格安スマホとは、格安SIMをスマホの中に入れて使うものである。毎月の携帯代が安くなると注目を集めている。特集が組まれることも多いが、果たしてどの端末本体がおすすめと言えるのだろうか。
今回は、格安スマホの端末本体に関してまとめてある。
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「格安スマホ」とは
格安スマホとは、格安SIMとスマートフォンを組みあわせたものである。格安SIMとは、docomoやau、ソフトバンクなどの大手キャリアとは異なるMVNO(仮想移動体通信事業者)各社が、大手キャリアからネットワークを借りて提供している通信サービスのことである。大手キャリアを使うよりも、価格を抑えることができるため、近年人気を博している。
おすすめの格安スマホの端末本体はどれ?
近年格安スマホの市場人気が爆発的に高まったこともあり、数多くのメーカーが誕生している。中でも人気が高いのが、台湾のASUSと、中国のHUAWEIである。
特に2016年のHUAWEIの躍進は目を見張るものがあった。スマホ販売量においても、Samsung、Appleに次いで世界第3位に上り詰めている。
一般的にスマホ本体は高額設定がされているが、格安スマホの場合、1万円〜4万円とリーズナブルな価格帯になっていることも影響していると言えるだろう。おすすめの端末本体としてはまずこの2つのメーカー製のものがあげられる。
ただし、この2つ以外はダメかというとそうではない。格安SIMに対応しているなら、基本的にはどの端末本体を活用しても大丈夫である。
格安スマホの端末本体の検討を考えている人は、まず、SIMカードとセットで欲しいのか、本体のみ必要なのか判断しておこう。
SIMカードとセットで欲しい場合は、ASUSやHUAWEIなど格安スマホメーカーの中でも人気のあるメーカーを選んだほうが、セット割など導入されていてお得だ。本体のみでよいなら、格安SIMに対応しており不具合がないものなら全て問題ないと言える。
SIMカードとセットで買う場合、キャンペーンで割安に買えることと、SIMカードのサイズを間違える心配がないことがメリットだ。格安スマホ初心者にとっては、セットで購入することをおすすめする。
ただし、選択肢が少なくなることがデメリットだ。例えば、MVNOによって扱っているスマホは数機種に限られており、自分の好きなデザインのスマホが選べない可能性もある。
どこで買うかが重要!
格安スマホの本体端末は、どこで買うかによって値段が変わるという特徴がある。オークションやインターネット通販、家電量販店などの実店舗など、購入する場所によって値段に差が生じているので注意が必要だ。
購入する際は、場所によって値段が違うことを考慮して、見比べておくことを推奨する。同じ機種でも、あるお店ではおまけが充実しているが別のお店では何の特典もついていないなど、本体価格以外の部分でも違いが見受けられるので気をつけよう。
大手キャリアと異なり、実店舗のスタッフと言えど格安スマホの専門知識が豊富というわけではない。購入したら初期設定などは基本自分で行う必要があることを理解しておこう。事前にある程度知識を身に着けておかないと、せっかく購入したのに使えないという事態に陥ってしまいかねない。
直営店の場合は、比較的詳しいスタッフがいるが、残念ながら格安スマホの直営店は大手キャリアと比べるとまだまだ少ない。楽天モバイルやイオンモバイルなどは、比較的詳しい説明が聞ける可能性が高いということを押さえておこう。
実店舗で買うか、オンラインで買うか
格安スマホを実店舗で買うか、オンラインで買うか悩む人も多いだろう。ここでは、それぞれのメリットとデメリットを紹介する。
実店舗で買う場合
実店舗で買う場合は、上述したようにスタッフの近くで購入が出来るのがメリットだ。楽天モバイルやイオンモバイルの直営店であれば詳しい説明を聞いた上で購入が出来るだろう。
また、その日に持ち帰りその日から使用できるのも魅力だ。ただし、待ち時間が長かったり、欲しい端末が在庫切れの場合もあるのでその点がデメリットと言えるだろう。
オンラインで買う場合
オンラインで買う場合は、24時間いつでも購入出来るのが一番のメリットだ。また、在庫切れの心配もない。
しかし、分からないことは自分で調べながら購入する必要があるため、知識が乏しい初心者にとっては難易度の高い購入方法と言えるだろう。
メルカリやオークションは穴場?
格安スマホの本体は、一番安いものではAmazonで中古なら5,000円、新品でも7,000円程度で販売されている。これだけでもキャリアのものに比べればお得だが、さらに安い値段で買える可能性があるのが、メルカリやオークションである。
特にメルカリは、近年利用者数も増え、時に掘り出し物を発掘できることもありうる。しかし、注意が必要だ。メルカリやオークションはAmazonと違い返品不可であり、ジャンク品も出回っている。
また、出品者も素人の個人が多く、何かあった時の対応は店と比べると不十分だと言えるだろう。未開封の新品以外は、あまり期待しないほうが懸命かもしれない。
格安スマホは、値段など大きな魅力がある商品ではあるが、その分保証などは大手と比べると劣る点がある。少しでも信用でき、かついざという時にも頼りなる場所で購入することをおすすめする。
SIMフリー端末以外は使えない?
格安スマホを使うためにはSIMフリー端末を使うことがメインと言える。しかし、格安SIMは大手キャリアの回線を使っているものである。その為、docomoの本体端末ならdocomo系格安SIM、auの端末ならau系格安SIMに差し替えさえすれば、新しくSIMフリーの本体端末を購入しなくても利用可能だ。
au、docomoの中古スマホや新品スマホ本体をそのまま格安スマホとして活用したいなら、回線に注意してSIMカードを選べば大丈夫である。ただし、機種によっては使えない場合もあるので、事前によく確認しておくことを推奨する。
また注意点として、中古スマホを活用する場合は、不具合がないかどうかよく確かめておくことが大事だ。中古で購入する場合は万が一を考えて、事前にしっかり連絡を取り合っておくか、保証のあるお店から買うようにしておくと良いだろう。
ソフトバンク端末でも、格安SIMの利用が可能に
ソフトバンク系のMVNOサービスは存在しないため、格安SIMを使用するには、ソフトバンク以外の端末を使う必要があったと言われていた。しかし、2016年3月から、iPhone6とiPhon6 plusのSIMロック解除が可能になり、ソフトバンク端末でも格安SIMの利用が可能になった。
SIMロックの解除は、「My SoftBank」かソフトバンクショップで可能である。ただし、ソフトバンクショップだと3000円の手数料がかかるため、無料で行える「My SoftBank」での設定がおすすめだ。
格安スマホの端末本体を選ぶポイント
格安スマホは機能面含め急成長を遂げている存在である。しかし、まだ出来ないこともあるので、端末本体を選ぶ時はデメリットを含めて自分に使いやすいものを選ぶことがポイントだ。
一般的に格安スマホは大手キャリアのものよりも性能は劣ると言える。高機能・ハイスペックなモデルを期待している人は、格安スマホの購入は控えた方がいいだろう。その格安スマホで何が出来て、何が出来ないのか、自分はそれでも困らないかなど、事前にシュミレーションをしておくと良いだろう。
自分の利用状況も把握しておき、乗り換えて後悔しないかどうかしっかりチェックしておくことが肝心だ。基本的に機能が充実していなくてもコスパの良いスマホを持ちたいというのならおすすめである。
また、デザイン性も向上しているとは言え、まだまだ発展の余地があるデザインが多い。ただし、最近では材質にこだわったり、カラーバリエーションが豊富なものも増えてきているので、要検討してみると良いだろう。
SIMカードに注意してau、docomoの中古スマホや新品スマホを使うならデザイン性の面も気にしなくて済む可能性が高くなる。
その他の格安スマホを選ぶコツ
格安スマホは、圧倒的な料金の安さが魅力である。しかし、近年各社の格安スマホへの参入が進み、より複雑になってきている。選ぶのにも時間がかかってしまうため、格安スマホの選び方のコツを紹介したい。
安くて無難な選択肢は、楽天モバイル、Nifmo、UQ mobile
安くて安定しているサービスと言えば、楽天モバイル、Nifmo、UQ mobileの3社がおすすめだ。下記に、それぞれのおすすめポイントを紹介する。
楽天モバイル
楽天モバイルの通話SIM、通話SIMと格安スマホのセットを申し込むと、楽天市場での買い物でもらえるポイントが2倍になる特典が貰える。その他にもお得なサービスがついてくる。楽天市場を頻繁に使う人には、特におすすめだ。
ただし、楽天モバイルは通信速度が遅めなため、データをたくさん使う人は避けたほうが良いだろう。
Nifmo(ニフモ)
通信速度が比較的速くて安定していると評判なのが、Nifmo(ニフモ)である。特に、自宅にWifiがない場合は、Nifmoをおすすめしたい。
その他の特典としては、10分かけ放題と、アプリをダウンロードすると月額料金が割引になるキャンペーンがある。キャッシュバックも可能だ。
UQ mobile
通信速度がとにかく速いのが強み。通信速度は、大手キャリア並みとの評判だ。また、おしゃべりプランが充実しているため、電話をよくかける人にもおすすめだ。
他の格安スマホと比べると、2年契約の自動更新となっているが、本体を実質0円で手に入れることができる。
おすすめの端末本体厳選3選
数ある格安スマホの中でも、特におすすめできる機種に絞って厳選して3つ紹介していく。
ASUS Zenfone3 ZE520KL
格安スマホの中でも高性能で、デザイン性も高いASUSのZenfone3 ZE520KLは、多くの人のおすすめできるモデルである。指紋認証機能も搭載しており、非常に高い人気を有している。
HUAWEI nova lite
手頃な価格帯の格安スマホが欲しいならこちらがおすすめである。バッテリーの持ちもよく、使いやすい仕様になっている。コスパは非常に高いと言えるだろう。
HUAWEI P9LITE PREMIUM
印象的なテレビCMでおなじみのUQモバイルが販売している機種である。初心者でも使いやすい点がポイントと言えるだろう。処理速度も早いのでおすすめだ。
まとめ
格安スマホの端末本体がほしいなら、SIMフリー端末をメインに見ておくと良いだろう。ただし、SIMカードに気をつければau、docomoの中古スマホ、新品スマホもそれぞれ大丈夫である。自分に最も合ったものを見つけていこう。
- 参考:格安スマホ会社一覧・回線数シェアランキングまとめ
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- 参考:一番安い携帯料金はいくら?docomo、SoftBank、auを比較