株主優待券とは、上場企業が一定以上の自社株を保有している株主に対して発行する優待券の一種である。株主優待券を発行している企業は、航空、鉄道、百貨店、映画、飲食など多岐にわたる。

JAL株主優待券 / inabamasaki
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
交通系の株主優待券は安定した買取価格
航空を一例にとると、ANAは1000株以上保有している株主に、日本航空は100株以上保有している株主に優待券を発行している。優待内容としては国内線の片道1区間が通常運賃の50%引きになる。映画関係だと映画館入場券、食事関係だと食事券という優待が多いのだが、人気や需要の度合いによって買取価格はかなり差が出て来ている。だが、航空業や鉄道業は安定した買取価格が付いている。
需要が高まる時期と有効期間残が高額買取のカギ
一方で、斜陽の兆しがみえる映画業などの株主優待券はかなり安値での買取となっている。時期によっても買取価格は大きく変動する。売り時としては、需要が高まる時期である。
航空や鉄道であれば、年末年始やゴールデンウィーク、お盆などが需要のピークであるので、これらの時期が買取価格、販売価格がともに高くなる。株主優待券には回数券のように、使用できない期間がないためである。ANAや日本航空では年2回、JR関係は年1回の発行となるので、一般的には発行して間もない時期のほうが市場に出回っている数が少なく、高値となる傾向がある。
株主優待券には使用期限があるので、当然残っている期限が長いほうが有利であるのは、航空、鉄道を問わず、全般に言えることである。残っている期間については2ヶ月以上とされ、30日未満の場合はかなり安くなってしまう。ただし、業者や株主優待券の内容によっては、90日以上の残存期間を求められること、逆に30日未満の優待券であってもそれほど不利にならず買ってもらえる場合もある。
飲食系の買取価格は企業の人気に比例する
飲食関係に関していえば、買取価格は企業の人気ランキングに比例するといってよい。たとえば、買取業者であるA社を一例にとってみると、元気寿司70%(額面に対しての換金率。額面1,000円券で700円。以下同じ)、銚子丸75%、くら寿司90%。株価(平成27年12月23日時点)をみると、元気寿司2,220円、銚子丸4,110円、くら寿司4,865円と株価の高い優待券のほうが高くなっている。ただしこれは、人気の高い企業ほど株価も高く、同じ単位株を所得するにも、高い金額が掛かるのであるから当然の結果といえる。
高価買取の飲食企業としては、CoCo一番屋(90%)、サイゼリア(93%)、不二家(80%)、大庄(80%)、モスバーガー(93%)などが目立つ。ちなみに、話題の多いワタミの買取価格は30%であった。A社の例では、飲食店でもっとも換金率の悪いのは八剣伝などの居酒屋を経営するマルシェで額面の20%、もっとも率がいいのは前述したモスバーガーで93%。その差は実に71%。同じ1,000円の額面でも一方では200円、かたや930円という差になる。
金券の買取は地域性もポイントとなる
映画の通常の入場料は、現在一般で1,800円だが、数百円程度での買取、あるいは買取不可とされる映画館も多い。ドラッグストアやスーパーマーケットは上場企業であっても特定地域にしか店舗がない場合がある。たとえば、スギホールディングス㈱はスギ薬局を傘下に持つが、東海圏の店舗が半数以上である。
このスギホールディングスの株主優待券が高く売れるのは、東海圏の業者である。九州の業者に持ち込んでも高価買取は期待できない。買取には地域性もポイントとなってくる。これまで述べてきたように、相場にかなりの価格差があるのが株主優待券である。
買取りには費用が掛かることが多い
相場については、ネットオークションを参考にするのもよいだろう。買取に関しては店頭買取のほか、郵送での買取、あるいは郵送のみ取り扱っている業者など対応には幅がある。
郵送賃(書留やレターパックなど)は販売しようとする人の負担であるのはもちろんだが、買取金の振込手数料も販売者の負担となる場合がほとんどだ。そのため、少ない枚数や買取金額が安いときは、送料や手数料も計算に入れておかないと、何をやっているのか分からない事態になってしまう。ただし、送料、手数料を負担してくれる業者も皆無ではない。
航空系株主優待券は、状態が悪くても買取になる
優待券に汚れ、曲がり目、切れ目などがある場合、買取価格が低くなるのは、ほかのチケット類と同様である。ただし、ANA、日本航空の株主優待券に限っては、汚れや折り目があっても買取価格に影響しない、という業者もある。
実例で紹介すると、航空会社の株主優待券で一度予約したがその後キャンセルをしたため、未使用証明のハンコが押されている優待券を買取りできるかという例だ。これについては1社では買取不可であったが、他の1社では買取価格は下がるものの買取可であった。このように、買取基準には幅があるので業者選びは慎重に行いたい。
身身分証の提示と未成年からの買取は
買取に当たっては、多くのところが身分証明書の提示を求めているが、少額の取引に限っては身分証明書の提示が必要ないところもある。郵送の場合は、古物営業法により、免許証の写しなどのほかに、業者から送付されてくる住所確認の用紙を返送する必要がある。なお未成年からの購入はしていないところがほとんどである。
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対策
全国展開でブランド品や美術品の買取を扱っているおたからやでは、株主優待券も買取している。また、今回紹介した株主優待券の他、JTBやANAといった航空系商品券やギフトカード、QUOカードや図書カードといった金券類の買取も可能だ。
おたからやでは店頭買取の他にも出張買取と宅配買取を用意しており、いずれの方法にせよ、査定手数料や品物の送料、査定後のキャンセルによる返送料などは全て無料としている。査定の方法には実際の品物を見て査定をする店頭・出張・宅配の3つの他、LINE査定・メール査定・電話査定が用意されている。後者3つの査定方法であれば最短1分~5分程度という、スピード回答を得ることができる。
もし手元に使う予定のない株主優待券やギフトカード、図書カードなどがあるのであれば、一度おたからやでいくらになるのか査定してもらうと良いだろう。特に使用期限のあるものはいち早く査定額を知りたいと思うので、LINE査定や電話査定をうまく利用して、なるべく高く買取してもらおう。