放置自転車を粗大ごみとして廃棄したり、不用品回収業者に依頼して撤去してもらったりすると費用がかかってしまうのが一般的である。マンションやオフィスなど駐輪場や個人宅の前などに放置されてしまった自転車をどうすべきかと悩んだら買取を考えると良い。買取相場について理解しておくとその魅力がよくわかるはずだ。
放置自転車が問題になったときにどの対処方法を選んだかによって金銭的な負担が大きく異なるので、網羅的に理解しておくと正しい選択ができるようになる。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
放置自転車の撤去は無料で実施可能
放置自転車を撤去したいときに不用品回収業者に依頼したり、自治体がおこなっているゴミ回収に出したりすると数百円から千円少々の費用がかかるのが一般的である。マンションやオフィスなどの駐輪場に大量放置されてしまっていると、その処分にかかる費用だけでもかなりの負担になることは否めない。
持ち主を調べたくても、自転車の登録番号から個人が調査することは不可能であり、そもそも登録されていない自転車が放置されているケースでは法的な力があったとしても調べる手立てがない。このような場合に自分の費用負担で撤去するのは不当だと考えるのは妥当である。
専門業者に引き取ってもらう
対策として、放置自転車の撤去に特化した専門業者に依頼して引き取ってもらう方法をまず考えてみると良い。<専門業者に依頼すると基本的には無料で撤去してもらうことができる。自分が立ち会いをする必要もなく、ただ放置自転車が問題になっている場所を指定して連絡すれば、打ち合わせた日時に撤去してもらえるのである。
撤去にかかる人件費やレッカー代、自転車そのものの処分費用も全て含まれていて無料というのが業界でスタンダードになっている。たった一台から対応してくれる業者も多いので、自宅前に放置された自転車に困っているというケースでも問題なく利用可能だ。
ただし、放置自転車を処分する上では気をつけなければならない点もある。もしかすると個人が所有していて一時的に置いているものである場合もあり、その本人から不当に処分されてしまったとクレームを付けられる可能性もあるだろう。
マンションやオフィスの駐輪場の場合にはしばしば問題になることから、あらかじめ告知をおこなった上で期限を設けて処分することになる場合が多い。自転車の場合には告知期限について法的な定めはないため、二週間程度の掲示をした上で処分してしまって差し支えはない。
業者であればクレーム対応を任せられる
心配な場合には業者に依頼して、撤去に関する告知と回収後のクレーム対応を全て任せてしまうことも可能である。業者によって対応の仕方は異なるが、撤去の告知については無料対応をしてくれることが多い。回収後のクレーム対応については、数百円程度でオプションを付けられるようになっている業者が大半を占めている。
また、このような業者を利用すると盗難車などの場合を考慮して警察に確認もしてくれることから安心できる。盗難照会についても無料で対応してくれる業者もあるが、有料となっているケースもあるのでよく確認しなければならない。盗難照会についても数百円から千円程度が費用相場となっているのが現状である。
価値が高い自転車なら買取価格の相場も高い
放置自転車を処分するときには買取を依頼することも可能である。個人の所有物なのに売ってしまって良いのかと疑問に思うかもしれない。しかし、放置自転車を業者に依頼して廃棄したりリユースしてもらったりするのも同じことであり、もし買い手がいるのであれば売ってしまっても問題はないのである。
業者に撤去依頼をするときと同様に、マンションやオフィスなどの駐輪場に長らく放置されている自転車の場合には撤去の告知をおこない、盗難照会を警察署でおこなった上で買取を依頼するのが基本的な流れになる。業者に処分依頼をしたときとは異なり、クレーム対応も含めて自分でおこなわなければならないことは留意しておく必要がある。
撤去の告知や盗難照会、クレーム対応といったことの責任を負ってでも買取を依頼するのには意味がある。価値が高い自転車なら高く買い取ってもらうことが可能であり、放置自転車であっても一般的な中古自転車とは違いがないので高額買取を期待することができる場合も少なくない。
中古自転車の買取相場は数百円から十万円以上といった形でかなりの幅があり、同じ自転車であっても依頼したリサイクルショップによって買取価格は大きく異なる。一般的にロードバイクやマウンテンバイクなどのニーズが高い自転車は高く買い取ってもらえる可能性が高く数万円での取引もよくおこなわれているが、ママチャリや子供用自転車などは数千円程度で売れれば良い方となっている。
買取を依頼する業者の選び方も重要であり、自転車専門の中古買取店に依頼すると概して高い買取価格を期待できる。特に価値が高いと考えられる有名メーカーのロードバイクやマウンテンバイク、シティバイクやクロスバイクの場合には専門店に連絡してみた方が良い。
しかし、ママチャリなどのように一般受けする自転車の場合には、家庭で使用される製品を広く扱っているリサイクルショップの方が高額買取になる場合もある。自転車専門店とリサイクルショップとでは客層が異なるため、同じ自転車でも価値の評価の仕方が異なるだろう。
このようなショップを利用して買取を依頼するときには、査定を受けて見積もりを取ると高く売れる場所を特定できる。自転車の買取査定は通常は無料でおこなってもらうことができるため、放置自転車が問題になっている地域で利用できるショップをいくつか選んで連絡してみると良い。
店頭に持ち込んで査定をしてもらうのが一般的だが、店舗によっては出張査定もおこなっている。中には買取をする前提で宅配も受け付けているショップもある。見積もりを出してもらっても契約書を交わさなければ買取は決定しないので、十分に比較をした上で高く買い取ってくれる業者を選び出すと高く売れる。
なお、業者によっては有名モデルなら買取価格の参考値をオープンにしているため、その価格を考慮して買取依頼をすべきかどうかを判断すると良い。
買取価格を上げるためのテクニック
放置自転車とはいえ、売るなら少しでも買取価格を上げたいと思うのが常である。放置自転車の場合には、説明書や保証書などの添付書類や諸々のパーツなどの付属品がそろっていないので、一般的な中古自転車の買取価格よりは低くなってしまいやすい。しかし、工夫次第で買取価格が上がる可能性があるため、少し手を加えた上で買取に出してみると良い。
まず、前提として清掃と錆取りはおこなっておく必要はあまりない。買取業者に出したら業者側が徹底的に清掃した上で販売するので、それを念頭に置いた価格設定をおこなってくれるからである。
また、標準的なモデルに改良を加えてある自転車も放置されている場合があるが、基本的には手を加える必要はない。それも加味した上で買い取ってくれるからである。むしろ、それが付加価値を付けることもあるのでそのままにしておくのが無難と言える。
ただし、オークションで売る場合には見た目が美しいことや販売時点の信頼できるパーツがそろっていることを重視する傾向が強いので気をつけなければならない。可能な限りきれいにした上でパーツも戻せる範囲で元通りにしてからオークションに出した方が高額になる可能性が高い。
買取業者に売却するときに高額査定を受けたいと考えたら、できる工夫は限られている。一つはメーカーに依頼して説明書などを手に入れられるか確認する方法であり、取り寄せて一緒に売れば査定価格は上がりやすい。
また、壊れている部分を直してから売るのも良い方法だが、中古自転車の専門店に売却する場合には修理費用がかかったにもかかわらず、査定価格があまり上がらないことが多い。リサイクルショップに売る場合には査定価格がかなり上がることも多いため検討してみる価値がある。
乗れなくなって放置された自転車も買取依頼が可能
放置自転車は壊れて乗れなくなってしまっている場合も多い。このような場合には買取を依頼しても扱ってくれないこともよくある。しかし、それでも少しでも価値があるなら買い取ってくれる業者があるので諦めてはならない。
マンションやオフィスなどの駐輪場で一斉に大量の放置自転車を処分するときには、その専門買取業者を活用するのが便利である。出張買取を依頼しても費用が発生することはなく、価値があると判断された自転車については一台あたり数百円から千円程度で引き取ってもらえる仕組みになっている。
このような業者では整備工場と転売のための販路を海外に持っていたり、優良なパーツを使っている自転車を分解してパーツを売って利益にしたりすることで壊れた自転車でも買い取ってくれるのである。一斉買取をしてくれる点で特に大量の自転車があるときには有用な選択肢となる。
一方、中古自転車の買取専門店の中には故障している放置自転車も買い取ってくれる業者がある。一斉買取をしている業者と同じで、故障している自転車でも整備することができ、大抵は海外に販路を持っている。あるいはパーツを高く評価するというスタンスを取っていて、最初から分解する目的で買い取っている業者もある。
このような業者を利用するメリットは、価値の高い自転車については一斉買取をする専門業者よりも高く買い取ってくれる場合が多いことだ。ホイールやサドルだけがしっかりとしている自転車でもパーツに着目して高額査定をしてくれる。
通常は出張買取をしているため、台数が多くても対応してもらうことは難しくない。数台の場合には宅配買取を依頼してしまえば、たとえ価格がつかなかったとしても無料で引き取ってもらえる。買取価格の相場は一定ではないため一概には言えない。
特にパーツに価値がある場合には販路によって買取価格に差が生じやすく、見積もりを取って比較してみることが重要になる。基本的には買取を依頼すれば放置自転車の撤去に費用がかかることはないため、告知をおこなった上で買取業者に連絡してみるのが良い。一台では数百円にしかならなくとも、台数があればかなりの収入になる可能性がある。
業者紹介
業者で買取が可能という知識があったとしても実際に業者を知らなければ、行動に移すことは難しいだろう。よって本項では、実際に放置自転車を買取している業者について紹介していく。
順和商事
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
順和商事では使用可能なものであれば、買取をしてもらえる可能性が高い。電話1本にて相談が可能となっており、気軽に査定の依頼が可能となっている。
自転車だけでなく、鉄などの金属類の買取もおこなっている業者ならではの買取システムを持っている。そのため放置自転車に困ったら一度ここに相談してみるとよいだろう。
華強
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
自転車の撤去を中心に事業をおこなっている華強。基本的に無料にて撤去をおこなっている業者であるが、まとまった数の自転車がある場合は買取をしてもらえる可能性が高い。
もし買取ができなかったときでも、無料にて撤去をしてもらえる。負担を極限まで減らすことを可能にしている業者であるため、積極的に利用したいところである。
まとめ
放置自転車の買取に関して紹介してきたが、いかがだろうか。放置自転車という少し扱いづらいものは、買取に出す業者も迷うことだろう。ぜひ本記事を利用して、不要な自転車をしっかりと処分してほしい。