【保存版】剣南春(けんなんしゅん)の買取相場・査定情報

本コラムでは、中国酒の買取について紹介していく。

現在、買取市場では中国酒だけでなく、お酒の買取に関心が集まってきている。特にそのなかでも、ブランデー、日本酒、焼酎、ワイン、中国酒など、高級なお酒の買取が盛んになっており、また高い金額で売れるお酒も多く、お酒の販売・買取をメインで行っている業者は増えてきている。

そこで、ここでは中国酒のなかでも人気の白酒の一つ、剣南春(けんなんしゅん)の買取相場・査定情報について触れていこう。

もしも貰い物などで不要な剣南春を捨てるか、譲るかすることを考えている方は、売ることも考えてみるといいだろう。

引用：http://www.togenkyo.net/modules/liquor/62.html

剣南春という中国酒について

ここでのテーマは剣南春という中国酒に関しての買取相場や査定情報となっているわけだが、まずはこの剣南春がどのようなお酒なのかを説明していくので、剣南春についての基礎知識としてしっかりと押さえておこう。

はたして、この剣南春はどのようなお酒で、どれくらいの価値があるとされているお酒なのだろうか。

剣南春は歴史の長い伝統的な中国酒

剣南春は長い歴史を持っている中国酒である。中国酒のなかでも名酒に選ばれた濃香タイプのお酒だ。

史書に名が記載されている名酒

この剣南春の歴史だが、唐代の開元年間から長慶年間までの主なできごとを記載した『国史補』に当時の名酒としてその名が残っている。唐代の人は名酒に春の字をあてていたのである。当時の剣南道は現在の剣門山脈以南の地。清代のはじめは、綿竹大曲酒が有名になった。この酒は1662年～1722年に造られ、百年後の乾隆年間にはすでに盛名が中国全土に知れ渡るくらいのお酒でもあったのだ。

そして、さらに、新中国成立後設立された綿竹酒廠は、1958年、新しい大曲酒を完成させたとき、酒名を「剣南春」と改めて今の剣南春という中国酒になった。つまり、この剣南春は千年以上の伝統を受け継いでいる、非常に歴史の長いお酒だということだ。

産地によって異なる味わい

剣南春の原料は、白酒で有名な五粮液と同じ高粱（コーリャン）、糯米（もちごめ）、粳米（うるちまい）、小麦、とうもろこしではあるが、産地の違いで酒名が違うのである。ただ、産地が変わればワインや焼酎などと同じで味わいも違うのである。

また、下記で剣南春の種類を紹介しておくので、参考にしておくといいだろう。

剣南春の種類

• ●剣南春500ml 52度／38度
• ●剣南春年份酒 15年500ml 52度/46度
• ●東方紅 500ml 46度
• ●天成祥 500ml 52度
• ●剣南老窖老窖池 500ml 52度
• ●年画綿竹頭曲 500ml 52度/38度
• ●年画綿竹醇 500ml 52度/38度
• ●剣南液 500ml 52度/46度/38度

このように、剣南春といってもいろいろな種類の剣南春があるようだ。また、このような種類とは別に、どの年代のものかでデザインや器が異なり、陶器でできたものもある。種類もあるが、年代の違いもあるのだ。

剣南春は種類や年代で買取金額にも違いが出てくるので、ある程度どのような種類のものがあるのか、知っておくといいだろう。

本国である中国でも高級酒である剣南春

この剣南春は、貴州茅台酒や五粮液などと並ぶ名酒であることは一部のコレクターや愛酒家には知られているが、一般的にはあまり知られていない。

中国白酒十大銘酒

中国酒の種類は非常に多い。その多い種類のなかでも、中国白酒十大銘酒として有名なお酒がある。その白酒は、貴州茅台酒、五粮液、剣南春、董酒、古井貢酒、洋河大曲、濾州特曲、郎酒、西鳳酒、汾酒とされている。

中国白酒十大銘酒の記載からわかると思うが、この剣南春は銘酒に選ばれており、販売価格も国内外問わず、高い金額で売買されている、高級酒なのである。

高額買取になる年代

販売価格も3,000円～10,000円くらいが平均の販売額で、特に未開封の完品であれば、年代によりかなりの高額買取となるのは間違いない。銘柄、保存状態などによって評価額が変わってくるお酒ではあるが、そのなかでも1960年～1980年代の物は驚くほどの高額な金額になるだろう。

剣南春の査定情報

上記では剣南春がどのようなお酒で、どれくらいの価値があるお酒のなかのかということを紹介してきたが、この剣南春は白酒というジャンルの中国酒で高級なお酒のようだ。

次は、その剣南春の買取ではどのような査定が行われているのかについて触れていこう。

付属品やお酒の容器にも価値があるものが…

古い中国酒になれば、ラベル、外箱、容器に価値があるようだ。

陶器製のものは保管に特に気を配ろう

中国酒の容器のなかには陶器で作られているものがある。そのなかでも1960年～1980年代の物はそのような作りになっている剣南春が多く、高額な買取となっているようだ。陶器の剣南春であれば、なるべく良い状態を保っておくよう、その保管方法には気をつけておくといいだろう。

骨董品・美術品としての価値

つまり、年代の古い中国酒はお酒としての価値だけではなく、骨董品や美術品としての価値があるということだ。単純に未開封だから高額での買取となるということではなく、そのような付属品に対しての価値も買取に大きく影響することもあるようだ。

また、中国の国内行事に合わせた記念で限定ものの剣南春などもあるだろう。そのような中国酒も高額買取となることがある。状態の良さはもちろんのこと、骨董品や美術品としても査定されるので覚えておくといいだろう。

年代や産地も厳しく査定される

上記で少し触れているが、剣南春は年代もシビアに査定される。

熟成されたお酒は高価買取

基本的にお酒の買取は、年月の経過に比例してお酒の価値が上がっていくものであるため、年代は細かく査定される。特にコレクターや愛酒家は熟成されたお酒を好むため、長い年月寝かされているお酒は買取金額も高くなる傾向にある。

産地もシビアにチェックされる

そして年代のほかに産地もしっかりと査定される。この産地に関しては剣南春という酒名でもわかるように、どこで作られたものかは非常に大事なのである。特に中国酒は偽物や廉価ものが多く出回っているのだ。

茅台酒などは特に多いようで、くラベルに偽物の見分け方がプリントされている。それくらい偽物や廉価ものが多く、産地などもシビアに査定されるのである。

剣南春の買取相場は

ここまで、剣南春の基本知識や査定情報を簡単に説明してきた。上記のような知識やポイントは買取サービスを利用する前に、知っておきたいものなので、この機会にしっかりと押さえておくといいだろう。

ここで最後に、剣南春の買取金額相場がどれくらいになるのか触れていく。

剣南春の明確な買取金額はわからないのが現状

ここで剣南春の買取相場を紹介していくわけだが、剣南春については買取実績がほぼなく、買取を行っている業者はあるということだけしかわからないのが現状だ。

買取市場ではりゅつうの少ない中国酒

というのも、中国酒は国内であまり売っているお酒ではなく、紹興酒など一部の中国酒しか販売されていないようなのだ。

そのため、買取市場でも出回っておらず、この剣南春は随時買取を謳ってはいるが、なかなか買い取れることができないお酒なのである。お酒の買取をメインとした業者や総合リサイクルショップでも買い取られてはいるようだが、明確な買取金額はわからない。

高額買取されていることは間違いないお酒

だが、上記でも説明したように、この剣南春は名酒であり、高額で買い取られる中国酒であることは間違いない。

というよりも、白酒というジャンルのお酒はどれも高い売買がされているものでもある。

ただし、白酒は高級酒であるため高額買取は期待していい

ここでは、そのほかの貴州茅台酒や五粮液の買取相場を紹介しながら、相場がどれくらいなのかを述べていこう。

同じ白酒である、貴州茅台酒や五粮液の相場は1本7,000円台である。この剣南春はこれらの白酒と同等級のお酒であることから、相場は7,000円台くらいとなるだろう。つまり、この剣南春の買取金額はそれなりに高額な買取額となることは間違いない。

まとめ

お酒が不得意な人は買うことはないだろうが、このような中国酒をもらうことはあるだろう。もらったものの不要な中国酒を処分する際、捨てるか知人に譲るかする方もいるかもしれない。

だが、ここで説明した買取金額や剣南春の価値なども鑑みても、その買取相場は高いと想定できる。なので、捨てたり知人に譲ったりするのは、あまりにももったいないことだろう。

驚くような買取価格になることもある中国酒

今回のリサーチでは紹介してないが、実際に中国酒が数十万円で売れたものもあった。買い取ったという実績は開示されていないが、記念日につくられた限定のものや古い年代の剣南春は、数十万円〜数百万円で売れることもあるかもしれない。それくらい、中国酒の買取は高額になりやすいものなのである。

中国酒を安易に売り飛ばすことがないように

剣南春などの中国酒は、すぐに売るのではなく中国の催事に合わせて売ったり、何年か熟成をさせ、その価値が高まったころに売ったりする人もいるようなので、売る時期を見極めることも大事だろう。

特に中国酒はお酒だけの価値ではなく、骨董品や美術品という付加価値がつくケースもあるので、安易に売り飛ばすことがないようにしよう。

お酒専門買取店「ストックラボ」を利用する

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