「コレクションの処分」「使ってないので処分」などで買取を考えたとき、捨てるのではなく、現金化したいという人は多いだろう。ただ、どこに売ればいいのか、どうやって売ると得なのかがよくわからないという人も多いはずだ。何の下調べもしないで買取依頼に申し込んで売ってしまうと、大きく損をしてしまうリスクは高い。買取を考えたときは、下調べをしておくといいだろう。
そこで、買取における基本的な知識やポイントを紹介していくのだが、今回、取り上げるのは「西洋アンティーク」を売るときについてである。西洋アンティークを高く売るために必要なこととは、一体どんなことなのだろうか。西洋アンティークを賢く売るために、ポイントを押さえておこう。
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西洋アンティークとは…
まずは買取市場における西洋アンティークの価値を知っておくべきだろう。西洋アンティークは、主にヨーロッパの骨董品や美術工芸品のことを指す。
国内で人気のある西洋アンティークのジャンルは、アールヌーボ、アールデコとアイ、また、ガラス工芸作家の作品では、エミールガレ、ドームナンシー、ルネラリックといった作家を中心に人気がある。陶磁器ではマイセン、KPM、セーブル、ウィーンなどである。
西洋アンティークはコレクターも多く、どの作品も評価は高い。そして、国内の美術品、骨董のように細分化されていないため、ガラス、陶磁器、家具なども、西洋アンティークと言われている。
西洋アンティークは骨董品・古美術品の専門業者で買取を
まず、西洋アンティークを買取依頼に出そうと思ったとき、どこで買取の査定をお願いするべきなのか、わからない人もいるだろう。西洋アンティークのような骨董品を買取へ出す場合には、骨董品、芸術品、美術品を専門で買い取っている買取業者の買取依頼に申し込んだほうがいいだろう。
ネットオークションやフリマアプリでの出品は避けるべき
ネットオークションやフリマアプリなどで出品した場合、西洋アンティークの本当の価値がわからず、損をするリスクが高くなる。ネットオークションやフリマアプリでの出品は避けたほうがいいだろう。
というのも、西洋アンティークのような骨董品の価値はプロの目利きでさえも難しい骨董品なのだ。それだけ、骨董品、芸術作品の価値を量るには、膨大な知識・情報などが必要であり、また、経験も求められるため、西洋アンティークの本当の価値は素人にわかりづらいものなのである。
西洋アンティークのような骨董品では「状態」が大事
買取査定で、最も重要視されるのは現物の「状態」だ。これは、買取市場での基本的なポイントである。買取では現物の「状態」がシビアに査定されるため、良い状態で買取へ出すほうがプラス評価となりやすい。西洋アンティークなどの骨董品の「状態」も、買取金額に大きく影響する。
汚れ、ホコリ、欠け、割れがあれば買取金額は減額
例えば、西洋アンティークの査定で、汚れ、ホコリ、欠け、割れ、色落ちなどの状態が少しでも見つかれば、確実にマイナス評価となり、買取金額は減額査定となるだろう。保管の状態は日頃から気を配り、買取依頼へ申し込む前には、キレイな状態で出せるよう、細かいところまで掃除をしたほうが買取査定で良い評価を得られる。とにかく「状態」は、買取市場において最も大事なポイントだ。出来るだけ良い状態で買取査定へ出すといいだろう。
付属品は買取金額に影響するため、忘れずに
基本的に買取市場では、付属品が揃っていると買取金額は上乗せになることが多い。逆に付属品が揃っていない場合、マイナス評価となり、買取金額は減額する可能性が高い。西洋アンティークの付属品であれば、箱、説明文などの書物、鑑定書などがあげられる。買取依頼へ出す際には、付属品を忘れないよう持参しよう。
複数の店舗・ショップで買取査定を
出来るだけ高く売りたいと考えるのであれば、複数の買取ショップや専門業者へ買取依頼を申し込むべきである。西洋アンティークの目利きは非常に難しく、買取金額も業者によって大きく違うからだ。業者によっては西洋アンティークの需要度が高く、買取強化している場合もあり、そういったところでは、市場の相場よりも少し高い買取金額となる可能性がある。
ショップや業者によって、必要しているモノが違うため、買取金額が数万円変わる場合もあるようだ。出来るだけ多くの店舗やショップの買取査定で比較検討するといいだろう。
西洋アンティークの買取金額相場は…
西洋アンティークの買取金額の相場に関しては、ピンからキリまである。つまり、明確な相場はないと言っていいだろう。これは西洋アンティークだけではなく、骨董品の買取全般で言えることでもある。また、買取金額に関しても非公開にされていることが多いため、ここで紹介するものは、あくまで目安にしておくのをお勧めする。いくつかのサイトや口コミなどでは、3,000円〜200,000円くらいまでの買取実績があるようだ。ただ、希少な高級西洋アンティークとなると、もっと高い金額になる場合もある。
西洋アンティークの買取を行っているショップ・業者を紹介
ここで、西洋アンティークの買取を行っている買取業者を紹介するのでぜひ、参考にしておいてほしい。どの業者も評判の高い買取業者なので押さえておこう。
さくら堂(西洋骨董)
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
なんぼや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
アンティーククレセント
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
くらしのくら
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
高価買取されている西洋アンティーク一例
高価買取の対象となりやすいアンティーク品は以下の通りだ。ただし、買取業者によって買取強化しているブランドや種類は異なるので、詳しくは業者の公式サイトをチェックしてみよう。
【種類】
アールヌーボ、食器、陶器人形、西洋甲冑、ステンドグラス、ブロンズ像、降板画、バイオリン弓、ペルシャ絨毯、テーブル、チェア、チェスト、時計
【ブランド】
マイセン、リモージュ、セーブル、KPM、ウースター、オールドノリタケ、コペンハーゲン、ヘレンド、ミントン、ガレ、サン・ルイ、ティファニー、ドームナンシー、パイレックス、バカラ、ファイヤーキング、ベネチアン、ボヘミアン、モーゼル、ミューラー、ルソー、ルネラリック、ワルター
まとめ
西洋アンティークの買取で押さえておきたいポイントについて紹介してきた。西洋アンティークのような骨董品の買取では、ある程度ポイントを掴んでおくべきだろう。なぜならば、高額買取となる可能性があるからだ。また、こういった基本的な知識や注意点を押さえておかなければ、大きく損をしてしまうリスクも高まる。基本を押さえておくことは、損をするリスク回避にも繋がるため、この機会にしっかりと押さえておくべきなのだ。