できる環境が整っているならもう少し手元に置いておく、もしくは思い切って味わってみるという手もある。
ザ・マッカランの歴史と技術が詰まった琥珀色の液体、ザ・マッカラン リフレクション。もし手に入れたなら、その美しく輝くボトルに対し後悔のない最善の選択を考えてみよう。
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