物には魂が宿る・・、何も付喪神の話をしているわけではない。長らく気に入って使ってきたものには愛着がこもるし、物が記憶や感動を思い出すきっかけになることもあるだろう。
あなたの身の回りに、以前付き合っていた彼氏や彼女との思い出の品はないだろうか。別れた後も、荷物がそのまま残っているということはないだろうか。
元カレまたは元カノとの思い出の品や荷物というのは、人によってはなかなか処分するのに躊躇することがあるようだ。
今は別れてしまったけど、当時の「美しい思い出」を捨てたくない・・そう考えてしまうのか、どうにも断捨離の対象にならず、部屋のどこかに残っていることも少なくないようだ。
しかし、このような魂が宿った物は、場合によっては負の影響を与えるかもしれないことを忘れないでほしい。

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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
過去の恋愛を引きずる
元カノまたは元カレと過ごした日々が楽しく、充実し、幸せであった・・そうあればあるほど、人は過去の思い出に浸りやすくなってしまうものだ。
過去の思い出を捨てろというわけではないが、あまりに執着してしまうと、新しい恋路を邪魔することになるので、ほどほどにすべきという声が多い。
過去の恋愛を引きずってばかりいると、なかなか新しい恋に踏み出せなくなる。ひょっとしたら、よりを戻せるのではないか・・なんて楽観的に考えてしまうのは、はっきり言って不毛だ。特に、思い出の品が周りにあると、このような状態になるのを助長するようだ。
過去の恋愛から脱却し、新しい恋愛に歩を進められるよう、思い出の品は処分してしまうのが賢明ではないだろうか。
新しい恋愛を壊す
元カノまたは元カレとの思い出が詰まった品が周りに残っていると、過去の恋愛を引きずりやすくなるだけではなく、せっかく成就した新しい恋愛を直接壊す原因になりかねないので気を付けよう。
想像してみてほしい、彼氏または彼女が昔付き合っていた人との思い出の品を部屋に置いていたら、どう思うだろうか。きっと、あまり良い気はしないのではないだろうか。
また、物によっては、断固受け入れられないということもあるだろう。例えば、パートナーのベッドやタオル、服、食器など、肌を直接つけるようなデリケートな物が、元カノまたは元カレが使っていた「お古」であれば、反発もより強くなるだろう。
それならば、元カノまたは元カレのお古であることを言わなければいいだけと考えるかもしれないが、隠すのは一番おすすめできない。もし、ひょんなことから、パートナーがその事実を知ってしまったら、「今まで騙していた」ということになる。
最悪の場合には、それがきっかけで恋愛関係が解消してしまうこともあるのだ。
過去の恋愛を引きずらないためにも、新しいパートナーと別れるリスクをなくすためにも、やはり思い出の品は処分することをおすすめしたい。
思い出の品を処分するには
元カノまたは元カレとの思い出の品を処分する場合、方法として「売る」「譲る」「捨てる」がある。
最もおすすめなのは、「売る」だ。売れば当然お金になるので、金銭的に得をすることになる。
特に、最近では物を売る環境が整ってきている。そのため、「こんなもの、売れないだろう」と早合点して、ゴミ箱に捨ててしまわないようにしよう。捨てるのは、「売れない」とわかってからだ。
売るには、買取業者を利用する方法や、最近話題のフリマアプリやネットオークションを利用する方法などがある。後者の場合は、出品から配送まで、全て自分で行うことになり、とても手間がかかるので、不慣れな場合には買取業者の利用をおすすめしたい。
おすすめの業者については、後述するので、そちらも参考にしてほしいと思う。
今ではほとんどの物が買取対象になっているが、それでも状態が悪かったり、ニーズが全くなかったりする場合には、売れないこともある。そんな場合には、誰かに譲ることが考えられるが、このケースでは少し考え物だ。
友人や知人が、元カノまたは元カレとの思い出の品を使い続けるというは、少し複雑な気分になるかもしれないし、なにより自分からあまり離れていないところにあるというのは、結局未練が残ってしまうかもしれない(「やっぱり、返してもらおうかな」などと、往生際が悪くなってしまうかもしれない)。
そのため、もし売れないのであれば、いっそのこと捨ててしまった方が精神的によいのかもしれない。
売る前に確認しておくこと
念のためではあるが、処分しようと思っている物について、もし元カノまたは元カレが所有権を持つようであれば、売ってしまって大丈夫かどうか確認しておくようにしよう。
高額な物であればあるほど、後になってトラブルになりやすいものだ。例えば、元カノまたは元カレの持ち物であったブランドバッグや時計など、あるいは高価な電化製品である場合には、別れた後であっても、返してほしいと要求されるかもしれない。
そこで、勝手に売ってしまったとなれば、厳密には法律にも触れることになるので、余計な問題が生まれることになる。
そのため、別れた後で気が引けるかもしれないが、処分する場合にはできるだけ本来の持ち主に、処分の可否を確認するようにしておこう。
売るものによって利用する業者は異なる
さて、いざ思い出の品を売るとなっても、その品がどのような物なのかによって、利用すべき買取業者は変わってくる。
もちろん、総合的な買取業者であれば、どんな品であっても買い取ってくれるかもしれないが、総合的なところは買取対象の範囲が広い分、専門性も乏しくなる傾向にあり、すなわち買取額が低くなる傾向にあるのだ。
バッグならバッグの、時計なら時計の、ベッドならベッドの、ソファならソファの買取専門店に依頼した方が、しっかりと査定してくれて適正な買取額を付けてくれやすいのだ。
ただし、あくまで適正額を付けてくれやすいわけであって、絶対というわけではない。そこで、以下では売る物の種類ごとに、有名またはおすすめな買取業者を紹介しよう。なお、以下の内容は、執筆時点(2018年3月)の情報に基づくものである。
ブランドバッグの場合
もし、元カノまたは元カレのブランドバッグが残されている場合、はっきりいってかなりお金になりやすい。
ブランドバッグを買い取る業者は、それこそ星の数ほどあるんじゃないかと思うが、中でも代表的なのは「ブランディア」だろう。
「ブランド売るなら、ブランディア~」のダイレクトすぎるキャッチコピーでもおなじみの買取業者だが、取り扱うブランド数は6,000以上、著名なハイブランドから、わりかしリーズナブルなカジュアルブランドまで、非常に幅の広い商品を取り扱っている。
特にブランドバッグの買取には定評がある。
ブランディアは年間200万点以上の商品を査定しており、利用者も今や100万人超。圧倒的な買取実績からくる安心感の他にも、査定料や往復の送料、梱包キット代、キャンセル料、そして振込手数料などがすべて無料であるのも、人気の理由だ。その他、ときおりお得なキャンペーンを実施しているのも、売り手の心をつかんでいるように感じる。
さらに、ブランディアは使い勝手のよい公式アプリ(iOSのみ)もリリースしているので、ぜひ活用してみてほしいと思う。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
腕時計の場合
腕時計が思い出の品として残っていることは、結構多いようだ。なぜなら、腕時計は贈り物の代表格であるうえ、男女ともに身に着けることが多いためだ。
別れたからといって高価な腕時計まで処分するのはもったいない・・・そう思って、元カノまたは元カレから贈られた腕時計を使い続けている人も多いことだろう。
また、腕時計はブランドバックと同じく、換金しやすく、積極的に買い取っている業者も実に多い。そんな中でおすすめを挙げるのはなんとも難しいのだが、「GMT」は押さえておいても損はないだろう。
GMTは時計専門店だ。買取にもたいそう力を入れており、多くの時計愛好者がGMTに愛用の時計を売却している。
その理由としては、時計専門店だからこそ可能な高額買取(再販力がある)、数多くの腕時計を網羅する買取相場データベース、運営会社が東証一部上場企業であることからくる安心感、諸々無料の手数料などが挙げられる。
また、「ワンプライス買取」というユニークな買取も行っており、対象商品であれば、動作不良などがない限り、表示価格のままで買い取ってくれるというサービスだ。いちいち価格交渉する手間も省け、事前にいくらで売れるのかがわかるので、大変に重宝するサービスだ。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ベッドの場合
ベッドは、言わずもがな、カップルが愛を深める場所だ。そのため、別れた後であっても、そのベッドに執着する人が少なくない。もちろん、これは新しいパートナーにとっては嬉しくない話だ。
パートナーからすれば、恋人が元カノまたは元カレと露骨に情事にふけったベッドなんかには、触りたくもないと思う方が自然だろう。新しいパートナーとの間に亀裂が入らないよう、ベッドは早急に売ってしまうのが望ましいと思う。
前提として、ベッドを買い取ってくれる業者は限られていて、基本的にはブランドのベッドが中心になる。「a door(アドア)」は、ベッドを買い取ってくれる数少ない業者のうちの一つで、買取ブランドの幅も広いのが特徴だ。
カッシーナから無印良品まで買い取ってくれるのは、他にはなかなかないだろう。
ベッドのような大型の家具の場合、基本的に配送買取ができないことが多いため、出張買取の対応になる。「アドア東京」の出張範囲は東京都世田谷区を中心とした近隣に限られてしまうのが唯一の難点だろう。
その他地域にお住いの方は、出張に来てもらえることを第一条件として業者を探してみよう。
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
食器の場合
元カノまたは元カレが使った食器が捨てるに捨てられないとして、食器棚にずっと放置されていることがある。しかし、食器は口をつける、とてもデリケートな物だ。
当然、新しいパートナーからしてみれば、そんな食器は使いたいとも思うことなく、食器棚に残されていること自体がかなり不愉快に思うことだろう。
もし、パートナーがその食器を知らず知らずに使っていて、後になって、恋人の元カノまたは元カレが使っていたものだとわかった場合、きっと大きなトラブルを生むことになる。そうなる前に、さっさと売ってしまおう。
とはいっても、使用済みの食器を買い取ってくれる業者はだいぶ限られてくる。また、使用済みであれば、ノンブランドではまず買い取ってくれる業者がなく、ブランド食器であることが前提になることを確認しておこう。
例えば、「日晃堂」は食器の買取に強い専門的な業者だ。現代的なハイブランドの食器はもとより、アンティークの食器の買取も行っている。
買取対象はブランド食器に限られるが、使用済みであっても、箱がなくても、一式揃っていなくても、汚れがあっても、擦れていても、染みが残っていても買い取ってくれると評判が高い。
配送買取はもちろん、出張買取でも全国に対応してくれるというのは、なかなか他にはないところだろう。
配送買取でキャンセルした際の返送料は自己負担となるものの、それ以外は出張料や査定料、キャンセル料など発生せず、配送キットも送ってくれるのも痒い所に手が届いている。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ゲーム(本体・ソフト)の場合
元カノまたは元カレとよくゲームをして遊んだ・・そんな思い出がある人は、一緒に楽しい時間を過ごしたゲーム機やゲームソフトが部屋に残っているのではないだろうか。
ゲーム機本体やゲームソフトに関して言えば、大手を筆頭に、買取額の相場が決まっているため、プレミアなどの付加価値がついている場合でもない限り、どこに持っていっても「びっくりするほど高額」で買い取られることは、残念ながらほぼないと思っておいた方が良いだろう。
そういう意味でも、ゲーム一式は大手に買ってもらうのがおすすめだ。代表的なところでいえば、やはり「ゲオ」か「TSUTAYA」だろう。
両者ともに全国展開をしている超がつくほどの大手であり、どちらが高く買い取ってくれるかというと、ほとんど変わらないというのが実情だ。
この分野では、中古ニーズや再販時の価格などのデータが大手では出揃ているため、市場原理に照らして、両者「適正な買取値」を提示しており、同じような結果になりやすいのではないかと思われる。
「ゲオ」も「TSUTAYA」も全国に実店舗を持つ有名店なので、安心感や信頼性も高いだろう。よっぽどレアなケースでもない限り(今の時代に懐かしのファミコンを売る、海外限定版を売るなど)、まずはこの辺りの大手から検討してみよう。
買取価格
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ポリシー
ウイルス
対策
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ポリシー
ウイルス
対策
自転車の場合
自転車の場合、思い出が詰まっているから残してある、というわけではないが、処分に困ってそのまま残してあるというケースが多いような印象だ。
自転車は、一般的に高性能なものが買取対象となる。例えば、電動アシスト付自転車やロードバイク、クロスバイク、MTB、BMX、ミニベロなどだ。
廉価で販売されている普通の自転車(ママチャリなど)は、買い取ってもらえないか、仮に買い取ってもらえても元値が安い分、大した額にはならない。特に、電動アシスト付自転車はニーズも大きくなってきているので、高額買取の望みも高い。
ただし、自転車を売るのには一つ厄介な問題が存在する。それは、防犯登録の名義だ。
もし、元カノまたは元カレの名義で登録されていれば、直接売るのは難しいと思った方がよいだろう。売るためには、防犯登録の抹消が必要になり、抹消するためには、基本的に本人でなくてはならないためだ。
しかし、現実には、防犯登録を抹消することなく、誰かに自転車を譲るというようなケースは非常に多い。その場合にも同様の問題が起こりそうだが、しっかりとした手順を踏めば、抹消することができるのだ。
具体的には、登録名義人から「譲渡証明書」と「防犯登録カード」を受け取り、自動車販売店で抹消してもらうことになる。
元カノまたは元カレから、いちいち譲渡証明書を作ってもらって、どこにしまったかわからない防犯登録カードまで用意してもらうのは気が引けるかもしれないが、「別れて友だちに戻った」のであれば、お願いしてみてはいかがだろうか。
まとめ
元カノまたは元カレとの思い出の品や荷物は、新しい恋路を塞ぐ障害物になるかもしれないので、気持ちに踏ん切りがついたのであれば、運気的にも早めに処分するのが望ましい。もちろん、売れるものであれば、売ってお金にしたほうがよいだろう。
売り方は業者を利用するのが手間もなく簡単だ。業者も買い取るアイテムの得手不得手というのがあるので、それぞれできるだけ専門の業者に買取を依頼するとよいだろう。
思い出の品や荷物をスッキリ処分することで、過去のしがらみを断ち切り、ぜひとも前向きに新しい恋路を歩んでほしいと思う。