引っ越しや不要品の整理などで、処分したいモノなども出てくるだろう。また最近では、断捨離などという考え方も新たな価値観として認知され、気持ちの整理をすべく、不要なものは捨てて処分するということもあるだろう。だが、少し待って考えてみて欲しい。
もしかしたら、その捨てる不要品のなかに、実は高価買取となるモノがあるかもしれない。捨てる処分を考える前に、買取を考えてみたほうがいいだろう。もしかしたら、高額な買取査定となるお宝が眠っているかもしれない。ここでは「ブロンズ彫刻」に焦点を絞って、ポイントや注意点を紹介する。
不要なモノで処分対象となることが多いのが、この「ブロンズ彫刻」。では、どのようにしてブロンズ彫刻は売ったらいいのか、また、高く売るためのコツ、買取で注意すべきポイントについて紹介していこう。ぜひ、参考にしてみて欲しい。
The Boxer / gssavage
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ブロンズ彫刻を買取へ出す前に知っておくべき基本的な知識
ブロンズ彫刻は色々な種類がある。ブロンズ彫刻の種類などによって買取金額は大きく変わるので、ある程度どういったブロンズ彫刻があるのか知っておくといいだろう。ブロンズ彫刻の種類は多種多様。人形や動物、人物に至るまで、ブロンズ彫刻の形は様々ある。どういった価値があるのか素人にはわかりづらいものが多い。ある程度どういったものが高価買取となりやすいのか、押さえておくべきだろう。
銅像とブロンズ彫刻の違いとは
一般的に銅像とブロンズ像は同じものを指す言葉だが、厳密にその2つには違いがある。ただし、この違いは名称の由来によるもので、価値の評価に関わるものではない。
銅像とは読んで字のごとく「銅で作られた像」のことだが、実際の銅像は銅だけで作られることはなく、銅を主体に錫(すず)などを混ぜた合金で作られる。そしてこの合金のことを、一般的には「ブロンズ」と呼ぶ。
文字どおりに表現すると、銅像とブロンズ像は似て非なるものということになるが、実際の銅像に純度100%はありえないため、あえて銅像をブロンズ像と区別する必要はないということになる。
ちなみに、銅を使った合金のなかで代表的な品といえば、銅に亜鉛を合わせた真鍮(しんちゅう)や、銅に錫を混ぜた砲金(青銅)、銅と亜鉛とニッケルを混合した洋白(洋銀)がある。真鍮で有名な品は「五円硬貨」、砲金で有名な品は「十円硬貨」、洋白で有名な品は「五百円硬貨」が知られているだろう。
ブロンズの語源
ではなぜ「銅像」、または「ブロンズ像」と呼ぶのだろうか。本来、銅は英語で「Copper(カッパー)」であるから、日本語の呼称が「銅像」であれば「カッパー像」となるべきだったが、実際には「ブロンズ像」と呼ばれることになったわけだ。
語源には諸説あり真意は定かではないが、一般的にいわれている「銅像」の語源は、日本に西洋文化が入ってきたころ、金属で作られた像を「Bronze statue(ブロンズ・スタチュー)」と呼んでいたことから、やがて短縮して「ブロンズ像」となったという説だ。
どちらにせよ、日本語表記の銅像と英語表記のブロンズ像は同じものを指していて、当初は歴史上の偉人や動物、芸術的な価値があるモニュメントなどを対象に造られたものであった。
高額買取となる可能性の高いブロンズ彫刻は…
高価で買い取ってもらいやすいブロンズ彫刻の基準で、大事になってくるポイントはどういったところなのか。色々とポイントはある。そのポイントについて紹介しておこう。まず、誰が作ったかということ、つまり>作家が査定ポイントとなるようだ。誰が作ったブロンズ彫刻なのかが、高額買取のポイントになるということは、一体どういうことなのだろうか。作家によって買取金額が大きく変わる
芸術・美術品での査定では、当たり前のことなのだが、誰が作ったのかというのも重要視される。そうすると、当然、買取金額にも大きく影響するだろう。例えば、世界的に有名な作家のブロンズ彫刻は、価値や需要度も高いだろう。そのため高い金額での買取査定となるだろう。それだけ、ブロンズ彫刻の作家について、重要視されているものなのである。
ブロンズ彫刻はどこで売れるものなのか
では、どういったところで、ブロンズ彫刻を買い取って貰えるのだろうか。まず、そこについて触れておこう。
リサイクルショップ・専門の買取業者で売れる
ブロンズ彫刻は、多くのリサイクルショップ・買取専門業者で買い取ってもらうことができる。だが、ショップによって買い取れるものや買い取れないものなど、違いはあるので注意が必要だ。買取依頼へ申し込む際は、そのショップ・業者の規定や情報などを事前にネットで検索しておいたり、電話で問い合わせたりと、確認しておいたほうがいいだろう。
ネットオークションやフリマアプリでも売れる
ブロンズ彫刻を売りたい考えたときに、ネットオークションやフリマアプリで売ることも出来る。ネットオークションやフリマアプリは、個人間でのやり取りとなり入札形式ともなるので、持ち込みで買取してもらうのと違い、自身の希望に沿った金額で売ることができるだろう。ただ、手間や時間などの労力は掛かるものだ。
ブロンズ彫刻によって買取を考えるべき
ブロンズ彫刻は上記で述べたように、同じブロンズ彫刻であっても、様々な種類がある。そのブロンズ彫刻の種類によって売る方法を考えほうがいいだろう。例えば、カジュアルなブロンズ彫刻で明らかに価値が低そうなブロンズ彫刻は、出来るだけ希望に沿った金額で売れる、ネットオークションやフリマアプリを利用したほうがいい。
ただし、上記で述べた高価買取となりそうなブロンズ彫刻は、プロに鑑定してもらい、市場の価値に沿った金額で買い取ってもらったほうがいいだろう。なぜなら、ブロンズ彫刻の目利きはプロでないとわからないからだ。素人には、ブロンズ彫刻の市場価値はわかりづらいものだろう。価値がわからないまま、ネットオークションやフリマアプリに出品して、本当は高価なブロンズ彫刻を安い金額で売ってしまってしまう可能性もあるだろう。そのような損をしないよう、ブロンズ彫刻の種類によって売る方法を考えるべきなのである。
買取で売るためには、とにかく「状態」が大事
買取を考えたとき、出来ることなら高い金額で買い取って貰いたいと思うだろう。出来るだけ高い金額での買取を希望するならば、買取査定で重要視されるポイントについては押さえておくべきだ。買取市場での基本的なポイントで、絶対に押さえておくべきポイントが、現物の「状態」について。現物の状態に関しては非常に厳しい目で査定されるポイントだろう。
ブロンズ彫刻のような美術品・骨董品の「状態」の善し悪しは、買取金額に大きく影響する。汚れ、シミ、ホコリ、欠け、割れなどがあるブロンズ彫刻であれば、確実にマイナス評価となる。そのような理由もあり、買取査定に申し込む前には出来るだけキレイな状態にしておくため、掃除などしておくといいだろう。ただ、ブロンズ彫刻の種類によっては掃除のやり方次第では、価値を下げてしまう場合もあるので、注意しておくべきだろう。付属品は忘れずに、セットで売るべき
買取市場では、付属品を揃えると買取査定でプラス評価となる。そして、買取金額も上がることが多い。ブロンズ彫刻の付属品といえば、箱、書物などが付属品となるだろう。付属品が揃っていない場合、買取金額は大きな減額対象となるだろう。付属品があるのであれば、忘れることなく持参し、セットで売るべきだ。
高く売るためには、複数のショップでの買取価格を比較
ブロンズ彫刻を出来るだけ高く売りたいと考えるのであれば、複数の買取ショップ、業者へ買取依頼を申し込むべきだ。実は、各店舗やショップ、買取業者によって買取金額はけっこう開きがあり、査定基準も大きく違う。また、買取強化している場合もあったりすると通常より高い金額での買取となるだろう。買取金額がショップや業者毎で違うため、いくつかのショップや業者へ買取依頼査定を比較して、出来るだけ高い金額で、買い取ってくれるところで売ったほうが得策なのだ。
高価買取される作家一例
上記でブロンズ彫刻では、作家が大事な買取査定ポイントとなると記述したが、どのような作家が高額買取されているのか、ここでその一例を紹介しておくので、参考にしておくといいだろう。
北村西望
長崎の平和祈念像で知られる北村西望は、全国各地の公園や駅前にたくさんのブロンズ彫刻を残した人気作家だ。骨董品・古美術品市場に流れてくる北村西望のブロンズ彫刻は、聖観世音菩薩などの仏教に関するものが非常に多い傾向がある。北村西望の買取相場は、ブロンズ合金の観音像で10,000円~30,000円、銀製のもので110,000円~140,000円ほどとなっているようだ。
舟越保武
戦後日本を代表する舟越保武は、田沢湖畔のたつこ像や長崎26殉教者記念像で知られる人気ブロンズ彫刻作家だ。女性の頭部を形作ったブロンズ彫刻には、なんぼやで650,000円もの高額査定がついたことがある。また舟越保武は、聖マリアや聖クララといった作品も多く作っているため、世界的なキリスト教信者がコレクターになっていることも高い人気に繋がったと考えて良いだろう。
富永直樹
200,000円を超えるブロンズ彫刻買取実績の多い富永直樹は、インダストリアルデザインの祖と言われる芸術家だ。富永直樹によってデザインされた黒電話4号は、骨董品カテゴリで多くのコレクターが収集している。また彼が作ったブロンズの置物の中には、250,000円~300,000円もの高額査定実績も多く見受けられるため、売却によるメリットも高い芸術家と捉えて良いだろう。
サルバドール・ダリ
超現実主義を象徴するサルバドール・ダリも、たくさんのブロンズ彫刻を作った作家のひとりだ。ダリらしいかなり個性の強い作品の中には、八光堂にて600,000円もの高額査定がついたものもある。また彼の場合は、絵画作品への評価も非常に高いため、ダリ作品をまとめて売ることで高額査定も狙いやすくなるだろう。
モロー一族
19世紀~20世紀にかけて大活躍したモロー兄弟(オーギュスト・モロー、マチュラン・モロー、イポリット・モロー)も、世界の富裕層に愛されるブロンズ彫刻をたくさん作っている。三男となるオーギュスト・モローの作品の中には、精巧な構造により1,000,000円もの高額査定がついた実績もある。モロー兄弟の作品の中には、ブロンズ像や西洋アンティーク市場にレプリカも多く出回っているため、信頼できる業者から購入することも高価買取に繋がる基本と捉えて良いだろう。
ブロンズ彫刻の買取金額相場は…
ブロンズ彫刻の買取金額の相場に関しては、ブロンズ彫刻と一口に言ってもいろいろな種類もあるので、買取金額は、安価なものから高価なものまで、幅広い。また、高価なブロンズ彫刻と買取実績での金額も非公開にされていることが多い。ここでの買取相場はあくまで目安にしておいたほうがいいだろう。
いくつかのサイトや口コミなどでは、数万円〜230万円くらいまでの買取実績があるようだ。だが、希少なブロンズ彫刻であれば、もっと高い金額になる場合も十分あるだろう。まず、気になったブロンズ彫刻があるなら、査定だけでもしてくれるところはあるので、とりあえず買取依頼で査定だけして貰うといいだろう。
ブロンズ彫刻の買取を行っているショップや業者を紹介!!
では、ここでブロンズ彫刻の買取を行っているショップや業者をいくつか紹介しておこう。査定の見積もりだけでも出してもらったり、問い合わせてみたりするのもいいだろう。
なんぼや
ブランド品・高級腕時計などの買取で有名な大手業者だが、ブロンズ彫刻の買取も可能。大手ならではの安心感がポイント。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
骨董 古道具 やましょう
骨董品の買取専門業者。出張は東京、神奈川、埼玉など首都圏は無料対応。ほか宅配と店頭買取に対応している。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ギャラリー彩
関東甲信越を中心に無料出張対応している、骨董品美術品買取専門業者。遺品整理などにも利用できる。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
古美術 八光堂
テレビで有名な鑑定士が査定を行っている。出張・店頭・宅配買取に対応。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
古美術 永澤
古美術専門買取店。出張は全国対応。持ち込み・宅配も可能で、鑑定会なども開催している。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
総合美術買取センター
総合美術買取センターは、東京都品川区にある、絵画や骨董品などの美術品専門の買取業者である。絵画や美術品の買取相場がピカイチで、当サイトでもトップ3に入る人気の買取業者である。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
まとめ
ここまで、ブロンズの買取に関して押さえておきたいポイントや注意点などについて紹介した。買取に出す場合のポイントはいくつかある。ここで紹介したポイントはあくまで、基本中の基本でもあるので、ポイントは全て押さえておくべきだ。