ドメーヌ・ラモネの手がける高級ワインは赤ワインも白ワインも高い人気があり、希少価値も高いことから中古品も高額で取引されている状況がある。その白ワインの一銘柄として知られているモンラッシェも売買されているが、2014年ものの場合にはどのくらいの買取相場になっているのだろうか。高く売るための注意点と合わせて把握しておこう。
Glass of White Wine / Smabs Sputzer (1956-2017)
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モンラッシェ2014年の買取相場
ドメーヌ・ラモネのモンラッシェは2014年製造のものに限らず、さらに古いものも流通している。一般的には古くて価値があるものほど高い価格で売買されているが、ワインの場合にはその年によるでき栄えの影響も大きい。2014年のドメーヌ・ラモネモンラッシェはワインフリークの間でも人気が高い逸品で、中古ワインの買取販売市場でも高値がついているものだ。
高級ワインとなると安くても10,000円以上、高い場合には数十万円というオーダーになるのが特徴で、モンラッシェの中には銘柄や年度によっては60万円以上もの金額で買取されている例もある。年々流通量が変化することから価格も変動しているので売りどきを逃さないようにするのが肝心だ。
ドメーヌ・ラモネのモンラッシェ2014年についてはワインや酒類の専門買取店での買取相場が数万円から85,000円程度になっている。同じワインであっても状態によって価格が変わるため、あまりにもひどい場合には一万円にも満たなくなってしまう可能性もある。一般的には40,000円から80,000円程度で買い取ってもらえているのが現状だ。
ただ、これだけ買取価格に幅があるので、売り方を工夫しなければ安く買い叩かれてしまうリスクもある。そのため、高く売るための戦略を知っておくことが重要になるのだ。
高く売る基本は品質保持
ドメーヌ・ラモネのモンラッシェに限ったことではないが、ワインを高く売れるかどうかを大きく左右する要素として品質が挙げられる。高い品質が保持されているワインほど高く買い取ってもらうことができるのだ。ワインはボトルに入れて封をされているが、完全に外気から遮断されているとは限らない。スーパーなどに陳列されている比較的安価なワインの場合には密封された状態になっているのが普通である。
コルクが重要
ワインはもともとコルクで栓をされていたもので、今でもなお高級ワインであればコルクの種類にすらこだわって栓をするようにしている。ドメーヌ・ラモネのモンラッシェ2014年についても例外ではなく、コルク栓になっているワインだ。
コルクを通してワインが呼吸をしているという表現を目にしたことがある人もいるだろう。ワインは経年により熟成していき、さらに深い味わいを生み出していくことが期待されている嗜好品である。その鍵としての役割を果たしているのがコルクなのだ。
ただ、外気から完全に遮断されているわけではないとなると、保管されてきた環境によって品質の変化の仕方も顕著に変わるのは想像に難くないだろう。単純に冷暗所に保管するだけではワインの品質を厳密な意味で保持することはできない。
日光を遮断するのは最低限のことで、さらに温度も湿度も適切に管理されたところで保管されていると品質の高さを維持できる。また、ボトルの保管角度も重要とされているのでワインセラーを用意して保管するに越したことはない。
ワインの液面低下に注意
特にワインの液面が低下してしまうことだけは避けなければならない。高温の環境下で保存してしまうとだんだんとコルクの穴からワインが揮発していって量が減ってしまうこともある。
また、倒して保存していた場合にはコルクにワインが付着してしまい、液面低下が起こりやすくなるのが一般的だ。通常はコルク栓の下側と液面の間は5センチから6センチほどになっている。これが7cmや8cmともなってしまうと、液面が低下するほど劣悪な保管環境だったと考えられてしまい、大幅に買取価格が下がってしまうことになるのだ。
査定時には正しく保管環境を説明する
保管環境については基本的には自己申告するしかなく、鑑定士が見た目で確認できる範囲で確かにそのような環境で保存されていたと納得してくれるかどうかが買取価格を決める大きなポイントだ。ドメーヌ・ラモネのモンラッシェ2014年の中古品を買った場合には購入以前の保管方法についてはわからないことも多い。
その場合にはいつからいつまでこのような保管環境だったと説明し、それ以前はわからないと言わざるを得ないだろう。それがネガティブに捉えられるかどうかはケースバイケースだ。マイナス査定になるのを懸念するなら販売店や販売者に問い合わせてどんな保存の仕方をしていたかを確認しよう。
保管状態に問題があったら?
ドメーヌ・ラモネのモンラッシェ2014年を購入してから冷蔵庫に入れたままだった、リビングにそのまま飾っていた、さらには物置にしまい込んでいたといったケースもある。このような保管状態では品質が低下してしまっていて安く売らざるを得ないと思うのももっともなことだ。あるいはつい最近ワインセラーを買って入れたけれど、3年くらいは常温保存していたという場合もあるだろう。
このようなときに嘘を付いたら高く売れるのではないかと思う人もいるかもしれない。どのように保管していたかは査定のときに聞かれるので答えなければならないが、そこでワインセラーに入れて温度が何度、湿度が何パーセントの状態で保管していたと答えることもできるのは確かだ。
このような嘘を本当だと査定士が思い込んでくれれば高く売れる可能性はある。ただ、嘘を見抜かれてしまった場合には買取を断られてしまうリスクすらあるので気をつけよう。信用できる人と取引をするのは常識であり、いくら高級なドメーヌ・ラモネのモンラッシェ2014とはいえ、嘘をつくような相手と取引して失敗するよりは買い取らない方が良いと考えるのが通例なのである。
きちんとしたプロが査定をすればラベルやコルクの状態、液面の高さ、ワインの色合いなどの情報から保存状態をおおむね推測することができる。伝えた保管環境がかなりこの推測と違っていたら疑われてしまうことになるのは明らかだ。正直にどんな状態で保管していたかを伝えるのが賢明なのである。
査定価格を比較しよう
業者に依頼して買い取ってもらうときには比較することが大切になる。一般的な流れとして、まずは電話やメールなどで問い合わせて仮査定をおこなってもらい、その結果に基づいて本査定を受けるかどうかを判断する。そして、本査定を受けて得られた買取見積もりを確認し、売るなら契約書を交わすことになる。
店頭で取引をするなら仮査定と本査定を同時にその場で依頼することになるのが通常だ。まずはカウンターでこのくらいの価格で買い取れるかもしれないという情報を開示してもらい、実際に現物を査定して見積書を作成してもらうという形になっている。
基本的には査定を受けて費用を請求されることはなく、見積もりを受け取っても売らなければいけないわけではない。査定を受けて見積もりを見たら到底受け入れられないような安値だったというケースもあるだろう。その場合には売るのを見合わせると一言伝えるだけで取引を終わらせることが可能だ。
つまり、何社に査定依頼をして見積もりをもらっても若干の労力がかかるだけで特に大きな問題が発生することはないのである。見積書を比較してみれば業者によって提示する買取価格も異なっていることもよくわかるはずだ。納得できる価格の業者が出てくるまで比較するのも、数社だけに絞り込んで一番高い査定価格にした業者に売るのも自由である。
ただ、比較せずに売ってしまうと失敗するリスクが高いので気をつけよう。査定価格をかなり低めにする業者も少なくないからである。相場価格がわかっていれば大損をすることはあまりないが、この価格ではおかしいと思えないとそのまま安い価格で売ってしまうことになりかねない。
しかし、数社から見積もりを取っていれば、明らかにその会社の見積もりが低いことがわかるだろう。多数の会社に査定をしてもらうと大体このくらいの値段がつくということがわかり、それが相場だと理解するのにもつながる。それは安すぎるという一言があるとよく相場を把握している人だとわかり、適正価格で見積もりを作り直してくれることも少なくない。査定価格の比較は失敗しないための基本として覚えておこう。
売るタイミングも考えよう
ドメーヌ・ラモネのモンラッシェ2014を売るときにはタイミングも重要だ。このような高級で希少価値があるアイテムは古くなってさらに手に入りにくくなると価値が上がる傾向がある。
しかし、ワインの場合には特別で、飲み頃を過ぎてしまうと価値がむしろ下がってしまうことも多い。モンラッシェ2014のような白ワインの場合にはフレッシュな味わいが抜けず、かつ深い旨味が生まれてくる程度に寝かせるのが良いとされていて、3年から6年程度で飲み頃の時期が到来するのが一般的だ。つまり、既に飲み頃の時期になっているのであればこのタイミングを逃さない方が良いだろう。
一方、業者からの対応を見て売るタイミングを見極めるのも高く売るためには欠かせない。買取業者ではしばしば銘柄を指定して買取強化キャンペーンを実施している。ドメーヌ・ラモネの強化買取、モンラッシェの増額買取などといった形で普段よりも高く買い取ってくれる機会が訪れることがある。その時期を狙って売るのは合理的な方法だろう。
ただ、ワインセラーがないなど、適切な保管環境を用意できないのであればすぐにでも売ってしまった方が良い。何ヶ月あるいは何年も保存した結果として状態が悪くなってしまうと今よりもかなり安く買い叩かれてしまうリスクがあるので速やかに業者に連絡を取るようにしよう。
まとめ
ドメーヌ・ラモネのモンラッシェ2014年は飲み頃の時期が到来している影響で高く買取されている。売ろうと思ったタイミングで複数社から見積もりを取得して相場を確認し、高く売れる業者と取引するのが賢い方法だ。ただ、保管状態が価格を大きく左右するので注意しなければならない。適切な保管方法がないなら速やかに売ることを考えよう。