小磯良平 洋画の価値・買取相場・査定実績まとめ

小磯良平は、兵庫県生まれの洋画家である。

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群像表現が特徴の画家

東京美術学校（現在の東京芸術大学美術学部）西洋画科に進学して絵画を学び、在学中に帝展特選に入賞するなど頭角を現した。

東京美術学校卒業後、フランスに留学、そこでルーブル美術館のパオロ・ヴェロネーゼ「カナの婚礼」に衝撃を受け、小磯良平の作品の特徴である群像表現を描くことを志すようになった。

第二次世界大戦中に戦争画などを描いたが、戦後は東京藝術大学教授に就任して後進の指導にあたり、日本の洋画界の発展に大きく寄与し、その功績をたたえられ東京藝術大学名誉教授の号を授与された。

小磯良平の絵画の価値とは

昭和の時代に活躍し、日本の洋画界の発展にも大きく貢献した小磯良平の絵画は人気が高く、高額で取引される傾向にある。

油彩は数百万円で取引されることが多く、人気作や大作となるとオークションなどで1億円以上の価格で取引されたこともある。

小磯良平はエッチング、リトグラフといった版画も制作しているが、数十万円で取引される作品が多く、人気作となると100万円を超えた価格で取引されることもある。

小磯良平の作品の価値を決めるポイントについて

日本の近代洋画界を代表する画家としても知られる小磯良平の作品は、前述のように高額で取引される傾向にある。

しかし、作品の価値は作品の内容や状態によって決まるため、小磯良平の作品であっても、場合によっては期待したほどの価格で取引されないこともある。

次に小磯良平の作品の価値を決める、おおよそのポイントについて記載していく。

人気の高い作品

人気の高い作品は需要も高くなる傾向にあるので、取引価格も高額となる可能性がある。

小磯良平の代表的な作品には、女性像などの肖像画または群生画が挙げられる。それらの作品は人気が高いため、高額で取引されると考えていいだろう。

小磯良平のサインがある作品

作品中に小磯良平のサインがある作品も需要が高くなる可能性がある。

作品の価値を決める要素としては作品の内容や状態のほうが大きく影響を与えるが、愛好家は小磯良平のサインがある作品を好む傾向にあるため、需要が高くなっているのだ。

洋画の場合、キャンバスの裏に作者がサインや作品名などを書き込むことがある。所有している小磯良平の作品のサインの位置を確認しておいたほうがいいだろう。

状態が良い作品

人気の高い小磯良平の作品であっても、状態が悪ければ作品としての価値が下がり、それに伴い取引価格も下がる可能性が高い。

日焼けやシミ、キャンバスの破れや欠損、カビ、虫食いなどが発生すると状態が悪いといえる。

作品の状態が悪化するのは、作品を保管する環境が絵画を保管するのに適していない場合が多い。

作品の価値を下落させないためにも、絵画を保管するのに適した環境にできるよう気を配り、状態の悪化を防ぐようにしたほうがいいだろう。

鑑定証がある作品

人気が高い画家には、その画家が描いたかのように制作された贋作が存在する場合がある。

贋作は価値がない偽物

人気の高い画家が制作した作品は価値が高く、高額で取引されるためだが、基本的に贋作は価値としては無いに等しい。

もしも贋作を小磯良平の作品として取引した場合、取引に費やした代金は無駄になる可能性が限りなく高い。

安心して取引ができる鑑定証

そのため、取引の際に鑑定証が重要になってくる場合がある。

鑑定証は、その作品が小磯良平の作品であることを所定の鑑定機関が証明したものとなる。

つまり、鑑定証があれば小磯良平の本物の作品として安心して取引できるのである。

買取業者の選択方法

人気の高い小磯良平の作品を扱う買取業者の数は多い。

作品の売却方法はいくつかあるが、もし、買取業者に小磯良平の作品を売却することを検討しているのであれば、小磯良平の作品を扱う買取業者の中から1社を選択する必要がある。

ただし、数が多いので、馴染みの買取業者があるならともかく、初めて売却するのであれば買取業者の選択で迷うこともあるかもしれない。

見積りを比較して高額買取業者を見つけよう

買取業者を選択する方法として、複数の買取業者に見積りを依頼して、提示された見積り額を比較する方法がある。

提示された見積りを比較して、一番高額を提示した買取業者と買取について交渉すれば、より高額で売却できる可能性が出てくるといえる。

取引実績もリサーチしておくこと

また、見積りを依頼する買取業者については、小磯良平の作品に精通して、小磯良平の作品の取引実績が豊富な業者がいいだろう。

小磯良平の取引実績が豊富であれば、その時点での小磯良平の作品の価値を把握していることが期待できる。

そのため、提示される見積りはより正確な価格となる可能性があるのだ。

買取価格は業者によっても異なるため、どの業者を選ぶかが非常に重要になってくる。手間だと思わず、複数業者のリサーチと比較検討を行ってほしい。

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