知らない人も多い、お酒の買取。もう飲まなくなったお酒や贈答品のお酒などは、買い取ってもらうことができるのだ。本コラムでは、そんなお酒の買取について取り上げて紹介していく。
そのなかでも、買取市場で現在注目を集めている中国酒の買取について述べていく。
さらに白酒の「洋河体曲(ヨウガダイキョク)」にテーマを絞って紹介していこう。中国酒の買取を考えている方は、参考にするといいだろう。
買取では、売る前にその売るものの価値や相場、また査定されるポイントをリサーチをして業者選びに役立てるのがセオリーだ。
ここで、そのポイントなどをしっかりと掴んで実際に買取に出す際の参考にしてほしい。
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洋河体曲とはどんなお酒なのか?
本コラムでは、洋河体曲の買取情報を紹介していく。
だがその前に、この洋河体曲がどのようなお酒であるのか、基本的な知識を身につけておいたほうがいいだろう。売る前に、そのものが市場でどのくらいの価値があるものなのか知っておかなければ、損をするリスクも高くなるからだ。
まず、洋河体曲がどのような中国酒なのかをしっかりと押さえておこう。
洋河体曲は中国酒"白酒"の一つ
そもそも中国酒とは、中国産のお酒、または中国独自の製法で作られたお酒の総称である。中国4,000年の歴史などと言われるだけあり、伝統的な製法で作られている銘柄や昔から長く飲まれている銘柄も多い。また、中国が広大な国であるため、その銘柄自体の種類も豊富だ。
中国酒は、大きく以下の5つの種類に分けられる。
- 黄酒(醸造酒):うるち米、もち米、きびなどを原料にした醸造酒。長期熟成されたものは老酒といわれる。
- 白酒(蒸留酒):トウモロコシ、きび、麦などの雑穀で造られる蒸留酒。
- 果酒(果実酒):果実原料の醸造酒、または白酒に果汁を配合したお酒。
- 薬酒:黄酒、白酒、果酒などに薬草や動物のエキスを漬け込んだお酒。
- 啤酒(ビール):日本にある様々なお酒と同じように、食事に合うものから健康に良い効果があるとされているものまで様々な種類がある。
洋河体曲は、そのうちの白酒(バイチュウ)の一つである。
香りが立つ度数の高いお酒
産地は江蘇省宿遷市泗陽県産の白酒で、酒精度は55度、62度、64度の3種類と白酒特有のアルコール度数の高いお酒だ。
この洋河体曲は濃香タイプの中国酒で、香りが立つお酒である。これは白酒の特徴でもある。また、白酒で有名な貴州茅台酒や五粮液に比べると、安い白酒ではあるものの、全国名酒にも選ばれた酒である。
中国白酒十大銘酒
洋河体曲は中国白酒十大銘酒といわれる中国酒のなかでも、高級酒であり銘酒なのだ。
ちなみにこの中国白酒十大銘酒は、貴州茅台酒、五粮液、剣南春、董酒、古井貢酒、洋河大曲、濾州特曲、郎酒、西鳳酒、汾酒であり、どの中国酒も高級酒である。
白酒は世界的にも有名なお酒
簡単にここで、白酒というお酒の特徴やどのような価値を持つ中国酒なのかを説明しておこう。
祝いの席で飲まれるお酒
中国では、友人や知人をもてなすときや、祝いごとや国内の行事をお酒で出迎えるという風習がある。
白酒は、中国人がお酒を振る舞われる際に用いられ、また乾杯を何度も行いながらお酒を飲むという習慣のときにも、よく飲まれるお酒だ。そして白酒はアルコール度数が高く、「薫り高い」味と称されるほど強烈で特有な匂いがあり、味には癖がある。
お酒に飲み慣れている人でないと、おいしさを感じ取ることが出来ないだろう。それほど癖の強いお酒なのだ。
国酒でもある高級酒
中国のお酒といえば、日本では老酒を指すことが多いが、中国ではこの白酒こそ国酒なのである。
この白酒は中国の代表的なお酒の一つに数えられるもので、そのなかでも貴州茅台酒、五粮液などは、このカテゴリのなかでも高級なお酒で高価なものである。
ワイン、ブランデー、ウイスキーなどと並ぶ、世界的にも有名なお酒のジャンルなのである。
洋河体曲は、長い歴史を持つ伝統的なお酒である
この洋河体曲が製造されている洋河鎮は、非常に古い町である。
洋河鎮は昔から軍事上の重要な地点としても有名で、この町は黄河と淮河のちょうど中間に位置しており、古くから兵家の争奪の的になっていた白洋関(白閉関)の所在地である。
明代には、商人たちは醸造にも大きな出資をしていた。各地から酒造家が集まり、最盛期には15軒の造り酒屋で酒質を競い合っていた地であり、酒の製造技術を確実に向上していった産地なのである。
つまり、この洋画体曲というお酒は300年以上前から続いている、歴史的な名酒なのである。
洋河体曲は長い年月をかけて、丁寧に作られる中国酒
洋河大曲酒の原料は、江蘇省産の皮が薄く、粒の大きな澱粉含有率62%以上の良質な高粱で、これは白酒で使われる原料である。そして、小麦、大麦、えんどう豆を糖化発酵剤にして、地下河を流れる美人泉の水を使用しているお酒だ。
人工の穴蔵で長期発酵させて醸造する製造方法で、長年かけて熟成しながら作られる白酒で、香り味わいともに高級なお酒とわかる上質なお酒だ。
この洋河体曲は非常に長い年月をかけて作られる高級酒で、販売額も高価なものとなる。市場販売額の相場は、販売価格は、1,800円~18,000円くらいで売られている高級酒なのである。
洋河体曲の買取査定について
上記では、洋河体曲はどのようなお酒で、中国ではどのようなお酒なのかを詳しく紹介してきた。
洋河体曲は、白酒という中国酒で高級酒であるので高額な買取となりそうだ。実際、中国酒は日本でも需要があり、多くのお店で買取を行なっている。
そこで次は、洋河体曲の査定ではどのような点が見定められるのかについて紹介していこう。
年代、産地、また、デザイン、アルコール度数も査定される
この洋河体曲は、同じお酒であっても長い歴史のなかでたくさん醸造されているため、作られた年代、産地、また、デザイン、アルコール度数によっても、買取金額が大きく変わってくる。
先述したように、洋河体曲は中国酒のなかでも歴史は長く、年代も最近のものから昔のものまで様々だ。
高価買取になるもの
そのため、高価買取となる年代がある。
特に1960年~1980年代の物であれば、独特のデザインや器が陶器などで作られているものもあり、このような洋河体曲は高額な買取となる。
査定ポイントはワインなどと似ている
白酒はワイン、ウイスキー、ブランデーのような価値の付き方をする。
さらに、白酒は高級酒であるため、偽物や輸出用の廉価ものが多く出回っている。そのため、どこで作られている産地の洋河体曲なのかも厳しく査定されるのだ。
そして、洋河体曲のアルコール度数はもともと高く、50〜60度のもののほうが価値も高い。最近では飲みやすくするために度数が低いものもあるが、そのような度数のものは近年のもののため、買取金額は安くなる。
このように、度数も査定されるのである。
付属品や状態の良さは買取で大きく影響
この白酒は外箱があるもので、高級酒特有の豪華な作りになっている。そのため、外箱などの付属品も買取金額に大きく影響する。
また、年代が昔の中国酒は、陶器で作られた器などもあり、このようなお酒はお酒としての価値だけでなく、骨董品や美術品としての付加価値がついてくるのだ。そのため、白酒のような高級酒は骨董品や古美術品を扱う業者でも売れる。
傷やホコリ、劣化具合などはシビアに査定されるだろう。状態の良さが、買取金額には大きく影響するのである。
保管方法に注意
どんな中国酒であっても、まずは基本としてその保管方法には気をつけてほしい。
保管方法としては、直射日光が当たるところを避け、高温や温度変化の激しい場所での保存は避けるようにするのが望ましい。冷暗所での保管がベストだ。
洋河体曲の買取相場について
ここまで、洋河体曲の基本知識や査定情報を紹介してきた。しっかりとポイントは掴んでおいてほしい。
最後に、洋河体曲の買取相場についてリサーチしてみたので、その点について述べていこう。
買取金額は査定してみないとわからないのが現状
まず、洋河体曲は国内であまり出回っておらず、入手が困難なお酒ということもあって、現状どれくらいの金額で実際に売れているお酒なのかわからないという現状だ。
なので、実際の買取金額については、買取サービスを利用してみないとわからない。
ただ、間違いなく高価買取対象のお酒として洋河体曲の買取を謳っている業者は多いので、売れないということはないだろう。
しかし、本物の洋河体曲でなければ売れないということはあるようなので、安価な洋河体曲ならば注意が必要だろう。
他のお酒から洋河体曲の買取金額を推測すると…
洋河体曲の買取金額相場がわからないのであれば、そのほかの白酒の買取金額から考えてみることにしよう。
よく買い取られている、白酒である貴州茅台酒や五粮液の買取相場は1本7,000円台であった。
その買取相場から推測すると、この洋河体曲はこれらの白酒に比べるとランクはやや下がるここと、販売金額が1,800円~18,000円ということも加味すると、平均相場は3,000円~5000円台で売れればいいだろう。
中国白酒十代銘酒の一つである洋河体曲の買取金額は、高額な買取額になることは期待できるが、あくまで貴州茅台酒や五粮液に比べると安い買取金額になると言える。
複数の買取業者を比較してみる
お酒の買取は、同じ銘柄であっても買取業者やお店によって買取価格にかなりの差が出てくることもある。せっかく売るのであれば高価買取を目指したいところだろう。
あらかじめ、2、3ヶ所の買取業者に査定をお願いし、提示された買取価格を比較し、1番高く買い取ってくれる所へ依頼するのが良い。査定方法にも、LINEを利用したものやメールで簡単に依頼できるところが多くなっている。
また、中国酒は日本でも人気があるとはいえ、まだまだ知名度が低く、一般的なお酒とは言えないのが現状だ。そのため、総合リサイクルショップや質屋などへお願いしてしまっては、買取はしてくれたとして本来の価値に見合った価格をつけてくれるかは怪しいだろう。
そのため、幅広い知識を持ったお酒の買取専門店へ依頼した方が間違いないと言える。
専門知識に基づいた査定により、リサイクルショップ等に比べると買取価格が高くなることはもちろん、相手はプロなのでわからないことは質問でき、対応に不安を感じることも少ないはずだ。
買取方法ごとのメリット・デメリット
お酒の買取方法は、大きく分けて3つある。それぞれのメリットとデメリットについて見ておこう。
1.出張買取
基本的に査定と一緒にお願いをする可能性が高い方法だろう。これは、買取の品数が大量にある場合に便利な方法だと言える。出張買取であれば、大量の在庫をどこかに送ったり持っていく手間を省くことができるためだ。また、査定と同時に行うことができるので、様々な面からみても便利であることは間違いないだろう。
デメリットとしては、基本的には買取専門店側とのニーズがマッチしていないと来ていただくことができないことだろう。できるだけ点数が多い、あるいは特定の条件を満たしていることが必要になってくる。
2.宅配買取
例えば自宅に色々なお酒が眠っていたとして、これらを仮に電話やオンラインで査定してもらったとしても、もし近くに店舗がなければ店頭に持っていくのが非常に億劫となってしまうだろう。そのような時、宅配買取であれば、商品を着払いで送るだけで全て行ってもらえるため、自宅にいながら買取サービスを受ける事が出来る。
しかし、査定金額が自分の思っていたものと違っていた場合、次に違う店舗に掛け合うまでにロスタイムが生じてしまう。そのため宅配買取の場合、あらかじめ査定については複数店舗で見積もりをとっておいた方が良いだろう。
3.店頭買取
店頭買取であれば、実際に目の前で細かく査定してもらえるので安心感があるだろう。また、すぐに手渡しで現金がもえらるのも魅力と言える。
デメリットとしては、近くに店舗がない場合、あるいは買い取り希望点数が多い場合には店頭に赴くのが非常に難しくなることがあげられる。
まとめ
ここまで、洋河体曲の査定情報や基礎知識などを説明してきた。
買取市場では特殊な存在の中国酒
中国酒の買取は買取市場では特殊なもののため、ここで紹介した情報は最低限知っておくべきだろう。
中国酒は、年代や状態の良さによっては非常に高額な買取となる。
リスクを避けるためにも、しっかりと事前リサーチを
お酒の買取自体もそこまで認知されておらず、どれくらいの金額で売れるものなのか、どのような価値がお酒にあるのかが、まだまだ不透明でわかりづらい市場である。
また、不要だからと安易に売ってしまうと、本当は高い価値で売却できたはずが安い金額で売ってしまい、知らない間に損をしてしまいかねない。
特に中国酒のなかでも白酒である洋河体曲は、海外でも高価なお酒として高い金額で売れることも多いお酒だ。
損をしてしまわないように、ここで紹介した一般的な知識やポイントは押さえておくといいだろう。
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